カローラツーリングについて、ガソリン車とハイブリッド車の違いや、グレードごとの特徴を比較しながら、その魅力を詳しくご紹介していきます。
日常使いからロングドライブまで、幅広いニーズにどう応えてくれるのか、チェックしてみましょう。




カローラツーリングとは?

カローラツーリングは、2019年に国内市場向けとして登場したステーションワゴンタイプのモデルです。これは、それまで販売されていた「カローラフィールダー」をベースに、フルモデルチェンジを施した新世代の一台となります。
とはいえ、従来のフィールダーも引き続き併売されていることから、新型には「ツーリング」という新たな名前が付けられ、従来モデルとの棲み分けが意識されました。
歴代のカローラシリーズは、多くの方に長年にわたって支持されてきましたが、この「カローラツーリング」は、従来の実用性や信頼性に加え、デザイン性や先進装備にも磨きがかかっています。
カローラツーリングのグレード構成と違い
カローラツーリングには、「X」「G」「W×B」という3つのグレードがラインアップされています。
駆動方式に関しては、ハイブリッド車では2WDに加えて電動式4WDの「E-Four」も選べる点が特徴です。各グレードごとの装備内容や特徴を比較しながらご紹介していきます。
W×B

カローラツーリングの最上級グレードに位置づけられるのが「W×B」です。17インチアルミホイールや、グロスブラック仕上げのフロントグリルなど、精悍な黒を基調としたスタイリングが魅力です。外観にこだわりたい方にはぴったりの仕様といえるでしょう。
内装面でも特別感があり、専用のスポーティーシートが装備されているほか、ウインドシールドガラスに走行情報などを映し出す「カラーヘッドアップディスプレイ」もオプションで装着可能です。運転中の視認性を高めてくれる先進装備です。
G

「G」は装備と価格のバランスが良く、実用性の高い中間グレードです。標準装備される8インチのディスプレイオーディオは高精細で、スマートフォンとの連携もスムーズ。アプリの利用やハンズフリー通話など、日常使いでの快適さがぐっと高まります。
また、冬場に重宝するシートヒーターやステアリングヒーターは、この「G」または上位の「W×B」でないとオプション選択ができません。そのため、寒冷地での使用を考えている方は「G」以上のグレードを選ぶと安心です。
X

「X」はシリーズの中で最も価格を抑えたエントリーグレードです。上位グレードに比べると装備はシンプルですが、LEDヘッドランプやオートエアコン、トヨタセーフティセンスといった基本的な快適装備や安全機能はしっかりと備えています。
ひとつ気をつけたいのが、キーシステムです。「X」ではスマートキーが標準ではなく、キーレスエントリーとなっています。利便性を重視する方は、オプションでスマートキーを追加することを検討するとよいでしょう
特別仕様車 ACTIVE SPORT

カローラツーリング「アクティブスポーツ」は、最上級グレード「W×B」1.8Lハイブリッドをベースにした特別仕様車です。専用フロントバンパーやブラックアクセント、17インチアルミホイールで精悍さを強調。2WDには専用チューニングサスペンションを採用し、安定性と快適性を両立しています。
さらに電動パワーステアリング専用ソフトにより、リニアでスポーティなハンドリングを実現。日常使いの利便性と燃費性能はそのままに、デザインと走りの楽しさを高めたモデルです。
ハイブリッドとガソリンのどっちを選ぶ?
カローラツーリングにおいて、ガソリン車とハイブリッド車の大きな違いのひとつは、やはり「燃費性能」ではないでしょうか。
実際に燃費数値を比べてみると、同じ2WD・W×Bグレードでも、ハイブリッド車のほうがガソリン車よりも約9.5km/Lほど燃費が優れています。この差は、月々のガソリン代にじわじわと効いてくるため、日常的にクルマを使う方にとっては、維持費の面でも大きなメリットになるでしょう。
また、ハイブリッド車はモーターとエンジンを組み合わせて走るため、ガソリン車と比べて圧倒的に静かで、特に発進時のスムーズさや静粛性の高さは魅力的です。信号待ちからの発進や住宅街での走行など、日々の運転でも「音の少なさ」や「滑らかな加速」を実感できる場面は多いはずです。
では、なぜカローラツーリングのハイブリッド車を選ぶ人が増えているのかというと、燃費性能や快適性がハイブリッド車の方が良いからです。
2025年5月の一部改良でガソリン車が廃止され、ハイブリッド専用車となりました。新車の場合はハイブリッドを選択することになりますが、中古車ではガソリン車も選択できます。
燃費・快適性・扱いやすさのバランスが取れているハイブリッド車は、日常的に車を使用する方にとって魅力的な選択肢といえるでしょう。
カローラツーリングの内装
カローラツーリングの内装は、世界中のユーザーに満足してもらえるよう、シンプルながらも質感の高さを大切にしたデザインとなっています。見た目の美しさはもちろんのこと、運転席からの良好な視界や直感的に操作しやすいスイッチ類、そして快適な座り心地のシートなど、実用性や機能面もしっかりと考えられています。
また、インテリアの雰囲気や装備内容はグレードごとに異なっており、それぞれの特徴が個性として際立っています。以下では、代表的なグレードごとの内装の魅力についてご紹介いたします。
X

「X」はエントリーグレードにあたりますが、質素さを感じさせないシンプルで落ち着いた内装が特徴です。黒を基調とした室内は、誰にでも親しみやすく、実用性を重視する方にぴったり。メーターには見やすいアナログタイプが採用されており、直感的に情報を読み取ることができます。
G

「G」グレードでは、内装の質感がさらに高められています。シートには上質な座り心地を追求した素材が使われており、長時間のドライブでも快適さを保ってくれます。ステアリングホイールには本革があしらわれ、高級感がプラスされているのもポイントです。さらに、室内のあちこちにシルバーやメッキの加飾が施され、より華やかで上品な印象に仕上がっています。
W×B

最上級グレードの「W×B」では、スポーティさと先進性を両立した内装が魅力です。専用のスポーティシートが標準装備されており、ドライビングへの気分を高めてくれます。インテリアカラーはブラックとホワイトの2色から選択可能で、自分好みの雰囲気に仕上げることができます。また、先進的なデザインの「オプティトロンメーター」が採用されており、視認性と未来感のあるインパネまわりが印象的です。
特別仕様車 ACTIVE SPORT

カローラツーリング「アクティブスポーツ」のインテリアは、ブラック基調で統一された上質な空間が魅力です。専用フロントスポーツシートはホールド性に優れ、合成皮革と「ブランノーブ®」素材を採用し、長距離ドライブでも快適に過ごせます。
さらにグレーステッチが施され、デザイン面でも特別感を演出。加えて、ACTIVE SPORTロゴ入りオプティトロンメーターや、インストルメントパネル・ドアトリムの加飾にもグレーステッチが採用され、細部にまでこだわりが感じられる仕上がりです。実用性と上質さを兼ね備えた室内空間となっています。
カローラツーリングの外装

従来モデルのカローラフィールダーは、実用性を重視したボックス型のフォルムが特徴で、通勤や買い物はもちろんのこと、営業車としても幅広く活躍してきました。無駄を省いた機能的なデザインは、多くのビジネスユーザーからも支持されていました。
しかし、フルモデルチェンジによって登場したカローラツーリングでは、その立ち位置に変化がありました。ビジネスユースを担う役割は、フィールダーに引き継がれたことで、新たにデザイン面での自由度が広がったのです。これにより、これまで“実用性重視”という枠にとらわれていた外観デザインを、よりスタイリッシュに生まれ変わらせることが可能になりました。
新型カローラツーリングでは、「ワイド&ロー」のプロポーションを意識したスポーティな外観が印象的です。従来よりも全幅が広がり、全高が抑えられたことで、低重心で安定感のあるシルエットが際立ちます。見た目のカッコよさだけでなく、走行中の安定性にも一役買っているのがポイントです。
スタイルにもこだわりたい方にとって、カローラツーリングは「実用性もあるのにデザインも妥協しない」バランスの取れた一台といえるでしょう。
カローラツーリングの実燃費と維持費
現行で販売されているのはハイブリッド車なので、ハイブリッド車の燃費を見てみましょう。
【ハイブリッド車】
グレード | WLTCモード | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
X(2WD) | 29.5 km/L(27.8) | 28.1 km/L(25.8) | 33.1 km/L(30.3) | 28.1 km/L(27.2) |
G(2WD) | 29.3 km/L(27.5) | 27.8 km/L(25.4) | 32.7 km/L(29.9) | 28.1 km/L(27.0) |
W×B(2WD) | 27.3 km/L(24.9) | 26.2 km/L(23.3) | 30.1 km/L(26.5) | 26.2 km/L(24.7) |
ハイブリッド車の燃費性能が優れているという傾向は変わりません。実際の走行においても、ハイブリッドとガソリン車の間には明確な差があります。
実燃費のおおよその目安をご紹介します。
エンジンタイプ | 実燃費(目安) |
ハイブリッド | 約21.0〜23.0km/L |
ガソリン(NA) | 約12.5〜13.0km/L |
ターボガソリン | 約12.5〜14.9km/L |
カタログ値と比べて多少の落差はあるものの、ハイブリッド車は日常使いにおいても非常に優れた燃費性能を維持していることがわかります。特に通勤や買い物など、こまめに車を使う方にとっては、燃料代の差が積み重なることで維持費に大きく関わってくるでしょう。
以前に販売されていたグレードには、ガソリン車やターボ車があります。ガソリン車やターボガソリン車は、走りのキビキビ感や価格面でのメリットもあるため、「あまり長距離は走らない」「走りの楽しさを優先したい」という方には選択肢として残ります。
競合車との比較
マツダ3 ファストバック

マツダ3と比べると視界の取りやすさはカローラのほうが上です。特にマツダ3ファストバックは、後席側の窓がかなり小さく、リアピラーも太めなので、どうしても後ろの視界が狭く感じられます。
ボディサイズという面では、カローラの全幅はマツダ3より50mmほどスリムです。数字にするとわずかですが、この差があるおかげで、狭い道でのすれ違いや駐車のしやすさではカローラが有利です。ちなみに、最小回転半径は主力グレードでどちらも5.3mと同じですが、カローラの15インチタイヤを履いたモデルは、さらに小回りの利く5.0mに抑えられています。
マツダ3は、ややタイトな作りではありますが、その分、ドライバーとの一体感やスポーティさを演出しており、走りを楽しみたい方にはぴったりの雰囲気です。マツダ3は窓が小さく、閉塞感が強め。そのため、後席に乗る人にとっては少し窮屈に感じるかもしれません。対してカローラは、視界も広く、空間の広さも手伝って、後席に座っても圧迫感はあまりありません。

画像引用元:MAZDA ニュースリリース
マツダ3はステアリング操作に対してより素直に反応し、きっちりと曲がってくれる印象があります。さらに、アクセルを戻したときに後輪がわずかに流れるような動きも感じられ、クルマとの対話を楽しみたい方にはたまらない味付けです。
マツダ3は走りやデザインにこだわりたい方に向けた一台です。視界や実用性は多少犠牲になりますが、そのぶんスタイルや走行性能への満足度は高く、クルマに“個性”を求める人には刺さるモデルだといえるでしょう。
スバル インプレッサ

一見すると似たようなポジションに見えるカローラツーリングとインプレッサ。どちらも5ドアの実用型モデルで、日常使いから週末のレジャーまで幅広く活躍できる一台です。
まず注目したいのが、内装の仕立てです。どちらのモデルもダッシュボードにステッチが施されており、手に触れる部分の質感も丁寧に仕上げられています。本革巻ステアリングも主要グレードでは標準装備されていて、触れた瞬間から“ちゃんと感”が伝わってきます。
選択できる装備は、グレードにより異なります。カローラツーリングは、革シートが最上級グレードの「W×B」に限られるのに対し、インプレッサでは中位グレード「ST-H」から本革シートや運転席&助手席パワーシートやステアリングヒーターといった快適装備を選べるようになっています。装備の柔軟性という意味では、インプレッサに軍配が上がる印象です。
カローラツーリングのエアコンの操作パネルは、視線の移動を最小限に抑えるよう高めの位置に配置されており、運転中でも直感的に操作できます。インプレッサは、センターにある大きな画面が特徴的。

乗り心地の面では、どちらも互角といえるでしょう。ただし、後席の居住性には差があります。インプレッサのほうが後席の足元や頭上空間にやや余裕があり、長距離ドライブでもリラックスしやすい印象を受けました。
カローラツーリングのハイブリッドは、トヨタらしく「いかに燃費を伸ばすか」という設計が徹底されています。「X」なら、WLTCモードで29.5km/Lという優れた数値を叩き出しています。日々の通勤や買い物に使うには、まさに理想的なパートナーです。
一方で、インプレッサに搭載される「e-BOXER」は、どちらかというと“走り”のフィーリングを重視したシステムです。モーターと水平対向エンジンが自然に協調し、発進からしっかりとしたトルク感が味わえるため、街中でもキビキビとした加速を楽しめます。
さらにスバル伝統の「シンメトリカルAWD」が加わることで、悪天候時やワインディングでも安心して走れる安定感を提供してくれます。操舵に対して車が素直に反応する感覚は、運転好きな方にとって大きな魅力です。
カローラツーリングはこんな人におすすめ

通勤メインでも荷室が必要な人
カローラツーリングは、ステーションワゴンらしい「使える広さ」と「走りの安心感」が魅力です。カローラツーリングは、まさにステーションワゴンらしい特長をしっかりと押さえた一台です。
注目したいのは、やはり荷室の広さ。使い勝手の良いラゲッジスペースがしっかり確保されているので、アウトドア用品をたくさん積んで出かけたい方や、週末のロングドライブを楽しみたい方にぴったりなクルマといえるでしょう。
ファミリー層で予算を抑えたい人
燃費性能についても、カローラツーリングは見逃せません。ハイブリッド車はガソリン車と比べても明らかに低燃費で、特に街乗りメインで使う方には大きなメリットがあります。
ちょっとした買い物にも毎日クルマを使ったり、通勤距離が長くて燃料代が気になる方には、燃費の良さは維持費に直結する大切なポイントです。特にガソリン価格が高止まりしているので、ハイブリッドモデルの経済性は心強い存在です。広さと維持費を両立したい方におすすめといえるでしょう。
アウトドアや長距離移動が多い人
カローラツーリングは、見た目こそコンパクトに収まっていますが、リアシートを倒せば荷室の奥行きは最大で約1,953mmにも広がります。通常で392Lの荷室容量がありますし、シートアレンジを調整すると、最大荷室容量は802Lにもなります。
これだけの容量があると、アウトドアの大きな荷物も余裕を持って積載できるでしょう。普段の買い物からアウトドアまで解約します。
車体の重心が低めに設定されていることもあり、高速道路やワインディングなど、舗装路での走行安定性にも優れています。いわゆる“どっしり感”があり、長時間の移動でも疲れにくい印象です。
まとめ|カローラツーリングは「買い」なのか?
カローラツーリングは、数少ないツーリングワゴンタイプの車。低重心な走りと荷室の広さは他の形状とは異なる魅力があります。
ハイブリッドで燃費もよく安定して走行できるので、ミニバンほどの広さは必要ない方にぴったりのモデルと言えるでしょう。魅力あるカローラツーリングの良さを実車を見てチェックしてみるのはいかがでしょうか?
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カミタケチャンネル!【カローラツーリング】中学生時代の夢を叶えた若手社員。初契約の一台は“あえて”のステーションワゴン
入社2年目の若手社員・向尾くんの車契約記念インタビュー。つい先日、彼は人生初となるマイカー購入という決断を下しました。
彼も元々クルマ好きという共通点から向尾くんの相談相手になっていた一人です。
中学生のころから「ずっと欲しかった」

向尾くんが選んだのは、トヨタ・カローラツーリング。
カローラシリーズといえば、誰もが一度は耳にしたことのあるロングセラーモデル。最近は「カローラクロス」の方が街中で目立っていますが、あえて“ツーリング”を選ぶあたり、こだわりがにじみ出ています。

完全にデザイン性ですね
選んだ理由は、本当に簡単で好みがばっちりあったという感じです。
カローラツーリングは、今となっては数少ない“正統派ステーションワゴン”のひとつ。国産で言えば、スバルのレヴォーグと双璧をなす存在です。SUV人気の影に隠れがちですが、ワゴンならではの低重心設計や荷室の使いやすさは、一度乗るとクセになります。
ステーションワゴンというと、「子育てを終えたご夫婦が、落ち着いたカーライフを楽しむために選ぶ」というイメージを持たれる方も多いかもしれません。

なんかね、子育てが一段落した50代とか、夫婦でゆったり使ってるイメージあるよね
しかし、スタッフ向尾にとってこのクルマは、中学生の頃からの“憧れ”の存在だったのです。

当時から、あのフォルムがカッコよくて…。ステーションワゴンって、なんか特別に見えたんですよね
スタッフ向尾が気に入ったのはリアビュー。カタログで見たリアデザイン、テールランプの切れ味、全体のバランスに惚れ込み、中学生のころから「いつかはこれに乗る」と心に決めていたそうです。

カローラツーリングには複数のボディカラーが用意されていますが、選んだのは情熱的なレッド。過去には赤×黒のツートーン仕様も存在しましたが、現在は廃止。それでも「赤の設定が残っていてよかったです」と語る姿からも、この色に対するこだわりが伝わってきます。

赤いバラですよ、まさに。バチェラー感ありますよね
彼が契約したのは、ハイブリッド仕様のW×Bグレード。通常グレードよりも装備が充実しており、見た目の質感もグッと上がります。トヨタセーフティセンスやパーキングサポートブレーキなど、安全装備も万全。

同じ価格帯で考えると、軽のタフトやN-ONE、マツダ3あたりも選択肢に入ってくる
最終的にはトータルコストで判断しました。

燃費が良くて、維持費も安い。カローラツーリングのハイブリッドは、リッター27kmくらい走るんですよ
この燃費性能は、20代の若者にとっては大きな魅力。ガソリン価格の高騰が続く今、日常使いにかかるコストは少しでも抑えたいところです。
周囲の20歳前後が中古車や軽自動車から始める中、なぜいきなり新車・上級グレードを選んだのか聞いてみました。

どうせいつか買うなら、今のほうがいいかなって思って。保険料やローンも含めて無理ない範囲ですし、“欲しい車に乗ってる自分”でいたかったんです
無理をしているようにも見えますが、実際には計画的。支払いのバランス、貯金、保険等も考慮したうえでの決断です。
ここで気になるのが、装備面のこだわりです。せっかくのW×Bグレード、オプションはどうしたのかと聞くと

つけたオプション、ほぼないです
驚きの回答です。実際につけたのは「ドアバイザー」と「マット」、「レインクリアリングミラー」程度。あとは、内装色を白レザーに変更したくらい。

白!? ジーンズで乗れへんやん

いや、もうコーティングして、最悪…脱ぐしかないですよね(笑)
それでも「赤のボディに白の内装」、この組み合わせはスタッフ向尾のこだわりが詰まっています。

人を乗せること、考えてた?

後席はあまり広くないので、小柄な人ならって感じです。でも荷物はめっちゃ積めます!
旅行やレジャーにも対応できるラゲッジスペース。実際、彼はスキーやマリンスポーツも嗜みたいそうで、荷物の積載性はクルマ選びの大きなポイントになりました。

実は、W×Bグレードには安全機能が標準装備で盛り込まれており、ブラインドスポットモニターやディスプレイオーディオも完備。ナビは8インチが標準で、10.5インチへの変更も改良でされました。
一方で、気になる点として挙げたのがメーターのデジタル化。12.3インチの大型デジタルメーターがどんな印象かは、まだ納車前で確認できていないそう。

「実車を見ないまま注文しました(笑)」
ちょっと惜しい“なかったオプション”もありました。

「あえて言うなら、ムーンルーフが欲しかったですね」
と、少し残念そう。ちなみに、カローラクロスにはムーンルーフ設定がある一方、ツーリングには非搭載。また、全方位カメラがないのも気になった点の一つ。後方カメラは標準でついていますが、360度対応ではありません。
とはいえ、W×Bグレードであれば、標準装備だけでもかなりの満足度。多くを足さずに、すでに“完成された一台”として選んだことがうかがえます。

でも正直、ベンチレーションは欲しかったですね
W×Bではレザーシートが標準装備となりますが、夏場の炎天下ではどうしても“群れ”が気になるそう。実は、兄弟車のカローラクロスにはベンチレーション付きモデルが存在するため、惜しいところ。

もしムーンルーフの設定があったら、絶対つけてたと思います
とも話してくれました。妥協なく選んだクルマですが、細かい部分での“あと一歩”があるのもまた、クルマ選びのリアルな一面です。

この車はどんな人におすすめですか?

僕みたいに、まだ子どもがいない新婚家庭の方とか、20代で車好きな人にはすごく合うと思います。チャイルドシートとかにはあまり向かないですけど、夫婦2人でちょっと贅沢な時間を楽しむにはぴったりじゃないかなと
後部座席は広くはないため、大人数の移動やファミリーカーには不向きかもしれません。それでも、燃費の良さ(実燃費:約27km/L)や荷室の積載力は大きな魅力です。週末の遠出やアウトドア、アクティブなライフスタイルとの相性も抜群です。

