車の乗り換えの流れや方法、注意点|タイミングは3年、5年?

車の乗り換え

お気に入りの車であっても、車を乗り換えようと考えるタイミングがあるでしょう。では、ベストな車の乗り替えのタイミングは購入から何年目なのでしょうか。車の乗り換えのタイミングを、乗り換えの流れや乗り換え方法、さらには注意点と共に解説します。

車の乗り換えを検討されている方やどうしようかと迷っているという方は、ぜひ参考にしてください。

【車の乗り換え】タイミングのまとめ

  • 新型車や車検は乗り換えのタイミング
  • リセールバリューが落ちる前に乗り換えできる
  • 納車までの期間をチェックしよう
  • 乗り換えなら車を高く売ることも考える
目次

車の乗り換えはどうする

車を乗り換えようとする方もおられますが、基本的に車というのはきちんとメンテナンスをしたり、消耗品を交換したりと手入れをしっかりしていれば、かなりの期間乗り続けられます。

では、どうして車を乗り換えようと希望するのでしょうか?たとえば、以下のような理由があります。

  • 新しい車に乗りたい
  • 安全性能が高い車に乗りたい
  • 低燃費な車が欲しい

新しい車であれば、新しい技術が搭載され、乗り心地がよくなったり低燃費に走行できるものがあります。維持費の面でメリットがありますし、使い勝手がよい車に乗れるでしょう。

一方で、車の乗り換えをするためには、以下の懸念点を考慮しなければなりません。

  • ローンの完済をする
  • コストがかかる
  • 乗り換えの手間が必要になる

今乗っている車のローンがあるなら、完済させてから乗り換える必要があります。また、乗り換えに必要なコストも考慮しましょう。一般的には、乗り換えるよりも修理やメンテナンスをした方がコストは抑えられるからです。

車の乗り換えのタイミング

車を乗り換えるタイミングは人によって異なりますし、乗っている車や使い方によっても異なるでしょう。

一般的には、以下のようなタイミングで乗り換える人が多いです。それぞれのタイミングをご紹介しましょう。

  • 車検のタイミング
  • 新型車が出たタイミング

車検のタイミング

車を購入してから定期的に車検を受ける必要があります。初度登録から3年、それ以降は2年ごとに車検を受けますが、軽自動車でも約5万円、普通車なら10万円ほどが手数料などを含めた車検代として必要です。

新車から数年しか経過していないなら問題ないものの、車のコンディションや走行距離によっては部品交換やメンテナンスが必要となり、思わぬ出費になることもあるでしょう。

車検に思っているよりも費用がかかるとわかれば、車検のタイミングで新しい車に乗り換えようかと考えるかもしれません。

新型車が出たタイミング

新型車が出るタイミングも、車の乗り換えの時期となります。新しい車が出ると、新しい技術や性能の車に乗れるので、今の車から新しい車に乗り換えたいと感じるでしょう。

また、新型車が出るとこれまでの車は旧型となるため、リセールバリューが下がることが多いです。一概にはいえないものの、モデルチェンジでの変化が大きいと、旧型の買取価格が大きく下がる可能性もあります。

モデルチェンジ情報があるなら、新型モデルが出る前に乗り換えるというのも選択肢になるでしょう。

車の乗り換えの目安は?

車の乗り換えの目安を確認していきましょう。「一般社団法人日本自動車工業会」が発表している乗用車市場動向調査によると、平均の車の保有予定期間は新車の場合だと7.8年、中古車の場合であれば6.9年というデータがあります。

この情報を元に、次の2つの目安となる時期についてみていきましょう。

  • リセールを考慮した3年目
  • 2回目の車検の前の5年目

一般社団法人日本自動車工業会

リセールを考慮した3年

リセールを考慮して、3年で乗り換える方もおられます。3年ということは、初回の車検のタイミングとなりますが、初度登録から3年はちょうど新車保証が切れるタイミングです。

車の状態がよい場合が多く、リセールバリューも期待できるので、車の価値が高いうちに売却したいなら3年が節目になります。

3年落ちであれば、メンテナンス費用や経年劣化した部品の交換もほとんど不要です。煩わしいメンテナンスが不要なうちに、新しい車に乗りたい方も3年で乗り換えるとよいでしょう。

2回目の車検の前の5年

2回目の車検の前の5年というタイミングで乗り換える方もおられます。新車からの特別保証や延長保証が5年となっている場合が多く、保証が切れる前に乗り換えるという場合もあるでしょう。

保証が切れてしまうと、保証範囲になっている部品の交換が必要なときは自費での修理となります。近年の車は5年で交換しなければいけない部品は多くないとはいえ、走行距離によっては交換やメンテナンスを検討するものもあるでしょう。

車検費用の他に、メンテナンス費用が必要になるならと、乗り換えを検討する方もいるでしょう。「一般社団法人日本自動車工業会」が発表している乗用車市場動向調査でも、5年以内に買い換え予定としている人は、約2割もいるとされています。

5年以内であれば、過走行車と判断されにくい走行距離のことが多いため、やはり乗り換えのタイミングとなるのです。

車の乗り換えで必要な手続き

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車の乗り換えに際しては、必要な手続きが多々あります。次に必要になる手続きについて確認していきましょう。

購入したい車のリサーチをする

車の乗り換え後の車の用途や目的などを考えて、どんなタイプの車が必要なのかをじっくりと検討しましょう。車の乗り換えには、ライフスタイルの変化も大きく影響します。

スライドドアが搭載されている車種なら、広々しているので子どもを乗せやすいでしょう。また、2人で乗る機会がほとんどであれば、コンパクトカーであれば維持費を抑えられます。

また、車種やグレードごとにオプションなどの装備品が異なってくるので、どの機能や装備が必要かをリストアップしておくとよいでしょう。

現在の車の買い取り店を決める

車の乗り換えの際には、車の購入だけでなく、売却する方法も考慮しておきましょう。ディーラーで下取りを依頼できますが、買取専門店の方が売却額は高くなるケースが多いです。

複数の店舗で見積もりを取ってみるなら、どこに売却するとよいのか判断できるでしょう。複数の店舗で査定してもらうのが面倒であれば、一括査定などを活用して買い取り店を決定できます。

見積もりを出してもらう

車を売却するお店を決めて、見積もりを出してもらいましょう。今乗っている車にどれくらいの価値があるのかを知っておくことは重要です。買い取り金額が把握できれば、新しく購入する車の予算を立てやすくなるでしょう。

また、新車を購入するためにディーラーへ行くと、下取りの話も出てくるでしょう。自分の車の価値が分からないと、下取りで提示された金額が相場と比べて、高いのか安いのかがわかりません。

実際に査定を受け、見積もりを出してもらうことで、買い取り店の査定額と比較できます。

ローンの残債の確認

車の乗り換えを検討するときには、ローン残債の有無に注意が必要です。現在の愛車をローンで購入していたのであれば、払い終わっているかどうかを確認しましょう。

ローンが残っている場合であっても、買取金額からローン残債を一括で返済できる場合もあります。この場合は、買取金額でローン残債を返済できる金額なのか確認しておきましょう。

車の購入や売却に必要な書類をそろえる

購入したい車や今の車の売却先が決まったら、価格の交渉をして、契約をするという段階になります。その際に必要な書類を事前に準備しておくと、手続きをスムーズに進めることができるでしょう。

準備ができていないと、契約ができずに新しい車の納車時期が遅れてしまうということもあるので、事前に必要な書類を確認しそろえておくことがおすすめです。

車の購入と売却を行う

購入と売却に必要な書類が揃ったなら、実際の手続きを進めましょう。購入と売却の店舗が異なる場合には、売却と納車のタイミングに注意します。

事前に手続きと納車予定日、もしくは買取の査定と車両の引き取り日を指定できますが、タイミングによってはぴったりとはならないでしょう。

ディーラーや販売店で下取りされる場合は、納車日に愛車で向かい、車両の入れ替えができます。手続きのタイミングに気をつけながら、購入と売却を行いましょう。

保険や自動車税などの手続きを行う

車の乗り替えを行なったときには、保険の対象車の変更をしなければなりません。自動車保険は、契約している人ではなく車につけられています。そのため、車両の入れ替えの手続きをしていなければ、新しい車で事故を起こしてしまった場合に補償を受けることができません。 忘れずに任意保険の手続きを行いましょう。

また、今までの愛車を廃車にしたときには、普通車なら自動車税の還付があります。車検の有効期限が1か月以上あるなら自動車重量税や自賠責保険料の返還の手続きも行いましょう。

軽自動車の場合は自動車税の還付がないことや、下取りや買取の場合には税額相当を上乗せ対応する場合が多いことに注意しましょう。

名義変更を行う

車の売却をしたり新しい車の購入をしたりする時には、名義変更(車の移転登録)の手続きが必要になります。名義変更は、車の所有者を変更する手続きのことです。名義変更の手続きについては、ほとんどの場合、買取り店や新しい車の購入店などが代行してくれるので、必要な書類を用意すれば手続きしてもらえます。

知人や友人からの売却や譲渡であれば、普通車や軽自動車に必要な手続きをする準備をしておきましょう。

車の乗り換えの流れ

車の買い替えの流れとしては、現在の車の売却、新しい車の購入、納車に合わせて車の入れ替え、というものになりますが、それぞれのステップで検討する内容があります。さらに、この流れは状況によっては前後したり、同時進行になったりします。

売却

車の売却時には、いくつかの必要書類があります。必要な書類と提出のタイミングは、担当の方が教えてくれますが、スムーズに手続きを進めるうえで事前に準備する必要があります。

車の売却をする時に必要になる書類は以下のものとなります。

車の売却に必要な書類
  • 車検証
  • 自賠責保険証明書
  • 自動車税納税証明書
  • 印鑑
  • 印鑑登録証明書(普通車のみ)
  • リサイクル券
  • 振込口座情報
  • 譲渡証明書
  • 委任状

委任状や譲渡証明書などは、お店が準備をしていることが多くなります。また、売却するのが、普通自動車なのか軽自動車なのかによっても必要な書類が異なってきます。

注意点としては、車検証に記載されている住所が印鑑登録証明書の記載の住所と異なる場合には、別の書類が必要です。住所変更が1回あったときには、住民票が必要になりますし、2回以上の住所変更があるようであれば、戸籍の附票か住民票の除票が必要になります。

また、結婚などによって名字が変わっている場合には、戸籍謄本の用意をするようにしましょう。

購入

車の購入時にも以下の通り必要な書類があります。

車の購入に必要な書類
  • 車検証
  • 自賠責保険証明書
  • 印鑑(普通車のみ)
  • 印鑑登録証明
  • 委任状

軽自動車であれば、印鑑登録証明書は必要ありませんし、手続きの際に認印も不要です。

上記に記載をした書類以外に、車庫証明書の取得が必要です。ただし、住んでいる地域によっては、軽自動車の購入時には車庫証明書が不要となるところもあります。自分の地域が車庫証明書の必要な地域かどうかを、近くの警察署の公式サイトなどで確認しておくことができるでしょう。

車庫証明書の取得のために必要な書類は以下のものです。

車庫証明書の取得に必要な書類
  • 自動車保管場所証明申請書
  • 保管場所の所在図・配置図
  • 保管場所使用権原疎明書面(自認書)
  • 保管場所使用承諾証明書

車庫を自己所有している場合には保管場所使用権原疎明書面(自認書)、月極駐車場などでは保管場所使用承諾証明書を用意します。

必要事項を記入後、近くの警察署に提出をします。その後、数日以内に車庫証明書が発行されることになるので、再度警察署の窓口に出向いて受け取ることができます。車庫証明書の申請は、平日にしかできないので注意が必要です。

入れ替え

車を乗り換えた時には「車両入替」という保険の手続きが必要です。「車両入替」は、今まで登録していた車から新しく乗り換える車に保険の対象を変更することをいいます。「車両入替」をすることで、今までの保険の等級を引き継ぐことができるようになります。

「車両入替」の手続きは、納車の日が決まったタイミングで行なうことができます。手続きは、新しい車の納車日前に必ず行うようにしましょう。契約変更の日付を納車日に設定することによって、新しい車の保険を納車日から適用することができるようになります。

入れ替えのタイミングによっては、新しい車が納車されてから、今までの愛車を売却するというケースもあるでしょう。その場合、一時的に2台の車を所有していることになります。車両入替ではなく、2台所有していると任意保険は片方のみに有効です。

納車のタイミングと売却のタイミングは、保険にも影響することを覚えておくとよいでしょう。また、新車の納車まで期間があるなら、代車が提供されるケースもあります。

いずれのケースでも、車両入れ替えのタイミングや方法について相談しておきましょう。

車の乗り換えで考慮したいポイント

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車の乗り換えで考慮したいポイントには、保険に関する手続きも含まれます。車の保険は

「自賠責保険(自賠責共済)」と「任意保険」の2種類があります。それぞれの保険について車の乗り換えに必要な手続きを確認しましょう。

さらに、ローンで購入する際の金利について、また愛車を高い金額で売却するためにできるポイントや乗り換えに際して必要になる期間についても、前もって考慮をしておく必要があるでしょう。

自賠責保険の手続き

「自賠責保険(自賠責共済)」とは、自動車損害賠償保障法に基づいて全ての自動車に加入が義務付けられている保険です。「自賠責保険(自賠責共済)」は、被害者の救済を目的としていて、事故によって相手に損害(ケガ、死亡)を与えた場合にのみ補償がされることになります。

車の乗り換えをする場合の「自賠責保険(自賠責共済)」の手続きは、一般的にディーラーや買い取り店に任せることができます。車を売却するときも乗り換えるときも自分で手続きをする必要はありません。

新しい車に乗り換えるときには、新たに「自賠責保険(自賠責共済)」に加入をする必要がありますが、車の販売店やディーラーなどでも加入の手続きができますので、手続きを任せることができます。

任意保険の手続き

新しく購入する車が決まったら、忘れずに「任意保険」の切り替え手続きを行ないましょう。これまで加入していた保険を継続するには、保険会社に連絡をして、車両の入れ替え手続きを行なう必要があります。

車の買い替えの時に、新しく任意保険に加入をしたいと思うときには、購入するディーラーにお任せすることもできますし、じっくり自分に合った保険を検討したいという場合には、保険会社の比較サイトなどを活用して、複数の保険を比べてみるのもよいでしょう。

また、車の乗り換えのタイミングで、補償の内容や特約なども再考してみるのはおすすめです。

ローンの金利を比較する

車の買い替えの際には、ローンの金利を比較をすることも必要になります。金利は数%だと思っても、支払期間が3年から5年という長くなる車のローンの支払いでは、金利の支払総額が高額になることもあるからです。

金利が6%のローンを組んでいたとして、金利が3%の商品を選択するだけでも金利手数料は半額となります。

たった数%の金利の違いでも、借入額が増えると何十万円も差額が発生します。金利が低いほど月々の支払額も抑えられるので、家計の圧迫を抑えられるでしょう。

現在の愛車を高く売る

現在の車を高く売るには、まず売却相場の把握をすることが必要です。売却相場の把握ができれば、買取店が提示した査定額が妥当な物かどうかを判断できます。もしも提示された金額が売却の相場よりも安いときには、他の買い取り店と比較してみましょう。

さらに、車を高く売るには車を売る時期にも気を配ることができるでしょう。 毎年1月〜3月、9月〜10月は車が高く売れやすい時期といわれています。この時期には、中古車販売の決算期と重なりますので、相場よりも高い金額での買い取りが期待できるでしょう。

また、年度の変わり目や人事異動などにより、新生活を迎える人が多いので、車のニーズが高まる時期ともなっています。それで、この時期に車を売ることで、買取額アップの可能性が高まります。

売却時期を選択できるなら、高く売りやすい時期を選ぶのはおすすめです。

乗り換えに必要な期間

では、車の乗り換えにはどれくらいの期間がかかるのでしょうか。車の買い替えには手続きが多いので、一般的には1か月程度の期間がかかるとされています。

書類の手続きの他に、車検を通す必要があるならメンテナンスと車検、さらに車庫証明の手続きがあります。これらをすべて行うのに、1か月ほど見ておきましょう。

中古車の場合には、さらに短期間で納車できる場合もあります。しかし新車の場合には、希望するグレードの車が納車されるまで、1年以上必要というケースもあるでしょう。

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まとめ

車の乗り換えには、準備をしておくことが必要となります。そうすることで車の売却の相場を把握したり必要書類の準備といった手順を踏むことができ、安心して交渉できるでしょう。

弊社カミタケモータースでは、買取査定も実施しています。さらに乗り換えの場合は、査定金額が増額になることもあります。

また、新車1.99%の超低金利プランを取り扱っており、大変お得に車の購入をしていただくことができます。乗り出しに便利なオプションもセットになっている、新車1.99%OPプレミアムプランは、大変お得になっています。

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