アルトは長い歴史を誇る軽自動車で、スズキを代表するモデルとなっていました。
特に最近のモデルはダイハツのミライースと共に燃費性能をしのぎ合っており、低燃費なことが大きな特徴となっています。
車選びの際に燃費が1つの選択要素となりますが、アルトは実燃費も優れているので、通勤や買い物に大活躍します。
個性的なスタイルの現行アルトのカタログ燃費や実燃費、さらにどのような特徴があるのか詳しくご紹介しましょう。
アルトの燃費について

アルトは1979年に登場してから、スズキの代表車種として40年以上も販売され続けてきました。2016年には国内累計販売台数が500万台を達成しています。
現行モデルは9代目となっており、軽い車重とシンプルな設計によって低燃費が実現されています。このモデルから、ワークスやバンが廃止されて、全グレードが5ナンバーになりました。
また、マイルドハイブリッド搭載され、加速時にモーターでアシストしてくれるので、燃費性能が向上しています。
アルトのカタログ燃費

結論から言うと、スズキ アルトは、軽自動車の中でもトップクラスの低燃費性能を誇ります。現行アルト(マイルドハイブリッド・2WD)のWLTCモード燃費は28.2km/L。これは日常の街乗り・通勤用途を想定したWLTC基準で見ても、優秀な数値です。
現行モデルでは、すべてマイルドハイブリッド、もしくはエネチャージが搭載されているパワーユニットです。トランスミッションに滑らかな変速となるCVTが設定されています。アルトのWLTCモードのカタログ燃費は以下の通りです。
| マイルドハイブリッド車 | 2WD:28.2km/L 4WD:26.2km/L |
| エネチャージ車 | 2WD:25.8km/L 4WD:23.8km/L |
2WD車と4WD車の燃費の差が少なくなっていることは特筆すべき点です。
アルトは4WDでも軽量になっているので、4WDでも燃費の差が大きくありません。
4WDでも燃費がよい車を希望するなら、アルトの低燃費は魅力的ですね。
アルトの実燃費
アルトの実燃費をe燃費のデータから見ていきましょう。駆動方式別の実燃費は以下の通りです。
| マイルドハイブリッド車 | 2WD:25.0km/L 4WD:22.3km/L |
| エネチャージ車 | 2WD:23.7km/L 4WD:17.8km/L |
※e燃費
どのグレードでも燃費は良い基準をキープしていますが、特に2WDモデルの燃費が良くなっています。マイルドハイブリッド車であれば、4WDでも高い基準になっているので、燃費が良くないと感じることも少ないでしょう。
実際に計測した結果は?
カミタケモータースで実際に計測した結果は以下の通りです。※以前のモデルになります。
使用したグレードはこちら。
●スズキ アルト グレードL
- 下道で約70km
- 渋滞のためかなりブレーキ・アクセルの切り替えが多かった
- エアコンはオフ
- ドライバーは2人(総重量150kgで統一)
- 空気圧は適正値に調整
渋滞もあるので、条件としては不利なものでしたが、計測した結果は、
67km走行→メーター平均燃費25.7km/L

軽量な車体重量なので、渋滞の中でも低燃費を実現しています。カタログ燃費とほとんど同等なのは驚きですね。
よく比較される車種の実燃費を測定した記事はこちら⇓

燃費計測をした動画はこちら⇓
スタッフのコメント
普段乗っている普通車と比べて、走り出しはとてもスムーズで軽快でした。
どうしてもコンパクトな室内なので、男性2人で長時間走行はかなりしんどかったです。
1〜2時間の走行を頻繁にされる方は、運転中の快適性も重視するなら1サイズ上のワゴンRやムーヴをおすすめします。街乗りならアルトは十分だと思います。
アルトの特徴

画像引用元:スズキ
アルトの特徴を見ていきましょう。軽自動車の中でもベーシックカーとして、シンプルでありながらも使いやすいモデルとなっています。特に現行モデルは、低燃費であるだけでなく、乗り心地も考慮されています。
軽量化によって低燃費を実現
現行モデルは新開発の軽量で高剛性のプラットフォームが採用されています。基本性能の向上により、軽量に仕上げるだけでなく、走行性能も高めています。
「HEARTECT(ハーテクト)」と呼ばれる新しいプラットフォームは、サスペンション部品も骨格部品の一部となっているので、理想の構造になっているのが特徴。
骨格同士が結合する部分が部品の固定にも利用されているので、基本性能が高くなっているだけでなく、軽量に仕上げることができました。軽量でありながら、バックドアやセンターピラー、サイドドアで環状構造になっている環状骨格構造で剛性をキープしています。
乗り心地も向上
現行型のアルトは、サスペンションが改良されていることで、快適な乗り心地となっています。車が軽いと安定感のない走りになることが懸念されますが、しっかりとした乗り心地が確保されているので、安心して走行できます。
これはボディ剛性の高さが良い影響を与えている点です。アンダーボディの剛性やねじり剛性が30%アップされているだけでなく、高張力鋼板や超高張力鋼板が使用されているので、剛性が高くなっています。
剛性の高さは、頑強な空間を作り出すので、衝突時の安全性も確保できる要因です。
効率化されたエンジンとトランスミッション
エンジンとトランスミッションが高効率化されているので、低燃費を実現しています。マイルドハイブリッドは大きさからして搭載するのが難しく感じますが、軽セダンタイプのアルトにも搭載されました。
先代では、5MTや5AGSなどのトランスミッションも設定されていましたが、CVTに一本化されました。
先代モデルとの比較

低燃費を実現している現行モデルですが、先代モデルも低燃費であることをコンセプトに開発されていました。先代モデルがどのような燃費だったのか、またどのような変化をしているのか見てみましょう。
原点回帰のモデル
先代のアルトは、8代目のモデル。初代アルトの商品としての魅力が意識されたモデルになります。
空力性能も改善されて、マイルドハイブリッド車では28.2km/Lの燃料消費率となっています。
現行モデルはサスペンションの改良で乗り心地もよい
剛性が高いプラットフォームが採用されているだけでなく、サスペンションのストロークが改良されていることから、街中での乗り心地も改善されています。
もちろんベーシックなモデルですので、価格帯が高いモデルまでは及ばないとしても、軽量なボディで軽快に走ることが可能です。
競合モデルとの燃費比較

画像引用元:ダイハツ
アルトの最大のライバルといえば、ダイハツ ミライースです。どちらも「軽さ」「価格」「燃費」を武器にしたベーシック軽で、購入検討層も重なります。
カタログ燃費(WLTCモード)の比較
- アルト:28.2km/L
- ミライース:25.0km/L
数値だけを見ると、アルトが一歩リードしています。この差は、スズキ独自のマイルドハイブリッド(ISG)によるエンジンアシストや、車体の軽量化・空力性能の最適化が効いている部分です。
実燃費では、以下がひとつの目安になります。
• アルト:約23〜25km/L
• ミライース:約20〜22km/L
信号の多い市街地や短距離走行が多い場合、アルトは減速時のエネルギー回生と再発進のアシストが効きやすく、実燃費とカタログ燃費の差が比較的小さい傾向があります。
4WDモデル同士での燃費差は?
雪道や坂道の多い地域では4WDを検討する方も多いですが、燃費面ではどうでしょうか。
• アルト 4WD:26.2km/L(ハイブリッド)
• ミライース 4WD:23.2km/L前後
4WDになるとどちらも燃費は落ちますが、それでもアルトは4WD軽の中では燃費が良い部類に入ります。「燃費を優先しつつ4WDが必要」という条件なら、アルトは有力候補です。
なぜアルトは燃費がいいのか?比較から見える理由
比較をすると、アルトの燃費の良さには明確な理由があります。
① マイルドハイブリッドの効果
発進時・加速時にモーターがエンジンをアシストすることで、ガソリン消費を抑えています。
特に信号待ち→発進の繰り返しが多い通勤ルートでは効果を実感しやすいです。
② 徹底した軽量化
アルトは「装備を絞る」のではなく、「構造そのものを軽くする」方向で進化しています。
その結果、同クラスの中でも車重が軽く、燃費に直結しています。
③ 日常速度域に最適化されたセッティング
高速道路よりも、街乗り・郊外路で効率が出る味付けのため、実燃費が安定しやすい点も特徴です。
燃費重視で選ぶならアルトはどんな人向け?
比較を踏まえると、アルトは次のような方に向いています。
- 毎日の通勤・買い物で燃料代をとにかく抑えたい
- 年間走行距離が多く、1kmあたりのコスト差が効いてくる
- ハイブリッドほどの価格差は避けたいが、燃費は妥協したくない
- ミライースと迷っているが、少しでも燃費が良い方を選びたい
逆に、「室内の広さ」や「質感」を重視する場合は、スライドドア系軽(N-BOXやタント)と比較したほうが納得しやすいでしょう。
スズキ アルトの維持費の内訳は?
自動車税
毎年10,800円 軽自動車なので、自動車税は10,800円です。
任意保険料
毎年6.5万円
任意保険料はどのような保険を選ぶのか、また特約の有無によっても異なります。ここでは平均的な数値として、年間で65,000円にします。
車検費用
車検基本料
車検料14,850円
車検に必要な費用です。カミタケモータースの14,850円で計算します。
法定費用
自賠責:17,540円
重量税:6,600円
印紙代:1,600円
自賠責や重量税、さらに印紙代は一定の費用となります。
燃料費(ランニングコスト)
燃費は22.5km/Lで計算します。
月間1,000km走行し、ガソリン代が165円/Lとして計算すると、年間に必要な費用は以下の通りです。
年間88,000円
メンテナンス費用
ディーラーのメンテナンスパックで、基本Aなら36,740円です。
3年間の維持費の総額
新車を購入してから、初回の車検の費用を含めた価格
- 自動車税 10,800円×2年 21,600円
- 任意保険 65,000円×3年 195,000円
- 車検基本料 14,850円
- 自賠責 17,540円
- 重量税 6,600円
- 印紙代 1,600円
- 燃料費 88,000×3年 264,000円
- メンテナンス代 36,740円
3年間で557,930円
1年間に必要な費用は約186,000円
上記のようになりました。もちろんここに駐車場代やゴム製品の交換などの諸費用が必要です。
スズキ アルトの維持費を抑えるには?
ユーザー車検を行う
車検を自分でやる「ユーザー車検」があります。これは、自分の車を自分でチェックして車検を通す方法で、かなりの維持費を節約できます。
その理由は、普通に車検を出すときにかかる工賃や代行の手数料がかからないからです。法定費用のみが必要にあるので、費用をぐんと抑えることが可能です。ただ、自分で車検の基準がクリアできているか確認する必要がありますし、車検に必要な書類を自分で集めて、陸運局に持っていく手間はあります。
手間をかけることで、自分の車の状態をよく知ることができますし、結果的には車の維持費をかなりおさえることができますよ。
任意保険を見直す
車を持ってると、保険料は意外と大きな出費ですよね。ここで賢く節約する方法があるんです。それは、任意保険の見直しです。
任意保険は、車の維持費の中で結構な割合を占めていて、どんなプランを選ぶかによって、支払う金額が大きく変わってきます。自分の生活スタイルや車の使い方に合わせて保障内容を再確認してみて、本当に必要ないオプションは思い切ってカットすることで、保険料を節約できます。
それに、他の保険会社の料金と比べてみるのも大切です。同じ条件でも、保険会社によって料金は全然違うことがあるので、比較してみると、もっと安いところが見つかるかもしれません。
時には保険会社を変えるだけで、コストをグッと抑えられる場合がありますよ。定期的にこの任意保険の見直しをすることで、無駄な支出を減らしていきましょう。
よくある質問
- Q1 :アルトのカタログ燃費は?
-
現行アルト(マイルドハイブリッド・2WD)のWLTCモード燃費は28.2km/Lという数値になっています。
- Q2:アルトの実燃費は?
-
マイルドハイブリッドの2WD:25.0km/L、エネチャージ車の2WD:23.7km/Lという数値です。
アルトをお得に乗る方法
アルトをお得に乗る方法としておすすめしたいのは、未使用車という選択肢です。
未使用車なら新車よりも比較的安く購入できますし、新車のようなコンディションなだけでなく、保証も充実しているので安心して乗れます。
アルトのように車両価格や安いモデルは、車体価格からの値引きはそれほど期待できません。しかし未使用車という選択肢だけで、安くなるので、購入費用を抑えるのに適した方法です。
考えておくべき点として、メーカーオプションが追加できないということがあります。しかしアルトのようなベーシックな車であれば、基本的な装備があれば十分という方もおられますし、必要なカーアクセサリーは後から車外品を購入して費用を抑えることもできるでしょう。
たとえば、オプションになっているバックカメラなどは、車外品でも装着可能です。納車と同時に装着したり、後から好みのものを探したりもできますね。
未使用車を選ぶときには、在庫が豊富なお店で探すのがおすすめ。豊富な在庫から好みのグレードを選択できます。弊社カミタケモータースには、常時900台の在庫があるので好みのグレードやカラーを選んでいただくことが可能です!
ぜひ最新の在庫情報を確認して、お好みのグレードがないか見てみることをおすすめします。





