ekクロスEVが発売開始!内外装の特徴や装備の違い

三菱ekクロスEV

三菱のekクロスEVは、日産のSAKURAと同様に、プラットフォームを共有する軽BEV車です。2022年6月16日から発売が開始しました。

今後注目されるEV車でも、軽自動車規格のモデルですが、どのような特徴を持っている車種でしょうか?eKクロスの特徴や日産のSAKURAとの違いまで詳しくご紹介します。

目次

三菱が軽規格の新型電気自動車のekクロスEVを発売

ekクロスEV

三菱自動車は、2022年6月16日に、軽規格の電気自動車であるekクロスEVを発売しました。これは、eKクロスを利用した電気自動車で、リチウムイオンバッテリーは20kWh、充電走行距離はWLTCモードで180kmというスペックです。

補助金制度の対象となっているので、実質支払う金額では、ガソリンの軽自動車と変わらない価格になっているのが特徴です。

近所での街乗りがメインとなるなら、自宅で充電しながら利用できるので、便利に活用できるモデルとなっています。

グレードは上級グレードの「P」と標準グレードの「G」の2種類展開されています。

先行販売では多数の受注

2022年5月20日から先行注文を開始していたeKクロスEVですが、6月12日時点では約3,400台を受注しており、月間販売目標台数の850台を大きく上回っています。

そのうち、57%が上級グレードの「P」、さらに「P」を注文した86%が「マイパイロット」などが含まれている「先進安全快適パッケージ」を装着していることがわかっています。

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ekクロスEVの外装

ekクロスEV

基本的にベースとなるeKクロスと同じだが、EVモデルはデザインが少しだけ異なっています。

たとえば、ガソリンモデルは丸形のフォグランプですが、EV車は四角形状のフォグランプになります。ボディ同色のパネルになっていたり、グリルのメッシュがなくなってクローム加飾されているのも違いです。

ekクロス

ekクロス

EV専用カラーも設定されており、ガソリンモデルとの違いがあります。

EV専用カラーになっているのは、以下のとおりです。

2トーンカラー

  • ミストブルーパール・カッパーメタリック
  • ナチュラルアイボリーメタリック・カッパーメタリック
  • オークブラウンメタリック・ナチュラルアイボリーメタリック
  • ホワイトパール・ブラックマイカ

有料色82,500円

モノトーンカラー

  • ミストブルーパール
  • ナチュラルアイボリーメタリック
  • オリーブグリーンメタリック

有料色33,000円

ボディサイドには、EVのバッジがあるのも特徴。EVならではの特別感があります。

全体としてボディが上がっているのは、バッテリーが搭載されているからです。しかし室内空間はガソリンモデルと変わっていないのは注目できます。

ekクロスEV

15インチのアルミホイールもEV専用デザインが採用され、切削部分が変わっているものが採用されています。

ekクロスEV

後部にまわると、やはりEVのマークがあるのも特別です。リアから見たときは、ガソリンモデルとほとんど変わらないですが、バッヂによってEVモデルであることが一目で分かります。

ekクロスEV

eKクロスEVのスペック

  • 全長 3,395mm
  • 全幅 1,475mm
  • 全高 1,655mm
  • ホイイールベース 2,495mm
  • 最低地上高 145mm

ekクロスEVの内装

ekクロスEV

eKクロスEVの内装を見ていきましょう。標準となるのは、ブラックのファブリックです。「P」のパッケージメーカーオプションで、ライトグレーの合成皮革とファブリックシートになります。

プレミアムインテリアパッケージのフロントシートは、ステッチがあるので高級感があります。

インパネは、ガソリンモデルと異なっています。EV専用のフル液晶となっており、9インチの大画面のスマートフォン連携ナビゲーションが装備できます。スマートフォンと接続できるので、アプリケーション機能を楽しめるのも便利です。

ekクロスEV

シフトやタッチ操作パネルもEV専用となっているので、先進感を感じさせてくれます。シートヒーター、ステアリングヒーター(Pに標準装備)があるので、寒い季節でも快適に運転できるでしょう。

ekクロスEV

リアシートはちょっと厚くなっていますが、ガソリンモデルとほとんど変わらず快適に乗車できます。

ekクロスEV

荷室をしっかり使えるのも、使い勝手がよいポイントで、荷室幅が1,105mm、荷室高865mmと広々とした開口口です。

ekクロスEV

後席をそのままスライドさせられるので、荷物の大きさに合わせて調整しやすいです。ラゲッジアンダーボックスにはケーブルを収納するスペースがあるので、充電スペースにいけばすぐに充電できるでしょう。

EVモデルになったからといって、内装や収納スペースが大きく変わっているわけではないのは評価できるポイントです。バッテリーの搭載スペースが問題になりがちですが、eKクロスEVはガソリンモデルと変わらない利便性を持っています。

月々を見てみる

ekクロスEVのパワーユニット

ekクロスEV

eKクロスEVに搭載されているEVシステムは、日常の街乗りでパワフルに走行できるものです。駆動用バッテリーは、総電力量20kWhのものです。

最大トルク195N・mと力強く走行できます。このトルクの大きさは、ガソリンモデルのeKクロスの60~100N・mと比較すると、以下にトルクが大きいか分かるでしょう。最高出力は、軽自動車の自主規制の上限である47kWです。

航続距離は、WLTCモードで180kmとなっているので、日常生活では不便を感じることはないでしょう。遠出をする方であれば、少し足りないと感じるかもしれませんが、eKクロスEVの使い方からすると、街乗りがメインであると考えられるため、問題ないといえます。

走行モードは、ノーマルモードとスポーツモード、さらに電費を向上させるエコモードがあります。走行シーンに合わせて調整できるので、気持ちよく走行できるでしょう。

充電はどうなる?

ekクロスEV

電気自動車で気になるのは充電のことです。充電のしやすさやかかる時間は、使い勝手を大きく左右するからです。eKクロスEVは家庭用で8時間、急速で40分で充電できるので、お出かけの範囲が広がります。

  • 普通充電:約8時間
  • 急速充電:約40分

蓋を開けると、普通充電と急速充電の2つのポートがあります。普通充電は、AC200Vで約8時間で満充電になるので、夜の時間に充電できるでしょう。

もし夜間料金が安いプランに加入しているなら、メーター画面でタイマー充電をセットしておき、電気代を抑えることも可能です。

急速充電は、80%充電までは約40分で完了します。買い物や食事をしている間に充電できるので、出先で充電しやすいです。急速充電器は、約8,200基あるので事前に調べておけば、電欠の心配もないでしょう。

eKクロスEVは、「V2L」にも対応しています。外でも家電製品を使える仕組みです。急速充電ポートに給電コネクター(別売り)に接続すれば、電気製品を利用できます。また、住宅に電気を供給する「V2H」にも対応しているので、停電時に家庭に電力を供給可能です。

ekクロスEVの装備

eKクロスEVの装備を見ていきましょう。充実した装備があるので、安心・便利に車に乗れます。

「P」グレードは、マイパイロットがパッケージオプションで装備可能です。「先進安全快適パッケージ」は、以下の装備があります。

先進安全快適パッケージ

  • マイパイロット パーキング
  • マイパイロット([ACC][LKA])
  • ステアリングスイッチ(マイパイロット)
  • デジタルルームミラー
  • マルチアラウンドモニター(移動物検知機能付)
  • パーキングセンサー(フロント×6、リヤ×6)

マイパイロット パーキング

ekクロスEV

駐車空間を検知して、自動的に駐車をしてくれる機能です。4個のカメラで駐車枠や駐車スペースを検知すると、任意の位置に自動駐車してくれます。左手でボタンを押しっぱなしにする必要がありますが、苦手な縦列駐車も行ってくれるので便利です。

マイパイロット

ekクロスEV

「P」の他に、「G」にもパッケージメーカーオプションになっているマイパイロットは、高速道路同一車線運転支援機能です。車間距離を自動で調整してくれるだけでなく、レーンの中央付近を走るようにサポートしてくれるので、長距離運転の疲労を軽減できます。

ekクロスEVのグレードと価格

eKクロスEVのグレードは、2種類と分かりやすくなっています。

P

ekクロスEV P

画像引用元:三菱

2,932,600円

上級グレードになる「P」では、便利な装備が標準装備となるので、質感や利便性を重視する方でも満足できます。MITSUBISHI CONNECTも標準装備されています。またパッケージメーカーオプションで合成皮革とファブリックのシートを選択できるのも「P」のみの装備です。

G

ekクロスEV G

画像引用元:三菱

2,398,000円

標準グレードとなる「G」では、7インチカラー液晶メーター、14インチスチールホイールなどと標準的な装備となっています。LEDフォグランプが装備できなかったり、ステアリングヒーターがオプションになっているなど、いくつかの装備の選択肢が限られています。安全装備もマイパイロットパーキングはオプションでも設定できません。

eKクロスEVの補助金

クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金(CEV補助金)対象車になっているので、国や自治体からの補助金があります。

国の補助金

令和4年度予算「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」の場合

令和4年度クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金
対象:個人や民間事業者、地方公共団体(リース購入も対象)
申請受付期間:2022/4/28 〜 2023/3/1(必着)
対象登録期間:2022/2/19 〜 2023/2/17
550,000 円

自治体補助金

※大阪府堺市スマートハウス化等支援事業補助金

電気自動車:一律5万円

税制優遇

軽自動車重量税
eKクロス EV : 9,900円免税(新車新規検査届出)

eKクロス EV:6,600円免税(初回車検時)

軽自動車税
8,100円減税(新車新規検査届出翌年度)

環境性能割:非課税

これらの補助金や税制優遇を活用すると、最大1,168,000円(東京都 令和4年度電気自動車等普及促進事業を適用した場合)が優遇されます。

国の補助金を適用させると、「G」は184万8000円、「P」は238万2600円となります。ガソリンモデルのターボ車と競合する価格帯になりますし、地方自治体の補助金を合わせるとさらに費用を抑えられるケースもあるでしょう。

日産 SAKURAとの違い

ここからは、eKクロスEVと日産 SAKURAの違いを見ていきましょう。基本的に共通したものを使用しているモデルですが、細かな点で仕様の違いがあります。

全グレード共通、もしくは上位グレードでどのような違いがあるかご紹介します。

eKクロスEV

充電ケーブルが付属しています。レスオプションも設定されていますが、標準で装備されるのはうれしいポイントです。

また、MITSUBISHI CONNECTサービスが5年間無料なので、便利に車を乗れるでしょう。急な体調不良のときに、救急車などを要請できるSOSコールや車の位置を探し出せるカーファインダーなどが利用できます。

SAKURA

プロパイロットが標準されます。アラウンドビューモニターがeKクロスEVはオプションですが、SAKURAは標準装備です。

また、アダプティブLEDヘッドライトが標準装備されています。eKクロスEVには、オートマチックハイビームが装備されていますので、視認性を高めてくれますが、より見やすいのはSAKURAとなりそうです。

まとめ

注目のekクロスEVが発売されましたが、どのようなモデルなのか詳細なポイントをご紹介してきました。電気自動車なので補助金などを活用すると費用負担を抑えて購入できます。

日産のSAKURAとシステムが同じですが、搭載される装備などが異なります。よく比較しておくとよいでしょう。

カミタケモータースでは新車1.99%の超低金利プランを取り扱っており大変お得に購入していただけます。他社同等プランと比較すると最大102.3万円もお得です!

ekクロスEV
P(OP:先進安全快適パッケージ)

ekクロスEV P

画像引用元:三菱

28,100円×120回
【初回のみ】39,080円(税込)
【車両本体価格】3,180,100円(税込)
【OPプレミアムプラン総額】3,609,080円(税込)
【手数料込総額】3,982,980円(税込)

オプション一覧

  • マット/バイザー
  • ドラレコD215W
  • ハイモースコート
  • 断熱リアフィルム
  • 全面ハイパービュー
  • プロテクションフィルム

費用負担を抑えながらeKクロスEVに乗れる方法ですので、ぜひ詳細をチェックしてください。

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