新型ジムニーシエラとジムニーを徹底比較!納期情報やおすすめのポイントもご紹介!

ジムニーシエラはなぜ人気?

20年ぶりのフルモデルチェンジで話題の新型ジムニー&ジムニーシエラ。
2018年7月の販売開始から4年以上経ちますが、それでもいまだ約1年の納車待ちになるほどの人気ぶりです。

  • ジムニーってどんな車?
  • ジムニーかシエラ、どちらを買おうか悩む…
  • そもそもジムニーとシエラって何が違うの?

という方に、今回は新型ジムニーシエラを中心に、ジムニー&ジムニーシエラの機能や特徴などをご紹介いたします。

ジムニー低金利
目次

新型ジムニーシエラの最新納期情報

まずは新型ジムニーシエラの最新納期情報から。

新型ジムニーシエラの納期は販売店やボディカラーにもよりますが、おおよそ約1年~1年半待ちの状況です。
2022年9月現在、カミタケモータースでのジムニーシエラの納期は以下の通りです。

AT車MT車
ワントーンカラー約1年~1年半約1年~
ツートーンカラー約1年半~約1年~

※納期は時期によって変動する可能性がございます。予めご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

明確な納期はお答えできませんが、だいたい1年から1年半待ちです。MTはもう少し早かったり、ツートンカラーはもう少し遅かったり、ということもございます。
ざっくりとした情報しかお伝えできず申し訳ありませんが、気長にお待ちいただければ幸いです。

ジムニーシエラの納期が遅れているのはなぜ?

ジムニーやジムニーシエラの納期が遅れている背景には、半導体不足の影響や新型コロナウイルスの影響など、さまざまな事情が絡んでいるようです。

また、そもそもの納期の遅れの理由は、近年のジムニー人気の高まりにあります。
2018年に20年ぶりのフルモデルチェンジで大きく話題になり、先代モデルに比べて女性ユーザーが増えるなど(ジムニー女子という言葉もできるほど!)、需要はますます増えている印象です。

ジムニーシエラの納期を早める方法は?

ジムニーシエラの納期を少しでも早める方法として、ツートンカラーは納期が長くなる傾向にあるため、ボディカラーに特にこだわりがなければワントーン(モノトーン)を選ぶほうが納期が早くなる可能性があります。

また、何よりも納期優先でジムニーシエラを手に入れたい!というのであれば、新古車や中古車を購入するという選択肢もあります。ただ、納期待ちによる中古車価格の高騰が続いているようなので、あまりおすすめはできません。

オプションを避けておく

搭載するメーカーオプションが多いほど、生産に時間がかかるので納車も長くなる傾向があります。納期を優先したいならメーカーオプションは控えめにしておき、社外品を装着するなどできるでしょう。

もちろんメーカーオプションでのみ装着できるものもあるため、どのようなオプションを追加するのか先に検討しておくのはおすすめです。

ジムニーとの納期の違いは?

ジムニーとジムニーシエラは似ている車種ですが、ジムニーよりもジムニーシエラの方が納期が長い傾向にあります。

ただし、これはアナウンス上の時期になり、ディーラーによって1年より早く、またジムニーよりも早く納車されるケースもあるようです。ディーラーや時期によって納期が異なるため、購入予定であれば最新情報を聞いてみるとよいでしょう。

日本一の急勾配「暗峠」を新型ジムニーシエラで走ってみた!

新型ジムニーシエラが実際に走る様子を動画でご紹介いたします。

カミタケチャンネル

新型ジムニーシエラなら急な坂道も余裕なのでは?
というわけで女子2人が「暗峠」にチャレンジ!果たしてその結果は……?

(くらがり)(とうげ)は大阪府東大阪市と奈良県生駒市を結ぶ国道308号線にある峠です。

夜景が綺麗なことで有名な暗峠ですが、道が狭く急勾配が続く「酷道」としても名高く、なんと最大斜度は37%という日本一の急勾配です!運転に自信の無い方は車ではなくハイキングがおすすめです。

新型ジムニー&ジムニーシエラの特徴

本格的なクロカン車(※)として名高いジムニー&ジムニーシエラ。
その特徴であるラダーフレーム構造やパートタイム4WDについてご紹介いたします。

※ クロカン車とは?
簡単に言うとオフロード性能を重視したクルマを指します。広義ではSUVの一種ですが、ラダーフレーム構造などの特徴から一般的なSUVとは区別されます。

パートタイム4WD

画像:ジムニー シエラ 走行・環境性能 | スズキ

パートタイム4WDとは、通常の舗装路では2WDで走行し、未舗装路や雪道など滑りやすい路面を走るときに、必要に応じて手動で4WDへ切り替えを行う方式です。
パートタイム4WDでは、前輪か後輪のどちらかが空転しても駆動力を確保することができるため、悪路走破性に優れているというメリットがあります。

2WDと4WDが切り替えられるようになっているのは、

  1. 燃費の向上
  2. タイトコーナーブレーキング現象(※)の防止

の2つが主な理由です。

※ タイトコーナーブレーキング現象とは?
4WDの状態で乾いた舗装路を走行中に、ハンドルをいっぱいに切って旋回を行なうと、ブレーキがかかったような状態になることがあります。この現象をタイトコーナーブレーキング現象といいます。これは故障ではなく、前後輪の回転差が原因で生じる現象です。

パートタイム4WDのモード切り替え操作を行なうのが副変速機です。
2WD⇔4WDの切り替えはトランスファーレバーを操作して行います。(スイッチ式のタイプもありますが、新型ジムニーシエラはレバー式が採用されています)

2WD⇔4H(4WD-High)の切り替えは100km/h以下の直進時であれば走行中に行うことができます。また、4L(4WD-Low)の切り替えは停止して行なう必要があります。

ポイント
  • 舗装路は基本的に2WDで走行
  • 必要に応じて手動で2WD⇔4WDを切り替え
  • 2WD⇔4Hの切り替えは走行中でも可能

リジッドアクスル式サスペンション

ジムニーの伝統である3リンクリジッドアクスル式サスペンション。

左右の車輪が1本の車軸でつながっているリジッドアクスル式サスペンションは、凹凸路で優れた接地性と大きなロードクリアランス(最低地上高)を確保できます。

画像:ジムニー シエラ 走行・環境性能 | スズキ

ラダーフレーム構造

ラダーフレーム構造は馬車の時代から使用されてきたベーシックな車体構造です。

頑丈な梯子(ラダー)型のフレームにエンジンを載せてサスペンションなどを取り付け、その上からボディを被せます。
メリットとしては、フレームとボディが分かれているので、ダメージを受けてボディが凹んでしまっても、フレームが無事であれば走行を続けることができます。

また、新型ジムニー&ジムニーシエラでは、新開発のラダーフレームにより、ねじり剛性が従来よりも50%アップしています。

新型ジムニー&ジムニーシエラの機能

ジムニーシエラのヒルディセントコントロールスイッチ
▲左側:ESP OFFスイッチ、右側:ヒルディセントコントロールスイッチ

ヒルホールドコントロール

苦手に感じる人も多い坂道発進。
新型ジムニー&ジムニーシエラには、坂道発進をアシストしてくれるヒルホールドコントロールが、MT車を含め全車標準装備されています。

急な上り坂での坂道発進時、ブレーキペダルから足を離しても最長約2秒間ブレーキの圧力を保持し、車体の後退を防ぎます。これにより安全でスムーズな坂道発進が可能です。

ヒルディセントコントロール

急な下り坂や滑りやすい路面では、ヒルディセントコントロールのスイッチをオンにします。ブレーキを自動制御することで低い車速が維持されるので、ステアリング操作に集中できます。

ヒルディセントコントロールはスイッチをオンにして、

  • 4WD
  • 車速25km/h以下
  • 勾配約7%以上

の場合に作動します。

クルーズコントロールシステム

ジムニーシエラのクルーズコントロールスイッチ

ドライバーが設定した速度(約45km/h~100km/h)を自動的に維持するので、アクセル操作の負担が減り、高速道路の長距離運転などでの疲労が軽減されます。

クルーズコントロールシステムは新型ジムニーシエラのJC、新型ジムニーのXCに標準装備です。

新型ジムニーシエラの外観・内装・荷室

外観

ジムニーシエラの3アングル
  • ①アプローチアングル:36°
  • ②ランプブレークオーバーアングル:28°
  • ③デパーチャーアングル:50°

内装

荷室

ジムニーシエラの荷室

荷室容量は少ないのですが、後部座席を倒すことで後部座席と荷室がフラットになり、段差のない大きな収納スペースとして使うことができます。
1~2人乗りをメインに考えているならば十分なスペースと言えます。

またシートアレンジで前席までフルフラットになります。ただし段差がかなりできますので、車中泊を楽しむならマットやベッドキットの準備は必須です。

ジムニーシエラとジムニーの違い

ジムニーとジムニーシエラ
▲左側:ジムニー JB64、右側:ジムニーシエラ JB74

新型ジムニーシエラと新型ジムニーの大きな違いは2つあります。

エンジンの排気量

新型ジムニーは660ccのターボエンジンを搭載した軽自動車、新型ジムニーシエラは1,500ccの自然吸気エンジンを搭載した普通車です。
その分シエラの方がパワーがあり、走りに余裕があります。

オーバーフェンダー

ジムニーとジムニーシエラ
▲上:ジムニー、下:ジムニーシエラ

ジムニーと比べてワイドトレッド化され、オーバーフェンダーが取り付けられているシエラ。車幅が広い分、シエラのほうが安定感のある走りとなっています。

オーバーフェンダーとは?

フェンダーとは、タイヤを覆っているボディ部分のことを指し、そしてオーバーフェンダーとは、フェンダーの上に被せることでボディの幅を広げるパーツのことです。
主にタイヤのはみ出しを防ぐ目的で付けられます。

道路運送車両法の保安基準により、タイヤやホイールが車両の外側に突出してはいけないと定められているため、幅広タイヤの装着やワイドトレッド化によりタイヤがフェンダーからはみ出してしまったときに、オーバーフェンダーを取り付けることではみ出しを防ぎます。

軽のジムニーをカスタムしてオーバーフェンダーを付けることもできますが、オーバーフェンダー取り付け後の幅が軽規格を超えた場合、構造変更手続きをして小型自動車登録する必要があります。
構造変更手続きを行わないまま乗っていると、違法改造になるだけでなく、自動車税脱税行為となりますので注意が必要です。

ジムニーとシエラのサイズを比較

新型ジムニーと新型ジムニーシエラの車体サイズを比べると、オーバーフェンダーの分シエラのほうが幅が広く、また専用バンパーの分シエラのほうが長くなります。
車体は同じなので室内の広さは変わりません。

  ジムニーシエラ JB74 ジムニー JB64
全長 3,550mm 3,395mm
全幅 1,645mm 1,475mm
全高 1,730mm 1,725mm
室内 長さ 1,795mm 1,795mm(XGは1,770mm)
1,300mm 1,300mm
高さ 1,200mm 1,200mm
ホイールベース 2,250mm 2,250mm
トレッド 1,395mm 1,265mm
1,405mm 1,275mm
最低地上高 210mm 205mm
車重 MT 1,080kg
AT 1,090kg
MT 1,040kg
AT 1,050kg
最小回転半径 4.9m 4.8m

新型ジムニーシエラの外観・内装・荷室

新型ジムニーシエラとジムニーの荷室

スズキのジムニーとジムニーシエラ、この二つの車種はそれぞれ独特の魅力を持っていますが、荷室に関する特性も注目に値します。車好きなら、荷室の使い勝手は日常の利便性に直結する重要なポイントです。

ジムニーシエラの荷室は、防水性に優れており、アウトドア活動やちょっとした冒険にもぴったりの仕様になっています。また、シートアレンジの自由度が高く、さまざまな荷物のサイズに合わせて、より広いスペースを確保することが可能です。さらに、荷室全体がフラットになる設計で、荷物の積み込みや取り出しもスムーズに行えます。

荷物の話になると、リアシートを倒すことで、352Lもの広いラゲッジスペースが現れます。開口部が大きいため、荷物の積み下ろしもラクラク。フロアがフラットになり、スクエアな室内設計と相まって、スペースを最大限に活用できます。

一方、ジムニーの荷室は、ジムニーシエラと比べて開口部の地上高が5mm低く設計されています。これは、小さな荷物の積み下ろしにおいては少しでも楽に行えるようにとの考えからです。

ジムニーとシエラの燃費を比較

MTAT
WLTCモード燃費15.4km/L14.3km/L
市街地モード13.8km/L12.5km/L
郊外モード16.2km/L15.0km/L
高速道路モード15.7km/L14.8km/L
▲ジムニーシエラのカタログ燃費
MTAT
WLTCモード燃費16.6km/L14.3km/L
市街地モード15.6km/L12.4km/L
郊外モード17.5km/L15.1km/L
高速道路モード16.5km/L14.8km/L
▲ジムニーのカタログ燃費

カタログ燃費で見るとシエラとジムニーの燃費にそこまで大きな差はありません。

燃費が悪い悪いと言われるジムニーですが、実際にジムニーに乗っている方の多くは、そういう車だと割り切っており、燃費はあまり気にしていないようです。

ポイント
  • ロングドライブが多いならパワーのあるシエラがおすすめ
  • 維持費が安いのは軽自動車のジムニー
  • シエラとジムニーの燃費はそれほど変わらない

走行性能

オフロードでの性能では、ジムニーもシエラも高い能力を持ち、凹凸の激しい道でもタイヤがしっかりと路面に追従します。ジムニーはシフト操作が頻繁に必要で、その操作感がドライビングの楽しさを増します。シエラはトレッド幅が広がっており、安定性が高く横転しにくい設計になっています。

どちらもジムニーの魅力を存分に味わえる車ですが、走行性能やオフロードでの振る舞いにおいて、それぞれに独自の特徴があります。

2022年 ジムニー・ジムニーシエラの一部改良!

2022年6月に、ジムニーとジムニーシエラの一部改良が発表されました。

5速MT車に「停車時アイドリングストップシステム」が追加され、それに伴い、一部インパネスイッチのレイアウトなどの変更が行われたとのことです。発売は7月20日からです。

ジムニーシエラの新旧比較

新型ジムニーシエラJB74と旧型ジムニーシエラJB43はどこが違うのか、簡単にまとめてみました。

  1. エンジンの排気量(JB43は1,300cc、JB74は1,500cc)
  2. JB43の角に丸みのあるスタイルから、JB74は原点回帰のスクエアなスタイルに
  3. 2WD⇔4WDの切り替えが、JB43のスイッチ式からJB74はレバー式に
  4. JB74はJB43と比べて後席の足元の広さがアップ

まとめ

ジムニー&ジムニーシエラは趣味のクルマとしての需要が高い車種であり、普段使いにおいては不便を感じる点は否めません。
また、後部座席の使い勝手や収納スペースを考えると、ファミリーや多人数(3人以上)の利用には不向きな車と言えます。

ただ、これらの不満点を補って余りある魅力として、かっこよくて個性的なデザインや運転の楽しさ、悪路走破性の高さなどがあり、次はどこへ乗って出掛けよう?と、ワクワクするクルマであることは間違いありません。

後悔することのないように、メリットデメリットをしっかり把握してからの購入をおすすめします。

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