アルファードの中古価格は安い?狙い目グレードや中古車の選び方

アルファード中古車

アルファードはトヨタから発売されている人気の高級ミニバン。LLサイズミニバンの中でも、圧倒的な人気を誇っており、憧れの車ともなっています。

高級ミニバンだけに、新車ではちょっと予算が厳しいと感じる方の中には、「中古車はどうだろうか?」と検討するかもしれません。

確かに中古車であれば、新車よりも費用を抑えられるので、手軽に購入しやすいかもしれません。しかしアルファードは人気車種だけに中古車でも相場が高い傾向にあります。もちろんグレードによっては、価格を抑えて購入できるものも。

そこでこの記事では、そもそもアルファードの中古価格は安いのか、狙い目グレードは何なのかご紹介します。

目次

アルファードの中古は安い?状態によってはコスパ高

結論からすると、アルファードの中古車は、安い車両も選択できるようになっています。現行モデルは、2015年に登場しており、年式や走行距離の面で安くなる要素が増えているからです。

マイナーチェンジしてデザインが少し変更されていますが、2017年以降の車両でも220万円ほどから選択できます。約5年落ちになれば、走行距離は約10万kmになるとはいえ、購入しやすい価格帯があります。

フロントの意匠もスタイリッシュで存在感があるデザインのため、満足する方も多いでしょう。ヴェルファイアからアルファードに人気が移ったのも、一部改良が行われてからです。

中古車でも気にしない方や納車までの期間を気にする方なら、コスパのよい中古車を探せるでしょう。

アルファードはどんな車?

アルファード

アルファードは車内空間が広く、質感の高い内装を備えているなど、トヨタの最上級ミニバンに位置しています。ミニバンとしてだけでなく、高級サルーンとしても利用されることが多く、公用車や社用車として使用されることも多いです。

ミニバンと聞くとどうしてもファミリーカーというイメージがありますが、アルファードはミニバンのフラッグシップモデルとなり、高級感を前面に出したモデルです。

1997年から発売されている日産エルグランドの後を追う形で、高級ミニバンとして2002年から販売がスタートします。日本人好みの木目調パネルの高級感ある内装や日本車初のパワーバックドアがオプション設定されるなど、完成度の高い車として人気を集めます。

現行モデルの3代目アルファードは、2015年から発売され、ミニバンよりも「大空間高級サルーン」として開発されました。大きく存在感のあるフロントフェイスが特徴的で、高張力鋼板の採用や構造材用接着剤の導入などによって走行性能も向上させています。

2018年からは、それまで人気だったヴェルファイアよりもアルファードの方が販売台数が多くなり形勢が逆転します。その後もアルファードの人気は続いており、ミニバンの中だけでなく、高級車としての人気もある車種です。

アルファードの中古価格の推移

アルファードの中古価格の推移を見ていきましょう。一般的にアルファードの中古を検討している方の候補は、現行モデルでしょう。2015年から発売されている3代目モデルは、存在感のあるメッキグリルを装備しており、かっこよくスタイリッシュさを感じさせるデザインです。

2022年7月時点でのグーネットの中古車相場では、グレード、年式によっては200万円を切る車両も存在しています。販売されてから7年が経過しているとはいえ、エクステリアデザインはスタイリッシュなため、高級ミニバンを探している方でも満足できるでしょう。

ただし200万円を切るような車両は、走行距離も10万km近いものもありコンディションに注意が必要です。せっかく安く購入したとしても、その後の整備・修理代で高くつく可能性があるからです。

走行距離が5万km前後の車両になると、車両価格も200万円を超えるようになります。年式が新しい3年以内の車両に絞ると、車両価格が300万円を超えるようになり、グレードによっては新車が選択肢に入ってくるでしょう。年式とグレード、さらに車両コンディションのバランスの見極めが難しくなるでしょう。

ヴェルファイアの方が安い???

新車で購入する場合には、アルファードは約359万円からの車両本体価格ですが、ヴェルファイアは約424万円からと高めの価格です。これは、ヴェルファイアは販売しているグレードが限られているためです。

アルファードとヴェルファイアは同じプラットフォームを共有していますが、デザインの違いが明確になっています。中古車相場では、2015年以前までのモデルは車両本体価格が200万円を切る車体もあります。また走行距離も5万km未満の車体もあるため、アルファードよりも安いといえるでしょう。

もちろん見た目の違いが大きいため、一概にどちらがよいとはいえませんが、安く高級なミニバンが欲しいと思っているなら、ヴェルファイアを選択肢に含めるのもよいでしょう。

アルファードの内装

SCパッケージ

アルファードの内装を見ていきましょう。特に中古車を考えているなら、グレードによって車体価格が大きく変わりますので、グレードによる内装の違いもご紹介します。

ヴェルファイアと販売台数が逆転したのは、2018年の改良後です。しかし現行モデルは2015年から発売されているので、中古車の内装の違いを見るのも2015年からのモデルとします。

例えば、200万円を切る価格の「2.5 X」は、エントリーグレードということもあり、比較的シンプルな内装です。しかし2015年モデルでも、本革巻きのステアリングホイールや茶木目調とシルバー塗装がある内装など、高級感があります。

アルファード SCパッケージ
SCパッケージ

「2.5 X」は8人乗りモデルのタイプのため、2列目がベンチシートです。1つ上の「2.5 G」であれば、7人乗りモデルなので、2列目シートにゆとりがあります。ファブリック+本革シートになるので、高級感が増します。

アルファード X
「X」

アルファードの中古で、比較的安価に購入できるグレードでも、数万円から数十万円の違いで、内装の質感が大きく変わるのは注意点。最上級グレードのエグゼクティブラウンジなら、2列目シートの高級感が素晴らしいのは、2015年モデルでも変わりません。

アルファードの外装

アルファード

画像引用元:トヨタ

アルファードの外装も見ていきましょう。現行モデルも発売されてから、マイナーチェンジや特別仕様車が設定されているため、好みのエクステリアを選べるでしょう。

2015年からの現行モデルでは、フロントグリルがロアグリルと一体になっていることが特徴。エアログレードになる「S」になると、再度スポイラーがあるので、より立体的な雰囲気があります。

2016年7月からは、特別仕様車の「TYPE BLACK」が発売されています。フロントエンブレムが専用のゴールドになっていること、外装にスモークメッキが採用されているデザインです。

2017年12月にマイナーチェンジが発表されてからのモデルは、フロントフェイスの意匠が変更されています。元々存在感があったフロントグリルですが、ナンバープレートの中央まで拡大されています。フロントグリルの形もストレートな形状になり、ヘッドライトも薄くなってシャープなイメージです。

アルファード 特別仕様車

画像引用元:トヨタ

2020年4月に特別仕様車「S”TYPE GOLD”」が設定されています。エンブレムがゴールドになったり、フロントグリルがスモークメッキと黒メタリック塗装に変わっているのが外観の違いです。ガソリン車に高輝度塗装18インチホイールが装備。高級感のあるエクステリアデザインです。

新型アルファードの特別仕様車の内外装については、こちらの動画もチェック

カミタケチャンネル

人気グレードの装備の違いを徹底比較しています。アルファードに乗るなら、どっちがおすすめ?気になっている方にぴったりの情報をお届けしていますよ。ぜひご覧ください。

アルファードを安く賢く買う方法

電球

アルファードを安く購入する方法をご紹介しましょう。もちろん中古車を購入するときには、安さだけでなくコンディションにも注意を払いたいため、コスパよくコンディションのよい車を探すためのポイントもご紹介します。

人気のグレードを選ばない

人気のグレードを外して、車両を探してみるのもポイントです。例えば、カーセンサーの2015年以降のモデルの価格相場を見てみると、2018年以降の年式は400万円以上の車両の数が圧倒的に多くなります。

2022年3月時点の、400万円以上の車両台数は、2018年式で164台、2019年式で347台、2020年式で404台となっています。2018年にモデルチェンジされてからのアルファードは、これまで人気だったヴェルファイアから販売台数が逆転したため、中古車の流通数にも反映されているのです。

一方で、2015年式になると、流通台数が多いのは340万円台と相場が下がります。その分、年式が古くなりますが、予算を抑えたいと思うなら候補にできるでしょう。外装でも既述しましたが、2018年からフロントフェイスの意匠が変更されているため、マイナーチェンジ前の顔つきも好みであれば、おすすめの年式といえます。

また、エアロ系グレードといえる「S」になると、相場も少し上がります。エントリーグレードである「X」を中心に、車探しをするのも安く購入するポイントです。

整備記録が残っている車にする

整備記録が残っている車であれば、コンディションの予想がしやすいため安心して購入できるでしょう。そもそも記録簿とは、車が過去にしてきた整備を記録しておくものです。

「定期点検整備記録簿」と呼ばれるもので、24か月点検や12か月点検の際に記入します。オイル交換などの日常的なメンテナンスから、不調があった際の部品交換まで、その車に関する整備情報が記載されています。

病院でのカルテのように、新車からどのようなメンテナンスをしてきたかを把握できるなら、メンテナンスの頻度が分かるので重要です。車の調子を把握しておき、次のメンテナンスの予測をするのに欠かせません。

記録簿がない中古車は、前のオーナーが紛失してしまったり、破棄してしまったことが原因となるでしょう。

記録簿を破棄してしまう理由として、修理履歴や走行距離を隠したいことも考えられます。そのような車両は、購入してもメーターが巻き戻されていたり、修理歴を偽っている可能性もあるでしょう。そのため、記録簿が残っている車両を選ぶのは重要といえるのです。

信頼できるお店で購入する

中古車を購入するなら、車両探しも大切ですが、何より注意したいのは信頼できるお店で購入するということ。中古車を購入するときでも、安心できるお店なら必要な整備を依頼したり、車両のコンディションを見極めてくれるからです。

また故障したときの保証やアフターサービスも、購入したのが信頼できるお店なら安心です。楽しいカーライフを送るためにも、お店探しは慎重に行いましょう。

諸費用が明瞭になっている

車両本体価格が安く設定されていても、諸費用が高い場合もあります。支払総額が記載されていれば、おおよその諸費用が予想できますが、何も記載されていなければ見積もりを依頼する必要があるでしょう。

見積書を確認してみて、諸費用の項目がどのようになっているか確認します。税金関係等の各種手数料などが記載されているはずですが、登録代行手数料や車庫証明取得代行手数料が高くなっていたりするがケースがあります。

またこれらの手数料は、個人で手続きできるものでも、削減できないケースが多いのが特徴です。つまり、車両価格が安い分、手数料で儲けを発生させているのです。

車両価格を安く設定して注目を集めたいという意向は理解できるものの、手数料が相場よりも高いお店は避けるべきでしょう。

また、自動車公正取引協議会が定める自動車業における表示に関する公正競争規約及び同施行規則にも一度目を通しておくとさらに良いと思われます。

販売店の保証制度がある

中古車は車両のコンディションが判断しにくいのが懸念点です。そのため、保証制度があるかをよくチェックしておきたいもの。ディーラー系の中古車販売店なら、無償の保証の他に、有償保証が設定されていることがあります。

丁寧に整備しているからこそ、保証制度が用意できるのです。大手の中古車販売店でも保証制度を用意している場合がありますし、小さな中古車販売店でも保証があるものもあります。

購入の前には、どのような保証が用意されているのか、また保証の条件もよくチェックしておきましょう。有償の保証でも、内容が充実していないならあまり信頼できるお店とはいいにくいものです。

中古を購入する場合のおすすめグレード

アルファードの中古を購入する際の、おすすめグレードをご紹介しましょう。安くアルファードを購入するポイントは人気のグレードを選ばないことは既述しました。

そこで、中古車としておすすめなのは、マイナーチェンジ前のモデルです。アルファードは2018年にマイナーチェンジをしており、フロントフェイスの形状や安全装備が変更されています。

大きな変更点は、ヘッドライトが薄くなっていることやシーケンシャルターンランプが装備されたこと。見た目に大きな違いがありますが、人によってはそこまでこだわらないという方もおられるでしょう。

マイナーチェンジ前のエグゼクティブラウンジ

アルファード

2015年式 アルファード 画像引用元:トヨタ

見た目に違いはあるものの、最上級グレードのエグゼクティブラウンジなら上質な内装であることは変わりありません。コンディションによって左右されますが、2022年3月時点では、マイナーチェンジ前のエグゼクティブラウンジは車両価格が320万円前後でも探すことができました。

もちろん走行距離が少ない車体では、360万円からの価格となりますが、それでも高級ミニバンが300万円台で乗れるのは魅力的でしょう。高級ミニバンに乗ってみたいと思っておられるなら、パワーオットマンが装備される最上級グレードがおすすめ。

もう少し価格を抑えたいのであれば、ガソリンの中間グレードである「G」などもこなれた車両価格で見つけられるのでおすすめです。

中古車を買って後悔しない?

チェック

アルファードを中古で買って後悔しないでしょうか?中古車は走行距離が延びている場合もありますし、コンディションが分からないのが懸念点。

購入の前には、いくつかの点をチェックして、コンディションがよい車を探しましょう。

エンジンをチェック

安い車両は、走行距離が10万kmを超える車両もあります。10万kmを超えた車両でもエンジンの調子がよければ、まだまだ乗れます。

2.4Lエンジンモデルであれば、タイミングチェーンなのでタイミングベルトの交換を気にしなくてよいです。またエンジンの始動性がよく、拭け上がりがスムーズであればエンジンの調子もよいでしょう。

このときに吹け上がりに引っ掛かりがある感じがしたり、マフラーから白煙が出ているなら要チェック。エンジンに不具合があると修理に多額に費用が必要となるケースもあるため、ボディや内装のコンディションがよくても、避けておきましょう。

ミッションをチェック

ATの状態も確認しておきましょう。試乗できるならATレバーをD(ドライブ)に入れた際に、ショックが出てこないか確認します。

R(リバース)にも入れてみて、異音があったり、ショックがあるなら不具合の可能性があります。ミッションの不具合も多額の修理費用が予想されるため、違和感があるなら避ける方がよいでしょう。

サスペンションをチェック

走行距離が多いなら、足回りがヘタっている可能性があります。10万kmを目安にショックやサス、さらにブッシュなどが痛んでくる傾向があるので、可能であれば試乗させてもらいましょう。

整備記録簿が残っていて、どのタイミングで部品交換したかが分かるなら、記録を参考にするのもよいでしょう。安心して乗るためには、足回りのチェックも欠かせないため、試乗させてもらうと安心です。

電装品をチェック

パワースライドドアやパワーウインドウなどの電装品をチェックしておきましょう。パワースライドドアは、故障していると高額な費用になりがちです。

開閉のスムーズさや異音の有無は、試乗しなくても試せるものです。購入する前に、動作確認しておき、不調であれば修理してから納車してもらうようにしましょう。

後悔しない車選びに必要なポイント

中古車を購入して後悔しないためには、車選びで大切なポイントを考えておくことも必要です。

どれほどの期間乗る予定なのか

購入した車をどれほどの期間乗るのか、考えておくのも大切です。リセールが期待できるアルファードの場合は、コンディションがよい新しい車を購入しても、乗り換えのときに高額査定も期待できます。

そのため、数年で乗り換えるとしても、年式が新しいものを選んで快適なカーライフを送るのも1つの方法です。新しい車であれば、長い期間乗るとしても、故障も少なく安心できるでしょう。

予算によって左右されるポイントですが、どれほど乗るかを決めておくのもポイントです。購入予算が限られているなら、少し年式が古いモデルにしておき、乗りつぶすつもりで乗るのもおすすめです。

希望するグレードや装備

希望するグレードや装備を決めておくのも、後悔しないために大切なポイントです。アルファードはグレードによって価格が異なるだけでなく、内装の質感も大きく変わります。

例えば、最上級グレードのエグゼクティブラウンジなら、パワーオットマンが装備されプレミアムナッパレザーが採用されています。 2015年から2017年のモデルでは、セミアニリン本革が採用されているので、ナッパレザーとは素材が異なるのは注意点です。

しかしいずれも、質感が高いシートなのでアルファードらしさを楽しめるでしょう。もちろんグレードを下げると、その分車両価格が安くなるため、費用負担を抑えたいならグレードを下げることもできます。

コンディションが気になるなら未使用車や低金利ローンがおすすめ

中古車の購入を考えていても、コンディションが気になってきたり、リセールが期待できることを考えると悩む方もおられるでしょう。もし予算を少し上げられるなら、未使用車や低金利ローンを利用するのがおすすめです。

ここからおすすめのアルファードの購入方法をご紹介します。

未使用車

登録済(届出済)未使用車は、初度登録されていても一般の走行に供されていない車のことです。新車よりも安く購入できることが多く、コンディションも新車に限りなく近いことが特徴です。

登録済みなので中古車という扱いになりますが、走行距離も非常に短く長い期間安心してお乗りいただけます。

納車までの期間が短く、普通車で2週間から3週間ほどで納車できます。新車の場合には、注文してから納車までが長いというケースもありますが、未使用車は現物がある状態なので納車までが早いです。乗り換えのタイミングが近い方であれば、未使用車もよい選択肢となるでしょう。(アルファードに関して、2022年7月現在生産ストップの情報が出ております。)

保証も充実しており、新車メーカー保証と同等保証が用意されていることが多いです。「保証継承」という手続きをすれば、全国のディーラーで保証を受けられるので安心です。

弊社カミタケモータースでも、アルファードの未使用車の在庫をご紹介できるため、ぜひこちらから在庫情報をチェックしてください。

低金利ローン

低金利ローンは、名前の通り金利が低いローン商品のことです。車両価格が高くなりがちなアルファードの購入では、ローンを利用される方が多いです。しかしローンの場合には、金利という手数料が発生します。

その手数料負担を抑えられるのが低金利ローンです。たった数%の違いと感じる方もおられますが、同じようなローンでも金利が違うだけで100万円以上もお得になるケースも!

例えば、弊社カミタケモータースでは新車1.99%の超低金利ローンを取り扱っており、アルファードなら最大約107万円もお得になります!

購入予算に合わせてプランを選択できますし、グレードも選択できるため、無理なく愛車を選択していただけます。購入前の気になる点は、電話だけでなくLINEからもお問い合わせいただけるので、ぜひチェックしてください。

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