フローティングナビとは?メリット・デメリット、おすすめメーカーを解説

フローティングナビ

社外品のナビをご検討中なら、ディスプレイが浮かんだ形状の「フローティングナビ」と呼ばれるナビの購入を考えている方もおられます。

社外品でも、純正品のナビでも数万円から数十万円単位の高級品なので、どのようなナビを選んでよいのか分からない方もいるでしょう。

この記事では、スタイリッシュな形状であるフローティングナビの特徴やメリットとデメリット、おすすめのナビメーカーについて解説します。

目次

フローティングナビとは?

画像引用元:パイオニア

フローティングナビは、ディスプレイ部分を浮かせたような形状のナビのことを意味します。

パナソニックやアルパインなど人気メーカーで採用されている形状で、画面部分からナビ本体が浮いているかのように装着するものです。

フローティングナビの普及により、大画面ディスプレイの取り付けが難しかった車種でも、社外品のナビ取り付けが可能になりました。

フローティングナビのメリット

シエンタ

フローティングナビのメリットは以下の3つです。

  • ナビの操作がしやすい
  • 外光の反射を防げる
  • 車種に関係なく大画面ナビが車に取り付けできる

ナビの操作がしやすい

画像引用元:ケンウッド

フローティングナビは、純正ナビや他の社外品ナビよりもナビ画面が大きい傾向があり、走行中でもナビ操作がしやすいメリットが考えられます。

ナビ操作系スイッチは正面右側にシフトされており、運転席から近い上、ディスプレイが浮いていることで操作部が手前で使い勝手が格段に向上しています。

もちろん運転中はナビ操作はできないため、駐停車時に操作しましょう。しかしナビの位置は、運転席からの操作性に影響します。

フローティングナビにすることで、ナビ操作の使い勝手がさらによくなり、結果的に安全運転に繋がるでしょう。

しかしナビのディスプレイが浮いていることで、走行中の振動が気になると考える方もいるかもしれません。

しかし、ナビ独自の機構技術により、走行時の振動によるディスプレイの不快なブレを大幅に軽減してくれる効果も期待できます。

外光の反射を防げる

画像引用元:ケンウッド

フローティングナビでは、ナビの上下位置を製品にもよりますが、ある程度任意で変更できるため、外光の反射を防止できるメリットもあります。

ナビ画面に太陽が反射すると「走行に支障が出てしまう」と心配する方も少なくありません。

ナビに反射した光が目に入ってしまうと、大きな事故を引き起こしてしまう可能性も考えられます。

見えにくくなったときでも、太陽の光の反射具合に合わせてナビ位置を調整できる点もフローティングナビの魅力の1つです。

車種に関係なく大画面ナビが車に取り付けできる

画像引用元:ケンウッド

従来のフローティングナビは、取り付けできる車種が限られていました。

しかし、現在販売されているフローティングナビは、幅広い車種にも対応しており、対応車種は合計230車種以上とも言われています。

また、フローティングナビによっては、車種専用のナビも用意されており、車のデザインに違和感なく取り付けできるでしょう。

フローティングナビのデメリット

シエンタ

フローティングナビのデメリットは以下2点です。

  • 純正ナビと比べて保証期間が短い
  • 車種によってはシフトやスイッチ操作の邪魔になる

純正ナビと比べて保証期間が短い

画像引用元:ホンダ

フローティングナビは社外品に該当するナビのため、純正品と比べて保証期間が短いデメリットがあります。

純正ナビは、メーカー保証の3年、もしくは延長した場合に5年までの保証期間が多いです。

しかし、フローティングナビでは、1年程度の保証期間になっている傾向があります。

そのため、万が一故障や不具合が発生した場合、出費する費用もフローティングナビであれば高くなるかもしれません。

フローティングナビを購入する前に、万が一の故障や不具合時にはどうなるのか販売店に確認してみるのがおすすめです。

車種によってはシフトやスイッチ操作の邪魔になる

画像引用元:ケンウッド

フローティングナビは、大画面ナビがほとんどです。

そのため、視認性が良くナビ操作がしやすいメリットがありますが、逆に車種によってはシフトや周辺スイッチの操作に支障が出る可能性もあります。

フローティングナビを取り付ける際には、ナビに詳しいスタッフに詳しい話を聞き、どのナビが自分の車にとって最適なのかを確認しましょう。

フローティングナビは11インチ?画面サイズと視認性

画像引用元:アルパイン

フローティングナビには、様々な種類のナビがありますが、比較的11インチの画面サイズが多い傾向があります。

しかし、11インチのフローティングナビが多いからという理由で、ナビを選択しない方がよいでしょう。というのも、販売するメーカーごとにナビの操作性や視認性が異なるからです。

そのため、実際に取り付けするフローティングナビを自分の目で確かめつつ、自分にとって最適なナビを購入することがベストでしょう。

ナビ自体も高額商品のため、後悔してはもったいないです。

フローティングナビの取り付け工賃はどのくらい?

画像引用元:アルパイン

フローティングナビを取り付ける際の工賃は「持ち込み」と「購入と同時に取り付け」で費用が異なります。

フローティングナビには、インダッシュ型とオンダッシュ型の2種類があります。

インダッシュ型とは、ナビの枠内に収まるサイズの商品を意味します。

一方、オンダッシュ型は、ダッシュボードの上にナビを固定するタイプのことです。

オンダッシュ型の方がインダッシュ型よりも施工がしやすく、作業工賃が安い傾向があります。

持ち込みの場合と購入と同時に取り付けする場合の費用をそれぞれ下記に記載します。

【フローティングナビ購入と同時に取り付け】

  • インダッシュ型:約2万円〜3万円
  • オンダッシュ型:5,000円〜1万円

【フローティングナビ持ち込みの場合】

  • インダッシュ型:15,000円〜25,000円
  • オンダッシュ型:10,000円〜23,000円

インダッシュ型とオンダッシュ型の作業工賃を比較すると、約5,000円〜10,000円ほどオンダッシュ型の方が安いことが分かります。

フローティングナビをご検討中の方は、どちらの種類のナビにするのかを決め、どの業者に施工をお願いするのか判断しましょう。

フローティングナビの購入と同時に取り付けも依頼するとお得な金額で取り付けできるでしょう。

フローティングナビの取り付け方法

画像引用元:ケンウッド

フローティングナビの取り付け方法を大まかに解説します。メーカーごとのフローティングナビによって取り付け方法が少し異なります。

そのため、あくまで参考程度にイメージしておきましょう。

ナビ取り付けパネルを外す

まずは、ナビに取り付けされているパネルを外します。

取り付けされているパネルを固定するネジは万が一のため、保管しておきましょう。

ナビと車の接続配線をつなげる

パネルを取り外した後は、ナビと車を接続する配線を繋げます。

接続する配線については、取り扱い説明書にどの配線を取り付ければよいのか、記載されています。取扱説明書の指示通りに配線を取り付けしてください。

ブラケット取り付けネジ穴を利用してナビを取り付けする

次にフローティングナビを取り付けていきます。

実際に取り付けする際には、純正ナビブラケットが取り付けされていた固定穴を活用してフローティングナビを取り付けしてみましょう。

どうしてもパネルとナビの間の隙間が気になる方は、クッション材などを活用して埋め合わせしてもよいでしょう。

ナビの角度調整

ナビを取り付けた後は、ナビの角度を調整します。

運転に支障が出ない自分に適した角度に調整することをおすすめします。

フローティングナビで人気が高いブランド【4選】

フローティングナビで人気が高いブランドが4つあります。

  • Carrozzeria(カロッツェリア)
  • ALPINE(アルパイン)
  • Panasonic(パナソニック)
  • Kenwood(ケンウッド)

それぞれの人気ブランドについて解説していきます。

Carrozzeria(カロッツェリア)

画像引用元:パイオニア

カロッツェリアは、日本のナビ業界の中でも高いシェア率を誇る人気メーカーです。

最大の特徴は「高い視認性」にあり、昼夜を通して、運転席や助手席、後部座席のどの方向からでもナビの情報がはっきりと確認できます。

また、ハイレゾ音楽の再生やスマートフォンの連携も可能で、車内で音楽を聴くもしくは映像を見るなどの快適な室内空間を実現できるでしょう。

ALPINE(アルパイン)

画像引用元:アルパイン

アルパインは品質・信頼性ともに業界内でも高い支持を得ている世界的人気ナビブランドです。

数多くある人気ナビブランドの中でも、唯一11インチの超大型カーナビを販売しているメーカーになります。

また、アルパインでは車種に沿った専用のカーナビも展開しています。

そのため、ヴォクシーならヴォクシー専用のナビを選択でき、ノアならノア専用のナビを取り付け可能です。

車種の室内サイズや室内空間に合わせてナビが作られているため、車内に取り付けしても違和感がありません。

Panasonic(パナソニック)

画像引用元:パナソニック

パナソニックは、日本国内で最も人気が高いナビブランドです。

ブルーレイ再生やハイレゾ対応モデルなど、ナビ以外の機能も充実している特徴があります。

また、逆走アラームや制限速度案内など、安全面を注意する便利な機能も搭載しており、運転時の安定性を求める方にもおすすめできる人気メーカーです。

Kenwood(ケンウッド)

画像引用元:ケンウッド

ケンウッドはナビの操作性に優れた人気メーカーです。

ナビをタッチしたりスクロールすると、画面がスムーズに動くため、まるで自分のスマートフォンを使っているような感覚になります。

それほど操作性に優れているナビとも言えるでしょう。

また、オーディオブランドとしても強みがあり、高音質なスピーカーを標準装備することで、移動中もハイクオリティな音楽をいつでも楽しめるメリットがあります。

おすすめのフローティングナビ【3選】

おすすめのフローティングナビを3つ紹介します。

  • アルパイン【DAF9Z】
  • パナソニック ストラーダ【CN-F1X10HD】
  • パイオニア カロッツェリア 楽ナビ【AVIC-RF720】

それぞれのフローティングナビについて詳しくみていきましょう。

アルパイン【DAF9Z】

DAF9Z フローティングナビ

アルパイン製の9インチ型フルデジタルフローティングナビです。

ハイレゾ対応ディスプレイオーディオのため、音楽好きには堪らないナビでしょう。

新デザイン「サウンドホーム」で自分が好む音に調整しつつ、格別な運転を実現できます。

また、Apple CarPlay / Android Autoに対応。HDMI入出力 / AUX入力 / アルパインダイレクト接続に対応

スマホアプリの動画を楽しめる以外にも、幅広いシステムアップができるナビです。

パナソニック ストラーダ【CN-F1X10HD】

CN-F1X10HD フローティングナビ

パナソニック製の大画面10インチ式フローティングナビです。

大画面式で視認性と操作性どちらにも優れており、ストラーダ史上最高画質を楽しめます。

表示される文字も鮮やかで美しい映像で、地図も見やすい特徴があります。

現在は10インチのフローティングナビが発売されていますが、後期モデルでは「CN-F1X10BGD型」のナビが発売されています。

また、ストラーダ【CN-F1X10HD】に対応している車種は470種類以上であり、車種専用の取り付けパネルが不要な点も魅力の1つでしょう。

パイオニア カロッツェリア 楽ナビ【AVIC-RF720】

画像引用元:パイオニア

パイオニアが販売する9インチ型のフローティングナビです。

Bluetooth/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション搭載のナビになっています。

2023年3月に発売されたばかりの商品であり、購入後に最新データバージョンアップが最大1年分付いてくる特徴があります。

購入後の保証面が充実したフローティングナビともいえるでしょう。

フローティングナビのご相談

愛車にフローティングナビを取り付けしたいと考えている方やご相談ならカミタケモータースまでお問合せください。

枚方近郊で新車や未使用車を販売しているカミタケモータースは、車検や整備、さらに板金まで行っています。

また、新車購入に限らずカーライフに伴うさまざまなご相談も承っています。

フローティングナビの取り付けや相談したいなどのお悩みならぜひご気軽にお問い合わせください。

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