世界的な人気を誇るトヨタのランドクルーザーシリーズの「ランドクルーザープラド」
- プラドのおすすめのオプションは?
- プラドの維持費ってどれくらいかかる?
- 実際に愛車としてプラドに乗っている人の口コミが知りたい!
などなど、プラドを購入ご検討中の方に、プラドの購入前に知っておきたい気になるポイントや内外装、燃費情報などをまとめてご紹介します!
動画で紹介!TRDエアロ仕様プラド特別仕様車のレビュー
今回のカミタケ社員の愛車紹介動画は、ランドクルーザープラドの特別仕様車TX“Lパッケージ・ブラックエディション”です。
ノーマルのままでももちろんかっこいいプラドですが、エアロパーツが気になるという方も多いのではないでしょうか?
実はブラックエディションの場合、専用フォグランプベゼルが干渉してしまうため、そのままだとモデリスタやTRDのエアロパーツの取り付けが出来ません。
今回の愛車紹介動画に登場したブラックエディションでは、
- ブラックエディション純正バンパーを取り外し
- TX“Lパッケージ”の純正バンパーに換装
- TRDエアロを装着
という方法でエアロを組んでいます。

比較的用に↓がブラックエディションのノーマルの状態です。
動画ではカスタムの詳細の他、3列目シートの座り心地、おすすめの社外品マットなど、気になるポイントをガッツリ紹介しています。プラドの購入ご検討中の方はぜひチェックしてみてください!
また、TRDエアロパーツの詳細はTRD公式サイト[jin_icon_link color=”#B6B6B6″ size=”16px”]をご確認ください。
プラドのエクステリア
※撮影使用車のグレードは「特別仕様車 TX“Lパッケージ・Black Edition”」、カラーは「ブラック」、TRDエアロ仕様です。

ボディサイズ等
- 全長:4,825mm
- 全幅:1,885mm
- 全高:1,850mm(TX)、1,835mm(TZ-G)
- ホイールベース:2,790mm
- 最低地上高:220mm
- 最小回転半径:5.8m
フロント/サイド/リア



黒が印象的なブラックエディションでは特別装備のドアミラーのブラック塗装、バックドアガーニッシュの漆黒メッキ加飾、専用のブラック塗装アルミホイールなど、より精悍さが際立つデザインとなっています。
プラドの内装
運転席&助手席

サイズが大きくて運転しづらいのではと思われがちなプラドですが、アイポイントが高くて見晴らしが良く、意外と運転しやすいと評判です。
運転席&助手席のシートヒーターとシートベンチレーションはTZ-G、TX“Lパッケージ”に標準装備です。
2列目&3列目



プラドのサードシートはやや狭さを感じるものの、小柄な方や子どもであれば問題なく利用できそうです。ただし他の席に比べて座り心地は劣るので、長時間のドライブはしんどいかなという印象です。
TZ-G、TX“Lパッケージ”ではサードシートが電動格納式となっています。
ラゲッジスペース




バックドアは横開きなので狭い場所でのちょい開けに便利です。(※ただし雨が吹き込みやすいというデメリットも・・・)
またバックドアガラスだけを開けることも可能となっています。
その他インテリア






プラドのおすすめオプションは?
※MOP…メーカーオプション、DOP…ディーラーオプション
[MOP]チルト&スライド電動ムーンルーフ(挟み込み防止機能付)/110,000円


▼ルーフオープン時
いわゆるサンルーフです。人気のオプションでリセールにも有利なため、新車購入するなら付けておいて損はないオプションです。
オプション設定:全車
[MOP]ルーフレール(ブラック)/27,500円

ブラックエディションには特別仕様車専用ルーフレールが標準装備となっていますが、現状では特別仕様車専用ルーフレールに取付可能なキャリアは販売されていないようです。キャリアの装着を考えている場合は、契約時にこちらのMOPルーフレールに変更されることをおすすめします。
オプション設定:全車
※特別仕様車TX“Lパッケージ・Black Edition”は追加金無しでルーフレール(ブラック)を選択可能
[MOP]クリアランスソナー&バックソナー/15,400円
駐車場に超音波センサーが車両前方コーナー部や車両後方の障害物を検知し、ディスプレイ表示とブザーでドライバーに知らせてくれます。
標準装備:TZ-G
オプション設定:TX“Lパッケージ”、TX
[DOP]オートリトラクタブルミラー/14,300円
ドアロックに連動してドアミラーが格納されます。TXを選ぶならおすすめのオプションです。
オプション設定:TX
※TZ-G、TX“Lパッケージ”はリバース連動機能付オートリトラクタブルミラーが標準装備
プラドの維持費はどれくらい?
よく維持費が高いと言われるプラド。
実際にどれくらいのお金がかかるのか、維持費の内訳や金額について簡単にご紹介します。
※記事内の税額等の情報は2021年4月現在のものです。
自動車税
自動車税は毎年4月1日時点の自動車の所有者に課税される道府県税で、総排気量によって税額が決まります。
プラドの場合、自動車税は50,000円/年かかります。(※2019年10月1日以降に初回新規登録を受けた自家用乗用車の場合)
参考:総務省「地方税制度|2019年10月1日、自動車の税が大きく変わります」[jin_icon_link color=”#B6B6B6″ size=”16px”]
車検の法定費用①自動車重量税
自動車重量税はその名前の通り車の重さによって課税され、乗用車の場合は車両重量0.5t刻みで税額が変わります。また車両重量以外に、燃費や区分、経過年数といった条件によっても税額が変わります。
自動車重量税の税額は国土交通省ウェブサイト「自動車重量税額について」[jin_icon_link color=”#B6B6B6″ size=”16px”]で確認することができます。
車検の法定費用②自賠責保険
自賠責保険は自動車損害賠償保障法によって、全ての車の所有者に加入が義務付けられている保険です。
自家用乗用自動車に必要な保険料は20,010円/24か月です。
参考:日本損害保険協会「自賠責保険 保険料試算」[jin_icon_link color=”#B6B6B6″ size=”16px”]
車検の法定費用③印紙代
指定工場に車検を依頼した場合の印紙代は1,200円です。
オイル交換
オイル交換は、半年に1回、もしくは4,000kmに1回をおすすめしています。オイル交換の費用は、オイルの種類や量によって異なりますが、5,000~15,000円を目安にできるでしょう。
安価なものにするのか、それとも高価なオイルなのかによって、費用が異なります。
また上記の他に、
- 車検基本料
- 燃料代
- 任意保険代
- アドブルー補充(ディーゼルのみ)などメンテナンス代
- 駐車場代
などが維持費として挙げられます。
プラドの燃費とガソリン代
プラドのカタログ燃費は以下の通りです。
ガソリン | ディーゼル | |
---|---|---|
WLTCモード燃費(km/L) | 8.3 | 11.2 |
市街地モード(km/L) | 6.1 | 8.7 |
郊外モード(km/L) | 8.5 | 11.3 |
高速道路モード(km/L) | 9.7 | 12.7 |
実燃費の参考までに、愛車紹介動画のスタッフの愛車のメーター燃費は平均6.7 km/L、長距離ドライブ時でリッター9キロいかないくらいとのことです。
またガソリン代に関しては、満タンまで給油すると1回1万2000〜3000円ほど、月1000キロ程度の走行で約1万円/月ほどかかるそうです。
実際の年間維持費のシミュレーションについて
ランドクルーザープラドの年間維持費のシミュレーションしてみましょう。
自動車税 | 5万円 |
車検代 | 4万円 |
任意保険 | 3万円 |
燃料代 | 26万円(1L160円 年間1万km走行 燃費6km/L) |
燃料代 | 15万円(1L150円 年間1万km走行 燃費10km/L) ディーゼル車 |
駐車場代 | 約10万円(全国平均値を参照) |
アドブルー代 | 2,500円(ディーゼル車のみ) |
年間の維持費
- ガソリン車:48万円
- ディーゼル車:37万2,500円
年間の維持費を計算してみると、燃料代が高くなりがちです。上記はガソリン車の燃費を基準に計算していますが、ディーゼル車なら燃料代は抑えられます。
距離を乗るならディーゼル車との差額が高くなります。
ディーゼルとガソリンどっちがおすすめ?
プラドに搭載されているエンジンは2.8Lディーゼルターボと2.7Lガソリンの2タイプです。ディーゼルとガソリンどちらが良いのか、それぞれを比較した場合のメリットデメリットについて大まかにまとめてみました。
ディーゼルエンジン
- 型式:1GD-FTV
- 種類:直列4気筒
- 総排気量:2.754L
- 使用燃料:軽油
- 最高出力:150kW(204PS)/3,000~3,400rpm
- 最大トルク:500Nm(51kgm)/1,600~2,800rpm
・車両価格が高い
・ディーゼル特有の音や振動
・燃費が良い
・燃料代が安い
・力強い走り
ガソリンエンジン
- 型式:2TR-FE
- 種類:直列4気筒
- 総排気量:2.693L
- 使用燃料:レギュラーガソリン
- 最高出力:120kW(163PS)/5,200rpm
- 最大トルク:246Nm(25.1kgm)/3,900rpm
・燃費が悪い
・車両価格が安い
・静か
コストの面で考えた場合、ガソリンとディーゼルの車両価格を比べるとエントリーグレードのTXで約66万円もの差があります。
そのため、単純に燃費や燃料代だけを比較するとディーゼルが優位ですが、チョイ乗りのような走行距離の伸びない使い方がメインの場合はディーゼルの恩恵をほとんど受けることができないため、初期投資が少なくて済むガソリン車に分があります。
また、ディーゼルならではのトルク、静粛性に優れるガソリンといったように、コストだけでは計れないそれぞれの良さがあります。
ディーゼルとガソリンどちらを選ぶべきかは、車の使い方次第で変わると言えます。
プラド(150系後期)のグレードと価格
グレード | エンジン | 駆動・ トランスミッション | 車両本体価格 |
---|---|---|---|
TZ-G(7人乗り) | 2.8Lディーゼル | フルタイム4WD ・ 6 Super ECT | 5,543,000円 |
特別仕様車 TX“Lパッケージ・Black Edition” (7人乗り) | 5,118,000円 | ||
特別仕様車 TX“Lパッケージ・Black Edition” (5人乗り) | 4,960,000円 | ||
TX“Lパッケージ” (7人乗り) | 4,997,000円 | ||
TX“Lパッケージ” (5人乗り) | 4,839,000円 | ||
TX(7人乗り) | 4,488,000円 | ||
TX(5人乗り) | 4,330,000円 | ||
特別仕様車 TX“Lパッケージ・Black Edition” (7人乗り) | 2.7Lガソリン | 4,458,000円 | |
特別仕様車 TX“Lパッケージ・Black Edition” (5人乗り) | 4,300,000円 | ||
TX“Lパッケージ” (7人乗り) | 4,337,000円 | ||
TX“Lパッケージ” (5人乗り) | 4,179,000円 | ||
TX(7人乗り) | 3,834,000円 | ||
TX(5人乗り) | 3,676,000円 |
プラド購入後は盗難対策を!
日本損害保険協会の自動車盗難事故実態調査[jin_icon_link color=”#B6B6B6″ size=”16px”]のデータによると、2020年11月調査ではプラドを含むランドクルーザーが盗まれやすい車1位という結果が出ています。
ランクルプラドは海外でも人気が高く、高値で売ることができるため、盗難されたランクルプラドの多くは海外に輸出されるのだそうです。
個人でできる盗難対策としては、
- 車を離れるときは短時間でも必ず施錠
- ハンドルロックやタイヤロック
- GPS追跡装置の取付け
- 駐車場は人目につきやすい場所を選ぶ
などがあります。
また、万が一の場合を考えて車両保険に加入するなど、できる限り備えておきたいものです。
近年では新たな窃盗の手口である「リレーアタック」の被害も増えています。
リレーアタックとはスマートキーの特性を利用した手口で、特殊な機器でスマートキーの電波を増幅させ、解錠やエンジン始動を可能にする方法です。
リレーアタックの対策方法としては、
- スマートキーを使わないときはブリキ缶に入れるなどして電波を遮断する
- スマートキーの節電モードを使う
などの方法があります。
プラドの維持費を少しでも抑える方法について
ランドクルーザープラドの維持費を抑えるためのポイントを見ていきます。
自動車保険代を抑える
自動車保険を再考することで、保険代を抑えられるケースがあります。必要な補償を選択しておくなら、無駄な保険料を支払う必要がありません。
また、事故を起こしていないなら割引を適用させられるでしょう。等級を確認して、保険を使用していない場合の割引率が大きな保険プランがあるか確認してみましょう。
さらにオンラインでの申し込みで割引が大きくなる会社があります。
メンテナンス代を抑える
プラドの維持費を抑えるには、メンテナンス代を抑えることもできるでしょう。同じメンテナンスや整備であっても、業者によって工賃が異なります。
事前に見積もりをしておくなら、工賃が安い業者を見つけられます。
ライバル車種との維持費の比較
ライバル車種との維持費の比較をしてみましょう。車両価格は別に考慮して、年間に必要な維持費の例をご紹介します。
便宜上、車検代はおおよそ同じということで年間4万円、任意保険も30代以上の条件で車両保険なしの約3万円で計算しています。
トヨタ ハリアー

画像引用元: ハリアー トヨタ自動車WEBサイト
- 自動車税:4万3,500円
- 車検代:4万円
- 任意保険:3万円
- 燃料代:9万5千円(1L160円 年間1万km走行 燃費17km/L)
- 駐車場代:9万円
年間の維持費
29万8,500円
車両価格は、ハリアーのハイブリッドは約410万円からのスタートです。ハイブリッドで燃費がよい傾向があります。ランドクルーザープラドと比較して、燃費がよいことから維持費を抑えられています。
ガソリン車であれば、車両本体価格が安くなりますが、燃費がここまではよくなりません。パワーユニットの比較では、維持費の他に乗り味の違いも検討しておくとよいでしょう。
マツダ CX-60

- 自動車税:5万7,000円
- 車検代:4万円
- 任意保険:3万円
- 燃料代:9万4,000円(1L150円 年間1万km走行 燃費16km/L)ディーゼル車
- 駐車場代:9万円
年間の維持費
311,000円
CX-60は約400万円からのスタートになります。ディーゼルエンジンを採用しているので、実燃費もよいことが特徴です。ガソリン車を選択すると、ディーゼルエンジンほどの燃費を期待できないので、走行距離が多いならディーゼル車がよさそうです。
またマツダのディーゼルエンジンはアドブルーが不要なのも特徴。DPF再生は必要ですが、アドブルーを充填する必要はありません。
まとめ
プラドはオフロード走行はもちろん、街乗りやファミリーカーなど幅広い用途におすすめの一台です。
ただ決して安い買い物ではありませんので、維持費や盗難対策などしっかりシミュレーションしてから購入したいですね。


