ホンダのコンパクトSUVになるWR-Vは、2024年3月22日に発売されています。ホンダの普通車のラインナップでは、コンパクトになりますが、広い車内が人気の理由となっています。
コンパクトで購入しやすい価格帯からスタートしているWR-Vはハイブリッドは搭載されていませんが、燃費はどのくらいでしょうか?この記事では、気になるカタログ燃料消費率や実燃費を解説しています。



WR-Vの燃費

画像引用元:WR-V|Honda公式サイト
WR-Vのカタログ燃費
WR-Vのカタログ燃料消費率は、以下の通りです。
グレード | カタログ燃費 (WLTC) |
X | 16.4km/L |
Z | 16.2km/L |
Z+ | 16.2km/L |
ガソリンエンジンのみの展開になっているので、排気量に応じた燃費になっているでしょう。グレードによって燃費が異なっていますが、ほとんど違いがないほどの数値です。
WR-Vの実燃費
WR-Vの実燃費は以下の通りです。
X/Z/Z+:15.57km/L
カタログ燃料消費率から比較すると、かなりよい数値を記録しているといえるでしょう。
ハイブリッドモデルと比較すると燃費が悪いと感じるかもしれません。しかしガソリンモデルのSUVの中では、健闘している数値といえます。
WR-Vのパワーユニット

画像引用元:WR-V|Honda公式サイト
新型WR-Vは、直列4気筒1.5Lエンジンを搭載していて、最高出力は118PS(6600回転)、最大トルクは14.5kg-m(4300回転)となっています。ヴェゼルのノーマルエンジンと同じスペックです。
駆動方式については、4WDはなく、前輪駆動の2WDのみです。シンプルで軽快な走りが楽しめる仕様です。
このエンジンの特徴として、普段使いにちょうど良い回転域で力強さを発揮してくれるため、運転がしやすい印象です。1.5Lクラスとしては標準的なパワーですが、4000回転を超えたあたりからエンジンが軽やかに回り始め、高回転域でもしっかりとパワーを引き出せます。
ただ、少し気になるのがノイズです。特に登り坂でアクセルを踏み込むと、回転が上がると同時にエンジン音も目立ってきます。4気筒エンジンなので、3気筒のような粗さはないですが、もう少し耳に優しい音になってほしいと感じるかもしれません。
他のコンパクトSUVと比較したWR-Vの燃費
トヨタ ヤリスクロス

トヨタのコンパクトSUVのヤリスクロスとWR-Vの燃費を比較してみます。
ヤリスクロスの燃費(ガソリンモデル)
カタログ燃費 Xグレード(WLTCモード):
- FF(前輪駆動):19.8km/L
- 4WD:18.4km/L
ヤリスクロスの燃費(ハイブリッドモデル)
カタログ燃費 Xグレード(WLTCモード):
- FF:30.8km/L
- E-Four:28.7km/L
WR-Vの燃費
カタログ燃費(WLTCモード):
- Xグレード:16.4km/L
- Z・Z+グレード:16.2km/L
カタログ燃料消費率を比較すると、このようになります。ガソリンモデルの燃費を比較してみても、ヤリスクロスの方が燃費がよくなっています。実燃費でもガソリンモデルの比較でもヤリスクロスの方がよいでしょう。
もちろんWR-Vの方が室内空間は広くなっているので、燃費の比較だけでなく使い勝手も考慮する必要はあるでしょう。それでもハイブリッドを選択しなくても燃費が十分によいのがヤリスクロスの魅力です。
予算が許す方ならハイブリッドモデルを選択すれば、カタログ燃料消費率でリッター当たり30km/Lを超える燃費になっているのはヤリスクロスの魅力です。
ホンダ ヴェゼル

同じホンダから発売されているヴェゼルの燃費と比較してみます。
WR-Vのカタログ燃料消費率(WLTCモード)
- Xグレード:16.4km/L
- Z・Z+グレード:16.2km/L
ヴェゼルのカタログ燃料消費率(WLTCモード)
G:15.0km/L
- e:HEV X:FF 26.0km/L、4WD 21.5km/L
- e:HEV Z:FF 25.3km/L、4WD 21.3km/L
ヴェゼルとWR-Vを比較すると、ガソリンモデルではWR-Vの燃費がよいですが、ハイブリッドモデルと比較すると大きな違いがあります。
ヴェゼルよりもコンパクトなWR-Vはガソリンモデルの燃費はよいものの、大きな違いとは言いにくい数値です。実燃費ではほとんど変わらない燃費になるでしょう。
一方でハイブリッドモデルになると、e:HEVを搭載したヴェゼルの燃費がよくなります。
日産 キックス

画像引用元:日産:キックス [ KICKS ]
日産のキックスのカタログ燃料消費率は、以下の通りです。
- 2WD:25.0km/L
- 4WD:19.2km/L
日産のキックスは、e-POWERというハイブリッドシステムが搭載されています。e-POWERはシリーズハイブリッドとなっており、ガソリンエンジンは発電に徹していて、モーターで駆動させます。
モーター走行が中心となるので、静かな走行ができるのが特徴です。ハイブリッドですが、EV車のようにトルクのある走りができます。
シリーズハイブリッドなので街中で走行する際に燃費がよくなります。しかし長距離運転が多いなら、WR-Vの燃費のよさが出るので両車の差が少なくなるでしょう。
内装の質感ではキックスの方がよいものの、WR-Vの車内の広さが魅力です。
WR-Vの燃費を向上させる方法

WR-Vの燃費を向上させるには、いくつかのポイントを心がけるのがおすすめです。
- 定速走行を心がける
- タイヤの空気圧をチェックする
- 不要なものを積載しない
定速走行をする
燃費を向上させるために、定速走行を心がけるのは大切です。加速したり、減速したりを繰り返すならエンジンに負担がかかります。また、余分なガソリンを消費することにつながってしまいます。
低燃費で走行するためには、一定の速度まで加速したなら定速走行を維持できるように、道路状況を観察しながら走行しましょう。高速道路ではクルーズコントロールを活用すると、自動的に一定速度での走行をサポートします。
郊外の道路や高速道路では、定速走行になるように心がけるだけでも、燃費に差が出ることでしょう。
タイヤの空気圧チェックをする
タイヤの空気圧が不足しているなら走行中に抵抗が増えてしまいます。結果として燃費も悪くなるので、定期的に空気圧をチェックして、適切な範囲になっていることを確認しましょう。
特に高速道路を走行したり、長距離運転の前は空気圧のチェックを欠かさないようにします。空気圧のチェックは、燃費を向上させるのに役立つだけでなく、パンクを避けるためにも大切です。
不要なものを積載しない
車に不要なものを積載していると、重量が増すので燃費も悪くなります。コンパクトSUVの中では、荷室が広いタイプになっているので、荷物を気軽に積載しやすいでしょう。
しかし普段は使っていないものは積載しないようにしておくだけでも、軽量化に寄与します。ラゲッジルームを一度見直してみて、不要なものを整理してみましょう。
WR-Vをお得に購入する方法
WR-Vをお得に購入するには、低金利プランの利用がおすすめです。新車を購入する際に、ローンを利用する方は一般的です。
ローンを利用するなら支払い額を一定にして、無理なく希望する車に乗れるからです。一括で購入する場合にグレードを抑えている場合でも、ローンなら上のグレードまで手が届くということもあるでしょう。
しかしローンは無理なく購入できる方法といっても、金利手数料の負担が発生します。そのため完済までのトータルコストがいくらになるのかチェックしておくのが大切です。
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よくある質問
- WR-Vの燃費は?
-
WR-Vのカタログ燃料消費率は16.4km/L程度です。実燃費も15.57km/Lになっているので、コンパクトSUVとしては数値がよくなっています。
- WR-Vと他車の燃費の比較は?
-
ガソリンエンジン搭載車の競合車種と比較すると、WR-Vの燃費はよいといえるでしょう。一方でハイブリッド車と比較するなら、ハイブリッド搭載グレードがないWR-Vが不利になるでしょう。

