ASSYとは「アッセンブリー」のことであり、車の修理工場や業界用語としてよく使用される言葉です。
実際に車の整備にほとんど触れない方がASSYという言葉を聞いても、イマイチ理解できない方もいるのではないでしょうか。
この記事ではASSYの特徴や交換に必要な費用、おすすめ修理業者について徹底解説します。

ASSYはどんな意味なの?

ASSYを一言で説明すると「ひとまとまりになっている部品」のことを意味します。
ASSYのことを「アッセンブリー」と話す方も中にはいますが、ASSYもアッセンブリーも意味合いは同じです。ASSY交換が必要な場合には、部品の単体交換や修理が出来ないケースです。具体的に「テールレンズの交換や修理」の際は、部品交換ができずASSY交換が必要になります。
ASSY交換をする理由
車の修理見積もりを見ると、「ASSY」という記載があります。ASSYとは「アッセンブリ(Assembly)」の略で、日本では「アッシー」や「アッセン」とも呼ばれます。このアッセンブリというのは、複数のパーツが組み合わさった状態で提供される部品のことを指します。バラバラに部品を集めて一つずつ組み立てるのではなく、ある程度まとまった状態で用意されているもののことです。
アッセンブリ部品を使うメリットは、パーツを個別に取り寄せて組み上げる手間を省けるので、コストが抑えられる点が挙げられます。とはいえ、時には小さな部品が壊れただけでも全体を交換しないといけないことがあり、修理代がかさむ場合もあります。
ただ、アッセンブリされた部品を一度分解して壊れた部分だけを交換し、また組み直すというのは、かなりの手間がかかります。そのため、最初からアッセンブリ部品を交換した方が手間も少なく、トータルの修理費用が大きく変わらないケースもよくあるのです。
ユーザーとしては、ASSY(アッセンブリ)とパーツ単体のどちらも手ごろな価格で補修部品として提供されているのが理想です。しかし、部品の種類が増えると管理するコストも上がってしまい、その分価格も高くなりがちです。
ASSYとリビルト品の違い
ASSYは複数の部品が組み合わされた部品で、新品の部品を使用しています。しかしリビルド品は、使用済みの製品を分解して清掃し、さらに必要な部品を交換して再度組み立てます。
製品全体が新品の規格に合うようにリビルドされた部品です。コストが抑えられ、新品と同等の耐久性があるので修理費用を抑えたい場合に使用されます。
ASSY交換が必要になる状況
部品が故障した場合には、ASSY交換になることがあります。個々の部品だけ交換するとコストが高くなり、周辺部品まで交換できる工賃になるケースも。
そのためASSY交換をして、工賃を抑えながら手間を抑えることがあるのです。交換が技術的に難しい部品もASSY交換をすることで、スムーズにメンテナンスできるケースがあります。いずれの場合もASSY交換は整備の手間を削減できる方法です。
長年使ってきたパーツが壊れると、破損したパーツの周辺部品も劣化していることが多いです。そのようなときは、結局アッセンブリで全部まとめて交換した方が安上がりになる場合もあって、判断が難しいところです。特に古い年式の車の場合、アッセンブリであっても交換部品が供給されているだけでも助かることもありますし、トータルコストを抑える方法ともなります。
アッセンブリがない状態になると、破損した、もしくは交換が必要なパーツを特定する必要があります。さらに交換部品をワンオフで作成するので、レストアに近い作業が必要です。膨大な作業が必要となるので、アッセンブリ交換がトータルで見たときに効率的となります。
ASSY交換の業者を選ぶ際の3つの注意点

ASSY交換の業者選びの際に注意してほしいポイントが3つあります。
- 注意点1:認証工場・認定工場なのか?
- 注意点2:大手カー用品店と提携している工場なのか?
- 注意点3:口コミは良いのか?悪いのか?
それぞれの注意点について詳しく解説します。
認証工場・認定工場なのか?

ASSY交換を希望する方には、認証工場または指定工場での修理がおすすめです。
認証工場と指定工場では、どちらも地方運送局長(国土交通省)から認められた工場のことを意味します。
中でも「指定工場」は、認証工場の中でも設備や技術、組織の管理などのレベルが一定以上で、指定自動車整備事業として指定を受けた工場を意味します。
どちらも安心してASSY交換を任せられる工場です。
大手カー用品店と提携している工場なのか?

数多くある整備工場の中でも、ホンダカーズやオートバックスなどの看板が掲げられている整備工場を見た経験はありませんか?
これらの工場は、メーカーや大手カー用品と提携している工場であり、依頼された車の修理対応もしています。
提携を結ぶに当たっても、メーカーやカー用品店からの厳しい審査を通過しており、看板のない整備工場と比較しても一定以上の整備スキルと安心感が得られるでしょう。
安心感のある作業を希望する方は、大手カー用品店またはメーカーと提携している工場での修理実施をおすすめします。
口コミは良いのか?悪いのか?

整備工場ごとの口コミも参考にしましょう。
口コミを確認すると、ポジティブな意見もあればネガティブな意見も挙げられています。
複数人から良い口コミが紹介されている整備工場は、信頼できる工場とも認識できます。
ASSY交換でおすすめする修理業者【3選】

ASSY交換でおすすめする業者を3つ紹介します。
- おすすめ1:ディーラー
- おすすめ2:カー用品店
- おすすめ3:修理工場
それぞれ詳しくみていきましょう。
ディーラー

ASSY交換を行う際におすすめする修理業者の1つ目は「ディーラー」です。
ディーラーでは、メーカごとの保証や販売店が取り扱うディーラー保証に加入している場合、無償または格安費用でASSY交換が行えます。
全国にあるどの店舗に来店しても、同じ修理が行えるため、安心して任せられる特徴もあります。
ディーラーでASSY交換を行うメリット
ディーラーでASSY交換を依頼するメリットとしては、他の修理業者より整備士の腕が良く、安心して車の修理を任せられる点です。
正規ディーラーでは、メーカーが定める基準の中でも「メーカー指定の部品や純正パーツ」の交換作業を行います。
部品自体もリビルト品ではなく、新品部品での交換が基本でしょう。
自分の車が修理可能な保証に加入していない場合には、有料での交換作業になります。
カー用品店

ASSY交換を行う際におすすめする修理業者の2つ目は「カー用品店」です。
カー用品店とは具体的に「オートバックス」や「イエローハット」「ジェームズ」などの店舗です。
ディーラーのように特定のメーカー修理に特化している訳ではありませんが、車の指定がなく、どんな車種でもASSY交換ができる魅力があります。
カー用品店でASSY交換を行うメリット
カー用品店でASSY交換を行うメリットは、ディーラーよりも安い修理費用でASSY交換が行える点です。
ディーラーでは、純正部品を扱う特徴がありますが、カー用品店は純正を取り扱いません。純正部品を扱い修理しない分、修理費用がディーラーよりも安い傾向があります。
大がかりな修理が必要な場合で、修理費用をなるべく安く抑えたい方にはカー用品店がおすすめです。
修理工場

ASSY交換を行う際におすすめする修理業者の3つ目は「修理工場」です。
修理工場では、ディーラーやカー用品店で取り寄せられない部品での交換や依頼を断られた内容を扱う傾向があります。
純正部品ではありませんが、代替部品での提案も行なってくれます。特に輸入車は純正部品の入手が困難です。
特殊な車やカスタムカーの修理を依頼する場合におすすめする業者です。
修理工場でASSY交換を行うメリット
修理工場のメリットは、カー用品店やディーラーよりも費用を安く抑えられる点です。
ボディの凹みや1箇所だけの修理の場合、さらにお得な費用で修復作業が行えるメリットもあります。
修理工場によってASSY交換を行う際の費用は異なります。他の業者と比較した上で、最低な修理業者を選びましょう。
ASSY交換でお悩みの方はカミタケモータースへご相談ください!
車の修理や部品交換を考えている方は気軽にカミタケモータースまでお問合せください。
枚方近郊で新車や未使用車を販売しているカミタケモータースは、車検や整備、さらに板金まで行っています。
「走行中に異音がする」や「ブレーキパットの残量が心配」などのお困りごとでも問題ございません。
経験豊富な整備士もしくは営業スタッフが、ASSY交換を含めたぴったりの解決方法をご提案いたします。

