車検に合格できる車とできない車

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車検で安全に公道を走行できないと判断された場合は、再検査が必要です。そうなると、再び手続きを行うなど手間がかかってしまいます。このような二度手間を防ぐためにも、車検を受ける方は“車検に合格できる車とできない車”について理解しておくことが大切です。そこでこのページでは、どのような基準で車検の合否が決まっているのかご紹介します。

こんな窓ガラスは合格できません

車の窓ガラスにはフロントウィンドウ、サイドウィンドウ、リアウィンドウがあります。これらには、走行時の視野をきちんと確保するため、厳しい基準が設けられています。

たとえば、フロントウィンドウにヒビが入っている場合、視界不良になるため安全に走行するのが難しいと判断され、車検に合格することができません。 また、紫外線カットのため、フロントウィンドウやサイドウィンドウにフィルムを貼っている場合も不合格となることがあります。なお、リアウィンドウにはフィルムを貼ってはいけない、というルールは定められていませんが、後方確認が難しい暗めのフィルムを貼ってしまうと走行時に危険ですから、その点は注意したいところです。

フロントウィンドウとサイドウィンドウにシールを貼っている方も要注意。視界の確保が難しくなるという理由から、車に貼らなければならない点検ステッカーなどのシール以外が貼られていると、車検に合格できない可能性があります。車検前に、剥がしておくことをおすすめします。

安全運転に欠かせない灯火類の合否基準

灯火類とは、ヘッドライトやスモールライト、ウィンカーなどを指します。ヘッドライトとスモールライトは、歩行者や他の車などに自車の存在を知らせるものであり、ウィンカーは歩行者や他の車などに自分の進む方向を知らせるもの。万が一、灯火類が正常に灯火していない場合は、車検に合格することができません。

灯火類が正常に灯火しているか否かは、運転しているとなかなか気付くことができません。走行中に周囲の方が指摘してくれるといったことも滅多にありませんから、もし灯火していなくても、車検を受けるまで気付かないといったケースがほとんどです。もちろん、灯火が正常に行われていない場合、車検に合格することはできません。そのため、灯火類に関しては普段からチェックを行うよう心がけることが大切です。

ちなみに、それぞれの灯火類には指定の色があります。ヘッドライトやフォグランプは白色や淡黄色、スモールライトはこれらに加えて橙色でもよいとされています。ウィンカーは橙色、バックランプは白色、ブレーキランプは赤色となっています。もし、指定されている色以外に付け替えてしまうと、車検に合格することができなくなってしまうため注意が必要です。

この他にも、灯火類に関しては光量なども検査の対象になります。灯火類に関してはさまざまな検査が行われるため、車検に合格したいのであれば事前に合否基準を確認しておくことが大切です。

見落としがちな運転席周辺も要チェック! 

みなさんの車には、“ホーンマーク”が付いていますか? ホーンマークとは、ハンドルのクラクション部分に付いているラッパマークのことです。じつは、これが付いていない車は、車検に合格することができません。何らかの理由でホーンマークが消えてしまったという場合は、ホーンマークシールなどで対応しましょう。 そして、ホーンマークと併せて確認したいのが“クラクション”です。音がならないと、車検に合格できませんので注意しましょう。

マニュアル車を所有する方は、シフトレバーにシフトパターンのマーク(1、2、3)の表示があるかどうかも確認しましょう。このマークがないと、車検は不合格となってしまいます。しかしホーンマーク同様、シールを貼るなどして対応すれば、不合格を免れることができます。

そして、発煙筒もチェックしておきたいポイントです。発煙筒は、車の故障などを周囲に知らせるために使用されるもので、助手席側の足元付近に設置されていることがほとんどです。これには有効期限があり、もしその期限を過ぎていると車検に合格できなくなってしまいます。発煙筒の使用頻度はかなり少ないため、ついつい有効期限を見落としがちです。そのため、車検前にはしっかりと確認しておくことが大切です。

モニター類の取り付けなど、改造車は車検に合格できる?

車の改造としてよくあるのが、カーナビゲーションやテレビモニターの取り付け。これらを取り付ける際に注意すべきなのは、“視界を妨げるような付け方になっていないか”という点です。

カーナビゲーションやテレビモニターを取り付けたことでフロントウィンドウが隠れてしまうと、視界が妨げられ、事故に遭う危険性が高くなります。この状態のまま車検を受けてしまうと、不合格になってしまうことがあります。そのため、カーナビゲーションやテレビモニターは、視界を妨げていないか確認しながら取り付けることが大切です。

モニター類の取り付け以外にも、車高を上げたり、7色に輝く美しいホイールに変えたり、マフラー部分にマフラーカッターを取り付けてマフラーのおしゃれを楽しんだりと、さまざまな改造方法があります。もちろん、大幅に改造した場合でも、車検に合格することは可能です。ただし、改造車が車検に合格するには、陸運局へ“構造変更申請”を行う必要があります。申請後、書類審査が行われ、これを通過すると車検同様、実際に車の状態を確認した上で合否が決定します。合格すると改造が認められたことになりますから、堂々と公道を走らせることができ、かつ車検も問題なく通ります。

もしも合格できなかったとき

車検に合格できなかった場合は、車検証を発行してもらえませんので当然公道を走行することはできず、かつ再検査を受ける必要があります。ちなみに再検査は、車検を受けた当日であれば無料で2回受けることができます。そのため、車検は一発合格できないことを想定し、朝一で受けるのがおすすめです。

とはいっても、なかには車検当日に再検査を受けることが難しい方もいるはずです。そういった方は、運輸支局の窓口にて“限定自動車検査証”を発行してもらいましょう。これは、通常の車検証と同じようなものですが有効期間が15日間と決められているので、この期間内に再検査を受けて合格する必要があります。 車検から15日以内に再検査を受ける場合は、問題箇所のみの検査となります。検査手数料は1,300円と、とても安価。車検で一発合格できなかった方は、15日以内の合格を目指しましょう。

万が一、15日以内で問題箇所を直せない場合は、最初から検査を行うことになります。そして、検査手数料として2,000円近く支払うことに。また、限定自動車検査証の期限も切れていることになりますから、公道を走行することができません。しかし、公道を走行できないと車検を受ける場所まで行くことができません。このような場合はお住まいの地域の市役所にて“仮ナンバー手続き”を行う必要があります。この手続を行うことで、公道を走行できるようになります。ただし、仮ナンバーは数日間しか借りることができないので、手続きを行ったらすぐに車検を受けに行きましょう。

もしも合格できなかったとき

車検に一発で合格するには、日頃から自分でできる範囲で点検を行うことと、車検の合格・不合格のボーダーラインはどこなのかを把握しておくことが大切です。また、事前に必要な書類や手続きに関しても確認しておくようにしましょう。そうすれば、何の支障もなくスムーズに車検を一発合格できるはずです。