クロストレックとカローラクロスを徹底比較!SUV選びでおすすめの1台は?

クロストレック カローラクロス

クロストレックとカローラクロス、どちらも魅力的ですが、自分に最適な一台を見つけるのは難しいものです。どちらも高い買い物になるので、自分に合ったものを選びたいと思います。

そこでこの記事では、クロストレックとカローラクロスのデザインや性能、価格などを徹底比較しました。後悔しないSUV選びのために、購入を検討している人は参考にしてください。

目次

クロストレックとカローラクロスを比較

スバルの「クロストレック」とトヨタの「カローラクロス」は、特に注目されているモデルです。いずれも性能はよく、SUVとして人気があります。

そこで、両車をさまざまな角度で比較しました。

ボディサイズとデザインの違い

項目クロストレックカローラクロス
全長 (mm)4,4804,490
全幅 (mm)1,8001,825
全高 (mm)1,5751,620
最低地上高 (mm)200160

クロストレックとカローラクロスは、共にコンパクトSUVに分類されますが、サイズ感は異なります。数値で見るとカローラクロスの方がわずかに大きいです。

クロストレック

デザイン面では、クロストレックはスバルらしさを体現した力強いデザイン。カローラクロスは、トヨタらしい都会的で洗練された印象を与えます。

カローラクロス

画像引用元:トヨタ カローラ クロス | トヨタ自動車WEBサイト

最低地上高はクロストレックが200mm、カローラクロスは160mmで、悪路走破性ではクロストレックに軍配が上がります。

エンジン性能とパワートレインの特徴

項目クロストレックカローラクロス
エンジン2.0L 水平対向、2.5L水平対向1.8L 直列4気筒
e-BOXERありなし
ハイブリッドなしあり
最高出力(ps)145(e-BOXER)、160(ストロングハイブリッド)140(ハイブリッド)
駆動方式シンメトリカルAWD前輪駆動/E-Four

クロストレックは、2.0L水平対向エンジンと、そのエンジンにモーターを組み合わせたe-BOXERを積んでいます。また2.5Lエンジンが搭載されたストロングハイブリッドもあります。カローラクロスは、1.8L直列4気筒エンジンと、それにモーターを組み合わせたハイブリッドシステムが用意されています。

最高出力は、クロストレックのe-BOXERが145ps、ストロングハイブリッドが160ps、カローラクロスのハイブリッドが140pです。駆動方式は、クロストレックがスバル独自のシンメトリカルAWDです。

カローラクロスは前輪駆動と、4WDが必要な時だけ後輪を駆動する、電気式4WDシステム(E-Four)を設定しています。2.0Lのガソリンモデルも選択可能です。

燃費性能の比較

項目クロストレックカローラクロス
WLTCモード燃費 (km/L)15.8~16.4(e-BOXER)22.7(ストロングハイブリッド)24.5~26.4(ハイブリッド)16.6(ガソリン)
燃料タンク容量 (L)48~6336~43

燃費性能は、車選びにおいて重要なポイントです。WLTCモード燃費で比較すると、クロストレック(e-BOXER)は15.8km/L~16.4km/L。カローラクロス(ハイブリッド)は24.5km/L~26.4km/Lと、ハイブリッドの強みを発揮しています。燃料タンク容量は、クロストレックが48L、カローラクロスが36~43Lです。

走行性能と乗り心地を比較

クロストレックとカローラクロス、どちらも高い走行性能と快適な乗り心地を実現しています。しかし、走行性能や乗り心地は、どちらにもよさがあります。そこで、それぞれの車種の走行性能を比較してまとめました。

クロストレックのオフロード性能と安定感

クロストレック

クロストレックの魅力は、本格的なオフロード性能にあります。スバル独自のシンメトリカルAWDは、水平対向エンジンを中心に、トランスミッションやプロペラシャフトなどを左右対称・一直線に配置するシステムです。重量バランスに優れ、高い走行安定性を実現します。

また、X-MODEは、エンジンやトランスミッションなどを最適に制御することで、悪路走破性を高めるシステムです。滑りやすい路面や、急な坂道でも安心して走行できます。

さらに、e-BOXERは、モーターアシストにより、発進時や低速走行時のトルクを増強。力強い走りを実現し、さまざまな路面状況で安定感のあるドライビングを可能にします。

カローラクロスの街乗りに適した乗り心地

カローラクロス

画像引用元:トヨタ

カローラクロスは、街乗りでの快適性を重視した乗り心地が特徴です。新設計のプラットフォームとサスペンションにより、路面からの衝撃を効果的に吸収します。また、長時間のドライブでも疲れにくい、快適な乗り心地を実現しています。

さらに、静粛性にも優れており、エンジン音やロードノイズを抑えることで、車内空間の快適性を高めています。

最小回転半径は5.2mと、狭い道や駐車場でも取り回しがしやすいです。見晴らしの良いドライビングポジションと、広い視界が、運転のしやすさに貢献しています。

四輪駆動(AWD)性能の違い

クロストレックは、スバル独自のシンメトリカルAWDを採用しています。前後輪に常にトルクを配分するフルタイムAWDで、あらゆる路面状況で安定した走行を実現。滑りやすい路面でも、4輪がしっかりと路面を捉え、トラクションを確保します。

一方、カローラクロスのE-Fourは、通常は前輪駆動で走行し、滑りやすい路面や発進時など、必要に応じて後輪にもトルクを配分するシステムです。燃費性能に優れるメリットがあります。

クロストレックのAWDは、悪路走破性を重視したシステムであり、カローラクロスのE-Fourは、燃費と走行安定性のバランスを考慮したシステムと言えるでしょう。

雪道や悪路を走行する機会が多い場合はクロストレック、街乗りが中心であればカローラクロスが適しています。

室内空間と快適性を比較

クロストレックとカローラクロスは、どちらも快適な室内空間が広がります。

そこで、車内空間と快適性を、車種の特徴に応じて比較しました。

クロストレックのアウトドア向け機能と収納力

クロストレック

クロストレックは、アウトドアでの使い勝手を考慮した、機能的な装備が充実しています。

たとえば、以下の装備があげられます。

撥水加工シート濡れたり汚れたりしても簡単に拭き取れる
カーゴトレーマット(オプション)汚れた荷物をそのまま積み込める
パワーリヤゲート(オプション)両手がふさがっている状態でも簡単に荷物の積み下ろしが可能

収納力も優れており、運転席周りには、スマートフォンや小物を収納できるスペースが豊富に用意されています。クロストレックは、アウトドアをアクティブに楽しむユーザーにとって、頼もしいパートナーとなるでしょう。

カローラクロスの広々とした室内と使い勝手

カローラクロス

画像引用元:トヨタ カローラ クロス | トヨタ自動車WEBサイト

カローラクロスは、広々とした室内空間が魅力です。とくに後席の居住性は優れており、大人でもゆったりとくつろげる空間が広がっています。

また、運転席からの視界も広く、開放感のあるドライブを楽しめます。シート素材には、ファブリックや合成皮革が採用されており、触り心地も良好です。

さらに、前席にはシートヒーター、後席にはリクライニング機構やアームレストが装備されているグレードもあり、長時間のドライブでも快適に過ごせます。

使い勝手の面では、助手席前のオープントレイやコンソールボックスなど、収納スペースも充実。カローラクロスは、ファミリーでの使用や、長距離ドライブが多いユーザーに最適な一台と言えるでしょう。

荷室容量とシートアレンジの特徴

クロストレック
クロストレック

クロストレックの荷室容量は、VDA法で315L(5名乗車時)を確保しています。6:4分割可倒式リヤシートを倒せば、さらに広い荷室空間を作り出すことが可能です。

対してカローラクロスの荷室容量は、VDA法で487L(5名乗車時、デッキボード下段時)と、クロストレックを上回ります。

カローラクロス
カローラクロス

カローラクロスも6:4分割可倒式リヤシートを採用しており、長尺物も楽に積み込めます。

クロストレックは、リヤシートを倒した際に、ほぼフラットな荷室空間を実現できる点が特徴です。一方カローラクロスは、デッキボードを2段階に調整することで、荷物の大きさに合わせて荷室の高さを変更できるのが特徴です。

どちらも、日常の買い物からアウトドアまで、幅広い用途に対応できるでしょう。

安全性能と装備の違い

クロストレックとカローラクロスは、いずれも最新の安全技術を搭載しています。安全性能は、車を選ぶうえで重要なので、それぞれ比較しました。

スバル アイサイトとToyota Safety Senseの比較

スバルのアイサイトは、ステレオカメラによって車両周辺の状況を認識し、衝突回避や運転負荷の軽減をサポートするシステムです。一方、Toyota Safety Senseは、単眼カメラとミリ波レーダーを組み合わせたシステムで、車両や歩行者の検知性能を高めています。

アイサイトの最新バージョンでは、以下の機能が追加されました。

  • プリクラッシュブレーキ
  • 全車速追従機能付クルーズコントロール
  • 車線逸脱抑制機能

Toyota Safety Senseは、以下の機能が備わっています。

  • プリクラッシュセーフティ
  • レーントレーシングアシスト
  • レーダークルーズコントロール

どちらも、衝突被害軽減ブレーキや、車線維持支援機能など、基本的な機能は共通していますが、細かな制御や機能には違いが見られます。

標準装備とオプションの安全機能の違い

クロストレックは、アイサイトの主要機能が全車に標準装備されている点が大きな強みです。一方、カローラクロスは、Toyota Safety Senseの機能以外にも、ブラインドスポットモニターを一部グレードで標準装備・オプション装備できます。

クロストレックは、後退時ブレーキアシストが、カローラクロスは、パーキングサポートブレーキが、一部グレードで標準装備、その他グレードではオプション設定です。

どちらの車も、オプションまで含めれば、高いレベルの安全性能を実現できます。自分の予算や、必要な機能に合わせて、最適なグレードやオプションを選択することが重要です。

用途別に見るクロストレックとカローラクロスの選び方

選択

クロストレックとカローラクロスは、用途によって選び方が異なります。

それぞれまとめたので、参考にしてください。

アウトドアやレジャーに最適な車はどっち?

アウトドアを楽しむなら、クロストレックがおすすめです。多少の悪路でも安心して走行できるため、キャンプ場やスキー場へのアクセスもスムーズです。

さらに、撥水加工シートや防水性のカーゴトレーマットなど、アウトドアでの使用を想定した装備も充実しています。ルーフレールも標準装備なので、ルーフキャリアを装着して、キャンプ用品を積載できます。

一方、カローラクロスも、アウトドアで使用できないわけではありませんが、最低地上高が160mmと低めなので、本格的なオフロード走行には不向きです。

アウトドアを存分に楽しみたいなら、クロストレックが最適でしょう。

街乗りや通勤に向いている車は?

街乗りや通勤がメインであれば、カローラクロスがおすすめです。カローラクロスの魅力は、しなやかな乗り心地と、優れた燃費性能にあります。

ハイブリッドモデルを選択すれば、WLTCモード燃費24.5km/L~26.4km/Lという、優れた燃費性能を実現できます。さらに、最小回転半径5.2mという取り回しの良さも、街乗りでは大きなメリットとなります。

一方、クロストレックも街乗りで不満を感じることはありませんが、カローラクロスに比べると、燃費性能や乗り心地の面で、やや劣る部分があります。毎日の通勤や買い物など、街乗りが中心であれば、カローラクロスが最適です。

まとめ

クロストレックはアウトドアやレジャーに強く、カローラクロスは街乗りや通勤に最適です。両車は、安全性能も充実しており、後悔しない車選びができることでしょう。

自分のライフスタイルに、どちらが適しているかを見極めることが重要です。この記事を参考に、クロストレックとカローラクロスを比較し、最適な一台を選んで、充実したカーライフを送ってください。

よくある質問

クロストレックの特徴は?

クロストレックはスバルの走破性の良さにe-BOXERやストロングハイブリッドが搭載されているのが特徴です。水平対向エンジンとストロングハイブリッドで死角なしの仕上がりです。

カローラクロスの特徴は?

カローラは安定したカローラシリーズのSUVという強みがあります。街中でも扱いやすいサイズと広々した室内が魅力です。

クロストレックとカローラクロスのどちらがおすすめ?

どちらも魅力的なモデルですが、アウトドアを重視するならクロストレック、街乗りであればカローラクロスがおすすめです。

目次