タイヤがパンクしてしまったらどうする?原因や対処方法、予防策まで解説!

タイヤ

走行中にハンドルが取られたり、車が傾いているなら、タイヤがパンクしている可能性があります。

傾いている部分のタイヤがパンクしてしまっていると、どのように対処してよいのか分からないこともあるでしょう。

タイヤがパンクしたときにどのように対処するべきなのか、正しい方法をご紹介します。

タイヤがパンクしたときには?

  • 可能なら応急処置する
  • 対処が難しいならロードサービスに依頼
  • 無理に自分で対処したり、走行しない

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タイヤがパンクしたときの4つの対処方法

タイヤ パンク

タイヤがパンクしたときの対処方法は複数あります。

  • 応急処置する
  • ショップで修理する
  • スペアタイヤに交換する
  • ロードサービスに依頼

パンクした場所によっても対応できる方法が異なるため、それぞれの方法を見ていきましょう。

応急処置をする

タイヤ修理剤を注入して、応急処置できます。空気を充填してパンクの原因となった穴を塞ぎ守れない状態にできるスプレー状のものです。

完全に穴をふさぐことはできませんし、パンクの仕方によってはタイヤ修理剤が使えないこともあります。タイヤ修理剤を利用できたとしても、高速道路の走行や長距離は走らないようにし、タイヤショップまでの一時的な走行にとどめておきましょう。

すぐ近くにショップがあるなら修理

パンクしていることが分かった場所から、ほとんど車を動かさないところにガソリンスタンドやタイヤショップがあるなら、パンク修理を依頼できるでしょう。

しかし依頼できるお店まで距離が離れているなら、パンクした状態で走行するのはお勧めできません。スペアタイヤに交換するか、修理剤の利用、もしくはロードサービスの利用を検討しましょう。

スペアタイヤに交換して走行

車に搭載されているスペアタイヤに交換して走行できます。車によってはパンク修理剤のみを搭載している場合もあります。

道路の近くに安全にタイヤ交換できる場所があるなら、スペアタイヤに交換して走行できるでしょう。

ロードサービスに依頼する

加入している保険のロードサービスが利用できるなら、ロードサービスを依頼してスペアタイヤを搭載している車種であればスペアタイヤに交換、ない場合にはタイヤショップや整備工場などにレッカーしてもらいます。 カーアクセサリーショップやガソリンスタンドがない場合には、ロードサービスの利用がおすすめです。

またスペアタイヤを搭載していても、自分で交換するのは不安だったり、安全に作業するスペースがない場合もロードサービスに依頼する方がよいでしょう。なおロードサービスには距離制限や加入しているサービスによって無料範囲が異なる場合があるため注意が必要です。

タイヤがパンクする原因

車 点検

タイヤがパンクする原因は異物が刺さるだけでなく、空気圧の不足もあります。パンクの原因は、自分で対処できるかを判断する材料にもなりますので、パンクしたなら原因も見ておきましょう。

釘などが刺さる

釘などの異物が刺さってしまうと、そこから空気が漏れてしまいパンクします。釘などが刺さった場合は一気に空気が抜けるのではなく、少しずつ空気が漏れていく「スローパンク」という状態になります。

車道の異物を拾ってしまったり、いたずらなどのように意図的に刺さることもありますが、基本的に刺さったままにしておくなら、急に空気がなくなることはありません。

ホイールが変形する

ホイールが変形するようなダメージを受けたときにもパンクしてしまいます。タイヤの側面が損傷を受けたり、ホイール自体も変形してしまうと、空気が抜けてしまいます。

大きな段差にホイールを傷つけたりすることもスローパンクの原因です。タイヤやホイールに大きな衝撃が加わると、空気が漏れてしまいます。

空気圧が足りない

空気圧が足りないこともタイヤのパンクにつながります。空気圧のチェックという基本的な点検を怠ってしまうと、走行中にタイヤが大きくたわんで変形が多くなり、偏摩耗してパンクにつながります。

タイヤゴムの劣化

タイヤゴムが劣化していると、タイヤがパンクする可能性があります。劣化が進むとゴムに亀裂が入ったり、傷が付きやすくなるためパンクしてしまうのです。

経年劣化が進んで、ヒビが入っているなら注意が必要です。

パンクの際にやってはいけないこと

タイヤ パンク

車がパンクしてもやっていはいけないことをまとめてみましょう。

車がパンクしたときにやってはいけないこと

  • 異物を抜く
  • パンクしたまま走行する
  • 路肩でタイヤ交換する

異物を抜く

基本的に異物を抜くことは、タイヤの空気が完全になくなってしまうため止めましょう。異物が刺さったままゆっくりと走行できるなら、近くのガソリンスタンドやカーアクセサリーショップなどでタイヤの修理・交換をおすすめします。

パンクしたまま走行する

パンクしたまま走行することもおすすめできません。空気が十分に入っていない状態で走行すると、タイヤだけでなくホイールも接地してしまい、ホイールに傷が入ってしまいます。

スローパンクのように空気が一気に抜けないのであれば、十分に注意して走行できます。しかし完全に空気がない状態、もしくはほとんど平に近い状態になっているなら走行できません。ホイールを交換しなければいけないほど損傷しますので、絶対に止めましょう。

路肩でスペアタイヤに交換

路肩でスペアタイヤに交換することもおすすめしません。十分なスペースがないなら、作業中に他の車が衝突してくる危険性があります。安全が確保されていないなら、自力で修理しようとするのではなく、ロードサービスに依頼する方がよいでしょう。

安全な場所に移動することも困難であれば、すぐにロードサービスに依頼しておきます。スピードが出る路肩であればあるほど危険性が高くなります。事故に合わないためにもロードサービスに依頼しましょう。

タイヤのパンク修理費用の目安

費用

タイヤのパンク修理費用は、タイヤサイズによって大きく異なります。しかし一般的な応急処置であれば、おおよそ2,000円程度が相場です。本格的な修理を依頼する場合には、さらに費用が高くなります。

内面修理を依頼した場合でも、3,000円~5,000円ほどが相場となっています。もちろんタイヤの損傷具合によっては、タイヤを修理するのではなく、交換する方がよいでしょう。パンクの原因によって修理すべきか交換すべきなのか判断しましょう。

パンク修理にかかる時間は簡単な応急処置であれば20分ほどで完了します。もちろんさらに修理が必要だったり、作業が混み合っている場合にはさらに時間がかかります。急いでいるならすぐに作業してもらえるお店を探す必要があるでしょう。

パンクしたタイヤで自走すべきでない理由

タイヤ交換

まれにパンクしたタイヤで走行している車を見かけることがありますが、基本的にパンクしたなら自走すべきではありません。ホイールが歪んでしまったり、修理が大変になってしまうからです。

ホイールが歪んでしまう

タイヤがパンクしたまま走行すると、タイヤではなくホイールのリム部分が接地してしまい、傷が入ってしまいます。またさらに走行を続けると、ホイールが歪んでしまうため、ホイールが使えなくなるでしょう。

スローパンクであれば、十分に注意しながら走行できる可能性がありますが、空気圧が低いならホイールを傷つける可能性があります。ホイールに歪みが入ってしまうなら、タイヤだけでなくホイール交換も必要となり、結果として費用が高くなります。

タイヤがパンクしていることに気がついたなら、可能であればスペアタイヤに交換するかタイヤ修理剤を注入してゆっくり走行するようにしましょう。

自走するとホイールの修理が大変になる

新しい車の場合にはスペアタイヤではなくタイヤ修理キットが搭載されているモデルがあります。タイヤがパンクしたときに、修理剤を注入して一時的に走行できるようにします。

しかしこのタイヤ修理剤を利用するには注意が必要です。修理剤を注入した後に、タイヤ交換をするためにホイールをきれいにする必要があるからです。そのためタイヤがパンクしたなら、ロードサービスに依頼してタイヤ交換を勧められることもあります。

郊外の地域で近くにお店がないところやロードサービスに依頼しても到着まで時間がかかるならやむなくタイヤ修理剤を利用することもできるでしょう。しかし街中ならロードサービスに依頼する方がスムーズということもあります。

タイヤのパンクを防ぐ方法

整備

タイヤのパンクは定期的な点検によって防ぐことができます。

  • タイヤローテーションする
  • 空気圧のチェックをする
  • スリップサインをよく確認する

上記のポイントをよく見ておくなら、タイヤがパンクしにくい状態を維持できます。

車に乗るために基本的な点ですので、よく注意しておきましょう。

タイヤローテーションする

定期的にタイヤローテーションすることは、タイヤのパンクを未然に防ぎます。タイヤローテーションとは定期的にタイヤの位置を変えることです。車のタイヤはどの位置でも均等に摩耗せず、タイヤの痛みが偏ります。そのため、偏摩耗が続いてしまい、タイヤに負担がかかってパンクする原因となります。

前輪を後輪側に入れ変えておくと、一部のタイヤにのみ負担をかけることを避けられタイヤを均等に摩耗させられるでしょう。

タイヤローテーションするときに、タイヤのサイドウォールなどに傷が入っていないかどうか、ひび割れが発生していないかなどを確認できるので点検の機会となります。走行距離によってタイヤローテーションの頻度は異なりますが、法定点検の際などに定期的にするようにしましょう。

⇓タイヤローテーションについてはこちらの記事をチェック⇓
【タイヤローテーション】やり方や工賃、必要な時期まで

頻繁に空気圧のチェックをする

空気圧のチェックをすることはパンク予防に非常に有効です。パンクは多くの場合、空気圧が不足していることが大きな原因となって引き起ります。通常の走行をしているだけで、空気は徐々に抜けていくためガソリンスタンドなどで空気を入れておきましょう。

特に高速道路を走行する前にはタイヤの空気圧を必ず確認するようにします。空気圧が低下している状態で高速走行を続けると、タイヤのたわみが大きくなり「スタンディングウェーブ現象」が起こります。

タイヤが波状に変形してしまい熱を持ってしまうので、最終的にバーストするのです。高速走行時にバーストすると事故につながるため非常に危険です。高速道路に乗る前には、かならず空気圧をチェックしておきましょう。

偏摩耗の確認

偏摩耗とは、タイヤローテーションをせずずっと同じ位置で使っていたり、空気圧不足や空気圧過多での走行が原因で、タイヤが偏った減り方をすることです。
偏摩耗を防ぐには、定期的な空気圧チェックやタイヤローテーションなどのメンテナンスが大切です。

もし偏摩耗に気付いたら、放っておかずにすぐに相談されることをおすすめします。

スリップサインに注意する

タイヤが異常摩耗すると、パンクにつながります。タイヤが劣化していくと、溝の残りが少しになった証である「スリップサイン」が出現します。スリップサインとは残りの溝が1.6mmになったときに出るものです。

溝が浅いタイヤで走行すると、スリップしやすいだけでなく整備不良とみなされる危険があります。走行している状態でスリップサインが出ているかを判断できませんが、事故を招きやすい状態になるため、早めに交換が必要となります。

スリップサインが出ているかをチェックするためにも、走行前にタイヤの確認や空気圧のチェックの際にスリップサインの確認も行いましょう。

タイヤのパンク修理、タイヤ交換の依頼先

整備

タイヤがパンクしたことに気がついたなら、修理してくれる店舗で対応してもらいましょう。それぞれに特徴があるので、緊急時のために把握しておくとよいものです。依頼先の特徴をご紹介します。

ガソリンスタンド

ガソリンスタンドは、店舗数が多いのですぐに見つけられるでしょう。パンク修理費用も安価にできます。

しかしすべてのガソリンスタンドで対応しているわけではないため、整備工場がありサービスに対応しているか確認が必要です。

ディーラー

新車を販売しているディーラーなら、普段からメンテナンスを依頼していることもあり、気軽に修理を依頼できるでしょう。

しかし他の依頼先と比較して修理費用は高めになりがちです。また、普段は別の整備工場に依頼しているなら、修理費用が高くなるため、注意が必要です。

カー用品店

カー用品店でもパンク修理ができます。比較的安価に修理を依頼できるので、すぐに依頼できるのは魅力です。

店舗によって設備が異なるため、どれほど修理できるかが異なります。また、タイヤも豊富に扱っているので、タイヤの状態によってはタイヤ交換もしやすいです。

タイヤ専門店

タイヤ専門店は、タイヤについての知識が豊富なので安心して修理を依頼できます。タイヤのパンク修理も2,000円ほどで依頼できる店舗もありますし、豊富なタイヤが販売されているので、交換となった場合も好みのタイヤを選択しやすいです。

タイヤの状態を的確に判断してくれるので、修理が可能なのか見極めてくれるでしょう。

タイヤの寿命は?

タイヤの寿命を判断する基準となるのは、使用年数や溝のすり減り具合です。

4~5年がタイヤの寿命

タイヤはゴムでできているため時間とともに劣化します。
一般に、使用年数4~5年程度がタイヤ交換のひとつの目安と言われています。すり減りやひび割れも無く一見大丈夫なように見えても、さまざまな要因で思いがけず劣化が進んでいることもあるので、5年以上経過しているタイヤは一度点検を受けることをおすすめします。

使用期間が短くてもスリップサインが見えたら交換

タイヤの摩耗が進み、溝の残りの深さが1.6mmになるとスリップサインが露出します。
一般的なタイヤのゴムは走行距離約5,000kmにつき1mm摩耗すると言われており、新品のタイヤの溝の深さを約8mmとすると、32,000kmの走行でタイヤの溝が1.6mmになる計算です。スリップサインが一か所でも出たタイヤは大変危険なため、安全な走行のためにもスリップサインが出る前に早めのタイヤ交換がおすすめです。

走行中パンクに気付いた場合

走行中にパンクしていることに気がついたなら、以下の順番で対処していきましょう。

  • 減速させる
  • 安全な場所に停車する
  • タイヤの状態を確認する
  • 修理を依頼する

減速させる

まずは車を減速させましょう。パンクしたまま走行させると不安定になるため、徐々にスピードを落とすようにします。

急ブレーキにならないように、丁寧にスピードを落としていきましょう。

安全な場所に停車させる

タイヤの状態によっては、パンクしたならすぐに停車させる方がよいでしょう。しかし高速道路では安全な場所まで移動してから停車させます。

ハザードランプを点灯させながら、安全に停車させられる場所を探して、停車させましょう。

タイヤの状態を確認する

タイヤの状態は、パンクの種類によって様々です。釘が刺さっているならそのままにしておく方がよいです。異物を抜いてしまうと、一気に空気が抜けてしまいます。

タイヤのサイドウォールに傷が入っているなら、走行させないようにします。停車させてから、タイヤの状態をチェックしてみましょう。

パンクした状態のまま走行することはできるのか

パンクした状態でも車を走行させられるタイヤもあります。たとえば、ランフラットタイヤはタイヤがパンクした状態でも、タイヤの形状が変わらないようになっているため、そのまま走行できます。

しかしランフラットタイヤを装着しているのは、一部の車になるため、通常の車ではパンクした後に修理が必要です。

異物が刺さっていたり、スローパンクのようであれば、低速で走行できるかもしれません。目が届く範囲にカー用品店やタイヤ専門店があるなら、そのまま走行させることもできるでしょう。

しかしタイヤが変形した状態で走行し続けると、タイヤやホイールを傷める結果になるため、走行させない方がおすすめです。

まとめ

タイヤのパンクのポイント

  • パンクしたならロードサービスに依頼
  • スペアタイヤや修理剤の使用も検討できる
  • 定期的なタイヤの空気圧チェックも
  • 定期的なタイヤのチェックは欠かさずに!

タイヤのパンクを防ぐためには、定期的なタイヤのチェックが欠かせません。タイヤの偏摩耗を防ぎ、タイヤの空気圧を適切に保つなら、安全に走行できるでしょう。

万が一パンクしてしまったときには、無理に自走しようとするのではなく、タイヤ修理剤の使用やスペアタイヤへの交換を行います。また作業に自信がないなら無理をせずにロードサービスに依頼しましょう。

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