バッテリーの寿命と交換時期の目安
車のバッテリーの寿命は平均で3年程度といわれています。
バッテリー交換時期の目安は、3年ごと、または車検ごとというのが一般的なセオリーです。
ただ、バッテリーの寿命は使い方次第では2年も持たなかったり、あるいは5年以上持ったりと大きく変わるため、バッテリー交換は何年でとはっきり定めるのは難しいのが正直なところです。
バッテリーの寿命の症状と突然死
バッテリーの寿命が近づくと、
- エンジンのかかりが悪い
- ヘッドライトの明るさが不安定
- パワーウィンドウの開閉が遅い
などの症状が見られます。
しかし、最近の高性能バッテリーは上記のような寿命の兆候が出づらく、いきなり寿命を迎えるバッテリーの突然死といったケースも珍しくありません。
安全なドライブのためには、定期的な点検と余裕を持った早めのバッテリー交換がおすすめです。
バッテリーテスターでのバッテリー診断
バッテリーの劣化具合を把握する手段の一つとして、バッテリーテスターという測定機を用いた診断方法があります。
バッテリーテスターとは、バッテリーの電圧や内部抵抗を測定して健康状況を診断するもので、バッテリーテスターによる診断はディーラーやカー用品、ガソリンスタンドなどで実施されています。
カミタケのバッテリー診断
カミタケのバッテリー診断には、パナソニックの高精度カーバッテリーテスター「Blue Analyzer(ブルーアナライザー)」を使用しています。
「Blue Analyzer2」は一般自動車に加えてエコカー用バッテリーにも対応しており、さらにバッテリー本体に取り付ける寿命判定ユニット「Life WINK(ライフ・ウィンク)」をあわせて使用することで、バッテリーのより詳細な診断が可能です。
診断結果出力レシートのイメージ
出典:ライフ・ウィンク対応テスター(ブルーアナライザー)で高精度点検 | Panasonic
バッテリー上がりは寿命が原因?
車がバッテリー上がりを起こす原因は大きく分けて2つあります。
原因① バッテリーの寿命
劣化が進んだバッテリーは、充電しても十分に電気を蓄えることができなくなります。
バッテリーの寿命によるバッテリー上がりと判断された場合、バッテリーの交換が必要です。
原因② バッテリーの過放電
まだ劣化の進んでいない新しいバッテリーであっても、
- ライトの消し忘れなどによる過放電
- 長期間乗らないことによる暗電流放電
- 渋滞走行やチョイ乗りの繰り返しによる充電不足
など、状況次第でバッテリー上がりを起こす可能性があります。
この場合、充電することである程度の回復が見込めますが、バッテリーが上がったまま長期放置していたような場合にはバッテリーの交換が必要になります。
このほかに、車両側の充電装置(オルタネーター、レギュレーター)などの故障が原因でバッテリー上がりが起きることもあります。
バッテリー上がりの応急措置
ジャンピングスタート
万が一バッテリーが上がってしまった場合、「ジャンピングスタート」という方法でエンジンを始動させることができます。
ジャンピングスタートとは、ほかの車とバッテリーを接続して電気を一時的に分けてもらうことでエンジンを始動させる方法で、これにはブースターケーブルという専用のケーブルを使います。
※基本的にハイブリッド車は構造上、他の車のバッテリー上がりを救援することはできないので注意が必要です。
ジャンピングスタートは手順を間違えると故障やケガにつながる恐れがあるため、もしものときのために、ブースターケーブルの正しい使い方を一度確認しておくのが良いでしょう。
ロードサービスを呼ぶ
JAFや自動車保険付帯のロードサービスを呼んで、ジャンピングスタートの作業をプロに行ってもらう一番確実で安全な方法です。
※自動車保険付帯のロードサービスの場合、利用回数に制限が設けられていたり有料の場合もあります。
※JAF会員でなくてもJAFのサービスを有料で受けることはできますが、13,130円(一般道路・昼間8時-20時)~24,650円(SA、PA以外の高速道路・夜間20時-8時)の料金がかかります。
保険選びもカミタケにおまかせ!
万が一の時の心強い味方「ロードサービス」
自動車保険に無料で付帯されている場合もありますのでぜひチェックしてみてください。
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