ミドルサイズのミニバンは、ファミリーカーとして人気があるジャンルですが、モデルチェンジしたヴォクシーとステップワゴンはそれぞれ魅力を高めています。
同じジャンルでも全く異なったキャラクターがある車ですが、どのような違いがあるでしょうか?この記事ではヴォクシーとステップワゴンの違いをさまざまな角度から比較してみます。
ヴォクシーの概要

2001年から発売されているヴォクシーは、ファミリーカー向けのミニバンの中でもかっこよいスタイルが人気を集めてきました。2022年1月には新型が発表、発売されてからは月販計画台数を上回る予約受注をしており、市場からも受け入れられていることが分かります。
ヴォクシーのパワートレインは2Lガソリンエンジン車と1.8Lのハイブリッド車が設定されています。さらにエアログレードのみの展開なので、スタイリッシュなデザインのモデルです。
現行モデルになると、先代モデルにはなかったハイブリッド四輪駆動のE-Fourが設定されるなど選択肢も増えています。
新型ヴォクシーの内外装を詳しくレビュー!
ステップワゴンの概要

画像引用元:ホンダ
現行のステップワゴンは2022年5月から発売されており、車体が大きく見えるデザインやシンプルでプレーンなデザインが特徴のモデルとなりました。
これまでのステップワゴンの特徴だったわくわくゲートは、現行モデルで廃止されています。両方向で開閉が可能なドアは、ステップワゴンの特徴でしたが、デザインで賛否両論あったのも事実です。
全幅も広がっており、3ナンバーサイズとなっているのも先代とは異なる点です。ヴォクシーや他モデルと比較して、オラオラ顔ではないことが比較ポイントとなるでしょう。
【外装比較】コンセプトの違い
ヴォクシーとステップワゴンの外装の違いを見ていきましょう。簡単に比較するなら、オラオラ顔が存在感をアピールしているヴォクシーと、プレーンなスタイルが特徴のステップワゴン。それぞれがキャラクターの違いのよさを出しています。
ヴォクシーは、先鋭的なデザインとなり、展開されているグレードもエアロ系のみとなっています。
存在感があるグリルは、薄型のアッパー部と分厚くスクエアなロア部が力強さと独創性を感じさせるデザインです。

ヴォクシーのボディサイズは全長は4,695mm、全幅は1,730mmとなっています。3ナンバーサイズになりますが、取り回しの面では最小回転半径は5.5mなので比較的良好です。
ステップワゴンのデザインを見てみます。ヴォクシーと異なり、プレーンでシンプルな印象を与えるデザインです。
標準系となる「Air」とエアロ系となる「SPADA」が設定されています。どちらもシンプルな表現になっており、初代のようなデザインに戻っているといえます。

画像引用元:ホンダ
サイドに入ったベルトラインや垂直なテールレンズも、シンプルで魅力的です。「SPADA」になると、メッキ加飾されている部分もありますが、多用しすぎていないのもポイントです。
ステップワゴンの全長は「Air」が4,800mmで「SPADA」は4,830mm、全幅は共通で1,750mmと幅広くなっています。
ヴォクシーとステップワゴンの寸法を比較すると、以下の通りです。
ヴォクシーとステップワゴンのサイズ比較
寸法 | ヴォクシー | ステップワゴン |
全長 | 4,695mm | 4,800~4,830mm |
全幅 | 1,730mm | 1,750mm |
全高 | 1,895~1,925mm | 1,840~1,855mm |
全長、全幅、全高の全ての項目でステップワゴンの方が大きくなっています。
ヴォクシーと比較していくとステップワゴンの「Air」が105mm長く、「SPADA」は135mm長くなります。また、全幅もステップワゴンのほうが20mm広くなっています。全高のみステップワゴンが低くなっているので、高さが抑えられたスタイルです。
【内装比較】高級感があるヴォクシー
内装の比較をしていきましょう。ヴォクシーは全体的に質感が高いデザインが採用されています。ステップワゴンは、リビングのようなスタイルになっています。
ヴォクシー

丸みを帯びたソフト素材を採用しているため、柔らかさを感じさせながらも、金属調フレームがあるデザインが高級感があります。
乗り込んだときの印象は、落ち着いた雰囲気です。道具感が抑えられながら質感は高く、ミニバンとしての利便性も損なわないスタイルになっています。
2列目シートは7人乗りのキャプテンシート、8人乗りのベンチシートが設定されています。セカンドシートの空間の横幅は1,295mm、天井までは1,405mmです。ゆとりの空間でリラックスして乗車できます。
ステップワゴン

画像引用元:ホンダ
ステップワゴンは、水平基調のデザインが採用されているので、視界が優れています。インパネの上部も平らになっています。Aピラー部分の三角窓もあるので、広々としていて圧迫感がありません。運転しやすいと感じる空間です。
ヴォクシーと同様に7人乗りのキャプテンシートと8人乗りのベンチシートがあるので、好みや使い方に合わせて選択できます。
ステップワゴンの室内幅は1,545mm、室内高は1,410〜1,425mmとなっています。ヴォクシーと比較して、室内空間にはゆとりがあるといえるでしょう。
【パワーユニット比較】どちらもハイブリッドあり
パワーユニットを見ていくと、どちらにもハイブリッド車の設定があるので、ガソリン車もしくはハイブリッドと好きなタイプを選択できます。
ヴォクシー

画像引用元:トヨタ
ガソリンエンジン車は、2.0Lエンジンが搭載されていますが、先代からダイナミックフォースエンジンに換装されています。また組み合わされるCVTは、10速シーケンシャルシフトマチックがある「Direct Shift-CVT」です。
ダイナミックフォースエンジンとは、高効率、低燃費を追求し、滑らかで気持ちの良い加速性能を目指して開発されたエンジンです。排気量が2.0Lと大きいので、ゆとりある走りを見せてくれるでしょう。
ハイブリッドエンジンは、3代目からエンジンが踏襲されていますが、モーターやバッテリーが高効率化されました。ハイブリッド車の四輪駆動車が設定され、コーナリング中のトルク配分を制御して安定して走行できるようになっています。
ステップワゴン

画像引用元:ホンダ e:HEVイメージ画像
ステップワゴンには、1.5Lターボエンジンを搭載したガソリン車と2.0Lエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッド車が設定されています。
1.5Lターボエンジンは小排気量で低燃費になっており、ターボが搭載されているので発進から高速道路まで力強く走行できます。
ハイブリッドに搭載されているのは、e:HEVです。日常走行ではほとんどモーターによる走行なので、パワフルで静粛性にも優れています。3つのモードを組み合わせて走行してくれるので効率よく走行可能です。
通常は電気自動車のようにEVモードで走行し、坂道や加速時にはエンジンで発電しながら、バッテリーの電力も合わせてモーターを駆動します。さらに、高速道路のように高速域ではエンジンと車輪を直結してエンジンの力で走行してくれます。
ヴォクシーとステップワゴンを比較してみると、ガソリンエンジン車では同等の動力性能ですが、ハイブリッドになるとステップワゴンの方が優れています。
【シートアレンジ比較】格納方法の違い
シートアレンジの違いは、使い勝手に左右するので大切です。ヴォクシーはロングスライドが、ステップワゴンはフルフラットにしやすいことが特徴です。
ヴォクシー

ヴォクシーは2列目シートをロングスライドできるようになっています。7人乗りの場合は745mm、8人乗りでも705mmのスライド量を確保しています。
どちらも横スライドが不要な、ストレートのロングスライドです。後方にスライドして足元空間を広々とできますし、3列目シートの足元空間を確保することもできるでしょう。

ヴォクシーの3列目シートは跳ね上げるタイプです。こちらはレバーでロックを解除して、ワンタッチで格納できるので、利便性はよい構造になっています。
ステップワゴン

画像引用元:ホンダ
ステップワゴンのシートスライドは、2列目シートを内寄せしてから後方へのロングスライドです。
背もたれを倒してフルフラットに近い空間を作ることができたり、2列目シートの片側を前方にずらして、子どもの世話がしやすいように調整できます。

画像引用元:ホンダ
内寄せ時のスライド量は780mmと十分あります。2列目シートの調整も、レバー操作1つで簡単なのも魅力的です。
ロングスライドになっているヴォクシーに対して、ステップワゴンは内寄せも必要になっています。ステップワゴンの方がスライド量は多いので、実車で確認してみるとよいでしょう。
【荷室比較】どちらも広々使える
荷室の比較では、ヴォクシーにトヨタ初となるパワーバックドアのスイッチが車両側面にが装備されます。ステップワゴンはわくわくゲートが廃止されたのが先代からの大きな変更点です。
ヴォクシー

ヴォクシーの荷室は、ミニバンらしく3列目シートを格納すると広々しています。荷室幅は1,100mm、開口部地上高は500mmです。
「パワーバックドア」は車両側面両側にあるので、車両の横からドアの開閉を調整できます。任意の位置で停止させられるので、車両後方のスペースが限られているときに、荷物の大きさに合わせて開閉できます。

さらに、世界で初めてとなる「フリーストップバックドア」は、開閉の途中でも手で押さえるだけで保持ができる機能です。スイッチが届かない場合でも、手で押さえるだけなのは便利です。
ステップワゴン

画像引用元:ホンダ
ステップワゴンの荷室は3列目シートがフラットに格納できるのが特徴です。肩口のストラップを引くだけで、あっというまに荷室空間を作り出せるのは魅力的です。
開口部最大高1,195mm、荷室幅1,195mm、テールゲート開口部地上高530mmという数値です。ステップワゴンはフラットにシートを格納できるので、大きな家具を積載するようなシーンで、有利となるでしょう。
シート調整して、荷物の大きさに合わせて調整できるのは両車変わりません。

画像引用元:ホンダ
どちらも電動のテールゲートになっており、メモリー機能があります。自宅で同じ位置で開閉したいときでも、メモリー機能があるので毎回の操作が楽になるでしょう。低さではヴォクシーの方が500mmと低くなっていますが、幅ではステップワゴンが優れています。
【安全装備比較】アドバンストパークがあるヴォクシー

画像引用元:トヨタ
安全装備や運転支援機能を比較すると、駐車をスムーズにサポートしてくれる「アドバンストパーク」が搭載されているヴォクシーが優れています。
並列駐車、前向き駐車、通常のバック駐車など、複数のパターンで車が支援してくれるので安心して駐車できます。
ハイブリッド車の場合には、スマートフォンのアプリから操作して車外から駐車できるのもポイントです。
ステップワゴンにはHonda SENSING、ヴォクシーにはToyota Safety Senseが搭載されていますが、運転支援の面でヴォクシーがリードしています。
どちらを選ぶべき?比較ポイント
ヴォクシーとステップワゴンを比較・検討しているなら、同じジャンルだけに選び難いかもしれません。デザインが大きく異なっていますが、ミニバンとしての使い勝手はほぼ互角といえそうです。
価格の面でも、装備されている機能などが少し異なっていますが、コスパの面では互角といえそうです。さらに、比較できるポイントをピックアップしてみました。
居住性ならステップワゴン
車内での居住性を比較するなら、ステップワゴンの方が優れているといえそうです。基本的にミニバンなので広く使えるのですが、リラックスできる雰囲気の空間や3列目シートの快適性に優れています。
ヴォクシーも十分使いやすいものの、居住性でより秀でているのがステップワゴンです。
運転支援ならヴォクシー
安全装備や運転支援機能を見てみると、アドバンストパークがあるヴォクシーが優れています。安全装備はステップワゴンにも搭載されていますが、苦手な駐車を支援してくれる機能は重宝するものとなりそうです。
安全装備や運転支援を重視するのであれば、ヴォクシーの方が優れています。
お得に車を購入する方法
ヴォクシーやステップワゴンをお得に購入する方法をご紹介しましょう。
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ヴォクシー
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画像引用元:トヨタ
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ステップワゴン
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