トヨタはクラウンが新型になることをすでに発表しており、クラウンクロスオーバーが発売開始しています。
新型クラウンは、4つのタイプがあることが発表されていますが、その中でスポーティな走りが楽しめるクラウンスポーツの発売が間近であると予想されます。
2023年に発売されるとされているクラウンスポーツはどのタイミングで発売されるのでしょうか?この記事では、トヨタが発表しているクラウンスポーツの概要や発売時期などの情報をご紹介します。
新型クラウンスポーツは?

2022年7月に新型クラウンが公開されましたが、その際にクラウンに4つのボディタイプがあると発表されました。
クラウンクロスオーバー、クラウンセダン、クラウンエステート、そしてクラウンスポーツです。
16代目となる新型クラウンは、これまでの高級セダンというイメージから脱却し、4つのタイプから選択できるようになります。
さらに、これらのタイプも「セダン」や「SUV」などのように確立したスタイルというよりも、セダンとSUVの融合のように別のジャンルのように感じさせるデザインです。
複数のタイプがある中で、クラウンスポーツは「運転しやすいパッケージとともにスポーティな走りをお楽しみいただける」モデルとなります。
実際にすでに公開されている写真を見ても、大径ホイールにクーペのような流線的なボディ形状、そしてスポーティなバンパーは、まるで欧州のスーパーカーに匹敵するほどの美しさです。
フロントのデザインも、クラウンであることを感じさせながらも、スポーティな走りをイメージさせる戦闘的なデザイン。
ハイブリッドシステムも選択できるため、スポーティな走りと低燃費を実現したモデルとなるでしょう。
新型クラウンスポーツの発売時期
新型クラウンスポーツや他のタイプの発売時期は、2023年11月時点で以下の通りです。
- クラウンスポーツ:2023年11月頃
- クラウンセダン:2023年11月2日
- クラウンエステート:2024年
複数のタイプがありますが、クラウンスポーツとクラウンセダンは、2023年中に発売予定。そして、ワゴンとSUVが融合したクラウンエステートのみ2024年の発売予定となっています。
クラウンのラインアップ
クラウンは、すでに発売されているクロスオーバーの他に、他のタイプの発売も予定されています。すでに発表されているタイプ別の特徴をご紹介します。
クラウンスポーツ

クラウンスポーツは、「俊敏でスポーティな走りが楽しめる新しいカタチのスポーツSUV」となっており、悪路走破性よりもオンロードでの性能が期待できます。
オンロードでも満足できる走りが期待できるモデルになるでしょう。
- 全長:4,710mm
- 全幅:1,880mm
- 全高:1,560mm
クラウンセダン

画像引用元:トヨタ自動車WEBサイト
クラウンセダンは、「パーソナルにもビジネスにもお答えするニューフォーマルセダン」で、従来のセダンタイプを引き継いだモデル。
車体の寸法は以下の通りです。
- 全長:5,030mm
- 全幅:1,890mm
- 全高:1,470mm
他のタイプよりも、全長が長くなっているので優雅な印象があります。また全高も他のタイプより低くなっており、セダンらしいデザインなのも特徴です。
クラウン=セダンという方でも満足できるモデルになるでしょう。
クラウンエステート

画像引用元:トヨタ自動車WEBサイト
クラウンエステートは、SUVとワゴンが融合したモデルです。特徴が「機能的なSUVとしてアクティブライフを楽しめるワゴンとSUVの融合」となっており、使い勝手もよいモデルとなるでしょう。
車両寸法は以下の通りです。
- 全長:4,930mm
- 全幅:1,880mm
- 全高:1,620mm
多くは公開されていませんが、公式サイトの画像を確認する限り、荷室スペースが広々しています。他のタイプと比較しても、後部までボディの高さがあるため、積載性を重視される方も満足できそうなボディ形状です。
上質さの中に、実用性を両立させているので、荷物をたくさん積む方の嬉しい選択肢となるでしょう。
クラウンクロスオーバー

画像引用元:トヨタ クラウン | トヨタ自動車WEBサイト
すでに発売されているクロスオーバーです。乗り降りもしやすい高さで、運転席からの見晴らしもよいため、運転しやすいモデルになっています。
高級感があるモデルであることはもちろんですが、フラッグシップモデルとして新しい形になりました。
車体寸法は以下の通りです。
- 全長:4,930mm
- 全幅:1,840mm
- 全高:1,540mm
全高は抑えられながらも、十分なスペックがあります。全長は長くなっているので、存在感がありながらも、セダンよりも高さがあるので後席に座る人も乗り降りしやすいのが特徴です。
※トヨタ
トヨタのラインアップにおけるクラウンスポーツの立ち位置

トヨタのラインアップにおけるクラウンスポーツは、どのような立ち位置になるでしょうか?そもそもトヨタには、SUVのラインアップが複数あり、ジャンルが異なっています。
しかしフラッグシップモデルとして、クラウンの方が立ち位置は上になるでしょう。
そしてパワーユニットも他のモデルとは異なっています。クラウンクロスオーバーは、ハイブリッドとターボエンジンを搭載したハイブリッドがあります。
他のタイプに搭載されるパワーユニットは異なり、予定されているのは以下の通りです。
- クラウンスポーツ:HEV・PHEV
- クラウンセダン:HEV・FCEV
- クラウンエステート:HEV・PHEV
注目したいのは、クラウンセダンにはFCEVが設定される予定ということ。FCEVは燃料電池車のことで、水素と酸素で電気を発生させ、「燃料電池」で発生させた電力でモーターを駆動させます。
水素ステーションは、まだまだ数が少ないため、選択しにくいものの水しかでないという環境に優しいエコカーとして期待されています。
トヨタにはMIRAIという燃料電池車がありますが、新しいクラウンにも設定されると発表されているので、どのようなモデルになるのか期待できるでしょう。
クラウンスポーツとハリアーの関係

サイズ的にはハリアーよりも一回り大きくなりますが、都会的でラグジュアリーなモデルとして似たジャンルにもなるでしょう。
一方で、ラグジュアリーなモデルとしての立ち位置は同じでも、新型クラウンスポーツは走りも期待できるタイプです。
SUVでも走りが楽しめるモデルとしては、ミドルサイズSUVではスバルのフォレスター、マツダのCX-60などがあります。
しかしエクステリアからは、クラウンスポーツの刺激的なエクステリアがスポーティな走りを連想させます。どのような走りになるのか、発売が楽しみになるモデルです。


