カローラとヤリスの違いは?トヨタ車同士で比較するポイントを徹底解説

カローラ ヤリス 違い

カローラとヤリスは、どちらもトヨタが販売している5ナンバーサイズのコンパクトカーです。世界展開されているモデルですが、どちらも低燃費に走行でき、普段使いにぴったりの車となっています。

しかしカローラとヤリスを比較するときに、どのようなポイントを比較するとよいのか分かりにくいこともあります。この記事では、カローラとヤリスを項目別に徹底比較。気になるポイントを詳しく解説します。

目次

カローラとヤリスの概要

カローラ

トヨタ カローラ

画像引用元:トヨタ カローラ トヨタ自動車WEBサイト

カローラは、トヨタを代表する車種の一つで、その人気は日本国内にとどまらず、世界中で非常に高い評価を受けています。特にその多様なボディタイプは、購入者が自分のライフスタイルや用途に合わせて選べるため便利です。

カローラの累計販売台数は5000万台を超えるほどで、これだけの数字はカローラがいかに多くの人々に支持されているかを示しています。初代モデルが1966年に発売されてから50年以上が経過しており、その間、カローラは常に進化を続けてきました。

カローラクロス

画像引用元:トヨタ カローラ クロス | トヨタ自動車WEBサイト

カローラには「カローラ」「カローラスポーツ」「カローラツーリング」「カローラクロス」「GRカローラ」という5つの異なるスタイルがあります。このように時代と共にスタイルを進化させることで、常に新鮮さを保ちつつ、さまざまなニーズに応えています。

ボディタイプも異なるそれぞれのモデルに、特色ある機能と特性を持っており、ドライバーは自分の生活スタイルや使用目的に合わせたモデルを選ぶことができます。この多様性がカローラを長年にわたり愛され続ける理由の一つです。

カローラはただの車ではなく、多くのドライバーにとって理想的なパートナーとなっています。これからもその人気は続くことでしょう。

ヤリス

ヤリス

画像引用元:トヨタ ヤリス | トヨタ自動車WEBサイト

1999年から3世代にわたり多くのファンに支持されたトヨタのコンパクトカー「ヴィッツ」が、2020年2月にフルモデルチェンジを遂げ、ヤリスとして新たに登場しました。

先代のヴィッツは、その低価格、低燃費、そしてコンパクトながら高い実用性で、特にエントリーモデルとして欧州のコンパクトカーたちと競り合ってきました。デザインや基本性能の進化にも注力していました。

新型ヤリスでは、これらをさらに発展させるため、トヨタの新しいプラットフォーム「TNGA(Toyota New Global Architecture)」をコンパクトカーとしては初めて採用しました。このTNGA採用により、ボディの剛性は高まり、より低重心となっています。これにより運転のしやすさや操縦安定性が向上しているのが特徴です。

ヤリス

画像引用元:トヨタ ヤリス | トヨタ自動車WEBサイト

新型ヤリスの走りは特にコーナリングの安定感が光ります。低重心設計のおかげで、コーナーでも安定してスムーズに操れるため、軽快なドライビングが楽しめます。

「軽く、小さく、扱いやすく」という開発コンセプトのもと、街乗りからスポーツ走行まで幅広いシーンで活躍します。また、運転が苦手な人にとっても、その取り回しの良さや運転のしやすさは大きな魅力となるでしょう。

カローラとヤリス|エクステリア

ヤリスとカローラのエクステリアの質感を比較してみましょう。

ヤリス

画像引用元:トヨタ ヤリス | トヨタ自動車WEBサイト

ヤリスはフロントグリルやリヤルーフが艶有りブラックで塗装されており、ドアベルトモールディングにはサテンクロムメッキが施されています。これにより、全体的に高い質感が感じられます。

フロントグリルもホッとスタンプ仕様になっているのもポイント。上位グレードのZであれば、3灯式フルLEDヘッドランプで見た目もスタイリッシュです。

カローラ

画像引用元:カローラ | トヨタ自動車WEBサイト

一方、カローラもフロントロアグリルに艶有りブラック塗装やリヤバンパーにロアメッキ加飾が施されていて、こちらも質感は高いです。

W×BならBi-BeamLEDヘッドランプが搭載されており、ヤリスよりもスタイリッシュさの面で上といえるでしょう。カローラは上位グレードなら標準でアルミホイールが装備されているのも違いです。

カローラとヤリス|インテリア

ヤリス

画像引用元:トヨタ ヤリス | トヨタ自動車WEBサイト

ヤリスのインテリアは、最上級グレードでは本革巻きステアリングホイールやシフトノブ、インパネにソフトパッド、シートは合成皮革とツィード調ファブリックが使われています。

しかし、樹脂製の部分が多く、特にセンターコンソール周りの質感は低めです。中間グレード以下では、質感の低さがより顕著になり、ヘッドレスト一体型のシートになります。

対して、カローラのインテリアは、最上級グレードで合成皮革とレザテックシート、合成皮革巻きのインパネやドアアームレスト、センターコンソールボックスなどが使われ、とても高い質感を実現しています。

中間グレードでもシートやドアアームレストはファブリックですが、一部の内装部分に合成皮革が使われていて、センターコンソール周りの質感がヤリスと大きく異なります。

比較してみるとインテリアの質感はカローラがよいといえるでしょう。車内に乗り込んだ瞬間に、BセグメントのコンパクトカーとCセグメントの差がはっきりと感じられますね。この質感の違いだけでも、カローラを選ぶ大きな理由になるでしょう。

カローラとヤリス|サイズ

カローラとヤリスの外寸から違いを見てみます。

まず、ヤリスの方は全長3,950mm、全幅1,695mm、全高1,495mm(4WDの場合は1,515mm)、ホイールベースは2,550mmとなっています。

一方、カローラは全長4,495mm、全幅1,745mm、全高1,435mmで、ホイールベースは2,640です。

カローラ

画像引用元: カローラ | トヨタ自動車WEBサイト

さらに室内のサイズでは、ヤリスについて見てみると、室内長は1,845mm、室内幅は1,430mm、室内高は1,190mmです。ラゲッジスペースは270Lとなっています。一方、カローラの室内長は1,830mm、室内幅は1,510mm、室内高は1,160mmです。

カローラのラゲッジスペースは429Lで、特にカローラでは392L、カローラスポーツでは352Lとなっています。ラゲージスペースは、意外とセダンタイプのカローラが健闘しています。

ヤリスは室内の長さと高さではわずかに広いですが、カローラの方が室内幅やラゲッジスペースが大きく、特に後部座席の足元スペースはカローラの方が広く感じられます。

カローラ

画像引用元: カローラ | トヨタ自動車WEBサイト

室内全体の広さにおいてはカローラが優れています。ラゲッジスペースを重視する方は、カローラが適しているといえるでしょう。

快適装備に関しても、カローラにはアームレスト付きのセンターコンソールボックスやリヤセンターアームレストが設定されており、最大3つの充電用USB端子があり、利便性が高いです。一方でヤリスは、運転席のイージーリターン機能や買い物アシストが2024年1月の改良で廃止されてしまいました。

このように、室内の広さや快適装備を考えると、カローラの方が全体的に優れた選択肢となりますね。

カローラとヤリス|安全装備

ヤリスとカローラの安全性能について比較してみましょう。

安全性能においては、時期によって優位性が変わっていますが、2024年の時点でヤリスが再びカローラを上回る性能を持っています。

ヤリスの安全性能の優れている点

ヤリス

画像引用元:ヤリス | トヨタ自動車WEBサイト

パーキングサポートブレーキ:このシステムは車両の前後だけでなく側方にも対応しており、特に後退時に歩行者との接触リスクがある場合に自動でブレーキが作動します。

トヨタ チームメイト[アドバンストパーク]:全自動の駐車機能に加え、並列駐車や出庫時の操作もサポート。スマートフォンを使った遠隔操作も可能です。

パノラミックビューモニター:床下透過表示機能を含む高度なカメラシステムで、クルマの周囲を透明に見せるような映像を提供し、より安全な運転をサポートします。

カローラの安全性能の優れている点

カローラ

画像引用元: カローラ | トヨタ自動車WEBサイト

自動防眩インナーミラーとドライブレコーダーが標準装備されています。これにより、夜間の運転や事故発生時の記録が容易になります。

電動パーキングブレーキとブレーキホールド:運転の負担を減らすだけでなく、安全性を向上させるために役立ちます。特にブレーキホールドは停止時のストレスを軽減し、忘れがちなブレーキ操作のミスを防ぎます。ガソリンのXグレード以外で標準装備です。

両車とも、2024年時点で先進の安全技術が搭載されており、交差点での自動ブレーキ機能や、予測支援機能「プロアクティブドライビングアシスト」が装備されています。これにより、潜在的な事故のリスクを前もって回避することが可能です。

駐車支援があるヤリスの方が優れているといえますが、カローラでも十分な機能はあります。ヤリスはパーキングブレーキがハンド式になっているのに対して、カローラは下位グレードを除き電動パーキングブレーキを採用しているのも違いです。

カローラとヤリス|パワーユニット

ヤリス

画像引用元:ヤリス | トヨタ自動車WEBサイト

ヤリスとカローラの燃費性能と加速性能を比較してみましょう。

ヤリスの1.5Lハイブリッド(2WD)は、WLTCモードでの燃費が36.0km/Lとよいものです。一方、カローラの1.8Lハイブリッド(2WD)は30.2km/Lです。WLTCモードは実際の走行に近い状態で測定されるため、これらの数値は実燃費にかなり近いと言えます。

実燃費を見ても、ヤリスは30km/Lを超える報告が多く、一方のカローラは23km/L~25km/L程度です。燃費性能に関してはヤリスが圧倒的に優れていると言えるでしょう。

エンジン性能を見ると、ハイブリッドのヤリスはシステム最高出力が85kW(116PS)、最大トルクが120N・m(モーター込みで最大141N・m)。対してカローラは、最高出力が103kW(140PS)、最大トルクが142N・m(モーター込みで最大185N・m)です。

カローラの方が数字上は出力が高いですが、ヤリスは車両重量が約300kg軽いため、加速感においてはヤリスがより軽快に感じられることでしょう。そのため、加速性能を重視するならばヤリスのハイブリッドモデルがおすすめです。

燃費性能を重視するならヤリス、加速感を楽しみたい方にもヤリスが向いているといえるでしょう。

安定感のある走りを重視するならカローラがよいでしょう。

カローラとヤリス|シートアレンジ

シートアレンジは、ボディ形状の違いが大きなものとなります。カローラの場合はセダンタイプになっているので、ラゲージスペースと車内が区切られています。

カローラ

画像引用元: カローラ | トヨタ自動車WEBサイト

6:4分割可倒式のリアシートで、長尺物を積載する際はトランクスルー機能を活用できるでしょう。後席乗車をしながら必要に応じてシート調整できます。

ヤリス

画像引用元:ヤリス | トヨタ自動車WEBサイト

ヤリスも6:4分割可倒式のリアシートになっているので、シートアレンジできます。もちろん荷室容量自体は限られているので、荷物の多いのであればカローラがよいでしょう。

カローラとヤリス|価格

カローラとヤリスの価格帯は以下の通りです。

カローラ

2,028,600円(税込)~3,338,300円(税込)

ヤリス

1,501,000円(税込)~2,694,000円(税込)

カローラとヤリス|走行性能

運転のしやすさについて、車のサイズや取り回しの点から見てみましょう。

ヤリスは車両重量は940kgから1,180kgで、最小回転半径は4.8mから5.1mです。また、最低地上高は130mmから145mmの範囲です。

カローラ

画像引用元:カローラ | トヨタ自動車WEBサイト

一方、カローラはホイールベースは2,640mmです。車両重量は1,230kgから1,430kgとなり、最小回転半径は5.0mから5.3m、最低地上高は一律130mmです。

比較すると、ヤリスの方が全体的にコンパクトで、最小回転半径も小さいため、駐車場や狭い山道などでの運転が楽だと言えます。また、ヤリスは前方視界もやや優れているため、見通しの良さも運転のしやすさに貢献しています。

ヤリスの方が運転のしやすさでは優れていると思います。運転が苦手で、カローラが大きすぎると感じる方には、ヤリスがおすすめですね。

組み合わされるパワーユニットの違いからも、軽快な走りを求めるならヤリス、安定した走りがよいならカローラとなるでしょう。

カローラとヤリスを比較したときのポイント

乗車人数

乗車人数はどちらも5人ですが、ヤリスに5人乗車するとスペースが厳しいと感じるものです。カローラも快適に乗車するなら4人がよいですが、5人乗車するとしても短距離なら問題ないでしょう。

セグメントの違いも考慮すると、フル乗車する機会があるならカローラの方がおすすめです。一方で普段は2人で乗車することが多いなら、燃費を重視してヤリスという選択肢もあるでしょう。

ボディ形状

ハッチバックなのか、セダンなのかというボディ形状の違いがあります。それぞれのよさがありますが、室内寸法を重視するならセダン、コンパクトなサイズを求めるならハッチバックがよいでしょう。

運転のしやすさや使い勝手にも影響がでるので実車を試乗して比較するのがおすすめです。

お得にトヨタ車を購入する方法

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