【悲報】キャスト生産終了!生産終了時期と歴代モデルの特徴を解説

キャスト生産終了

ダイハツ キャストは、軽トールワゴン、SUVなど複数のスタイルがある車でした。

レトロ調のデザインを採用しているモデルもあり、人気がありましたが、2023年上旬で生産終了となることが判明しました。

最新の情報では、販売店でのキャストの在庫がなくなり次第、販売終了になると予定されています。

この記事では、キャストの具体的な生産終了時期や現行モデルまでの歴史、代替車としておすすめする車について解説します。

目次

キャストが年内で生産終了

画像引用元:ダイハツ

キャストは、ダイハツの看板車でもあり、軽自動車の中でも人気を集めていた車でした。

しかし、ダイハツの公式ホームページでは現在、キャストの生産終了を発表しています。

具体的な生産終了時期としては、2023年6月上旬を予定しており、販売店によっては、キャストの在庫がなくなり次第、販売終了になる可能性もあるとの事でした。

トヨタ自動車では、パッソやカムリなどのモデル車が次々と生産終了を発表している状況です。

そのため、ダイハツキャストも時代の変化とともに、なくなりつつある車でもあります。

キャストの特徴

画像引用元:ダイハツ

キャストは、2015年9月に発売されたダイハツの軽自動車です。

多様化するニーズへと柔軟に対応するため、3つの個性あふれるバリエーションと、愛着が湧きやすく親しみやすい表現豊かなデザインが特徴的な車でもあります。

当時は「新世代の5ドア軽トールワゴン」として注目を集めた車でした。

発売から約1ヶ月間で月間販売目標台数5,000台に対して、約4倍となる20,000台が受注され、その後も順調に販売台数を維持していました。

そのため、ダイハツ車の中でも、年齢問わず幅広い層から高い支持を受ける人気モデル車と当時は言っても過言ではありません。

ダイハツ独自の低燃費技術「e:Sテクノロジー」を搭載したことにより、トップクラスの燃費性能も備わっています。

また、先進の衝突回避支援システム「スマートシステムlll」も搭載することで、魅力的かつ安全面にも重視した軽自動車でもあります。

現行モデルはキャストスタイルのみで展開されていた

画像引用元:ダイハツ

ダイハツキャストは、ハイトワゴンタイプとして発売されていた軽自動車です。

現行モデルは、キャストスタイルのみの販売となりますが、以前は3タイプのモデルがラインナップしていました。

具体的には、現在も販売を継続している都会的な外観デザイン「スタイル」と「アクティバ」「スポーツ」の3種類です。

どのタイプも流行に流されないスタイルのため、幅広い世代の方から人気を集めているモデルです。

現在も販売を継続しているキャストスタイルは、年齢幅の対応がしやすく、上品で高級感のあるモデルでもあります。

質感の高いインテリアデザイン

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キャストの内装は、質感が高く高級感がある特徴があります。

大人が4人乗車してもゆったりと寛げる快適な室内空間や独自のシャシー技術「フォースコントロール」を新たに追加したことにより、優れた操縦安定性と乗り心地も実現している車です。

まさに「乗る人のライフスタイルを彩るキャストの一員」というメーカーコンセプトに沿った車とも言えるでしょう。

お客様に寄り添い、使い勝手の良いライフスタイルを実現するに相応しい1台です。

キャストが売れなかった理由

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キャストが売れなかった理由は主に3つあります。

  • 理由1.中途半端な存在感
  • 理由2.少し物足りない外観デザイン
  • 理由3.収納スペースの使い勝手がイマイチ

それぞれの理由について詳しくみていきましょう。

中途半端な存在感

画像引用元:ダイハツ

ダイハツキャストが3シリーズの展開をしていた理由としては「ライバル車への対策」と言われていました。

具体的な対抗車種としては、アクティバグレードであればハスラー、スポーツグレードならアルトワークスなどが挙げられます。

3シリーズ展開していたキャストですが、一部からは「競合車種のパクリなのではないか」という意見も多々ありました。

そのため、キャストらしい特徴や魅力が多くの方に響かず、結果的に中途半端な位置付けになってしまったことが売れない理由の1つに考えられます。

やはり車の開発コンセプトが人々に上手く伝わらなければ、想像している以上に販売台数が伸びません。

少し物足りない外観デザイン

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現行モデルのキャストは、スズキのハスラーのようなSUV特有のアウトドア感覚はありません。

そのため、アウトドア思考の方からすると、シンプルな見た目のキャストはハスラーと比較して「少し物足りない」と感じる方も中にはいます。

物足りない外観デザインは、結果的にキャストが売れない理由を作ってしまいました。

収納スペースの使い勝手がイマイチ

画像引用元:ダイハツ

キャストは見た目のシンプルな性能が魅力的な車です。

しかし、口コミを確認すると「ラケッジスペースの使い勝手がイマイチ」という不満の声が多々挙げられていました。

キャストのリアシートは、スライド機能を採用しており、シートアレンジは多種多様で広いラケッジスペースを確保できる特徴があります。

しかし、スライド操作は荷室側から操作できません。

他社メーカーの軽自動車を見ると、N-BOXやN-WGNなどは荷室側からもスライド操作可能なため、キャストの収納スペースは少し物足りないと感じる方も多いのでしょう。

キャスト歴代モデルの特徴

画像引用元:ダイハツ

キャストの歴代モデルの特徴について解説します。

ダイハツ キャスト LA200系(2015年〜)

ダイハツのキャストは2015年6月に初代モデルが発売されました。

開発当初のキャストは、個性豊かなユーザーの多様化するニーズに対応するため、3つのコンセプトを表現したグレードがラインナップしています。

その結果、ユニークな印象を与える「アクティバグレード」「スタイルグレード」「スポーツグレード」の3つのタイプをキャストのバリエーションとして展開していました。

発売から1ヶ月間で月間販売目標台数5,000台に対して、4倍となる20,000台を受注。

その後も順調に受注台数を伸ばし続ける車として、ダイハツを支えてきました。

また、ダイハツのラインナップする車の中でも、年齢問わず幅広い購入層から高い支持を受ける人気モデルとして当時は販売されています。

ダイハツ キャストスポーツ SAll(2016年6月モデル)

2015年の発売の1年後には、スポーツSAllグレードを新たに追加しました。

スポーツSAllグレードは、インタークーラー付ターボを搭載しており、追加で足回りを強化した専用サスペンションや16インチ専用アルミホイールなど、質感をさらに高めた車です。

他にも減衰力を高めた専用ショックアブソーバーやばね定数を高めたスプリングコイルなどの専用チューニングなど様々な工夫を施された1台でもあります。

大型バンパーやリアバンパーなどの特徴的な外観デザインをはじめ、日中でも点灯するLEDイルミネーションの装備も、キャストにスポーティで精悍なイメージを与えてくれます。

キャストオーナーの声

元々キャストスタイルに乗っていたのですが、まさか生産終了になるとは…ベースグレードでも高級感のある外装、シックで年令問わず乗りやすい内装など魅力がたくさんある車種だったので残念です。

キャスト生産終了についてよくある質問

画像引用元:ダイハツ

キャストの生産終了についてよくある質問をまとめました。

キャストの生産終了はいつ?

具体的なキャストの生産終了の時期は、2023年6月上旬を予定しています。

現時点でのキャストの在庫がなくなり次第、販売を中止する店舗も多々ある状況です。

キャストの購入を前向きに考えている方は、なるべく早いタイミングでの動き出しをおすすめします。

キャストが生産終了になる理由とは?

キャストが生産終了になる理由は「中途半端な存在感」と「物足りないデザイン」など、開発コンセプトが人々に上手く伝わらなかったことが原因です。

また、SUV志向も兼ね備えるスズキ ハスラーのようなアクティブ感もないため、至ってシンプルな印象しか与えないデメリットもあります。

結果的に発売当初は20,000台以上の受注を記録しましたが、年々販売台数が伸び悩む原因となってしまいました。

キャスト以外のおすすめ代替車種【3選】

キャストが生産終了になる今、代替車種としておすすめする車が3つあります。

  • 【ホンダ】N-ONE
  • 【スズキ】ハスラー
  • 【日産】デイズ

それぞれの代替車について詳しくみていきましょう。

【ホンダ】N-ONE

画像引用元:ホンダ

キャストが生産終了になる現状、代替車としておすすめする車種は「ホンダ N-ONE」です。

N-ONEは、ホンダの軽自動車である「Nシリーズ」の第3弾として2012年11月から発売を開始した車です。

ホンダ初の軽自動車であるN360をモチーフにした車であり、「丸・四角・台形」を基本の形として、レトロな印象を与える可愛らしい1台です。

2020年のフルモデルチェンジで堀の深いヘッドライトを新採用

画像引用元:ホンダ

N-ONEは2020年に2代目としてフルモデルチェンジが実施されました。

初代モデルからの変更点として、踏ん張り感のあるバンパーや堀の深いヘッドライトを新しく追加したことで、より車の印象を与えることに成功しています。

リア部分はより安定感を演出するため、バンパーコーナーに向かって水平に広がるリフレクターを新しく採用しました。

走る楽しさと安全性能を両立させた新型N-ONEです。

女性には嬉しい360°スーパーUV・IRカットパッケージを標準装備として採用

画像引用元:ホンダ

今回のフルモデルチェンジで「360°スーパーUV・IRカットパッケージ」が標準装備されました。

ガラス施工面としては、フロント、リア、テールゲート部分となります。

さらに、空気の浄化や肌に潤いを与えてくれるプラズマクラスター技術搭載フルオートエアコンディショナーなど、女性ユーザーにおすすめの快適装備が多数用意されています。

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【スズキ】ハスラー

画像引用元:スズキ

キャストの代替車としておすすめする車種は「スズキ ハスラー」です。

ハスラーはスズキが販売する軽トールワゴンタイプの車です。

SUVのような力強い印象も兼ね備える新ジャンルのクロスオーバーSUV軽乗用車でもあります。

街乗りやオフロードなど様々なシーンで活躍できる軽自動車です。

充実した内装装備

画像引用元:スズキ

ハスラーは軽自動車では珍しく、運転席に収納BOX付アームレストが装備されています。

また、後部座席には、ペットボトルが2本収納できるリアドアポケットも用意。

助手席側のインパネボックスは、テーブルとしても使用可能です。

助手席と後部座席をフラットにすれば、サーフボードサイズの荷物も積載でき、汚れの拭き取りもしやすいラケッジスペースになっています。

安全面も考慮した装備面

画像引用元:スズキ

ハスラーの安全性能は「レーダーブレーキサポート」を搭載することで、前方車両をレーザーレーダーが感知して自動ブレーキを作動させます。

また駐車時のアクセルとブレーキの踏み間違い防止機能や急加速を自動ブレーキする機能など、安全面も考慮した1台です。

走行中にもし急ブレーキをかけた場合には、ハザードランプは高速で点灯し、後続車に注意喚起を促してくれます。

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【日産】デイズ

画像引用元:日産

キャストの代替車としておすすめする車種は「日産 デイズ」です。

デイズは、2013年6月に「オッティ」の後続車として発売された軽自動車です。

オッティは日産の中で2005年から2013年まで販売されており、三菱自動車とのOEM供給することで開発された車でもあります。

オッティからプラットフォームとパワートレインを一新

画像引用元:日産

デイズでは、プラットフォームとパワートレインを一新することで、全面的に設計の見直しが施されました。

一新された結果、アグレッシブな印象を与える外観デザインに加えて、ボディサイズも全高あオッティから70mmほど、ホイールベースが90mmほどサイズアップしています。

加えて室内長も190mm延長されたことで、居住性が大幅に改良された車でもあります。

2代目モデルとして「プロパイロット機能」を新採用

画像引用元:日産

デイズは、2019年3月に初となるフルモデルチェンジを行いました。

今回のフルモデルチェンジでは、軽自動車として初となる「プロパイロット機能」と「SOSコール」を追加しています。

プロパイロット機能は、高速道路での渋滞走行や長時間運転において、アクセルやブレーキ、ステアリングなどを支援するシステムのことです。

一方、SOSコールは、万が一の交通事故や急病などの緊急時に事故の危険があると判断された際に、専用オペレーターへのデータ通信と音声通話を実施できるシステムです。

両者とも車に搭載されて不便に感じることはありません。快適性能と安全面をより強化した車です。

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