軽自動車でも車両価格が高くなってきているので、ローンで購入する方は一般的です。しかし一口にローンといっても、車両本体価格や返済の条件が異なります。
それで、月々の返済額がいくらくらいになるのか平均金額を知りたいと思われる方もおられるでしょう。そこでこの記事では、軽自動車をローンで購入する場合に知りたい選び方や平均返済額、さらにローン商品を選択する際の注意点を解説します。



軽自動車ローンの平均返済額
軽自動車では、ローン金額や頭金、期間の長さによって返済金額は変わりますが、月の平均返済額は1万5,000円です。
軽自動車は車両の価格が安く、なおかつ普通車に比べて自動車重量税など諸費用が安いことから、月の支払い金額も低くなります。それでも、月々の負担をできるだけ減らしたいと考え、軽自動車では頭金なしで、低金利の長期ローンを組む人が多いです。
ローンを組むとしても、返済の条件を変更させることで、実際の支払い額は異なります。弊社カミタケモータースでは、新車1.99%の超低金利プランをご用意しています。
返済額の例は、以下の通りです。
- スズキ ハスラー HYBRID X 13,900円(税込)~
- スズキ スペーシア HYBRID G 12,600円(税込)~
- ホンダ N-BOX 13,800円(税込)~
- ダイハツ タント X 17,800円(税込)~
車種によって、また商品や返済プランによって異なりますが、月々の返済額を抑えながら購入していただけます。
ぜひこちらから気になる車種の返済額をチェックしてください。

軽自動車ローンの種類

銀行ローン
銀行でマイカーローンを組むと、金利が低くてお得ですし、車の名義を自分にできるメリットがあります。ただし、手続きが複雑になり少し面倒です。
銀行でローンを組む手続きと、ディーラーで車を買う手続きを別々に行わなければならないからです。また、審査が他のローンに比べて厳しいこともあります。
職業や収入の条件を満たさなければ審査に通りにくいのはデメリットです。
ディーラーローン
ディーラーローンは、車を購入するディーラーを通して組むローンです。そのため、車を買う手続きとローンの手続きを一緒にできるので、手続きの手間を削減できます。
そして、銀行のローンよりも審査が緩めです。ただし、金利は銀行のローンより高めですし、ローンを完済するまでは、車の名義が自分ではなく、ディーラーや信販会社のものになります。
懸念点はありますが、それでもトータルの手間を減らしながら購入できるのはメリットです。
ネット銀行ローンの比較
ネット銀行の自動車ローンは審査が通りやすい点がメリットです。従来の銀行系の自動車ローンは、低金利で利用したいと思っても、審査が厳しくてなかなか通らないことが多いです。
特に「正社員」などの条件があるため、パートやアルバイトの方には厳しいでしょう。それでも、ネット銀行の自動車ローンなら、収入が安定していればパートやアルバイトの方でも申し込み可能です。
来店せずに手続きが楽々な点も特徴となるでしょう。ディーラーの自動車ローンは、車を選んだ後に利用できるけど、銀行系の自動車ローンはいつでも申し込めるのが魅力です。
残価設定ローン
残価設定ローン、通称「残クレ」は、数年後に車を返すか乗り換えることを前提にしたローンです。まず、数年後に返却・乗り換え時の車の価値「残価」を設定し、それをローンの最終回に据え置きます。そして、残りの金額を月々で分割して支払っていきます。
このローンは、通常のディーラーローンよりも利息が低めに設定されていることが多いです。契約期間が終わると、「車を返却する」「車を返却して別の車に乗り換える」「残価を支払って買い取る(一括払いか、再ローン)」の3つから好きな方法を選べます。ただし、再ローンを組むと総支払額が高くなるので注意が必要です。

軽自動車ローンの選び方

金利で選ぶ
金利の違いは毎月の支払いにはそれほど大きな差が感じられないかもしれませんが、総支払額で見るとその差額に驚くことがあります。金利の低いプランでローンを組むことが総支払額を抑えるために重要です。変動金利のローンを考える場合は、金利が上がる可能性もあるのでその点も考慮しましょう。
また、ローン会社によってだけでなく、借り入れ金額や支払い期間によっても金利が変わることがあるので、しっかり確認することが大事です。
借りられる金額と支払い期間を調べる
金利だけでなく、借りられる金額の上限や支払い期間も確認しておきましょう。例えば、150万円の車を買いたいと思っていても、必ずしも150万円全額を借りられるわけではありません。100万円が上限と言われたら、残りの50万円を自分で用意する必要があります。
支払い期間にも上限があり、希望する期間に必ずしも設定できるわけではありません。期間が短くなると、1回の支払い額が高くなるので注意が必要です。
審査で選ぶ
銀行のマイカーローンよりもディーラーローンのほうが審査に通りやすいです。ですから、銀行のローンに通らなかったり、審査が不安な場合は、ディーラーローンを選ぶと良いかもしれません。ディーラーローンは、車を購入する販売店を通して申し込むので、審査の相談も車の購入相談と一緒にできます。心配事が多いなら、ディーラーローンもよい選択です。
手数料・保証料で選ぶ
カーローンには、借りるときに保証料がかかるものもあります。初期費用を抑えたいなら、保証料がないローンを選びましょう。繰上返済を考えているなら、繰上返済手数料もチェックしておくと安心です。繰上返済に手数料がかかる場合が多いので、それぞれのローンで金額や手続き方法を確認しておくと良いですよ。
複数のローン会社で見積もる(仮審査)
ローンの仮審査というものがあり、気軽に審査に通るかどうかを確認できます。できれば複数のローン会社で見積もりを取って比較するのがおすすめです。ただし、仮審査に通ったからといって、本審査に必ず通るわけではないので注意が必要です。
手続きの簡単さで選ぶ
車を購入する際には、色々な手続きが必要です。手間を減らしたいなら、販売店を通して申し込めるディーラーローンが便利です。銀行のマイカーローンを利用する場合も、普段使っている銀行や、住宅ローンを組んでいる銀行を選ぶと、口座開設の手間が省けます。住宅ローンがあると金利優遇を受けられることもあるので、低金利で借りたいなら検討してみるとよいでしょう。
軽自動車の新車ローンはいくらまで?

ローンを組むとき、一番気になるのは毎月の返済額をいくらにするかです。毎月無理なく支払える金額に設定しておくことが大事です。
その無理のない返済額の目安としては、給料の手取りの15%~20%がよいと言われています。
たとえば、手取り20万円の場合だと、月々の返済額は3万円~4万円が理想的です。この金額なら、毎月無理なく返済できるでしょう。
ダイハツのタントカスタムを購入する際の返済例をみてみます。弊社カミタケモータースでは、新車1.99%の超低金利プランを提供していますが、低金利プランの「OPプレミアムプラン」なら月々15,500円(税込)~から購入できます。
返済プランの例は、以下の通りです。
- 15,500円(税込)~×120回
- ボーナス月+30,000円×年2回/年×10年
返済回数を少なくすると、返済額が高くなりますが、それでも月々の返済額の平均からすると無理なく購入できる範囲でしょう。
軽自動車ローンの申請手続き

必要な書類と準備物
軽自動車を購入する際に必要な書類は次の通りです。いくつかはご自身で用意する必要があるため、どこで手に入れるかも確認してください。
書類 | 数 | 交付場所 |
印鑑(認印) | 1個 | 自身で用意 |
住民票 | 1枚 | 市区町村役場 |
自動車検査証(車検証) | 1枚 | 販売店が用意 |
自賠責保険証 | 1枚 | 販売店が用意 |
車庫証明書 | 1枚 | 管轄の警察署 |
委任状 | 1枚 | 販売店が用意 |
審査の流れ
年収・職業・雇用形態・勤続年数
まずは収入面が大切です。前年度の年収が200万円以上が1つの目安で、借入可能額は年収の3分の1くらいと考えるとよいでしょう。
職業や雇用形態も重要で、安定した収入が見込めるかどうかがポイントです。正社員が有利ですが、非正規でも収入が安定していれば大丈夫です。自営業者も収入が一定していれば問題ありません。
勤続年数もチェックされていて、同じ職場で長く働いていると評価が高くなります。一般的には1年以上が目安で、3年以上が理想です。転職する予定があるなら、審査が不利にならないように転職時期を考えると良いかもしれません。
年齢・家族構成
車のローンを組むときには年齢制限があって、満20歳以上65歳以下が一般的です。18歳以上でもOKな場合もありますが、返済が終わる時点で70歳未満という条件もあります。
年齢が上限に近い場合は、長期のローンが通りにくいことがあるので注意が必要です。利用可否や返済時の年齢制限はローン会社によって異なるので、事前に確認しておくとよいでしょう。
家族構成も影響することがあって、両親や共働きの配偶者がいると世帯収入が高くなって審査に有利になります。収入源が複数あると安定した返済能力があると判断されやすいので、単身よりも家族と住んでいる方が有利かもしれません。
過去の返済トラブル(金融事故)
ローン審査では過去の信用情報もチェックされます。ローンやクレジットの支払い履歴が記録されていて、返済が遅れたことがあると審査が通りにくくなります。
短期間の支払い遅れでも信用情報に記録されますし、携帯電話の支払いが延滞しても同じです。自己破産などの債務整理をしている場合も審査が通らないことが多いです。返済が完了しても一定期間は情報が残るので注意が必要しましょう。
他のローンの状況
これまでにローンの支払いを延滞したことがなくても、他に抱えているローンが多いと審査に通らないことがあります。借入可能額は年収に対する返済比率で判断されるからです。
自分の返済比率を確認するには、以下のように計算してみましょう。
・1年間の返済額÷税込み年収×100=返済比率
返済比率が30%以上だと審査が通りにくくなり、40%以上だとかなり難しくなります。1年間の返済額には、ローン以外にクレジットカードのキャッシングや分割払い、リボ払い、携帯の機種代、奨学金も含まれるので、注意してください。
車のローンを申し込む前に、自分の他の支払い状況もチェックしておくと安心です。
審査に通るためのポイント
審査が通りやすいローン会社を選ぶポイントをご紹介します。
ローンの種類を選択する
まず、銀行ローンとディーラーローンを比較すると、ディーラーローンのほうが審査が緩い傾向があります。金利を重視するなら銀行ローンですが、審査が通りやすいのはディーラーローンです。
次に、中古車販売店が独自に提供する分割払い、自社ローンがあります。自社ローンは、金利がかからず信用情報の照会をしない場合も多いです。そのため、金融事故や債務整理の履歴がある方でも利用できることがあります。ただし、保証金や手数料が上乗せされたり、販売価格が高めに設定されることがあるので注意しておきましょう。
車のランク・グレードを下げる
車のランクを下げるのも一つの方法です。例えば、少しランクを下げた車種やグレードを選ぶと、借入額を抑えることができます。同じ車種でもグレードや装備を変えるだけで、数十万円節約できることもあります。どうしてもグレードを下げたくない場合は、必要な機能が揃った他の車種を検討するのもいいです。
頭金を用意する
また、頭金の見直しも重要です。頭金を増やすことでローンの借入額を減らし、審査に通りやすくなります。少しでも安いローンのほうが審査も通りやすくなるので、返済比率が高いと感じたら、頭金を見直してみましょう。
さらに、他のローンやキャッシングを先にある程度返済しておくと、新しいローンの審査が通りやすくなります。使っていない借入枠がある場合も、不利になるので解約しておくといいです。
軽自動車ローンのメリット

低金利で融資できる
ローンプランを契約するなら、毎月の支払い額を一定にして、無理なく購入できます。さらにローン商品を選択するなら、低金利で融資を受けられるのでトータルコストを抑えながら購入できます。
自動車ローンでは、期間限定で低金利キャンペーンが行われることがあります。通常よりも低い金利でローンが組めるため、購入時期にこだわりがない場合にはキャンペーンを狙うと良いでしょう。ディーラーや販売店では3月や9月の決算時期、銀行では年末から年度末にかけてキャンペーンが行われることが多いです。
月額返済額を抑えられる
ローンを利用することで、現金一括で支払う必要がないため、大きな出費を抑えることができます。初期費用もゼロにすることが可能ですし、頭金を払う場合でも車の本体価格の1割から3割程度で済みます。
ローンには車の本体費用だけでなく、オプションなどの費用も含まれていることもあるでしょう。まとめてかかる費用を用意する必要がないのは魅力です。
各種税金や維持費が安い
ローンで購入するということは、新車で購入することがほとんどでしょう。新しい車であれば、税金や維持費を抑えられることがあります。
環境に優しい車として税金の優遇制度を適用させたり、新しい車なのでほとんど維持費にコストがかかるからです。
軽自動車ローンのデメリット

借入限度額が低い場合がある
自身の年収から計算して、借入限度額が低い場合もあるでしょう。新車ではなく中古車を検討する必要があるケースも考えられます。
ローンは返済までの計画を綿密に行う必要があり、限度額によっては審査に通らないこともあります。
長期的な返済計画が必要
車を買った後は、車検や自動車税などの維持費もかかりますので、それらの費用も考えておかなければなりません。普通車の車検費用は4万~7万円、軽自動車でも3万円くらいかかります。時にはローンの返済と維持費が重なって、10万円以上の出費になることもあります。
さらに、会社の経営状態によってはボーナスが減ったり、支給されなかったりすることもありますので、万が一のことを考えて無理のない返済計画を立てることが大事です。
金利と返済プランの選び方

固定金利と変動金利の違い
車のローンを組むとき、金利の選び方は非常に重要です。主に「固定金利」と「変動金利」の2つがあります。
固定金利は、一度決めた金利が契約から返済完了まで変わらないため、市場の金利が上がっても支払いが安定しているというメリットがあります。しかし、変動金利より最初の金利が高めに設定されているため、市場が低金利のままだと少し損をした気分になるかもしれません。
変動金利は、固定金利よりも初めは低めに設定されていることが多いです。ただし、市場金利に合わせて金利が変動するため、将来の総支払額がどうなるか予測しづらいというデメリットがあります。返済が終わるまで総額がわからないというのは不安要素です。
自分に合った返済プランの見つけ方
ボーナス払いも利用できます。これを利用すると、毎月の支払いを少なくすることができます。例えば、年に2回のボーナスで一部を返済に充てることで、毎月の負担を減らせます。
しかし、ボーナスは会社の業績に左右されるため、安定したボーナスが期待できる場合に限って使うのが賢明です。ボーナス払いを設定するなら、無理のない金額にしておくことが重要です。高すぎるボーナス払いを設定してしまうと、収入が少ない時に対応できなくなるリスクがあるため注意しましょう。
各金融機関の比較
車を買うためのローンは、さまざまな金融機関が提供しており、「マイカーローン」「自社ローン」「ディーラーローン」などがあります。
ローンを組むときには返済計画を立てますが、ボーナス払いや繰上返済を活用すると、毎月の返済額を減らしたり返済期間を短くすることができます。
ローンによって金利や返済の特徴が異なっているため、事前の検討が必要です。トータルコストがどれほどになるのかを検討しておくなら、後で後悔することなく車を購入できるでしょう。
軽自動車ローンの注意点

無理のない返済計画の立て方
軽自動車のローンを組むとき、まず大事なのは無理なく返済できる計画を立てることです。毎月の収入と支出をしっかり見直して、返済可能な金額を計算しましょう。一般的には、ローンの月々の返済額が手取り収入の20%以内に収めるのが理想的です。
頭金を多めに用意すると、月々の返済が楽になります。ローン期間も自分のライフスタイルや将来の計画に合わせて、長すぎず短すぎない期間を選びましょう。無理のない返済計画を立てることで、ローンを負担に感じず、安心して車を楽しめます。
ローン契約時の注意事項
軽自動車ローンを契約する際には、いくつか気をつけるポイントがあります。まずは金利の確認です。低金利に見えても、手数料や諸費用を含めた実質年率を確認して、総返済額を把握することが重要です。
返済方法や期間、返済日についてもしっかり確認しておきましょう。さらに、保証人や担保の必要性も事前に確認し、必要なら早めに準備を進めてください。契約書にサインする前には、細かい条項や条件をよく読み、不明点や不安な点は必ず担当者に確認しましょう。これで、後からのトラブルを防げます。
借入後の管理方法
軽自動車ローンを借りた後は、しっかりと管理しましょう。まず、毎月の返済を忘れずに行うために、口座引き落としの設定やカレンダーに返済日を記入するなど、管理方法を工夫しましょう。返済計画通りに進んでいるか定期的に確認し、もし収入に変動があった場合は早めにローン会社に相談することが大事です。
返済が難しくなった場合、リスケジュールや返済条件の変更が可能な場合もあります。さらに、余裕がある時には繰り上げ返済を検討することで、総返済額を減らせます。適切な管理を行うことで、安心してローンを完済できます。
まとめ
軽自動車もローンを活用することで、無理なく希望する車を購入できます。複数のローン商品があるので、自分にあった商品を選択して計画的に返済しましょう。自身の収入にあった車の選択や無理なく返済できる低金利プランを選択するのはおすすめです。

よくある質問
- 軽自動車の平均的なローン返済額は?
-
車種やグレード、さらに返済プランによって異なりますが、約15,000円ほどが平均の返済額できます。ローンは長期間で返済することを前提にしていますが、返済回数を少なくして、完済までの期間を短くできます。
- ローン商品の選択方法は?
-
ローンの種類によって審査に通りやすさが異なります。また収入面での安定性によっても、審査に通るのかが異なります。条件を考慮してローン商品を選択しましょう。


