春になると花粉が気になりますが、花粉症の方であればドライブ中でも止まることなく垂れてくる鼻水はくせ者です。運転中に鼻水が出てくると、すぐに手を伸ばしてティッシュで拭き取りたいもの。
しかし助手席に誰かが座っていればよいものの、1人で運転しているとどこにティッシュを置くのか気になります。そこでこの記事では、ティッシュを車のどこに置くのがよいのか、考察してみました。
すぐに使えるように設置しておきたいティッシュボックス

車内で咳やくしゃみをしたときに、手元にティッシュがあると、すぐに鼻をかむことができます。すぐに鼻をかむことができたり、くしゃみの前にティッシュで押さえられると周囲の人に迷惑をかけることなく、清潔な状態を保つことができます。
その他にも、飲み物や食べ物をこぼしてしまったときに、すぐに拭き取ることができるでしょう。これにより、シートやカーペットなどが汚れるのを防ぎ、車内を清潔に保つことができます。
ティッシュボックスは軽量でコンパクトなので、車内に置いておいても場所をとりません。また、ティッシュボックスは使い切りなので、使い終わった後はそのまま処分でき、車内を清潔に保つことができます。
花粉の時期はもちろんのこと、車内を奇麗に保ちたいなら常備しておきたいものです。
前席の車内のティッシュ置き場
車内でティッシュを置きがちな主なスペースを見てみましょう。あまり意識せずに置いているスペースもあるかもしれませんが、この機会にどこにおくとよいか再考してみるとよいかもしれませんね。
インパネボックス

助手席の前のインパネボックスは、スペースがある車なら置きがちなスペースです。軽自動車は、インパネボックスの収納スペースがちょうどボックスティッシュのサイズになっている場合があります。
あえて収納スペースを作らなくても、収まるスペースが確保できるのです。車種やグレードによっては、使わないときは隠しておけるので、ティッシュケースが要らないほどです。
オープンタイプの収納スペースなら、シンプルなティッシュケースを活用するとよいでしょう。
運転席と助手席の間

運転席と助手席の間です。ここには収納がある車、ウォークスルーになっている車、ドリンクホルダーがある車など収納の形がさまざまです。
シンプルなティッシュケースに入れて置いておくだけの方もおられたり、そもそもティッシュを定置できないという車もあるでしょう。
ドアポケット

便利なようで使い勝手が悪そうなスペースがドアポケットです。小さめのティッシュケースであれば、入る車種もあるでしょう。しかし手を伸ばしにくいので、使い勝手は悪いスペースですね。
使い勝手は落ちますが、一目には付きにくい位置にあるので、目立たないところに置いておきたい場合によいでしょう。
サンバイザー

見た目はよくないものの、使い勝手は抜群なサンバイザーの位置という配置です。使いたいときにすぐに取り出せるので、花粉症などでたくさんティッシュを使う方におすすめです。
視界の妨げにならない位置に配置するなら、使い勝手の面で他の位置より優れています。
後席のティッシュ置き場
後席のティッシュ置き場は前席よりも自由度があります。しかし前席に乗っている人が取りやすい位置に置くべきなのかを考慮しておく必要があるでしょう。
ヘッドレストにかける

ヘッドレストにかけるタイプは、取り出しやすさを重視する方におすすめのタイプです。ケース自体もシンプルな形状になっており、どの車にも設置しやすいケースです。
シンプルなものであれば、安価に手に入れられるので、前席用と後席用と分けて設置できます。
天井に固定

どの席からでも取り出しやすい位置に設定できるのが天井に固定するタイプです。天井の中央でも取り付けできるので、設置場所を選ばないタイプです。
スペースを有効活用しやすいティッシュケースです。
カミタケチャンネル!
花粉症シーズンになると、車内はまさに“戦場”になります。くしゃみや鼻水に備えるティッシュ、乾いた目を癒す目薬、そして必須のマスク。これらをいかにスマートに配置し、走行中でもストレスなく取り出せるかが、ドライブ快適性のカギを握ります。
今回はホンダN-BOX、三菱eKクロス、ダイハツ・ミライース、スズキ・ワゴンRカスタムZの4台を例に、実際に花粉症アイテムをどう配置できるかを検証してみました。
N-BOX:王道の実用性だが、ポジションは工夫が必要
まずは人気のN-BOX。ハンドルの奥にあるのはさすがの収納力ですが、ティッシュの置き場には少々工夫が必要でした。

鼻出そう!ってなった時に“サッ”と取れるかどうか、これ結構大事ですよね
目薬については小物置きの鍵置き場にジャストフィット。マスクもセンターに収まり、全体的に“無難にまとめられる”印象でした。
eKクロス:ティッシュ専用!?の収納に驚き
続いてeKクロス。日産デイズと兄弟車のこのモデルには、まるで“ティッシュ専用”と思えるような引き出しが。

これ、完全にティッシュのための引き出しでしょ。片手で“スッ”と取れるのはありがたいですね
ただしマスクの収納には工夫が必要で、ドリンクホルダーや小物スペースをうまく組み合わせる必要がありそうです。目薬はドアポケットに収められますが、落としやすさには注意が必要です。
ミライース:コンパクトなのに意外な余白力
3台目として試したのが、ダイハツ・ミライース。カタログにはここに収納してくださいと明示されているスペースがあり、実際にティッシュを収めると驚くほどしっくりきました。

おお、これは気持ちいいフィット感!しかも下にも物を入れられる設計なんですね
実用面では、マスクの収納も十分。さらに意外なことに、高級ティッシュ鼻セレブがすっぽり収まることが判明しました。これは軽自動車の中では盲点と言えるポイントです。
一方でゴミ箱は少々悩ましい設計。専用スペースはやや“野暮ったい”印象でしたが、フックにコンビニ袋を引っかければ、むしろ使い勝手が向上します。

多少見た目が犠牲になっても、同乗者の快適性を考えるなら“フック活用”が正解かもしれませんね
軽量・低燃費が魅力のミライースですが、花粉症対策アイテムを“フル装備”で積もうとすると少々窮屈。ティッシュやマスクの置き場は限定され、いかに省スペースで活用するかが課題になります。
ワゴンRカスタムZ:デザインと機能性の両立
最後はワゴンRカスタムZ。カスタムらしい存在感のあるインテリアに加え、収納力も十分。ティッシュ、目薬、マスクのいずれも不自由なく配置でき、特にドリンクホルダー周りの使い勝手が良好でした。

ここなら運転中でもワンアクションで鼻をかめますね
花粉症シーズンになると、車内での過ごしやすさは単なる快適性を超え、運転の安全性にも直結します。ティッシュをサッと取れるか、マスクや目薬をスムーズに扱えるか。このちょっとした“車内動線”が、ドライバーのストレスを大きく左右するのです。
最終結果:花粉症アイテム別ランキング
検証の結果は次の通りです。
鼻セレブ部門 1位:ダイハツ・ミライース

最小サイズの車ながら、最も大きなボックスティッシュが収まった点を高評価。
意外な伏兵となったのがミライース。ティッシュ収納下の隙間が“隠れマスク置き場”として機能しました。

ここにマスクをしまえるのは盲点でしたね。小さな車ながら工夫された空間設計は高ポイントです
通常ティッシュ部門 1位:三菱eKクロス

専用設計ともいえる収納スペースで、片手でスムーズに取り出せる利便性が際立ちました。

N-BOXも悪くなかったですが、リーチの問題で小柄な人には届きにくいんですよね
目薬部門 1位:N-BOX


運転席横の細長いくぼみ、あそこがまさに“ベスポジ”でした
鍵置き場と思われがちなスペースですが、実際には目薬を置くのに最適でした。運転中でも手を伸ばしやすく、落下の心配も少ないのが評価ポイントです。
ゴミ箱部門 1位:N-BOX

シフトレバー横のカップホルダーに、カーメイトの小型ゴミ箱をセットすると絶妙にフィット。

ティッシュを使った後のゴミがスマートに収まるって大事ですよね
花粉症シーズンにおける車内環境の快適性は、ドライバーの集中力や安全運転に直結します。ティッシュ、目薬、マスク、そしてゴミ箱。この4つのアイテムが“どれだけ使いやすく配置できるか”は、軽自動車選びの隠れたポイントと言えるでしょう。
今回の検証で扱ったのは、ホンダN-BOX、三菱eKクロス、ダイハツ・ミライース、スズキ・ワゴンRカスタムZの4車種。それぞれに収納面での特徴が浮き彫りになりました。
マスク部門 1位:ミライース

ティッシュを置くスペースの下にマスクを収納できるのが評価されました。ちょうどよい隙間があるので、マスクを収納するのにぴったりでした。
結果、N-BOXは“2冠”を達成しました。
ワゴンRカスタムZが選ばれなかった理由
一方で、惜しくも受賞を逃したのがワゴンRカスタムZ。収納力自体はあるものの、スペースが大きすぎるため小物が安定せず、走行中に“ガラガラ”と転がってしまう点が課題となりました。

工夫すれば活かせるけど、そのままでは不安定なんですよね。滑り止めシートの追加など、ユーザー側の工夫が必要だと思います
総括:花粉症シーズンの車選びは“収納力視点”で
今回の検証では、次のような結果が明確になりました。
- N-BOX:目薬・ゴミ箱部門を制し、日常の使い勝手で優秀。
- ミライース:鼻セレブとマスク部門を獲得。小さな車体ながら収納の妙あり。
- eKクロス:通常ティッシュ部門で強さを発揮。専用設計の利便性が光る。
- ワゴンRカスタムZ:収納力は大きいが、実用には一工夫が必要。
花粉症ドライバーにとって車内収納は、快適性だけでなく運転中の安心感にも直結します。どの車種も魅力はありますが、自分のライフスタイルに合った“収納ベストポジション”を見極めることが、快適なカーライフへの第一歩になるでしょう。
ティッシュケースの選び方

ティッシュケースの選び方は、好みによって異なるものの、素材や設置場所などを考慮します。
素材をチェック
ティッシュケースには、さまざまな素材があります。レザー調の素材やコットン、ポリエステルなどです。
デザインやキャラクターなどで選択する場合もありますが、このような採用されている素材や車の内装の雰囲気に合っているかもチェックしておきましょう。
設置場所をチェック
設置場所をチェックしておきましょう。デザインによってどこに設置できるのかが異なるでしょう。
ティッシュケースを購入するなら、ティッシュボックスを隠すだけでなく、設置場所も考慮してケースを選択したいものです。
利便性をチェック
ティッシュケースの利便性も確認しておきましょう。ティッシュケースだけでなく、ポケットやボトルケースなどが付いているタイプがあります。
シートにかけて、ティッシュ以外のものも収納したいなら、見た目よりも利便性が高いケースを選択できるでしょう。
花粉の時期に気になる車の花粉対策については、こちらの記事をチェックしてください。

おすすめティッシュケース

それぞれのタイプ別に、おすすめのティッシュケースをご紹介します。
バイザータイプ
IROKOHA 箱ごと入る 車用ティッシュケース 車 ティッシュカバー バイザー 収納 (ブラック)
使い勝手がよいバイザーに取り付けるタイプのティッシュケースです。ドライバーがすぐ取り出せる位置にあるので、邪魔になりにくい位置に設置しながらも、すぐに取り出せます。
シート取り付けタイプ
星光産業 車内用品 EXEA(エクセア) ティッシュケース セミハードティッシュケース ブラック EH-179
シートにかけて使用するタイプのティッシュケースです。しっかり固定できるので、車が揺れても動きにくいのは魅力でしょう。
キャラクタータイプ
ボンフォーム 車用ティッシュケース スヌーピー フライングスヌーピー 軽/普通車 ルームインテリア 32x17x2cm グレー 7503-05GR
キャラクターのティッシュケースがよいなら、このタイプのティッシュケースがおすすめです。可愛いデザインになっているので、自分の好きなキャラクターのティッシュケースを選択できます。
引っかけておけるタイプなので、シートに設置するのが一般的な使い方でしょう。運転席から手を伸ばせば届かなくはない位置に設置できます。
ティッシュボックスを設置してドライブを楽しもう

ティッシュは、車に持ち込んでいても、設置していない方もおられるでしょう。花粉の時期などティッシュをよく使うからこそ、お気に入りのティッシュケースを設置して、ドライブに備えましょう。



