新型ノートの特徴は?内外装やパワーユニット、新搭載のハイブリッドシステムとは?

新型ノート

2020年11月に発表された新型ノート。初代が発売されてから、爽快な走りと使いやすさで人気を集めていたモデルです。

今回発表された3代目ノートは、コンパクトカーの常識を超えた先進のコンパクトカーとして、システムが大幅に刷新されたモデルとなりました。

注目すべきは第2世代の「e-POWER」がもたらす上質な走り。モーターによる静粛性の高い走りを、高い次元で実現しているのが特徴です。魅力が増した注目のコンパクトカー、新型ノートについて詳しくご紹介します。

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目次

新型ノートの概要

新型ノート

2020年12月23日に3代目の新型ノートが発売されました。初代ノートは2005年に発売されたもので、使いやすい装備で自在に楽しめるコンパクトカーとして登場したモデルです。登場してからある程度の販売台数を記録しましたが、人気モデルとはいえないほどでした。

2代目になると1.2Lとスーパーチャージャーが搭載されたモデルがラインナップされました。ダウンサイジングターボをコンパクトカーに搭載したことは注目されましたが、大きな特徴があるわけではなかったことから、それほど売れているとはいえないほどです。

2016年のマイナーチェンジで大きな変化を遂げます。マイナーチェンジでe-POWERが搭載されたモデルが追加されると、モーターのスムーズな特有な走りが話題となり、2018年に国内販売台数1位を獲得するなど人気モデルとなりました。

2020年11月24日に発表されたフルモデルチェンジした3代目のノートは、パワートレインがe-POWERのみになっています。国内販売車としてキックスに次いでe-POWER専用車種となりました。先代のe-POWERよりもトルクや出力、さらにエンジン効率も向上させたパワーユニットが搭載されています。

新型ノートの特徴

新型ノートの特徴を見ていきます。

注目すべきはプラットフォームが刷新されたことによる上質な走り、また新しくなったe-POWERです。効率化されているだけでなく、自然にドライブできるような仕組みになっています。

プラットフォームが刷新

新型ノート 

画像引用元:日産

常識を超える先進コンパクトカーの軸となっているのは刷新されたプラットフォームです。CMF-Bプラットフォームへ刷新されたことにより、上質な走りを実現しています。このプラットフォームはBセグメント(コンパクトカー)に使用されるプラットフォームで、サスペンション回りの剛性やステアリング回りの剛性が高くなっています。

またボディの剛性も高くなっており、高強度に仕上げられているので、走りが大きく変化していることが特徴です。EVカーに近く、力強く上質な走りを実現しています。

ワンペダルも自然に

日産 ワンペダル

画像引用元:日産

第2世代のe-POWERになり、効率化されているだけでなく、自然に走行できるシステムになっています。e-POWERの特徴として、ブレーキを踏まずにアクセルをオフにするだけで、ブレーキングに匹敵する減速力があるシステムがあります。

日産 e-POWER 減速

画像引用元:日産

しかし先代のワンペダルによるアクセル操作は減速時にかかる減速Gに違和感があるとして、車酔いしやすいと感じていた人もいました。新型ノートは2種類のドライブモード「SPORT」「ECO」「NORMAL」の中から選択できるのでより自然になるように調整できます。

新型ノートの外装

新型ノート フロントグリル

新型ノートの外装は、「Vモーション」と呼ばれる日産のデザインが印象的です。またヘッドランプは細くてシャープなデザインが採用されており、スタイリッシュになっています。

新型ノート ヘッドライト日産が提案している先進性をよく表現しているデザインです。

新型ノート サイド

外装の大きさも見ていきます。サイズは以下の通りです。

新型ノートのサイズ

全長:4,045mm
全幅:1,695mm
全高:1,505mm(F/S/S FOUR)1,520mm(X/X FOUR)

2代目ノートのサイズ

全長:3,990mm(前期型) 4,020mm(後期型)
全幅:1,690mm
全高:1,535/1,545mm

新型ノート リア

新型ノート リア

新型ノートは先代と比べて全長が55mmも短くなっています。コンパクトなボディですが、車体後部ではワイド感を強調したデザインです。これにより、見た目よりも大きく感じることでしょう。

新型ノートの内装

新型ノート 運転席

新型ノートのインテリアは先代モデルよりも上質で先進性を感じさせるものです。インパネの中央には、9インチのナビが設置され、メーターディスプレイと一体化しているようなデザインが採用されており、未来的な印象を与えるものです。

新型ノート メーター

メーターディスプレイには7インチディスプレイが設置されており、一目で走行状況が分かりやすいデザイン。大型センターコンソールと一体化されたシフト部分には、収納スペースも設置されています。

新型ノート シフト

シフトは前後の操作のみで調整できいます。また横にプッシュパワースターター、ドライブモードスイッチ、EVモードスイッチ、オートブレーキホールドスイッチがあります。

エアコンの操作系の下には、USB電源が装備されており、タイプCとタイプAの2つがあるのでスマホの充電で困ることもありません。またオプションでワイヤレス充電器も設置可能です。

新型ノート 充電ポート

シートはXにグラデーショントリコットのシート、オプションで一部に本革が採用されたシート、その他のグレードでトリコットのシート地です。

新型ノート リアシート

荷室のサイズはコンパクトカーの標準の大きさ。注意点として後席を倒したときに、荷室との間に段差が発生します。オプションのラゲッジアンダーボックスを選択するとフラットなフロアにできます。

新型ノート 荷室

新型ノートの内装については、こちらの記事もご覧ください。

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新型ノートのパワーユニット

新型ノートに搭載されるパワーユニットはe-POWERと呼ばれている日産のハイブリッドシステムです。エンジンが発電機を作動させてバッテリーに電気を蓄えて、発電した電気によってモーターを駆動させる方式です。

他のメーカーのハイブリッドはガソリンエンジンの駆動力をそのまま駆動させる機構が搭載されています。しかしe-POWERはエンジンが直接ホイールを駆動させることはなく、電気自動車の運転感覚に近いものとなります。

ドライブモードは3種類用意されています。通常走行の「NORMAL」省燃費になる「ECO」さらに動力性能が高くなる「SPORT」です。「ECO」と「SPORT」でもBレンジを選択できるようになり、下り坂で減速力を高めるように運転できるようになっています。

第2世代e-POWERの特徴

新型ノート e-POWER

新型ノートに搭載されている第2世代e-POWERの特徴を見ていきましょう。モーターの出力、トルク共にアップされているシステムで、快適に走行できるようになっています。

出力や滑らかさが向上

搭載されるモーターは、最高出力が116PS、最大トルクは28.6kgf・mになっています。どちらも先代ノートに搭載されているものよりもパワーアップしており、走りが力強くなります。モーターの特性としてアクセルレスポンスよく走行できるものですが、新型ノートであればアクセルの踏み込みに素早く反応してくれるでしょう。

出力が高くなっているとはいえ、アクセル操作に対して過度に過敏な反応はしないように制御されているので、滑らかに走行できます。街中でスムーズに走行するのに適したモデルです。

クリープ現象も設定

クリープ現象も設定されているのも特徴です。先代ではNORMALのときのみクリープが発生していました。しかし新型ノートではクリープモードにどのモードでもなるので、低速での車庫入れなどで操作しやすくなっています。

新型ノートの走行性能

新型ノートはサスペンションが柔軟に動いていること、またステアリング回りの剛性が高くなっているので乗り心地が大きく向上しています。

ボディー剛性は30%、ステアリング剛性は90%、サスペンション剛性は10%の向上です。路面からの突き上げはマイルドに、凹凸がある場面ではサスペンションがショックを上手に吸収するなど先代との違いが大きく出ています。

これによりコンパクトカーとは思えないほどの上質な乗り心地を楽しむことができるのが新型ノートの魅力。乗り心地だけでなくモーターの駆動による静粛性も高いです。

しかし出力が向上しているモーターと車両重量が抑えられていることから、力強く走れます。モーターは最高出力が109PSから116PSになっています。加速性能ではクラスを超えたパワフルなものです。また先代と比較してワンペダルで走行するときの減速性能が高められています。アクセルをゆるめたときの減速力がなめらかになっているので、従来の不自然な減速が少なくなっています。

エンジンが始動して発電しているときは、どうしてもエンジンの回転数が上がることからエンジン音がしてしまいます。エンジン音が静かになっているだけでなく、エンジンを始動させる状況も工夫されているのも特徴。路面状況に合わせて発電制御されているので、ロードノイズが目立つ荒れた路面の走行時にエンジンで発電します。

滑らかな路面で目立ってしまうエンジン音を、ロードノイズの中に隠すことで平坦時での静粛性を高めています。

新型ノートの価格

新型ノートの価格設定を見ていきましょう。

ノートのグレード別価格は以下の通りです。

ノートのグレード別価格

  • X 2,211,000円
  • S 2,033,900円
  • AUTECH 2,543,200円

日産といえばプロパイロットの運転支援システムですが、オプション装着できるのはXグレードに限られています。約42万円のセットオプションにプロパイロットが含まれているので、安全装備を充実させたい方はオプションを追加する必要があるのは注意点です。

また標準装備されるのはハロゲンランプなので、LEDヘッドランプは9万9,000円のオプションを装備しなければいけません。

ライバル車種よりも安く感じるのですが、安全装備などをオプション装着すると割安とはいえない価格になってしまいます。e-POWERという他のモデルにはない魅力がありますが、コスパを重視するのであれば、どのような装備を装着するかによって費用が異なることは覚えておくとよいでしょう。

新型ノートのお得な購入方法

新型ノートを購入するときに、どれほどお得に購入できるのか気になることでしょう。コンパクトカーでも安全装備をつけると270万円近くまで価格が上昇するので、安い車とはいえなくなります。

新車と購入するときに、値引きがどれほどできるか重視する方も多いですが、おすすめしたいのは支払手数料を抑えるという方法です。値引き額に気を取られていると、高い手数料のローンを契約していることもあり、トータルコストが高くなっているケースがあるからです。

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まとめ

新型ノートは新しくなったe-POWERを搭載しており、新しくなったプラットフォームで上質な走りができるのが特徴です。プラットフォームが剛性が高くなっており、クラスを超えた快適な走行が可能となりました。

またe-POWERは出力が向上されているだけでなく、減速力のチューニングにより自然なワンペダル感覚の走行が可能となっています。ロードノイズが目立ちにくい状況でエンジンが始動するなど、静粛性の高い改良も魅力的です。安全装備が装着できるかがグレードによって異なるのは注意点ですが、魅力的な1台です。

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