初めての車選びの際には、どのような車を選ぶと良いのか分かりにくいと感じることもあるでしょう。車といってもジャンルも幅が広く、予算に合わせた車を選ぶ必要があるからです。
この記事では、初めての車選びで考慮したい点やカミタケモータースのスタッフが初めての車選びをした様子をご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。


初心者が車選びで失敗しないために知っておくべきこと

ライフスタイルに合った車を選ぶ
車を購入するうえで大切なのは、価格や性能だけではありません。その車が自分のライフスタイルに合っているかどうかも見逃せないポイントです。
車を選ぶときには、今の状況だけでなく、将来的にどう使っていくかも想像してみましょう。
たとえば、現時点では一人暮らしや二人暮らしでも、これから家族が増える予定がある場合は、少し大きめの車を選んでおくと安心です。家族での移動や買い物、旅行など、用途が広がっていくことを考えると、先を見越した選択が後悔のないカーライフにつながります。
用途に合わせる
● 通勤や買い物中心の方
コンパクトカーがおすすめです。燃費が良く、街中でもスイスイ走れるうえ、駐車がラクなのでストレスが少なく済みます。税金や保険料も比較的安く、初めての車にもぴったりです。
● 家族でのお出かけが多い方
ミニバンやSUVなど、室内空間にゆとりがある車が向いています。たくさんの荷物が積めるので、旅行や買い物なども快適に。チャイルドシートの設置や後部座席の広さなども確認しておくと安心です。
● アウトドアや趣味を楽しみたい方
車の収納力や装備面に注目しましょう。キャンプ用品を積めるラゲッジスペースが広いモデルや、ルーフキャリアを取り付けられる車なら、サーフィンやスノーボードにも対応できます。趣味と相性のいい車を選ぶと、楽しみ方の幅が広がります。
購入予算をしっかり決める

車を買うとなると、車両本体の価格だけでなく、税金や保険料、登録手続きにかかる諸費用など、いろいろとお金がかかります。さらに、購入後にはガソリン代や駐車場代、メンテナンスなどの維持費も必要になります。
そのため初めての車選びの際には「まだ社会人になったばかりで収入も少ないのに、本当に車を持てるのだろうか」と不安になる方も多いかもしれません。予算を決めて無理なく購入できる車にしておきましょう。
維持費や保険のコストも考慮する
車を持つと、購入費用だけでなく、日々の維持費もかかってきます。ここでは、車を持ち続けるうえで必要な代表的な費用について、わかりやすくご紹介します。
燃料代
車を走らせるには、当然ながら燃料代がかかります。多くの車ではガソリンを使いますが、ガソリンには「レギュラー」と「ハイオク」があります。輸入車やスポーツタイプの車では、ハイオク指定となっていることが多く、その分燃料代も少し割高になります。
また、電気自動車(EV)の場合も注意が必要です。自宅で充電すれば比較的安価にすみますが、外出先の急速充電スタンドを利用すると、電気代が高くなることもあるので、使い方によって費用が変わってきます。
駐車場代
ご自宅に駐車スペースがない場合は、月極駐車場を借りる必要があります。この駐車場代は、地域によって大きく異なります。特に都市部や駅の近くなど、人口が多いエリアでは月に数万円かかることもあるので、あらかじめ相場をチェックしておきましょう。
有料道路や通行料
高速道路や自動車専用道路を利用する際には、通行料金(ETCなど)がかかります。また、一部の橋やトンネルでも料金が発生することがあります。
通勤や通学で頻繁に有料道路を使う方は、定期的に費用がかかってくるので費用がかさみます。なお、高速道路では軽自動車の通行料は普通車よりも安く設定されています。
車検費用
車を公道で走らせるには、定期的に「車検(継続検査)」を受ける必要があります。乗用の普通車の場合、初回は3年後、その後は2年ごとに実施されます。
車検にかかる費用は、以下のように分けられます。
〈法定費用〉
- 自動車重量税
- 自賠責保険料
- 検査手数料(印紙代)
〈その他の費用〉
- 車検基本料金
- 整備・点検費用
法定費用は全国一律ですが、整備費用や基本料金は業者によって異なるため、複数の見積もりを比較するのがおすすめです。
税金
車を所有すると、毎年あるいは車検のたびに税金がかかってきます。主なものは以下のとおりです。
〈主な税金〉
・自動車税または軽自動車税(種別割)
・自動車重量税
自動車税・軽自動車税は、4月1日時点の所有者に対して毎年課税されます。自動車重量税は、車検の際に支払うことになっているので、忘れずに準備しておきましょう。
自動車保険料
保険も、車を維持するうえで大切な出費です。自動車保険には法律で加入が義務付けられている「自賠責保険」と、万が一に備えて加入する「任意保険」の2種類があります。
自賠責保険は、車検時に25カ月分(または24カ月分)をまとめて支払うのが一般的です。任意保険については、月払い・年払いのどちらかを選択できるので、支払い方法は自分の生活スタイルに合わせて決めましょう。
メンテナンス費用
車は使っていくうちに、タイヤやバッテリー、ワイパーといった消耗品の交換が必要になります。これを怠ると、走行に支障が出たり、車検に通らなくなるおそれもあるため、定期的なチェックが大切です。
交換にかかる費用は、部品代と作業費の両方がかかるので、車の状態を見ながら無理のない範囲でメンテナンスを行いましょう。
新車と中古車、どっちを選ぶ?
車を買うとなると、「新車がいいのか?それとも中古車?」と迷ってしまう方も多いと思います。それぞれにメリット・デメリットがありますが、初めてマイカーを持つ方には「中古車」がおすすめです。
というのも、運転を始めたばかりのころは、ちょっとした擦りキズや小さなヘコミをつくってしまうこともあります。そうしたとき、新車だとショックが大きいですが、中古車なら「多少のキズは仕方がない」と気持ちの切り替えもしやすいと思う方もおられます。
さらに、納車までの早さも中古車の魅力のひとつです。新車はオーダーを受けてから生産に入ることが多いため、納車までに数ヶ月かかるケースも珍しくありません。一方で中古車は、すでに在庫としてある車を販売するため、早ければ1週間ほどで納車されることもあります。
「今すぐ車が必要!」という方や、初めて車を持つ方にとっては、すぐに乗れるのはとても心強いです。
もちろん、中古車がすべての方に合うとは限りません。車を長く大切に使いたい、細部までこだわりたいという方には、新車の方がぴったりです。
新車であれば、カラーやグレード、オプションなどを自分の希望通りに細かく選ぶことができます。長年付き合っていきたい「理想の一台」をじっくりつくり上げたい方には、大きな魅力といえるでしょう。
初めての車選びにおすすめのボディタイプ別特徴
コンパクトカー|街乗りで扱いやすい

一般的に「コンパクトカー」と呼ばれるのは、5ナンバーサイズやそれに近いボディサイズを持ち、エンジン排気量が2L以下と比較的小さく軽量な車のことです。
たとえば、ヤリス クロスのような小ぶりなSUVは「コンパクトSUV」、シエンタやフリードのような小型ミニバンは「コンパクトミニバン」としても分類されることがあります。ボディタイプごとに“コンパクト”なモデルが存在していて、それぞれに特徴があります。
コンパクトカーのメリット
燃費に優れている
車体が軽く、タイヤサイズもスリムなため、コンパクトカーは燃費性能が高いモデルが多くなっています。ガソリン代を抑えたい方にはうれしいポイントです。
維持費が安い
排気量が小さい分、自動車税などの維持費も抑えられる傾向にあります。さらに、燃費が良いので日々のランニングコストも経済的です。
駐車がしやすい
車体サイズがコンパクトなので、狭い駐車場でもスムーズに停められるのが魅力です。都市部や住宅街での取り回しの良さが際立ちます。
小回りが利いて運転がラク
小回りが利く車種が多く、最小回転半径が小さいことから、狭い道や細かなカーブでもスイスイと走れます。車幅感覚もつかみやすく、運転が苦手な方や初心者の方にもおすすめです。
コンパクトカーのデメリット
室内空間はやや狭め
ミニバンや大型SUVと比べると、どうしても室内の広さには限りがあります。長距離ドライブや複数人での使用が多い方は、実際に乗ってみて広さを確認した方が安心です。
荷物があまり載らない場合も
車種によっては、フル乗車の状態だと荷室が狭く、大きな荷物を載せにくいことがあります。ゴルフバッグやベビーカーを載せたい方は、事前に積載スペースをチェックしておくと良いでしょう。
SUV|アウトドアや家族向けに人気

画像引用元:HARRIER 25th 特設サイト | トヨタ
「SUV」とは、“Sport Utility Vehicle(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)”の略で、日本語にすると「スポーツ用多目的車」という意味になります。
一言でいうと、アウトドアにも街乗りにも頼れる、頼もしい存在のクルマです。見た目はスポーティで力強く、実用性の高さも魅力のひとつ。サイズやデザインもバリエーション豊富で、扱いやすいコンパクトSUVから存在感バツグンの大型SUVまで、選べる幅が広いのも人気の理由です。
SUVのメリット
街でもアウトドアでも活躍する走行性能
SUVの多くは、頑丈でタフなボディを持ち、さらに車高も高めに設計されています。そのため、悪路や雪道といったオフロードに強い一方で、舗装された道路でもしっかりとした走行安定性を発揮します。日常使いにもアウトドアにも、どちらにも対応できるオールラウンダーな一台です。
高いアイポイントと広々とした室内
車高が高い分、ドライバーの目線も高くなるので、視界が広く運転しやすいのが特徴です。また、車内空間もゆとりがあり、家族でのドライブや長距離移動でも快適に過ごせます。
荷物をたくさん積める
SUVはアウトドアや旅行など、荷物が多くなるシーンを想定して作られていることが多いため、荷室も広く設計されています。テントやクーラーボックス、ゴルフバッグなどのかさばる荷物もラクラク収納できます。
SUVのデメリット
コンパクトカーに比べて燃費が落ちることも
しっかりした車体や大きめのタイヤは安心感につながる一方で、重量が増えるため燃費が悪くなる傾向があります。とはいえ、最近のモデルはハイブリッド車や燃費改善技術が進んでいるので、一昔前のSUVよりもずっとエコになってきています。
駐車や取り回しに注意が必要な場合も
車体が大きいぶん、狭い道や小さめの駐車スペースでは取り回しに少しコツが必要です。ただし、最近は360度カメラや駐車支援機能なども充実しているので、慣れれば心配いりません。
ミニバン|実用性を重視するなら

ミニバンは、四角いボディ形状で車内空間をしっかりと確保しており、最大で7〜8人が乗れる広さを備えたクルマです。
スライドドアが採用されているモデルも多く、荷室もたっぷり確保されているため、使い勝手の良さからファミリー層を中心に高い人気があります。
サイズ展開も豊富で、たとえばシエンタのようなコンパクトミニバンから、アルファードのような大型モデルまで、ライフスタイルに合わせて選べるのが魅力です。
ミニバンのメリット
家族や大人数でもゆったり乗れる室内
ミニバンの魅力は、何といってもその広さ。多くのモデルが3列シートを備えており、6人以上がゆったり座れる設計になっています。天井も高めに作られているので、窮屈さを感じにくく、快適なドライブが楽しめます。
シートアレンジが自由自在で荷物もたくさん載る
ミニバンのシートは可動域が広く、折りたたんだり、フラットにしたりと多彩なアレンジが可能です。大きな荷物を積むときも便利ですし、シートを倒してくつろぎスペースとして使うこともできます。背の高い方でも、足を伸ばしてリラックスできる空間を作れますよ。
スライドドアで乗り降りがラク
後部座席にスライドドアが付いている車種が多く、狭い駐車場でもドアの開閉スペースを気にせず乗り降りできるのが嬉しいポイント。小さなお子さんがいるご家庭や、高齢の方が同乗する場面でも安心です。
ミニバンのデメリット
燃費性能はやや劣る傾向
大きな車体を支えるため、どうしても重量が重くなりやすく、空気抵抗も大きめ。そのため、他の小型ボディタイプと比べると燃費が少し悪くなってしまうことがあります。ただし、最近では燃費性能の高いハイブリッドモデルも増えてきています。
サイズが大きい分、取り回しに注意が必要
ミドル〜ラージサイズのミニバンになると、ボディがかなり大きくなります。立体駐車場や機械式駐車場には入らないこともありますし、狭い道では内輪差に注意する必要があります。最小回転半径も大きくなるため、慣れないうちは少し取り回しに苦労するかもしれません。
軽自動車|初めてでも運転しやすく経済的

現在の軽自動車の規格は、1998年(平成10年)10月からスタートしたものです。それ以前は全長3.30m、全幅1.40m以下というコンパクトなサイズでしたが、現在では安全性の向上を目的に、ボディサイズが少し大きくなりました。
それでも普通車に比べると、軽自動車は非常にコンパクト。限られたサイズの中に使いやすさと実用性をしっかり詰め込んでいるのが特徴です。
軽自動車のメリット
維持費が安く済む
車を所有すると、ガソリン代や車検代、税金、保険料などいろいろな維持費がかかります。その中でも軽自動車は、「自動車税(種別割)」や「自動車重量税」などの税金が安いため、普通車に比べて経済的に負担が少ないのが魅力です。
燃費が良い車が多い
軽自動車は車両重量が軽いため、小さな排気量でも無理なく走れるのが強みです。特に、発進時のエネルギー消費が少ないため、市街地走行ではとても優れた燃費性能を発揮してくれます。自転車をこぐとき、最初のひとこぎが一番力が要るように、軽い車体ほど燃費には有利です。
小回りがきいて、取り回しがラク
ボディがコンパクトなので、狭い道でもスイスイ走れて、駐車もラクチン。特に、住宅街や混雑する都市部では軽自動車の小回りの良さがとても便利に感じられるはずです。
軽自動車のデメリット
パワー不足を感じることがある
軽自動車のエンジンは660cc以下と決められているため、出力は控えめです。そのため、高速道路での加速や急な上り坂では、エンジンを強めに回さないといけない場面もあります。
4人フル乗車で荷物を積んでいると、加速が鈍くなったり、エンジン音が大きく感じられたりすることも。さらに、そのぶん燃費も悪化しやすくなります。
室内の広さはやや制限される
軽自動車はボディサイズに制限があるため、どうしても室内空間は普通車ほど広くはありません。普段は2人程度の利用が中心なら快適ですが、複数人で長時間乗るような場面では、手狭に感じるかもしれません。
横風に弱い傾向がある
最近の軽自動車は、室内空間を広くするために車高が高めに設計されているものが多いです。そのぶん、強風時には風の影響を受けやすく、横風にあおられる感覚が出ることがあります。特に橋の上や高速道路では、注意が必要です。
初心者におすすめの車種ランキング【2025年版】
トヨタ アクア

トヨタの「アクア」は、燃費性能に優れたハイブリッドカーとして知られています。量産型ハイブリッドカーとして開発され、世界的にも高い評価を受けているその燃費性能は、ガソリン代を少しでも抑えたい方にとって大きな魅力です。
通勤や毎日の送迎で車を使う方はもちろん、出張や旅行などで長距離を走る機会が多い方にも、強い味方になってくれます。
小回りがきく、扱いやすいコンパクトさ
アクアのもうひとつの魅力は、コンパクトなボディサイズ。見た目はスリムですが、取り回しがしやすく、細い道や狭い駐車スペースでもスイスイと動けるのがうれしいポイントです。
運転初心者の方でも安心して扱えるフットワークの軽さがあり、日常の“ちょっとそこまで”にもぴったりです。
コンパクトなのに、ゆったり乗れる
一見小さめに見えるアクアですが、実はファミリーカーに匹敵する車幅を持っており、車内は思った以上に広々としています。運転席・助手席だけでなく後部座席もゆとりのある設計で、コンパクトカーでありながら快適な乗り心地を実現しています。
トヨタ ルーミー

トヨタ「ルーミー」は、“Living”と“Driving”を組み合わせた「1LD-CAR」というコンセプトのもと、2016年に誕生したコンパクトカーです。実はこのモデル、ダイハツの「トール」をベースにしたOEM車として登場し、かつては見た目が異なる兄弟車「タンク」もラインナップされていました。
その後、2020年9月のマイナーチェンジを機に、タンクと統合されてルーミーに一本化。デザインもタンク寄りに刷新され、安全装備もアップデートされています。
「広い室内空間」がルーミー最大の魅力
ルーミーが人気を集めている理由のひとつが、コンパクトカーとは思えないほどの広々とした室内です。「使える、動ける広い部屋」というキャッチフレーズにふさわしく、全長3,700mm前後という小さめのボディながら、室内長は2,180mmを確保。前後の座席間も1,105mmとゆとりがあり、後席でも足元が広々しています。ルーミーには、毎日使う上でありがたい機能がしっかり備わっています。
全グレードで助手席側にパワースライドドアが標準装備されており、さらに「X」グレードを除くすべてのモデルでは、運転席側のスライドドアも電動です。
荷室も実用的で、家族にやさしい設計
荷室スペースも実用性が高く、バックドアを開けると幅は1,077mmと大開口。荷室の床は地面から527mmと低めに設計されているため、重たい荷物も無理なく積み込めます。
ベビーカーは横にしても、立てたままでも積載できる余裕があるので、家族での外出や買い物にも大活躍してくれます。
ホンダ N-BOX

ホンダの「N-BOX」は、軽自動車の中でも特に“広さ”にこだわってつくられた一台です。
車内の横幅はもちろん、天井の高さもしっかり確保されているので、背の高い方でも窮屈さを感じにくく、のびのびと過ごすことができます。
親しみやすく、センスのあるデザイン
N-BOXのデザインは、直線的でスッキリとしたフォルムをベースに、やわらかな曲線がさりげなく取り入れられています。
そのバランスの良さから、性別や年齢を問わず多くの人に愛されるスタイルになっています。実用性だけでなく、見た目の満足感も大切にしたい方にぴったりです。
自分らしく楽しめる、カスタムの自由度も魅力
純正アクセサリーの種類が豊富で、ボディカラーのバリエーションも多いのがN-BOXの嬉しいところ。「せっかくなら自分だけの1台に仕上げたい」「見た目にもこだわりたい」といった方でも、好みに合わせたカスタマイズが楽しめます。アウトドアスタイルのN-BOX JOYも選択できます。
ダイハツ タント

4代目となるダイハツ「タント」は、ダイハツの次世代プラットフォーム「DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」を採用した、記念すべき第1弾モデルとして登場しました。
登場時には、親しみやすくナチュラルな雰囲気の「標準モデル」と、より洗練されたスタイルを演出した「カスタム」の2タイプが用意されていましたが、2022年10月にはさらにバリエーションが拡大。アウトドア感を取り入れたクロスオーバースタイルの「タント ファンクロス」が仲間入りし、選ぶ楽しさも広がっています。
タントならではの「開放感」に驚きます
タントの大きな魅力のひとつが、助手席側のスライドドアに工夫が凝らされていることです。このスライドドアにはピラー(柱)が内蔵されており、助手席ドアと一緒に開けると、開口幅1,490mmという広々としたスペースが現れます。お子さまの乗せ降ろしや、大きな荷物の積み下ろしもスムーズにできるので、日常の使い勝手は抜群です。
ウェルカムオープン
さらに、便利な「ウェルカムオープン機能」も搭載。あらかじめ設定しておくことで、車に近づくだけでスライドドアが自動で開くという、まるで出迎えてくれるような便利さを体感できます。
スズキ ハスラー

スズキの「ハスラー」は、軽自動車の手軽さとSUVらしいタフさを兼ね備えたユニークな一台です。
「遊べる軽」というキャッチコピーのとおり、アウトドアでも街中でも思いきり楽しめるデザインと使い勝手が魅力となっています。
コンパクトなのに、広々使える車内空間
外観はコンパクトですが、車内に入るとその広さに驚かされます。シートをフラットにすれば、大人が横になって休めるほどのスペースを確保できるので、気軽な車中泊やキャンプ旅にもぴったり。
アウトドア派にも安心のラゲッジスペース
荷室には、汚れや水に強い素材が使われているので、濡れたアウトドアグッズや泥のついた荷物も気にせず積めます。お手入れがラクなので、アウトドアを思いっきり楽しみたい方にもぴったりです。
収納の工夫もたっぷり
限られたスペースの中にも、使いやすさを追求したアイデアがたくさん詰まっています。
たとえば、助手席の下には収納スペースがあり、ちょっとした荷物の整理に便利。さらに、テーブル付きの収納もあり、車内での休憩や軽食タイムにも活躍してくれます。
購入前にチェックすべきポイント

車を購入する前には、なるべく実際に試乗してみることをおすすめします。カタログやメーカーの公式サイトを見れば、外観や内装の雰囲気はしっかり確認できますが、運転したときの感覚まではわかりません。「見た目は好みでも、いざ運転してみたら思ったより扱いづらかった」ということも意外とあるからです。
最近では、ネットで車のレビューやユーザーの口コミを簡単にチェックできます。ただし、それらはあくまで他の人の感想なので、自分にとっての「乗り心地」や「運転のしやすさ」とは別の感覚ということも考えられるでしょう。
体格や運転経験、いつも走る道路の環境によって、車の印象は大きく変わることもあります。シートの座り心地やハンドルの重さ、視界の広さ、アクセルやブレーキの感触など、自分にとって無理なく操作できるかどうかは、やはり実際に運転してみないとわかりません。
試乗する際には、こうした点を考えてチェックしておきましょう。
初の愛車を購入する前に覚えておきたい点

販売店選びは重要
車を購入する際には、ただ車を売るだけでなく、しっかりとユーザーの立場に立って対応してくれる販売店を選ぶことが大切です。単に高額な車をすすめてくるようなお店ではなく、「使い方」や「予算」、「ライフスタイル」に合わせてぴったりの車を提案してくれる販売店が理想的です。
また、購入後のことを見越して、保証内容やアフターサポートについても丁寧に案内してくれる店舗であれば、より安心してクルマ選びができます。結果的に、価格だけでなく「満足度の高い買い物」ができる可能性が高くなります。
初めての車選びだと、「何から聞いていいかわからない」ということも多いでしょう。そのようなときは、親切でコミュニケーションの取りやすいスタッフがいる販売店を選ぶと安心です。
車選びのポイントを一から丁寧に教えてくれたり、予算に合ったお得な車種や購入プランを提案してくれるでしょう。ちょっとした不安や疑問も気軽に相談できる関係が築けると、購入後も心強いです。
車の確認には経験者を伴う
初めての車選びとなると、「どんな車を選べばいいのか」「販売店で何を聞けばいいのか」など、いろいろと不安を感じることも多いですよね。一人で販売店に足を運ぶのはちょっと心細い…そのようなときには、車選びに慣れている人に同行してもらうのがおすすめです。
クルマに詳しい人と一緒に行けば、わからないことがあってもすぐに相談できますし、販売スタッフに直接聞きづらいことも、経験者を通してうまく質問できることがあります。変に緊張せず、自然体でやりとりができるのは心強いです。
経験者からもらえるアドバイスは、実際の購入経験やカーライフの中で得た知識にもとづいているので、とても現実的で参考になります。「その車、維持費はどれくらいかかる?」といったことや、「長く乗るならこの装備はあった方がいいよ」といった、初心者では気づきにくいポイントも教えてもらえるかもしれません。
また、車選びに慣れていないと見落としがちなチェックポイントについても、しっかり目を光らせてくれるので安心です。
カミタケチャンネル!
【若手社会人の“初めてのマイカー選び”講座】
今回は社会人1年目の川端さん(23歳)の車選びのストーリーです。車屋さんで働いていることもあり、愛車を考えているカミタケモータースのスタッフ。

「そろそろ、自分の車が欲しくなってきました……!」
日常のひとコマから、今回の企画は始まりました。登場するのは、社会人1年目の川端さん(23歳)。オフィスではきびきび働く彼女も、週末は友人とショッピングやカフェ巡りを楽しむ“おしゃれ女子”。ファッションや美容も好きだけど、最近、心に芽生えたのは“マイカー”への憧れでした。

「バッグも服も好きだけど、車もそろそろ“自分の一台”が欲しい!」
そんな川端さんの背中を押してくれたのは、社内の頼れる先輩、大滝さん。通称“会社のお父さん”とも呼ばれる存在で、車にも詳しいのが心強いところ。彼女の悩みに、リアルなアドバイスをくれます。
憧れと現実のはざまで悩んでいる川端さんの第一声は意外なものでした。可愛さだけじゃ決められない。軽か普通車か、はじめの分かれ道です。

「本当はヴェゼルに乗りたいんです。デザインがかっこよくて、ずっと憧れてて……!」

ヴェゼルといえば、ホンダが誇る人気のコンパクトSUV。洗練されたエクステリアと先進装備が魅力の一台です。実際、現行モデルは20代の男女から高い支持を得ており、初めての“本気の普通車”としても名高い存在です。
とはいえ、現実はシビア。

維持費や初期費用を考えると、まずは軽自動車かなって悩んでいて……
大滝さんはこう答えます。

うん、最初は軽にしといた方がええかもな。保険料や税金、月々の負担がかなり違うで
試算によれば、ヴェゼルを持つと月々の維持費は約4.5万円前後。一方、軽自動車であればその3分の1、1.5万円前後で収まるケースも。
そして、候補は“女子力高め”の2台に絞られました。川端さんが気になっていた軽自動車は、次の2台です。
- スズキ・ワゴンRスマイル
- ダイハツ・ムーヴキャンバス


どちらもスライドドアを搭載し、“可愛い×使いやすい”を叶えてくれる人気車種です。

おばあちゃんを乗せる機会も多いので、スライドドアはマストです!
実家で車椅子を使う高齢の祖母との外出も想定しており、“乗りやすさ”は絶対条件でした。特に、高齢者にも乗りやすいスライドドアが選定のカギとなりました。
ワゴンRスマイル vs ムーヴキャンバス ― 内装と装備のリアル比較
ここからは、2台を冷静に見比べていきます。
【ワゴンRスマイル】
- 大人っぽく進化した新カラー
- 助手席に手すりがあり、高齢者に優しい
- シートヒーターやブレーキホールドなど、装備も充実

スマイルは、かわいさに実用性がしっかりついてくるバランス型やな
【ムーヴキャンバス】
- ストライプのツートンカラー「ストライプス」が大人気
- ワイヤレス充電や進化したカップホルダーで日常に寄り添う
- 後部座席に手すりがないのは惜しいポイント
川端さんも実際に後部座席に座ってみて一言。
「スマイルは、手すりがあるだけで安心感が全然違います!」
とはいえ、ビジュアル面ではキャンバスに心が大きく傾いていました。

駐車場で見たとき、“可愛い!”って思えるのが大事なんです!
“好き”と“現実”の両立。先輩からのナイス提案がありました。ここで、大滝さんが一言。
「おばあちゃん乗せる時は実家のヴォクシー使って、普段使いはキャンバスっていうのもありやで?」
この言葉にハッとした川端さん。

確かに!分けて考えたら、選べる気がしてきました!
決断のとき。そして、選ばれたのは……

結構早めに車が欲しいので……買います!選んだのは……ムーヴキャンバスです!
安全性や装備ではワゴンRスマイルに軍配が上がりましたが、最終的には“ときめき”を優先。車を“使い分ける”という柔軟な発想が、決断を後押ししました。

川端さんが学んだ、初めての車選びで大切なこと

見た目・実用性・価格、どれかひとつだけじゃ決められない。全部がちょうどよくバランス取れてる車が、私にとっての“ベスト”でした!
マイカー選びは“趣味”であると同時に“自己投資”でもあります。ライフスタイルや家族との関わり、将来的な変化を見据えて選ぶことは、カーライフへの一歩と言えるでしょう。
よくある質問
- 初めての車選びのポイントは?
-
予算や維持費を考慮して車選びをするのが大切です。車両価格だけでなく、実際に維持する際に必要な費用を考慮しておかなければ、良いコンディションを維持できません。
- 初めての車におすすめの車種は?
-
維持費を考慮するのであれば、軽自動車、もしくはコンパクトカーがおすすめです。車両価格が抑えられるだけでなく、維持費も抑えられる方が無理なく車を維持できます。


