車検シール(ステッカー)の見方や貼る位置、再発行方法

車検ステッカー

車検を受けると新しい車検証と共に車検シール検査標章が交付されます。これはフロントガラスの所定の位置に貼り付けておくことが定められていますが、そもそも車検シールはどのように見るのでしょうか?

この記事では、車検シールの意味や貼る位置、さらに再発行方法などをご紹介します。

目次

車検シール(ステッカー)・検査標章とは?

車検シールは「車検ステッカー」とも呼ばれるもので正式な名称は「車検標章」といいます。車検を受けた場合に新しい車検証とともに交付されるもので、有効期限が記載されています。

車検シールは国の保安基準に適合していることを証明するものです。道路運送車両法では車検シールを車に貼り付けることが定められており、車検シールなしで公道を走行すると50万円以下の罰金になります。そのため、車検シールを紛失したり貼るのに失敗したりしたのであれば、再発行して確実に貼り付けるようにしましょう。

また車検シールは普通自動車用と軽自動車用に分けられます。 

普通自動車用

普通自動車用の車検シールは、青色と白色の背景で黒字の数字が印刷されています。2017年にサイズやデザインが変更されて見やすいものとなりました。

中央付近に書かれている大きな数字が車検満了月、左上に書かれている数字が車検満了年です。それで何年の何月に車検が切れてしまうのか一目でわかるようになっています。 

軽自動車用

軽自動車用の検査シールは、軽自動車のナンバープレートと同系色である黄色と黒文字になっています。 シールの表面に車検満了年月が記載されているのは普通自動車とは変わりませんが、シール上部の楕円の中に表示されている数字は車検満了年、下部に記載されているのが車検満了月になっています。 軽自動車用の車検シールも一目見ると分かるデザインです。

車検シールの位置

車検シールはフロントガラスであればどこに貼っても良いわけではなく、国土交通省によって定められた位置に貼り付けます。フロントガラスでも3つのパターンに分けられます。基本的には同じ位置ですが、ルームミラーや着色部分の有無によって貼り付け場所が異なるので注意しましょう。

  • ミラーがある場合は中央
  • ミラーがない場合は左上
  • 着色されているなら下方にずらす

フロントガラス上部

ルームミラーがある場合にはミラーと同様のガラス上部に貼り付けます。一般的な車に貼り付けられている位置です。

フロントガラスの左上部

ルームミラーが貼り付けられていないなどガラス上部に該当しない場合は、運転席から一番遠いフロントガラスに貼り付けます。一般的な右ハンドルの車の場合は、フロントガラスの左上部に貼り付けます。

着色部分の下部

フロントガラスの上部が着色されている場合には外部から確認しやすい色が付いていない位置に貼り付けます。中央部分でも位置を少し下げた部分に貼り付けましょう。

【2023年1月~】車検シール位置の見直し

フロントガラスの中央上部もしくは右ハンドルの場合には左上部に貼っていた車検シールですが、2023年1月から車検シールの貼り付け位置の見直しが発表されています。

車検を切れたまま走行するケースが見受けられるため、有効期限が見やすい位置に貼り付けできるようにするという意図があります。元々2017年にデザインが変更されてから、車検満了年月が見やすいデザインになりました。

しかし貼り付け位置を改善することで、さらにドライバーが車検満了年月を確認しやすくなるのが目的です。国土交通省の「自動車検査業務等実施要領の一部を改正」されると、運転席の上部で中心から可能な限り遠い位置に貼り付けます。

右ハンドルの車であれば右上部、左ハンドルの車であれば左上部のフロントガラスに貼り付けされることになります。

e-Gov

車検時期の見方

車検シールは車に乗っていると見かけるものですが、意外とその見方がわからないという場合があります。

車の外側から見ると、車検の有効期限が満了する年月が記載されています。小さな数字は和暦の年、大きな数字が満了月です。

普通自動車と軽自動車のデザインは少し異なっていますが、どちらも大きな数字が満了月そして小さな数字が年を表しています。

シールの裏面には車検が切れる年月日が記載されています。分かりやすい文章で「自動車検査証の有効期間の満了する日」と記載されているのでその日付までに車検を受けなければいけません。

軽自動車も同様に、シールの裏面に車検満了する日が記載されています。このように普通自動車と軽自動車の両方で外側からは車検の満了年月、そして裏面の文章からは詳細な年月日を読み取ることができます。 

車検シールの貼り方

車検シール標章をもらってからどのように貼り付けるのかご紹介します。車検シールの発行時期は車検の受け方によって少し異なるので注意しましょう。

車検を受けて陸運支局の検査場で車検を受けた場合には車検証と同時に発行されます。

もし自社の工場内の検査機器で車検を受けられる指定工場に車検を依頼した場合には、検査標章の受け取りまでに数日から1週間が必要です。

それまでの間は検査標章の代わりに「保安基準適合標章」をフロントガラスの見える位置に貼り付けます。

整備工場など自社に車検を受ける設備を持っていない認定工場は、車検場に持ち込んで車検を受けるため、車検証とともに車検シールを受け取ります。

そのため、検査標章を受け取ったならすぐに貼り付けるようにしましょう。 

車検シールを貼る流れ

確実に車検シールを貼るための手順をご紹介します。

貼る位置の確認

フロントガラスの上部に貼る車種が多いです。ルームミラーの上部に貼り付けることになります。またフロントガラスの上部が着色されている場合外側からシールを確認できる位置に貼り付けましょう。

2023年1月からは右ハンドルの車の場合は、フロントガラス上部右側に貼り付けます。左ハンドルの場合にはフロントガラス左側上部になるので注意しましょう。

2輪車やトレーラーなどは、ナンバープレートの左上に貼り付けます。

フロントガラスをきれいにする

フロントガラスにほこりや汚れが付いていると、シールの粘着力が弱くなり剥がれてしまいます。車検シールを貼る部分をから拭きしておき汚れを取りましょう。

車検シールを貼り付ける

車検シールの台紙の部分には貼り付け方法が記載されています。指定されたミシン目を折って台紙から外して車検シールを台紙から剥がして指定場所に貼り付けしましょう。

車検シールを忘れるとどうなる?

道路運送車両法によって自動車は国土交通省令で定めるところにより、検査標章を表示するように定められています。 

車検シールが貼っていない車で公道走行させることは法律違反となり、50万円以下の罰金が課せられる可能性があります。

車検証が発行されると同時に車検シールも発行されますが、後日発送される場合には郵送され次第確実に貼り付けるようにしましょう。

車検期限までに車検を受けるなら、車検シールが発行されないという可能性は低いでしょう。ただし指定工場で車検を受けて、後から車検シールが発行される場合は貼り付けを忘れる可能性があります。

もし紛失してしまったなら、再発行して確実に貼り付けできるようにしましょう。

車検シールの横にあるダイヤルステッカー

フロントガラスには車検シールの他にダイヤルステッカーと呼ばれる法定点検の時期を表すシールもあります。

これは一般的な右ハンドルの車であれば左上部に貼り付けることが多いシールで、1年ごとの法定点検を行った証拠です。

点検整備済みステッカーに表示されているのは、法定点検を受ける年月です。車検とは異なり点検を受けなくても罰則は定められていませんが、車を使用している人の義務ですので確実に点検を受けるようにしましょう。 

車検シールを再発行する方法

車検シールを再発行する場所は普通車と軽自動車で異なります。

普通車の場合

車検シールを発行できる場所は、陸運局などです。車検シールの手続きは管轄外の陸運局などでも行えるため、最寄りの陸運局で手続きが可能です。

軽自動車の場合

軽自動車の場合の車検シールを再発行できるのは軽自動車検査協会です。軽自動車でも、管轄地域以外の軽自動車検査協会での手続きが可能です。

車検シールの再発行に必要な書類 

  • 車検証
  • 使用者の印鑑
  • 車検シールもしくは理由書
  • 車検標章再交付申請書
  • 手数料納付書
  • 委任状

    必要な書類はWebサイトからもダウンロードできますし、窓口で入手することも可能です。

    必要書類を窓口に持参して、手続きを行いましょう。手数料納付書に必要な印紙も窓口で購入します。

    記入例が用意されていますので、必要事項を記入し窓口で手続きを行います。記載内容に間違いがなければ、車検シールと車検証が再発行されるので忘れずに貼り付けしましょう。

    再発行された車検証のグローブボックスに保管するようにして紛失しないようにしましょう。 

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    よくある質問

    車検シールとは?

    車検シールとは車検を受けて合格していることを示しているシールで検査標章といわれます。車検に合格すると、新しい車検証と共に交付されるのでフロントガラスに貼り付けます。

    車検シールの見方は?

    車外から見える表面には、自動車検査証の有効期間満了年月、裏面には車検の有効期間満了年月日が記載されています。 

    車検シールの貼り方は?

    車検シールを貼る前には、事前にフロントガラスの汚れを拭き取りましょう。車検シールに貼り付け方が記載されているので、半分剥がして残りも同様に貼り付ける形で、丁寧に貼り付けしましょう。

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