車のオーナーにとっての洗車は“日常的なメンテナンス”とも言えます。ボディの艶は、単に見た目を整えるだけでなく、「車をどう扱う人なのか」を印象付ける要素ともなります。
そこで今回の動画では、カミタケモータースのスタッフがオートバックスのプライベートブランドの洗車グッズを検証しました。
オートバックスという手に入れやすいグッズでどこまでキレイになるのか、実際に試してみていますので、ぜひ最後までご覧ください。

オートバックスのプライベートブランドをチェック!

ズボラなスタッフ諏訪田と洗車大好き整備士のスタッフ土井が、グッズを正直レビューします。
今回のスタッフの車は、3か月ほど放置されたレビューにうってつけの車。手に入れやすいグッズでどこまでキレイになるのか、洗車好きスタッフ土井もワクワクです。早速洗車をして、コーティング剤を試してみます。
コーティングの選択は「目的」で分ける時代へ

スタッフ土井は、簡易コーティングといっても5千円以上のものを愛用しているとのことですが、艶や撥水の具合はいかに?
今回試した2種類のコーティング剤は、それぞれ艶の方向性が明確に異なります。
● 艶タイプ
- 色に深みが出る
- 濃色車との相性が良い
- 撥水より“魅せる艶”にフォーカス
● 撥水タイプ(ガラス系)
- シャープな光沢
- 撥水性能が高くメンテ性に優れる
- 透明感のある仕上がり
施工する際は、半湿式というクロスに簡易コーティング剤を吹き付けて施工していきました。
比較してみると、より差が明確になってきました。撥水タイプといっても、意外と艶があったのが印象的でした。
艶タイプは、ムラになりやすいものの、その分艶がしっかりしている感じがしました。定着させた後に、撥水を見てみました。

撥水タイプは撥水がすごい。粒が大きい!

ぱっと見てみると、撥水タイプの方がツヤツヤになっている印象がありました。艶タイプでも、撥水性がしっかりあるので気持ちのよい弾きになっています。この違いはスペック表では読み取れません。光沢は“感性の領域”であり、ユーザー自身がどんな印象を求めるかが重要です。
プレミアムボディコーティング艶タイプ300ml(1,480円)
プレミアムボディコーティング撥水タイプ300ml(1,480円)
大容量マイクロファイバークロス S 15枚 (998円)
洗車アイテムは「効率」と「品質」を兼ねて

洗車グッズの市場も変化してきました。気軽に洗車できるグッズも販売されていますし、時短につながる商品も販売されています。
自宅や洗車場で車をキレイにしたい方が便利に作業できるグッズも、一般的になってきています。ジムニーの洗車で、洗車グッズの使いやすさをチェック!
バケツサイドポケット(798円)
ペールバケツ15L グリットフィルター付き(1,780円)
バケツドーリー(2,990円)
今回使用したのは、蓋つき・底面フィルター付きの多機能バケツ。洗車好きでも満足できる仕上がりになっています。
バケツのおすすめポイント
- 蓋つきで工具や洗車用品を“収納兼運搬”できる
- 底面にグリッドがあり、砂や鉄粉をスポンジから隔離できる
- 作業効率と洗車後の仕上がり品質が向上
意外と高額になりがちな洗車グッズも、お求めやすい価格になっているのが魅力ですね。
洗車アイテムの移動がラクになる「バケツ台車(2,990円)」と、道具を差し込める「サイドポケット(798円)」も登場。
これがあるだけでも、洗車の効率が向上し、身体への負担も軽減してくれます。タオルを置いておいたりしても、水が溜まらない設計になっています。
次に登場したのが、ホイール洗浄にも内装のホコリ取りにも使えるマイクロファイバー手袋。
マイクロファイバーお手入れ手袋 (398円)
マイクロファイバーなので、傷が入りにくいのも魅力ですね。
電動フォームガンは「作業改革」に近い衝撃

そして今回の主役級アイテムがこれ。
■電動フォームガン
- USB Type-C充電
- 洗剤を投入すると“高密度の泡”が噴射
- 泡の量が段違いで、作業のスピードと品質が両立
泡の粒が細かいほど、汚れ落ちが向上し、洗車傷のリスクも減ります。洗車のスキルを向上させるのに、役立つアイテムなのです。
泡もっこ電動フォームガン2.0L (1,280円)
泡もっこシャワー用シャンプー1L(598円)
ホイールを洗っていきますが、まずは水で泥汚れを落としていきました。電源を入れてフォームガンを使ってみると、クリーミーな泡がしっかり出てきます。
約400円の掃除手袋は、まさにコスパが良い!泡を手袋に載せて、汚れに直接触って、しっかり落とせます。
ホイールの隙間やナット周りなど、洗車の盲点になりがちな部分を効率よく清掃できるので、おすすめアイテムですね。

撥水コーティングをホイールにも塗ってみました!ホイールは車全体の清潔感を左右する重要パーツです。少しのコーティングで汚れが弾かれるので、試してみるのもおすすめです。
今回は、車体を洗浄するのにマイクロファイバークロスを使いました。泡をしっかり車体にかけて洗車の準備をしていきましょう。
電動フォームガンは、ボタンを押すとそのまま泡をかけることもできます。車体全体にかける際に、少し楽に作業ができそうです。
洗車傷を防ぐ“ヒタヒタ戦略”

フォームガンで泡を大量に載せる工程は、洗車傷を予防するための重要ステップです。

泡で滑らせながら洗う。力入れたらアカンで
泡の潤滑効果で摩擦を減らし、“洗いながら削ってしまうリスク”を避ける。これは、洗車を“ダメージコントロール”として捉える高度な視点です。
大容量マイクロファイバークロス S 15枚 (998円)
指で洗うとハニカム形状のグリルも洗いやすかったです。最近の車のグリルは、ハニカム構造になっているモデルが多く、従来のスポンジでは届かない領域が増えています。


確かに…指の方が入り込みます

そう。指なら力加減もわかるし、傷を入れにくい
洗車頻度と「白くなる現象」の原因はミネラルということについても、検証してみました。つい外観の汚れに意識が向きがちですが、ボディのくすみや白い汚れには化学的な理由があります。

白くなってしまうのはほとんどがミネラル分。水道水の成分が固まるんや
つまり、“洗わない期間が長いほど、ミネラル固着=水垢のリスクが増加”します。アルカリ性クリーナーで落ちるケースが多く、正しい対処でボディ本来の艶は取り戻せます。定期的な洗車が大切ということが分かりますね。
低価格コーティングでも“ここまで変わる”という事実

仕上げに半分ほど使ったコーティング剤で、ジムニーのボディは見違えるような艶を取り戻しました。

超ツヤツヤになりましたね

ほんまに綺麗になりました。安いからガバガバ使える!
1本あたりの価格が抑えめだからこそ、遠慮なくたっぷり使えます。
一方で、洗車が大好きなスタッフ土井は1回の施工に2,000円分くらいは平気で使うこともあります。コスパの良さからしても、「1本常備しておくファブリーズ的ポジション」のコーティングとして、十分“アリ”な存在だと言えます。
ハイパワーブロアーで「水の残り」をゼロに近づける

続いて登場したのが、ハイパーブロワーミニ(3,980円)。以前の動画では、専用クリーナーを組み合わせて“掃除機モード”として活用していました。今回はその「風を出す側の機能」にフォーカスします。

量販サイトやと同じようなやつが8,000円とか9,000円しますからね
価格帯を考えると、パワーと機能性のバランスはかなり優秀です。特に効果を発揮するのが、ドアミラー下やモール周りなど、水が溜まりやすい箇所です。
ハイパーブロアーmini(3,980円)
ハイパーブロアーmini専用クリーナー&ワイドノズルアタッチメントセット (898円)

この辺、水がどうしても溜まりやすいんですけど、ブロワーで吹き飛ばすことで綺麗になりました
ブロワーを導入することで、
- 拭き取り時間の短縮
- 拭き残しによる水垢リスクの軽減
といった、“工数”と“品質”の両方を改善できるのがポイントです。
ツイストマイクロファイバークロスは“仕上げの決定打”

最後に試したのが、ツイストマイクロファイバークロス(2,280円)。

サイズ似てるやつ、安くても7,000円はするで
いざボディに当ててみると…
クロス自体の吸水力に加えて、元々のコーティングと相まって水がスルスルと流れていきます。
このクロスのポイントは吸水力の高さだけではなく、
- 一気に引きすぎず、
- 面でしっかり密着させ、
- 力を入れずに滑らせる
という使い方で“最大性能を引き出せる”ことです。
両面でたっぷり吸水ツイストマイクロファイバークロス スーパーBIG (2,280円)

引き上げの時、濡らしたクロスをただスッと引くだけやと吸わないんですよ。コツは、“テーブルクロス引き”のように一気に持っていくのではなく、ボディに密着させながら優しく滑らせることです。
見えるのは“手入れした時間の差”最後の拭き上げでは、水垢と水弾きの差が鮮明に現れます。

めっちゃ弾いてる…でも水垢も多い

洗車してなさすぎやな(笑)月1はした方がええで
水垢がつく=水が均一に流れなくなるため、最終仕上げの品質がどうしても低下します。「継続的なメンテナンス」の重要性を示す典型例です。こうした時短になる洗車グッズを活用して、定期的な洗車を行うなら、塗装面の良いコンディションを維持できます。
仕上げ材をボディに半分ほど使用しただけで、ジムニーの艶は驚くほど深まりました。
プレミアムボディコーティング艶タイプ300ml(1,480円)
プレミアムボディコーティング撥水タイプ300ml(1,480円)
ガラス撥水コーティング ダブル強力撥水100ml(998円)
そして最終アイテム:純水ガラスクリーナー

最後は純水ガラスクリーナーでフロントガラスを仕上げます。

実は…私、3年間ガラス拭いたことないです
半分だけ拭き比べてみると──

右と左、全然違うけどカメラには映らんかもな。でもピカピカになってる
純水クリーナーは残留物が出にくく、“拭いた跡が残らない”という最大のメリットがあります。
純水クリアガラスクリーナー400ml(498円)
1番のおすすめ洗車用品は?
今回使った商品の中で、ランキングを紹介します。
◆ 第3位:コーティング剤(撥水タイプ)

1,000円台であれだけ艶が出たら十分や。白ボディが際立ってた
コスパの高さ × 仕上がりの即効性 が評価ポイント。ムラになりにくいのも魅力的です。初心者にもおすすめの商品です。
プレミアムボディコーティング撥水タイプ300ml(1,480円)
◆ 第2位:吸水タオル

これは安いし、何回も吸えるし、時短にもなる
洗車で最も負荷の高い工程を“ラクにする”のが上位の理由です。この安さでしっかり吸水力があるので、時短になるので洗車が苦手な方におすすめしたい商品です。
両面でたっぷり吸水ツイストマイクロファイバークロス スーパーBIG (2,280円)
◆ 第1位:マイクロファイバー手袋

結局ユーティリティ最強。ボディもホイールも洗える。似ている商品もありまうが、質感がお気に入りのポイントでした
コスパ、作業性、汎用性が圧倒的。洗車のしやすさを考えていることがよく分かりました。
マイクロファイバーお手入れ手袋 (398円)
■ ガラスクリーナーが“個人的1位”になる理由
洗車アイテムの評価を締めくくる最後のランキングで、
スタッフ諏訪田が選んだ1位は 純水ガラスクリーナー でした。
純水クリアガラスクリーナー400ml(498円)

私の個人的1位はこちらですね。ヤニも手垢も菌もいけるんです
実はガラスクリーナーは、洗車用品の中で最も “衛生と視界” という安全に直結する領域 を改善します。
特に純水タイプは、拭きムラが出にくく、残留物も最小限。さらにアルコールが入っていることで除菌クリーナーと同等の働きを持ち、車内のパネルやタッチ部分にも応用できる“総合ケア剤”として使えます。

運転中くしゃみしますよね。誰かの車やと“ここ汚っ”ってなるアレも取れるんですよ
車内をキレイにしたいときに、持っておきたい商品ですね。
■ オートバックスの“企業努力”に触れる締めの一言

今日使った商品全部、めっちゃ良かったです。オートバックスさん、すごい企業努力やと思いました
価格設定の絶妙さ、ユーザー体験の最適化がされた洗車グッズになっていることを確認できた検証でした。
まとめ
今回は、オートバックスのプライベートブランドの洗車グッズを試してみました。どの商品も低価格で購入でき、洗車を快適にするのに役立つ商品ばかりです。洗車は洗車機に通しているだけという方でも、初心者でも簡単にできるグッズを使って洗車してみるのはいかがでしょうか?
普段よりも一手間、二手間かけてみると、愛車のコンディションを維持することができ、見た目も改善できることでしょう。
\愛車のメンテナンスについてはこちら /
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