【最新2025】Volkswagen ID. Buzz Proの魅力|航続距離走行性能充電性能まとめ

電気自動車が当たり前になりつつある今、その流れを“もっと楽しく、もっと自由に”広げてくれる1台が登場しました。それが Volkswagen ID. Buzz Pro です。

ワーゲンバスのDNAを現代EVとして受け継ぐスタイルは、最新テクノロジーをまとった次世代モビリティそのもの。どのようなモデルに仕上がっているのか、詳しく解説します。

目次

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大阪から東京・品川へ。スタッフ櫨山の夢を叶えるために、ついにフォルクスワーゲンの試乗しに来ました!

そこに待っていたのは、フォルクスワーゲンの電気ミニバン ID.Buzz。1950年代の“ワーゲンバス”を現代EVとして再現した象徴的モデルです。

今回の車両価格は 983万1,000円。カミタケモータースYouTube史上、過去最高額のレビュー車両です。動画でも紹介していますので、ぜひご覧ください。

フォルクスワーゲン ID. Buzz Proとは?特徴と基本情報

ID. Buzz Proのコンセプトと歴史的背景

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ID. Buzz Proは、フォルクスワーゲンが長年大切にしてきた「人とモノを自由に運ぶ」というカルチャーを、EV時代に最適化したモデルです。特にルーツとなるのは、1950年代に誕生した名車「タイプ2(通称:ワーゲンバス)」で、当時の自由で開放的なライフスタイルを象徴する存在でした。

ID. Buzz Proは、その象徴的なデザイン要素である丸みを帯びたフロント、広いキャビン、フレンドリーな佇まいを現代的なEV技術と融合し、持続可能な移動手段として再解釈した一台です。単なるレトロ復刻ではなく、「未来のファミリーカー」や「新しい働くクルマ」にもなる汎用性を志向しており、VWのEVビジョンの核となるモデルといえます。

サイズ・価格・ボディカラー展開

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ID. Buzz Proは、扱いやすさと室内空間の広さを両立するため、全長4,715mm・全幅1.985mというワイドスタンスが特徴です。ミニバンとしてはコンパクト寄りですが、MEBプラットフォームによりホイールベースが長く、広いキャビンスペースを持ちます。ID. Buzz Pro Long Wheelbaseになると、全長が4,965mmと長くなります。

  • ID. Buzz Pro:8,889,000円
  • ID. Buzz Pro Long Wheelbase:9,979,000円

ボディカラーは2トーン展開が大きな魅力で、イエロー×ホワイトやブルー×ホワイトなど往年の“ワーゲンバス感”を再現したものから、モノトーンのディープブラックパール・シルバーメタリック・キャンディホワイトといったモダンなカラーまで幅広くラインナップ。デザイン性と個性を重視した選択肢が揃っています。

ID. Buzz Proのエクステリア

レトロ×モダンのデザイン哲学

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ID. Buzz Proのエクステリアは、1950年代の“タイプ2(ワーゲンバス)”の面影を明確に残しつつ、現代EVならではのクリーンさを融合させたデザインになっています。丸みを帯びたフロントフェイス、シンプルなサイドライン、大きなウィンドウ面積といったレトロな要素をベースにしながら、LEDライトやシャープなディテールで現代的な精密さをプラスしているのがポイントです。

アップグレードPKG装備のLEDマトリックスヘッドライト“IQ.LIGHT”なら、向かう方向の車両や歩行者を検知して、光を自動で制御してくれます。フロントの発光VWエンブレムと合わせて夜の印象が良くなる装備です。

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人を検知し自動で光を制御するハイテクライト。ここにも“レトロ×未来”という矛盾を成立させる車ということを感じさせてくれます!

2トーンカラーの視覚効果と人気色

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ID. Buzz Proの外観でまず触れたくなるのが、やはり象徴的な“2トーンカラー”です。この配色は単なるデザインの遊び心ではなく、初代ワーゲンバスが持っていたポップで親しみやすい世界観を現代のEVとして丁寧に受け継いでいる点が魅力です。ボディの上下で色を切り替えることで、実際のサイズよりも車体を軽やかに見せる効果があり、視覚的なバランスの良さが際立っています。

特に人気を集めているのは、イエロー×ホワイトやブルー×ホワイトといった明るい2トーンカラーで、街中でもひと目でID. Buzz Proだと気づける存在感があります。

また、ブラック系のモノトーンも用意されており、より都会的でクリーンな印象を求める方に支持されています。

空力を意識したEV専用ボディ形状

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ID. Buzz Proはレトロ感の強いデザインながら、EVとしての効率性を追求した空力ボディがしっかり作り込まれています。大きく寝かせたフロントウィンドウ、フラット化されたサイド面、ホイールアーチ周りの整流処理など、見た目以上に空気抵抗を低減する工夫が凝縮されています。

また、バンパー形状やリアスポイラーも風の流れを最適化するよう調整されており、航続距離向上に貢献します。ミニバン特有の“箱感”を抑えつつ、空力とデザインを両立させている点が、ID. Buzz Proのエクステリアの技術的魅力といえます。

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ボディサイズ

4,715mmm✕1,985mm✕1,925mm

ID.Buzzには標準ボディとロングボディ(3列7人乗り)があり、後者が7割売れるとのこと。都市部では取り回しに不安が出る一方、ユーザーは「空間価値」を選んでいるわけです。

東京でこれ以上長くなるのは運転が怖い…!

後方のフォルクスワーゲンのロゴの部分も、ホワイトの文字が可愛さを演出していますね。バックドアには、一文字のランプがあります。

ちなみに、ワーゲンバスは丸目のヘッドライトですが、電気自動車のIDシリーズに合わせた細目のライトデザインになっているそうです。

インテリアや使い勝手

広々とした室内空間とシートアレンジ

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ID. Buzz Proの魅力として真っ先に挙げたいのが、この“広い室内空間”です。EV専用のMEBプラットフォームを採用したことで、フロアがフラットになり、前後方向のスペースにも余裕が生まれています。

特に2列目は座面がしっかり取られており、大柄な大人でも快適に座れるゆとりがあります。シートアレンジも柔軟で、6:4分割可倒式の2列目を倒すと大容量のラゲッジスペースに変身し、アウトドア用品から大型荷物までスムーズに積み込めます。

Proは2-2-2の3列6人乗りで、Pro Long Wheelbaseは2-3-2の3列7人乗りになっています。ミニバン的な実用性とEVらしい広大な空間が両立されている点は、ID. Buzz Proの大きな強みです。

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ID.Buzzは、移動時間そのものを楽しませる仕掛けや便利な装備も豊富です。

たとえばコンソールボックスにはフロントガラスの霜取り用スクレーパー、さらには栓抜きまで装備されていました。

さらに、センターコンソールはなんと着脱式。取り外せば、そのまま後席へスッと移動でき、車内を“リビング”的に行き来できます。

高級感のある内装やUSB Type-C充電ポート、バニティミラーと便利な機能が〇!

次の移動地に向けて出発しました。リラクゼーション機能付シートを試してみましょう。シートの背もたれの部分が、空気圧で膨張・収縮してくれ、身体を押圧してくれました。

後席も確認していきましょう。

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後席に入ってみると、フラットな床面で広々としたスペースがありました。乗り込むときに目に入るのが、天井から下がった“吊り革”のようなグリップ。

これもワーゲンバスの世界観を踏襲したデザインで、「クルマでありながら、どこか公共交通機関的な雰囲気」を演出しています。

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2列目には展開式のテーブルが備わり、段階的に位置調整が可能。ノートPCを置いて作業したり、子どものおやつタイムに使ったりと、使い道は多彩です。

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さらに、後席側にもUSB Type-Cポートやシートヒーター、特徴的なスライドドアの開閉スイッチなど、ロングドライブや車中で長く過ごすシーンを前提にした装備が揃っています。

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コックピットのデジタル化とUI

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ID. Buzz Proのコックピットは、フォルクスワーゲン最新世代のデジタルUIを採用した“未来寄り”の仕上がりです。中央には大型のインフォテイメントディスプレイが配置され、ナビゲーション、車両設定、充電情報、エアコン操作まで直感的に操作できます。メータークラスターもフルデジタル化され、視認性が高く、必要な情報が整理されて表示される点が魅力です。

さらに、音声操作やオンライン接続にも対応しており、スマートフォン感覚で使える操作性が印象的です。

走行性能・航続距離充電性能

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モーター性能と加速特性

ID. Buzz Proに搭載されるモーターは、 hinten(リア)に配置されたリア駆動ユニットで、最高出力210kW(約286PS)、最大トルク560Nmを発生します。EVならではの特性として、アクセルを踏んだ瞬間から最大トルクが立ち上がり、重い車体でもスムーズに加速していく力強さがあります。

0〜60km/hの中低速域は特に扱いやすく、街乗りや高速の合流では“思った以上に軽快”と感じる場面が多いです。一方で、レスポンスが鋭すぎず、ミニバンらしいマイルドさも併せ持っているため、家族を乗せても安心して加速できる味付けになっています。静粛性の高さもEVらしい上質さを強調しています。

航続距離(WLTP)と実用値の目安

ID. Buzz Proの航続距離は、WLTPで524-554kmとされており、バッテリー容量は84・91kWhを採用しています。実際の走行では、気温・速度・エアコン使用状況によって変動しますが、街乗り中心であれば実用値は300km台前半が目安になります。高速道路主体になるとエネルギー消費が増えるため、おおむね250〜300km程度で見込んでおくと安心です。

ミニバンとしては十分な航続性能で、日常の買い物から郊外へのお出かけまでストレスなくこなせる能力があります。EV旅行を計画する際も、100〜150kmごとの休憩とあわせて充電ポイントを確保すれば無理のない移動が可能です。

急速充電普通充電と充電時間

ID. Buzz Proの充電性能については、EVミニバンとして優れた特性を備えている点が魅力です。まず急速充電(DC)では90kW級に対応しており、20〜80%までの充電がおよそ40分程度で完了します。この性能はミニバンとしては高水準で、高速道路で休憩を取るあいだに十分な航続距離を回復できるため、長距離移動でも安心感があります。

また、普通充電(6kW)にも対応しており、0〜100%までの充電には14時間30分ほどかかります。これは自宅で夜間に充電しておくと、翌朝にはしっかり満充電になっています。

満充電の場合には、500kmを超える航続距離が安心です。急速充電に対応しているので、30分ほどで8割ほどの充電ができます。

安全性能先進運転支援システム

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安全性能先進運転支援システムの機能一覧

ID. Buzz Proには、フォルクスワーゲンが最新世代として位置づける先進運転支援システムが幅広く搭載されています。主な機能としては、前方衝突を検知して自動的にブレーキを作動させる「Front Assist」、車線はみ出しを防ぐ「Lane Assist」、全車速で前車を追従できる「ACC(アダプティブクルーズコントロール)」、後側方車両を監視する「Side Assist」などが揃っています。

エマージェンシーアシストなど、安全性と快適性を両立する装備が充実しています。ファミリーユースで、幅広いユーザーが安心して乗れるよう考えられたパッケージです。

駐車時には、360°カメラが力を発揮します。アラウンドビューカメラ“Area View”は、4台のカメラで確認しづらい周囲の状況を画面に映し出してくれました。

ADASの強み(追従車線維持駐車支援 etc.)

ID. Buzz ProのADASは、追従走行と車線維持の精度が高く、長時間の運転でも負担が少ない点が大きな魅力です。ACCは前車との距離を自然な減速・加速でコントロールし、渋滞でもスムーズに追従します。

また、Lane Assistが作動すると、車線中央をキープするステアリング制御が加わり、高速走行でも安定した走りを支えてくれます。ミニバンサイズでありながら、運転の難しさをしっかり軽減してくれる点が特徴です。

長距離ドライブ向けの支援性能

ID. Buzz Proの運転支援は、実は“長距離走行こそ真価が出る”タイプです。というのも、ACCによる前車追従とLane Assistの車線維持が同時に働くと、高速道路ではかなり高度なサポートが得られて、体感としては半自動運転にかなり近い安定感が生まれます。特に直進時の修正舵が少なくなり、車体サイズを意識しないままスッと巡航できるのが印象的です。

さらに、ドライバーの疲れを検知して休憩を促してくれるアシスト機能も備わっており、長時間の移動でも“無理をしない運転”が自然とできるようになります。渋滞時のストップ&ゴーも滑らかにこなすため、旅行や帰省のような距離を走るシーンでは本当に頼もしい相棒になります。

Volkswagen ID. Buzz Proのメリット

メリット

広い空間のEVという利便性

ID. Buzz Proのメリットは、“広さ”と“EV”を高いレベルで両立している点です。EV専用プラットフォームであるMEBを採用したことで、フロアがフラットになり、室内長と足元スペースに余裕が生まれています。

ミニバン級のボディでありながら、エンジンや駆動系を前方に集約しないEV構造のおかげでキャビンが驚くほど広く、実際の寸法以上の開放感を感じられます。2列目のゆったりした座り心地や、大きな荷物も余裕で積めるラゲッジ容量など、日常使いからアウトドアまで対応できる万能さが魅力です。広い車内を求めつつ、環境性能や静かさも重視したいユーザーに最適な一台です。

ランニングコスト面のメリット

ID. Buzz Proの魅力としてぜひ注目していただきたいのが、EVならではの“維持費の軽さ”です。まず電気代ですが、これはガソリン代よりも安く済むケースがほとんどで、特に自宅充電や深夜料金を活用すると1kmあたりの走行コストがしっかり下がります。

また、エンジン車のようにオイル交換やATF交換といった定期メンテナンスが不要ですので、整備費も自然と抑えられます。さらに制動エネルギー回生のおかげでブレーキパッドの摩耗がかなり少なくなる点も、実は大きな恩恵です。車両価格は高めですが、長く乗るほど“じわっと効いてくる節約効果”が積み上がるのがID. Buzz Proの魅力です。

静粛性の高さ

ID. Buzz Proの静粛性は、EVの長所を徹底的に磨き込んだ“ワンランク上の静けさ”が特徴です。モーター駆動なのでエンジン音が存在せず、速度を上げても振動が極めて少ないため、車内が驚くほど落ち着いています。

また、ボディ剛性の高さや遮音材の配置が巧みで、いわゆるミニバン特有の“箱形による風切り音”がかなり抑えられています。

カミタケチャンネル!

早速ID.Buzzに乗って試乗を開始します。

え、なんかすごいな。そもそもさ、エンジンかけるとこがない…

電気自動車には“エンジン始動”の概念がほぼないんです。ブレーキマークのペダルを踏んで、右手でシフトを“クリッ”と回すだけですよ

ブレーキペダルを踏み込み、ステアリングコラムのセレクターを回すと、クルマは無音のまま走行準備完了。

走り出した瞬間、車内に広がるのは「静けさ」と「滑らかさ」です。

視界は高く、ドラポジはハイエースのような“見下ろす感覚”に近い一方、ボンネットは驚くほど短いことに気がつきました。このパッケージングの理由は、リアにモーターとバッテリーを集中配置しているからです。

かつてのワーゲンバスがリアに水平対向エンジンを搭載していたレイアウトを、EVで現代的に再現した形とも言えます。

デメリット・気になるポイント

注意

価格の高さと補助金の注意点

ID. Buzz Proのデメリットとしてまず触れておきたいのが、“EVミニバンならではの価格の高さ”です。大容量バッテリーや先進装備を積んでいるため、どうしてもガソリン車に比べて初期費用が大きくなります。

また、EV購入時には国のCEV補助金や自治体の独自補助金が使えることがありますが、これが毎年内容が変わったり、予算の上限に達して早期終了したりと、意外と注意点が多いです。

補助金を前提に資金計画を立てると「思ったより支給が少ない」というケースもありますので、最新情報を確認しながら総額を見積もることが大切です。購入前に下調べをしておくと安心感がぐっと高まります。

充電設備が必要

ID. Buzz Proを快適に運用するには、やはり“どこで充電するか”という点が避けて通れません。自宅に普通充電器を設置できれば理想的ですが、マンションや賃貸住宅では設置が難しい場合も多く、そうなると公共の急速充電に頼るシーンが増える可能性があります。

その際、生活圏に充電スポットがどれだけあるか、混雑状況はどうか、といった環境面を事前にチェックしておく必要があります。

まとめ|ID. Buzz Proは“新時代のファミリーEV”として魅力十分

ID. Buzz Proは、古き良きフォルクスワーゲンの車をイメージさせながらも、EV車の魅力が詰まったモデルになっています。広い室内を活かして、快適に乗車できますし、たくさんの荷物を積載することも可能です。

自宅に充電設備を設置できるのであれば、EV車のメリットを活かしやすいので、近所の買い物だけではなくマルチに使うのにもおすすめの車となりそうです。

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