車のエアコンが臭い理由|カビの臭いが気になる場合の対処法

エアコンが臭い原因は?

車のエアコンをつけたときに、なんだか嫌な臭いがする・・・
そんな経験はありませんか?

エアコンが臭うのは、エアコン内部のカビや汚れが原因かもしれません!

そこで今回は、

  • なぜエアコンにカビが発生するのか
  • エアコンの臭いを取る方法

そして、カミタケおすすめのエアコン洗浄メニューについてご紹介いたします。

目次

エアコンのニオイの原因はカビ!

エアコンが臭う主な原因として考えられるのが「カビ」です
そしてカビが発生・増殖しやすいのがエアコン内部のエバポレーターというパーツです。

まずはなぜエバポレーターにカビが発生するのか、その理由をカーエアコンの仕組みとともにご説明いたします。

カーエアコンの仕組み

まずはエアコンの仕組みについて、エアコンから冷たい風が出るのは「気化熱」の原理を利用しているからです。
気化熱とは液体が気体になるときに周囲の熱を奪う性質のことです。例えばお風呂上がりに濡れたままでいると体が冷えてきますが、これは水滴が蒸発(気化)するときに体温を奪うからです。

カーエアコンでは下の図のように冷媒(エアコンガス)が気体になったり液体になったりを繰り返しながら循環しています。その際の熱の移動を利用して、エアコンの冷たい風がつくられています。

エアコンの仕組み

また、それぞれのパーツの役割については以下の通りです。

  1. コンプレッサー
    エバポレーターを通過した冷媒(エアコンガス)をコンプレッサーで圧縮します。
  2. コンデンサー
    コンプレッサーで圧縮されて高温高圧になった冷媒はコンデンサーに送られ、外気やファンの風によって冷やされることで液化が進みます。
  3. レシーバー
    レシーバーはコンデンサーで液化された冷媒を一時的に貯めるタンクの役割をしています。それと同時に、冷媒中のゴミや水分などを取り除く役目もあります。
  4. エキスパンションバルブ
    エキスパンションバルブ(通称エキパン)は液体の冷媒を気体にするためのパーツです。
    高圧の液状の冷媒をエキスパンションバルブの小さな穴から噴射することで、一気に膨張させて低圧の霧状にします。
  5. エバポレーター
    エキパンで霧化された冷媒はエバポレーターで気化します。このときに周囲から大量の熱が奪われ、温度が下がります。
    そこにブロアファンで空気を送ることで、エアコンの冷風が出て車内が冷えるという仕組みです。
カーエアコンのパーツ

▼画像左から コンデンサー、エキパン、コンプレッサー

エバポレーターにカビが発生するのはなぜ?

上記のようなエアコンの仕組みから、エアコンを稼働させると、エバポレーターと周囲との温度差により結露が発生します。
つまり、エバポレーターにカビや細菌が発生・増殖しやすいのは、結露によるジメジメした環境が原因と言えます。

車内のゴミ埃、食べ残しやたばこによる臭い

エバポレーターに臭いが発生するのは、エバポレーター部分に汚れが発生する他に、車内のゴミやホコリ、食べ残しが原因ということもあります。これらの臭いの原因から空気を取り込み、エバポレーター部分にホコリが溜っていきます。

汚れやゴミ自体は小さなものでも、フィルターやエバポレーター部分に溜ってくると臭いが発生します。車内のゴミやペットの毛など、ゴミの原因となるものは定期的に除去しておきましょう。

どんな時期にカビは発生しやすい?

エアコンのカビは、シーズンとなる夏を過ぎた秋から次の年の梅雨までの時期に発生しやすくなります。エアコンを使用したシーズンを過ぎると、内部に残ってしまった水分が車内に滞留してしまうからです。

残ってしまった水分がカビの元となり、においの原因となります。またエアコンフィルターにもほこりが蓄積していると、カビが発生することもあり、においが気になることもあります。

エアコンの嫌な臭いを事前に対策する方法について

エアコンから嫌な臭いが発生する前に、事前に対策しておくのもおすすめです。いくつかの方法がありますが、おすすめの方法をご紹介します。

定期的なフィルターの掃除

エアコンフィルターを掃除しておくと、臭いの原因となるホコリや他の異物を除去できます。汚れが貯まりすぎていると嫌な臭いが発生してしまうこともあるため、月に1回ほどのペースで清掃するようにしましょう。

また除去できないほどの汚れになっているなら、フィルターの交換もおすすめです。

換気をしておく

室内に新鮮な空気を取り入れるようにしておくと、エアコンからの臭いを予防できます。室内の湿度をちょうどよい状態に保つためにも、換気が必要です。

車内の湿度を抑える

車内が湿度が高くなると、カビが発生したり、嫌な臭いが発生してしまいます。除湿機を活用して、車内の湿度を抑えられるようにしておきましょう。

エアコンのにおいを放置すると

エアコンフィルターやエバポレーターのように、湿気やほこりが溜まってしまいがちな部分のメンテナンスをするのは難しいと感じるものです。

特にエバポレーターの洗浄は、自分で行うのは難易度が高いですし、プロが分解して洗浄するのにも費用がかかります。しかしにおいを放置しておくと、内部のカビから胞子が発生している可能性があります。

カビを放置してしまうと、アレルギー症状を引き起こす原因にもなりかねません。

 エアコンフィルターを交換してる人は少ない!?

エアコンのにおいやカビ対策として、比較的手軽にできるエアコンフィルターの交換ですが、定期的に交換する人は少ないのが現状です。

点検で指摘されない内容であれば交換していなかったり、お金がかかるのであれば不要と判断する方が多くなります。消臭スプレーなどで車内のにおい対策をする方もおられますが、カビが発生しているのであれば、根本原因に対して対処するのが賢明です。

においやカビは簡単に除去できるものではないので、定期的にフィルターを交換することをおすすめします。

カビの増殖を防ぐ方法はある?

エアコンを使用した後にエバポレーターに水分が結露することが、カビが発生してしまう主な理由だとご紹介してきました。エバポレーターをできる限り乾燥させておくことがカビ対策となります。

そこでエアコンを「送風」状態から15分ほど運転させておくとよいでしょう。送風することでエバポレーターの温度差がなくなり、乾いた状態に変化させられるのでカビが発生しにくくなります。

目的地に到着する前に、事前にエアコンを止めて送風だけにしておく習慣を身につけておくと、エアコンのカビを発生しにくくできます。

車のエアコンの臭いを取る方法は?

車のエアコンの嫌な臭いを取るには、カー用品店などで購入できるエアコン用の消臭スプレーなどを使ったり、芳香剤でごまかすという方法もありますが、それはあくまでも応急処置で、臭いの原因であるカビをどうにかしないと根本的な解決にはなりません。
それにエアコンのカビを放っておくと、臭いの原因になるのはもちろん、カビの胞子を車内にまき散らすことになってしまいます。

そこでエアコンの臭いを元から断つおすすめの方法が「エバポレーター洗浄」です。

エバポレーターの洗浄には車を分解して取り外し丸洗いするという方法もありますが、作業は数日がかりで、費用も高額になってしまうことから、一般的には専用のスプレー式クリーナーを使って洗浄する方法が主流で、ディーラーや整備工場、カー用品店などでも広く行われています。

もちろんカミタケでもエバポレーターの洗浄を含む、エアコン洗浄が施工可能です。カミタケのエアコン洗浄メニューについては、下記で詳しくご紹介します。

カミタケのカーエアコン洗浄について

カミタケのエアコン洗浄メニューの、

  • エバポレーター清掃
  • クリーンエアフィルター交換

についてご紹介します。

メニュー①エバポレーター清掃

クイックエバポレータークリーナー

「クイックエバポレータークリーナーⅤ」というクリーナーを使用し、エバポレーターの清掃を行います。

クイックエバポレータークリーナーは、トヨタの第2ブランドであるドライブジョイの製品で、エアコン内部の洗浄剤です。
エバポレーター表面の洗浄に加えて、消臭、除菌、抗菌、ウイルス除去といった特徴があり、エアコンの臭いの原因であるカビや細菌などの発生を抑制することで、エアコンの臭いを防ぎます。安心のSIAA(抗菌製品技術協議会)マーク認証品です。

メニュー②エアコンフィルター交換

クリーンエアフィルター

エアコンフィルター交換にはデンソー「クリーンエアフィルター」を使用します。

クリーンエアフィルターには、

  • <高除塵>PM2.5や花粉をブロック
  • <脱臭>フィルターの活性炭が排ガス臭をカット
  • <抗菌・防カビ>フィルターに付着した菌やカビの繁殖を抑制
  • <抗ウイルス>フィルターに付着したウィルスの活動を抑制

などの特徴があります。

フィルターの交換を怠ると古いフィルターにたまった花粉や汚れが通気を悪くし、エアコンの風量が低下したり、嫌な臭いの原因になります。
クリーンエアフィルターは1年に1回または走行10,000kmの定期交換がおすすめです。

料金

メニュー料金
エバポレーター清掃4,378
エアコンフィルター交換4,378
セット(エバポレーター清掃+エアコンフィルター交換)7,678

※料金は税込価格です。

エバポレーター清掃とエアコンフィルター交換はセットがお得です。セットで行うことでより高い効果も期待できるため、同時施工をおすすめいたします!

また、さらに高い効果をお求めの方にプレミアムタイプのエアコンフィルター、デンソー「クリーンエアフィルタープレミアム」のセットメニューもございますので、ご興味のある方はお問い合わせください。

作業時間

エバポレーター清掃+クリーンエアフィルター交換のセットメニューの作業時間目安は約20分です。

その他

上記のメニューでも軽減しない場合には、

  • クレベリン除菌
    料金:4,378円 作業時間:30~40分
  • ワコーズのエアーキャタライザー(空間浄化持続システム)

も施工可能ですのでご相談ください。

ご予約・お問い合わせ

エアコン洗浄のご予約は下記電話番号にて承っております。
またエアコン洗浄やその他お車のメンテナンスに関して、ご不明な点などがございましたら、お近くのカミタケモータースまでぜひお気軽にご相談ください!

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