コンパクトミニバンの人気モデルは?選び方とおすすめ6車種を解説

コンパクトミニバン選び方

ファミリー層に人気があるミニバンですが、街中の狭い道での取り回しが気になる方もおられるでしょう。

その点、コンパクトミニバンであれば街中でも運転しやすく、大きなミニバンが苦手な女性でも安心です。室内空間が広いミニバンが気になっていても、取り回しも心配な方におすすめのコンパクトミニバン。

国産車でも車種が豊富になっているので、「どんな車種がおすすめか分からない」という方向けにコンパクトミニバンの選び方からおすすめ車種までご紹介します。

街乗りからお出かけまでこなせるコンパクトミニバンのポイントやお得に購入する方法を分かりやすく説明しますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

コンパクトミニバンとは何?

コンパクトミニバンという言葉がありますが、車のジャンル分けするのに、明確な定義がある訳ではありません。一般的にはコンパクトカーというジャンルがあり、少し大き目のミドルサイズのミニバンがあります。

コンパクトミニバンは、コンパクトカーのサイズでありながら3ナンバーではないモデルのことを意味しています。

5ナンバーのサイズ(下記条件をすべて満たす)

  • 全長:4,700mm以下
  • 全幅:1,700mm以下
  • 全高:2,000mm以下

近年は、3ナンバーサイズの車種が増えていますが、コンパクトミニバンは5ナンバーに収まっている車のことを指します。

またミニバンという言葉があるため、スライドドアを装備していることも条件です。一般的にミニバンと聞くと、7人乗りや8人乗りの車をイメージしますが、5人乗りでもコンパクトミニバンということもあります。

スライドドアを装備しており、全高が高めで広い室内を持っているモデルはコンパクトミニバンに含められることがあります。使い方によっては、コンパクトカーとミニバンの両方の特性を持っているため、使いやすいモデルとなるでしょう。

コンパクトミニバンの選び方

ここからはコンパクトミニバンの選び方をご紹介していきましょう。車選びと共通することもありますが、コンパクトミニバンを考慮しているということは、イメージする車の使い方が決まっているはず。3つのポイントを考慮して選ぶとよいでしょう。

乗車人数

普段どのような車の使い方をするかによって、乗車人数は考慮しておきましょう。ミニバンに分類されるモデルは、7人乗りのモデルが多いですが、グレードによっては5人乗りということもあります。

3列目シートはスペースが限られているので、大人数で乗車して長距離走行を行うのは難しいものの、緊急時に大人数乗車できると便利なケースもあります。一方で、大人数が乗車できるということは、ボディサイズが大きくなるため、取り回しや燃費で不利です。

もし4人以上乗車することがほとんどないのであれば、5人乗りの車でも十分ということも考えられます。大人数で出かけたいときは、レンタカーを借りてみるのもよいでしょう。

もしキャンプのようにアウトドアに出かけるのであれば、5人以上乗らなくてもミニバンの荷室スペースが魅力的に感じる方もおられます。

ボディサイズ

乗車可能人数とも似通っている部分ですが、ボディサイズも考えておきましょう。毎日乗車しているときの取り回しに大きな影響を与えるため、通る道によっては気楽に運転できないと感じることもあり得ます

大きなボディサイズの車はゆったりと走行でき長距離運転で有利ですが、狭い道の取り回しに神経を使うこともあります。

5ナンバーサイズに限定すると、7人乗り以上の大き目のミニバンは日産のセレナとOEM提供されているスズキのランディです。

どちらもグレードによっては3ナンバーになるため注意が必要ですが、数少ない5ナンバーサイズのミニバンです。大型化している普通乗用車の中で、5ナンバーを維持しているのは特徴的といえるでしょう。

選択肢は少なくなっているとはいえ、普段走行する道路事情も考慮するのはおすすめです。

インテリアデザイン

車選びの重要なポイントであるインテリアデザインも考えておきたいものです。見た目を大きく左右するインテリアデザインはもちろんですが、使い勝手に影響するシートアレンジも見ておきましょう。

ミニバンは3列シートがあり、7人以上乗れるモデルが多いですが、5人乗りのモデルも存在します。また3列シートがあったとしても、膝元のスペースがほとんどなく子どものみ乗れる車種も存在します。

コンパクトミニバンはボディの大きさに制約があるため、シートアレンジと座ったときのスペースはよく確認しておくべきでしょう。ライフスタイルに合わせた車選びがおすすめです。

おすすめコンパクトミニバン

ここからはおすすめのコンパクトミニバンとそれぞれの車種の特徴をご紹介します。それぞれの車種におすすめポイントがあるため、車選びの参考にしてください。

トヨタ シエンタ

シエンタ FUNBASE

画像引用元:トヨタ

トヨタのシエンタは取り回しのしやすいコンパクトなボディサイズです。シエンタのサイズは全長4,260mm、全幅1,695mm、全高1,675mmで、5ナンバーサイズに収まっています。

2020年には年間の販売台数は8位で人気があるといえるでしょう。2021年の年間では販売台数で13位になっているので、少し下がっているとはいえ、人気があるモデルです。人気がある理由はコンパクトミニバンの使い勝手の良さと、ちょうどよいサイズ感です。

また一目見てシエンタと分かる特徴的なエクステリアデザインも評価を集めています。トレッキングシューズをイメージしたスタイルは、アウトドアが似合うデザインです。

シエンタは3列シート車の他に「FUNBASE」という5人乗りモデルも設定されています。フラットな荷室空間になっており、アウトドアのお出かけをするのに適したグレードです。

ハイブリッドで低燃費

シエンタはガソリンモデルの他にハイブリッド搭載モデルも選択できます。ミニバントップレベルの低燃費を誇っており、WLTCモードは22.8km/Lにもなります。ハイブリッド車はモーターによるアシストがあるため、低回転から力強く走行できるのがポイントです。

停止状態からの発進や加速などのシーンで、トルク面で有利なモーターがアシストしてくれるので、低燃費で走行できるだけでなく街乗りに相応しい力強さがあります。

大きなミニバンでは燃費が気になる場合がありますが、シエンタのハイブリッドなら低燃費なので家計にも嬉しいですね。

2つのバリエーション

シエンタの特徴に、3列シート仕様と2列シート仕様の2つのバリエーションがあります。3列シートは座席数も多く、大人数での乗車に対応しています。3列目シートは格納できるので、必要なときにはシートアレンジで大きな荷物を載せられるので使い勝手もよいです。

2列シートの「FUNBASE」は、後席スペースを広げて広々した荷室空間が特徴のグレード。フラットラゲージにすれば、荷室長は2,065mmもあります。大きな荷物の積載や車中泊もこなしてくれます。

ホンダ フリード

フリード

画像引用元:ホンダ

ホンダのフリードも5ナンバーサイズのミニバンで、コンパクトミニバンに含められます。2021年の全体の販売台数で10位になっているなど、ミニバンの中でも上位にランクインしています。

フリードの魅力は、コンパクトで運転がしやすく車内空間も広々としていること。5ナンバーサイズでありながらも、1列目から3列目まで十分な空間があります。これは、「人のためのスペースは最大に、メカスペースは最小に」というホンダの思想に基づいているもの。

超低床フロアを採用しており、乗り降りがしやすいだけでなく、乗車したときに窮屈感を与えないものです。またフリードは、乗車人数の幅が広く、5人乗りモデル、6人乗りモデル、さらに7人乗りモデルと選択肢が多いです。

普段の使い方に合わせて、シートの仕様を選択できます。さまざまなニーズに応えてくれるモデルですね。

家族に嬉しい充実した装備

家族の車に嬉しい充実した装備を備えているのもフリードの特徴です。例えば、足先をかざすだけでスライドドアを開閉できる「ハンズフリースライドドア」があります。これはディーラーオプションですが、買い物の帰りで手がふさがっているときに便利な装備です。

また「G」以外であれば、両側パワースライドドアが搭載されているので、簡単な操作のみで開閉可能です。スライドドア部分は、開口幅665mmありますし、ステップ高はFF車で390mmと低くなっています。家族みんなが乗りやすいので、おすすめのモデルです。

複数のスタイルが選択できる

複数のスタイルから選択できるのもフリードの特徴です。たとえば、「フリード+」は5人乗り2列シート仕様になっており、大きな荷室が広がっています。

開口部高さは1,255mm、開口部最大幅1,080mm、開口部地上高335mmと広々としたバックドアになっているため荷物が積載しやすくなっています。フラットな空間にして、車中泊もこなせますし、自転車のような大きな荷物も積載しやすいです。

シートアレンジも7人乗りであれば、2列目シートはベンチシートです。しかし6人乗りモデルになると、2列目キャプテンシートとなり、自分だけの空間があるアームレスト付となります。さらに、ウォークスルーなのでシート間の移動もしやすくなります。

7人乗りのベンチシートはフラットに、6人乗りのキャプテンシートは、乗る人の空間を確保できます。

スズキ ソリオ

ソリオ

画像引用元:スズキ

スズキのソリオは、人気のコンパクトカー。初代モデルの登場と同時に人気を集めたワゴンRがベースとなったワゴンRワイドがベースとなっています。2代目から人気が大きく向上し、5ナンバーサイズで背が高く、スライドドアを装備という「いいとこどり」が評価を集めます。

プラットフォームもイグニスやクロスビーと共通のものを採用しており、走行安定性と乗り心地のバランスが優れているモデルです。車内はコンパクトですが、5人乗った場合でもさらに荷室を使えるほどのスペースが確保されています。

スズキの充実した安全機能が搭載されているので、ドライバーの安全運転をサポートしてくれます。 取り回しもスムーズにできるほどコンパクトですので、運転が苦手な方でも安心できるサイズです。

十分な車内スペース

ソリオの全幅は1,645mmと5ナンバー枠いっぱいという訳ではありませんが、車内スペースは広くなっています。車内スペースだけでなく荷室空間も十分にあるというパッケージの良さです。

室内長は、2,500mmもあり、室内幅は1,420mm、室内高は1,365mmとなっています。ミドルサイズのミニバンと比較すると数値は劣りますが、乗車してみると数値以上の広さを感じます。

ドライバーの視界も広くなっていて、運転手も閉塞感を感じることなく運転できるでしょう。コンパクトでも狭さを感じさせないモデルを探している方におすすめです。

ノンターボで低燃費

ソリオの別の特徴は、ノンターボでもマイルドハイブリッドで低燃費に、かつ力強く走行できることです。競合車種になるルーミーには搭載されていないマイルドハイブリッドがあるので、加速時にエンジンをアシストしてくれます。

燃料消費率はWLTCモードで19.6km/Lです。1.2Lエンジンで排気量を抑えながら街乗りに十分なパワーを絞り出してくれます。4気筒エンジンを採用しているので、振動も少なく走行できるのもポイントです。

トヨタ ルーミー

ルーミー

画像引用元:トヨタ

ルーミーはトヨタのコンパクトカーですが、スライドドアを搭載して全高も高くなっているため、広々とした車内空間をもっている車です。軽自動車並みの取り回しのよさや、大人が乗っても十分なスペースを確保できるパッケージです。

世代を問わずして乗り降りしやすい低床設計になっていますし、前後席間で移動しやすいウォークスルー構造も魅力。一般的にはハイトワゴンと呼ばれることが多いルーミーですが、家族の車の使い方によっては、ミニバンを検討している方も満足できる構造です。

スズキのソリオに対応するモデルとして登場したことから、ソリオのパッケージングは似ています。普通乗用車の販売台数では、2021年は2位にランクインしていることから、人気あるモデルであることが分かります。

くつろげる車内空間

ルーミーはダイハツが軽自動車の開発で培ったノウハウを活かしているため、機能性を重視した設計になっています。運転席は水平基調となっており、広い前方視界を確保しています。

後席はスライドできる6:4分割可倒式のシートを採用。前後に240mm動かせるので、使い方に合わせて調整しやすいです。フラットな空間にしてアウトドアの際にくつろぐことも可能。

便利なところにある収納スペースも、小物を整理できるので便利です。普段使いにも使いやすく、乗車時間にくつろげる空間が広がります。

安心して走行できる安全性能

充実した安全機能もルーミーの魅力です。毎日のように乗る車だからこそ、安全性能にもこだわりたいもの。ルーミーに搭載されている衝突警報機能/衝突回避支援ブレーキ機能は、対車両と対歩行者の両方が昼夜に対応しています。

衝突の危険性があるときに、ドライバーに注意を喚起し、緊急ブレーキをかけてくれます。その他に、全車速追従機能付ACCが搭載されているグレードなら、高速走行時や渋滞時のドライバーの負担を軽減。疲れにくく、安心して運転できる機能を搭載しています。

日産 セレナ

セレナ e-POWER XV

画像引用元:日産

日産のセレナは、5ナンバーサイズの数少ないミニバンといえるでしょう。厳密に言うならば、エアロが装備されているハイウェイスターは1,740mmとなるので3ナンバーサイズになります。標準グレードを選択すれば、5ナンバーサイズに収まります。

セレナの特徴は、ミニバンクラスでトップともいえる車内空間の広さでしょう。室内長は3,240mm、室内幅は1,545mmもあります。他のコンパクトなミニバンと比較すると、大きい車体サイズになりますが、大人数でお出かけするときにはこのサイズが有利でしょう。

大型化しているミニバンでも、5ナンバーサイズも選択できるので、道幅や取り回しが気になる方でも安心して運転できる車です。

e-POWERの走り

セレナはe-POWERを選択できるので、低燃費で走行できます。e-POWERはエンジンで発電して、その電力でモーターを駆動させる方式のハイブリッドです。

モーターで駆動させるので、電気自動車のような走りを楽しめますが、充電を気にしなくてよいというメリットがあります。ガソリンエンジンと比較して、アクセルペダルに機敏に反応してくれるので、スムーズに走行できるのが魅力です。

またモータードライブなので、車内が静かなのも特徴です。ボディに防音対策が施されているので、静かに走行できます。

プロパイロットで運転手をサポート

グレード別設定になっているプロパイロットが搭載されているグレードなら、高速道路の巡行走行で車の操作を車がアシストしてくれます。単調になりがちな運転操作を車がしてくれるので、運転手の疲労が軽減されます。

車線の中央をキープしながら、前の車との車間距離も調整してくれるので、運転手が操作しなくても問題ありません。もちろん自動運転システムではないため、常にハンドル操作できるようにしておく必要がありますが、疲れを軽減できます。

日産 NV200バネット

NV200

画像引用元:日産

日産のNV200バネットは、元々商用車のモデルを乗用車に仕立てたもので、バン需要に応えるモデルです。日本だけでなく、世界各国で販売しているモデル。

商用車のルーツを持っている車種なので、荷室空間に優れており、機能性を重視する方にぴったりです。ワゴンタイプでは、5人乗り仕様と7人乗り仕様が販売されています。

シート仕様を選択できる

5人乗りモデルは、広々とした荷室が魅力。大人数で乗車することがほとんどないなら、5人乗りモデルがおすすめです。

また7人乗りモデルは、ビジネスやレジャーのどちらにも対応できる3列シートが装備されます。乗車人数に合わせてシートアレンジできます。機能性を重視したモデルなので、質感では劣りますが、5ナンバーサイズで広々したミニバンを探している方におすすめです。

カスタムベースにもおすすめ

シンプルな内装のNV200バネットですが、そのシンプルさを活かしてカスタムベースにもなっています。ベッドキットなどを装備して、車中泊やキャンプに適したモデルにできます。

街乗りだけでなく、レジャーにも活躍させたい方なら、ちょうどよいベースモデルになるでしょう。エクステリアだけでなく、内装もカスタムして自分だけのモデルにしたい方におすすめです。

コンパクトミニバンをお得に購入する方法

ここからはコンパクトミニバンをお得に購入する方法をご紹介しましょう。コンパクトミニバンと呼ばれるモデルは、車体サイズが大きくないことから、車両価格も抑えられたモデルが多いといえます。

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