カーナビを便利に使う方法はたくさんありますが、ミラーリングというスマホの画面をカーナビやディスプレイオーディオに表示させるのはその1つの方法です。
ミラーリングはスマホの画面をカーナビなどの大きなディスプレイに表示させることができるので見やすくなりますが、そこでは操作ができないのがデメリットでした。しかしOTTOCASTのMirror Touchなら、双方向制御が可能になりました。
この記事では、Mirror Touchの特徴やおすすめの使い方を紹介します。

オットキャスト「ミラータッチ」とは?

1. スマホ画面を大画面にそのまま映せる
iPhoneでもAndroidでも、スマートフォンの画面を車載ディスプレイにリアルタイムで映し出せます。YouTubeやNetflix、地図アプリ、SNSなど、停車中なら普段のスマホと同じ感覚で大画面を楽しめるのがポイントです。
2. 車載画面からのタッチ操作に対応
Mirror Touch最大の特徴は、ミラーリングした画面を車側のディスプレイで直接タッチ操作できることです。まるでスマホをそのまま触っているような直感的な操作感で、ナビの検索や音楽アプリの操作もスムーズに行えます。
3. 有線CarPlayをワイヤレス化
純正で有線CarPlayに対応している車種なら、USBに差し込むだけでワイヤレスCarPlayにアップグレードできます。一度設定してしまえば、次回からは自動的に接続されるため、毎回の操作が不要になるのも便利です。
4. 急速充電対応で安心
本体には給電用のType-Cポートを備えており、最大27Wの急速充電に対応しています。長時間のドライブでもバッテリー切れを心配せずに、動画やナビを安心して利用できるのは大きなメリットです。
通常のミラーリングとの違い

通常のミラーリングは、スマホの画面をカーナビやディスプレイオーディオに表示させます。これだけでも、スマホ画面を注視することなく、ドライバーから見やすいカーナビなどに表示させられるので便利です。しかしMirror Touchなら、操作できるのが違いです。
通常のミラーリングとMirror Touchの違い
通常のミラーリング
- できること:スマホの画面をカーナビやディスプレイオーディオに「映すだけ」
- 制限:映像やアプリ画面は表示されても、ナビ側の画面から直接操作することはできない
- 利用シーン:スマホで操作した内容を“見る”用途が中心
Mirror Touch(ミラータッチ)
- できること:画面表示に加えて、ナビ画面をスマホのようにタッチ操作できる
- 特徴:アプリの起動、地図の拡大縮小、動画の再生・停止などがナビ画面だけで完結
- 利便性:スマホを手に取らずに操作できるため、安全性と使いやすさが向上
Mirror Touchは、3つのモードがあります。CarPlay、iOSミラー、Androidミラーです。用途に応じて切り替えできるだけでなく、自動で好みの画面に切り替える設定もできます。優先表示させるモードを選択しておけば、手間なくすぐに利用できます。
OTTOCAST Miniとの違い
さらにOTTOCASTで比較されるかもしれないOTTOCAST Miniとの違いも見ておきましょう。
比較項目 | Mirror Touch | Mini |
画面操作方向 | 双方向ミラーリング。スマホ画面をナビに表示し、ナビ画面から操作可能(スクロール・スワイプ・タップ) | 通常のCarPlay/Android Autoの操作。ナビ画面をそのままスマホの操作映像として映す方式ではないので注意 |
対応アプリ・動画表示 | 様々なアプリ(YouTube, Netflix, Google Maps, etc.)をスマホの画面をそのまま映すことを想定。フルスクリーン表示可能。 | CarPlay/Android Autoをワイヤレスにすることが主体なので、CarPlay/Android Autoの対応するアプリや機能が使える範囲が中心。 |
サイズ・設置の簡便さ | Mirror Touchは操作機能が増えている分、多少の構造・設計の仕様も必要になる可能性あり(本体構造やUSB給電など) | Mini は「超ミニサイズ」「挿すだけでワイヤレス化」というコンセプトで、車載スペースをあまり取らないよう設計されている。 |
価格 | Mirror Touchの定価は¥23,499 という発表があり、プロモーションで割引がかかることも。※2025.9月時点 | Mini は販売価格が安く、プロモーションで約¥7,999といった価格帯で提供されていることがある。※2025.9月時点 |
対応車種・互換性 | Mirror Touch は「スマホ画面をそのまま映せて操作できる」モデルなので、ナビディスプレイがタッチ入力を受け付けることなど、ディスプレイおよび車側の条件が影響する可能性がある。製品説明で、「iPhone15以降、DP Alt Mode対応のAndroid端末」等の対応機種条件がある旨の記載あり。 | Mini は「純正有線CarPlayまたは有線Android Autoが搭載されている車」が対象。2016年以降などの「純正有線CarPlay/Android Auto対応車」向け。 |
OTTOCAST Miniの方が価格が抑えめとなっていますが、機能も少なくなっています。あくまでもワイヤレスでミラーリングできるのがMini、双方向制御ができるのがMirror Touchです。
ミラータッチでできること

スマホ画面を車載ディスプレイに表示
通常のミラーリングのように、スマホ画面を車載ディスプレイに表示させることができます。スマホの大きさでは見にくいと感じるときも、カーナビやディスプレイオーディオに表示させるなら見やすくなります。
Androidスマホなら2画面表示させることができ、半分はナビ、半分は動画のように便利に表示させることができるのも特徴。ミラーリングする際もワイヤレス化できているので、ケーブル処理に煩わされることはありません。
車側のタッチ操作でスマホを操作可能
双方向タッチミラーリング技術が搭載されているので、スマホアプリを車側のディスプレイから操作できます。スワイプしたり、タップしたり、さらには文字入力もスマホのように直感的にできます。
一部対応していないケースもあるので、購入前に自分の環境がどのようになっているか確認しておきましょう。
動画・音楽アプリの利用例
主要な人気アプリは対応していることが確認されています。画面の比率や表示形式に問題がないことを確認されているので快適に活用できます。
その他のアプリも車載ディスプレイの表示要件で最大1080Pに対応しています。設定しておくと、車に乗り込んだと同時に自動で接続してくれるのも特徴。簡単に利用できるので、シームレスに利用できます。
対応機種と必要な環境

iPhoneとAndroidの対応状況
ミラーリング機能を使う場合には、以下の要件があります。
- DP(DisplayPort)による画面出力に対応しているAndroid端末
- iPhone15以降の機種でDP(DisplayPort)による画面ミラーリングに対応しているモデル
さらにAppleCarPlayやAndroidAutoに対応しているので、自分が使いやすい方法で活用できます。
Androidなら画面分割マルチタスク表示と相性がよいのも魅力。Android OSには、2画面分割表示機能が搭載されているので、スマホで分割表示しておけば車側でも2画面表示されています。
対応するカーナビ・ディスプレイオーディオ
基本的にDP(DisplayPort)に対応しているなら使用できます。しかしBMWやSony製の純正ナビは対応していません。また三菱自動車の車は、購入前にメールでの問い合わせが必要となっています。
ミラータッチは、双方向制御ミラーリングに対応していますが、システムの制御によって操作ができないケースがあるので注意しましょう。例えば、タッチ操作に対応していない車載ディスプレイや一部の車両のタッチパッドタイプの車載ディスプレイは、逆操作に対応していないこともあります。
オットキャスト ミラータッチの使い方

初期設定の手順
Ottocast Mirror Touchでタッチ操作を使う方法
Ottocastの「Mirror Touch」を使えば、スマートフォンの画面を車のディスプレイオーディオに映し出すだけでなく、車側のタッチパネルから直接操作できるようになります。ただし、iPhoneとAndroidでは設定方法に少し違いがありますので、順番にご紹介します。
iPhoneの場合
まずはiPhoneの設定が必要です。
1.設定アプリを開く
iPhoneの「設定」アプリを起動します。
2.アクセシビリティを選択
「一般」の中にある「アクセシビリティ」をタップします。
3.ズームとアシスティブタッチをオンにする
アクセシビリティの項目から「ズーム」と「アシスティブタッチ」を有効にします。
4.接続する
Mirror Touchを車のUSBポートに差し込み、iPhoneを接続。ミラーリングを開始すると、車の画面にiOS用のミラーアイコンが表示されます。これをタップすれば、タッチ操作が有効になります。
Androidの場合
Androidは特別な設定をしなくても使える点がメリットです。
1.接続する
Mirror TouchをUSBポートに差し込み、Androidスマホを接続します。
2.カーナビモードを確認
車側のディスプレイがCarPlayモードになっているかを確認してください。
3.ミラーリング開始
車の画面に表示される説明に従い、「Androidミラー」を選択します。
4.タッチ操作の確認
接続後に表示されるアイコンをタップすると、タッチ操作が有効になります。
iPhoneの場合は「ズーム」と「アシスティブタッチ」を設定でオンにすることが必須。一方、Androidは基本的に接続だけで完了します。車種によってはカーナビ側のモード切り替えが必要になる場合がありますが、一度設定してしまえば、ディスプレイオーディオをまるでスマホのように操作できるのがMirror Touchの大きな魅力です。
よくある接続トラブルと解決方法
対応しているスマホに注意
Mirror Touchは、対応スマホや機種の条件を満たしていれば利用できます。しかし対応しているスマホは、比較的新しい機種になります。
タッチ操作の不具合に注意
DPによる画面出力に対応しているスマホとカーナビを利用していても、タッチ操作に不具合が出たという声もありました。しかしバージョンアップで解決している問題のようです。
再生される映像について
映像が見れないということに関しても、対応しているアプリにも差があります。Amazon Prime VideoはiPhoneで一部見られない作品があり、NetflixはiPhoneとAndroidスマホの両方で一部見られない作品があります。スマホの機種や動画アプリによってもミラーリングできる動画に差があるので確認しておきましょう。
まとめ
OTTOCAST Mirror Touchは、通常のミラーリングだけでなく、双方向制御ができるのが魅力。スマホではなく、カーナビやディスプレイオーディオからスマホを操作できるので、ドライバーも使いやすくなります。
ドライブ環境を快適にして、同乗者も楽しみやすくなるガジェット。試してみると、快適性に気がつくかもしれません。他のOTTOCAST製品の中では、中間の価格帯になっているので、導入しやすいのも魅力です。
ぜひ日本人スタッフによる国内アフターサポートが受けられる商人屋で購入してください。
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