RAV4とフォレスターどっちがおすすめ?性能や装備を比較してみました

RAV4とフォレスター比較

街乗りから雪道などの悪路走行までバランスよくカバーしオールマイティに使える1台として、クロスオーバーSUVの人気は世界的に高まっています。

その中でも比べられることの多いトヨタ「RAV4」とスバル「フォレスター」について、デザインや燃費、悪路走破性、安全性能、ラゲッジスペースなど、気になるポイントを比較してみました。

目次

RAV4はどんな車?特徴は?

画像:https://toyota.jp/rav4/gallery/
  • 全長:4,600mm
  • 全幅:1,855mm
  • 全高:1,685mm
  • 燃費:15.2km/L(ガソリン)、20.6km/L(ハイブリッド)

※上記は「G」グレードのデータです。

RAV4はトヨタのクロスオーバーSUVです。
初代RAV4は1994年に発売され2016年に国内販売を終了しましたが、2019年に新型RAV4として復活し、5代目モデルが日本カー・オブ・ザ・イヤー2019-2020を受賞するなど、高い評価と人気を集めています。

フォレスターはどんな車?特徴は?

画像:https://www.subaru.jp/forester/forester/design/exterior
  • 全長:4,640mm
  • 全幅:1,815mm
  • 全高:1,715mm
  • 燃費:13.6km/L(ガソリン)、14.0km/L(ハイブリッド)

※上記のサイズは「Advance」グレードのデータです。

フォレスターはスバルのクロスオーバーSUVです。
初代モデルは1997年に発売され、以後5~6年周期でフルモデルチェンジが行われており、2018年発売の現行モデルで5代目となります。

スタイリングを比較

【RAV4】エクステリア

RAV4の外観

クロスオクタゴンを造形テーマにした、逞しくダイナミックなスタイリングのRAV4。街乗りでもオフロードでも様になるデザインです。

【フォレスター】エクステリア

フォレスターの外観

2021年8月のマイナーチェンジでフロントマスクを中心にデザインを刷新。ヘキサゴン(六角形)のフロントグリルは大型化され、コの字のヘッドライトはレヴォーグと似たデザインに変更されるなど、よりスバルらしい雰囲気に。

インテリアを比較

【RAV4】インテリア

オレンジのアクセントカラーに遊び心を感じる「Adventure」、シックで落ち着きのある「G」、シンプルな印象の「X」といったようにそれぞれの個性が際立つインテリアデザインです。

【フォレスター】インテリア

フォレスターはグレードによってシート素材が異なり、「Touring」では撥水ファブリックと合成皮革を使用したシート、「X-BREAK」ではお手入れがしやすい撥水性ポリウレタン素材のシート、「Advance」では高級感のあるナッパレザーシートがオプションで選択可能、「SPORT」ではウルトラスエードと本革を使用したシートとなっています。

ラゲッジスペース(荷室)を比較

RAV4が580L、フォレスターが520Lとどちらも十分な荷室容量で、大きな荷物も積み込みやすく使い勝手は抜群です。
特にRAV4はデッキボード下段時には580Lと、ミドルクラスSUVとしてはトップクラスの容量が確保されています。

【RAV4】ラゲッジスペース

RAV4の荷室
  • 荷室容量:542L(デッキボード上段時)、580L(デッキボード下段時)、1,150L(デッキボード上段リヤシート格納時)、1,185L(デッキボード下段リヤシート格納時)
  • 荷室高:880mm(デッキボード上段時)、935mm(デッキボード下段時)
  • 荷室奥行(5人乗車時):1,015mm
  • 荷室奥行(リヤシート格納時):1,880mm
  • 荷室最小幅:1,000mm

参考https://faq.toyota.jp/faq/show?id=1194&site_domain=default

【フォレスター】ラゲッジスペース

フォレスターの荷室
  • 荷室容量:520L(Advanceは509L)
  • 荷室高:884mm(サンルーフ装着車は824mm)
  • 荷室奥行(5名乗車時):908mm
  • 荷室奥行(リヤシート格納時):1,547mm(リヤシートバック背面前端~荷室ボード後端までの数値)、1,856mm(フロントシートバック~荷室ボード後端までの数値)
  • 荷室幅:1,100mm(ホイールハウス間)
  • 荷室開口部最大幅:1,300mm
  • 荷室最大幅:1,585mm

参考https://www.subaru.jp/forester/forester/utility/utility

カミタケチャンネル

動画では人気のSUV3車種「CX-5」「RAV4」「フォレスター」のラゲッジスペースやエクステリア、内装について、シンプルな言葉で比較・紹介しております。ぜひあわせてご覧ください!

燃費性能を比較

燃費性能をカタログ燃費で比較すると、
RAV4のガソリン4WD車が15.2km/L、ハイブリッド4WD車が20.3km/L、
フォレスターのガソリン4WD車が13.6km/L、ハイブリッド4WD車が14.0km/L、
となっています。

ガソリン車ではあまり差がない印象ですが、ハイブリッド車の燃費の良さでは断然RAV4のほうが優れています。

グレードAdventure、G“Z package”G、XX
駆動方式4WD4WD2WD
WLTCモード燃費15.2km/L15.2km/L15.8km/L
市街地モード11.5km/L11.5km/L11.9km/L
郊外モード15.3km/L15.5km/L16.1km/L
高速道路モード17.5km/L17.4km/L18.1km/L
▲RAV4 ガソリン車のカタログ燃費
グレードHYBRID AdventureHYBRID  G、HYBRID XHYBRID X
駆動方式E-FourE-Four2WD
WLTCモード燃費20.3km/L20.6km/L21.4km/L
市街地モード17.9km/L18.1km/L19.4km/L
郊外モード22.4km/L22.4km/L23.4km/L
高速道路モード20.1km/L20.7km/L21.1km/L
▲RAV4 ハイブリッド車のカタログ燃費
タイプハイブリッド車ガソリン車
グレードTouring、X-BREAK、AdvanceSPORT、STI Sport
駆動方式AWDAWD
WLTCモード燃費14.0km/L13.6km/L
市街地モード11.2km/L10.3km/L
郊外モード14.2km/L14.3km/L
高速道路モード16.0km/L15.2km/L
▲フォレスターのカタログ燃費

悪路走破性を比較

【RAV4】4WDシステム

ダイナミックトルクベクタリング4WD

ガソリン車のアドベンチャーとGZパッケージには新型4WDシステム「ダイナミックトルクベクタリング4WD」が採用されています。
前後輪のトルク配分に加えて後輪トルクを左右独立で制御することにより、コーナリングの車両安定性を高めます。またエンジンのパワーを余すところなく路面に伝えることで、悪路においても効果を発揮します。

マルチテレインセレクト

「MUD&SAND」「NORMAL」「ROCK&DIRT」の3つのモードから路面状況に応じたものを選択すると、AIM(AWD lntegrated Management)が駆動力・4WD・ブレーキを統合制御で最適化します。
路面状況に適した4WDシステムの性能を最大限に引き出し、オフロードや滑りやすい路面での走破性を一段と向上させます。

【フォレスター】4WDシステム

シンメトリカルAWD

スバルこだわりの4WDシステム「シンメトリカルAWD」は、水平対向エンジンを核としたパワートレーンを一直線上に左右対称にレイアウトすることにより重量バランスに優れ、さまざまな路面を安定して走ることが可能です。
さらに路面や走行状況に応じて前後輪に最適なトルクを配分する「アクティブトルクスプリットAWD」が採用されています。

X-MODE

雪道での発進時やぬかるんだ悪路などタイヤが空転するようなシーンでも、X-MODEをONにしておけば4輪の駆動力やブレーキなどを適切に制御し、スムーズな脱出をサポートしてくれます。
フォレスターでは2モードタイプが採用されており、雪道や砂利道など滑りやすい道を走行する時の「SNOW・DIRT」モード、深雪やぬかるみといったタイヤが埋まってしまうような道での「DEEP SNOW・MUD」モードが選べます。

最低地上高

  • RAV4の最低地上高:190mm~200mm
  • フォレスターの最低地上高:220mm

悪路や雪道での走行も視野に入れてSUVを選ぶなら最低地上高200mmが目安なんてことも言われているようですが、その点でいうとフォレスターは全グレードで220mmの最低地上高が確保されており安心感がありますね。
RAV4の最低地上高はハイブリッドが190mm、GとXが195mm、アドベンチャーとGZパッケージが200mmと、フォレスターよりは低いものの十分な数値と言えるのではないでしょうか。

安全性能を比較

【RAV4】トヨタセーフティセンス

1. プリクラッシュセーフティ

ミリ波レーダーと単眼カメラで車両や歩行者などを検知し、衝突の可能性が予測される場合にはブザーで回避操作を促します。ブレーキを踏めなかった場合はプリクラッシュブレーキを作動させて、衝突回避または被害軽減をサポートします。

2. レーントレーシングアシスト

車線をはみ出しそうなときは、ブザーとディスプレイ表示で知らせ、ステアリング操作の一部をサポートします。

3. レーダークルーズコントロール

ミリ波レーダーと単眼カメラで先行車を認識し、車速に応じた車間距離を保ちながら追従走行をサポートします。

4. オートマチックハイビーム

先行車の有無や対向車のライトを認識し、ハイビームとロービームを自動で切り替えます。

5. ロードサインアシスト

「車両進入禁止」「一時停止」などの道路標識を単眼カメラで認識し、ディスプレイに表示します。

【フォレスター】アイサイト

1. ツーリングアシスト

アクセル、ブレーキ、ステアリング操作をアシストし、 渋滞やロングドライブの疲れやストレスを軽減します。

2. 全車速追従機能付クルーズコントロール

0km/h~約120km/hの幅広い車速域で先行車に追従走行します。

3. プリクラッシュブレーキ

先行車への追突の危険があるとシステムが判断した場合、警報音と警告表示でドライバーに注意を喚起。回避操作がない場合はブレーキ制御を行い、自動的に減速または停止します。

4. 後退時ブレーキアシスト

後退時、車体後部に装着されたソナーセンサーが障害物を検知。衝突の可能性がある場合は、警報音と警告表示で段階的に注意を呼びかけます。

5. AT誤発進抑制制御&AT誤後進抑制制御

駐車スペースから出る時などの、シフトレバーやペダルの誤操作による急発進を抑制します。

6. 車線逸脱抑制

車線からはみ出しそうになると、車線からの逸脱を抑制するようステアリング操作をアシストします。

7. 警報&お知らせ機能

車線からはみ出しそうになったり、自車のふらつきを検知した場合、警報音と警告表示でドライバーに注意を促します。

JNCAP安全性能評価

国土交通省と自動車事故対策機構(NASVA)が実施する自動車アセスメントにおいて、衝突安全性能評価では2018年度にはフォレスターが最高得点を獲得し衝突安全性能評価大賞を受賞、2019年度の予防安全性能評価では両車が最高ランクのASV+++を獲得しています。

参考独立行政法人自動車事故対策機構 NASVA(交通事故)

RAV4が向いている人はこんな人!

  • 無骨なデザインが好き
  • アウトドアなどで荷物をたくさん積み込みたい
  • 燃費の良い4WDのSUVが欲しい

という方におすすめです。

フォレスターが向いている人はこんな人!

  • 雪道などの悪路走破性を重視したい
  • 燃費よりも走りを重視したい
  • コスパの良い車が欲しい

という方におすすめです。

RAV4とフォレスター以外でおすすめの車種は?

マツダ CX-5

CX-5は洗練された印象のクロスオーバーSUVです。
2.0L/2.5Lのガソリンモデルと、2.2Lのディーゼルモデルの3種類のパワートレインが用意されており、また2018年にはディーゼルに6速MT車が追加されるなど、豊富なバリエーションが魅力です。

ホンダ CR-V

CR-VはホンダのミドルサイズSUVです。
5代目モデルでは従来の2列シート5人乗りに加えて、3列シート7人乗りもラインナップされました。
なお、国内向けモデルは2022年8月に生産終了となっています。

日産 エクストレイル

2022年7月に9年ぶりのフルモデルチェンジをした日産のエクストレイル。
第2世代「e-POWER」や電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」が採用され、まったく新しいSUVへと生まれ変わりました。
先代モデルから引き続き3列シート車の設定も用意されています。

結論、RAV4とフォレスターどっちがおすすめ?

内外装や燃費、ラゲッジスペース、悪路走破性、安全性能などさまざまな点を比べてみましたが、車を単なる移動手段として割り切るのでなければ、機能性や安全性はもちろんのこと、デザインが自分の好みに合っているかどうかも車選びの重要なポイントですね。

それぞれ違った魅力を持つRAV4とフォレスターですが、個人的な意見として、本格的な四駆性能(雪道やぬかるんだ道路などの悪路走破性)を求めるなら若干フォレスターに軍配が、力強いデザインを求めるならRAV4に軍配が上がるのではないでしょうか。

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