フィットの一部改良の内容は？

オートリトラミラーや全席オートパワーウィンドウなどが追加装備です。その他、グレード別に追加された装備があります。

フィットの魅力は？

複数のスタイルから選択できるので、同じフィットでもスタイルによって印象が異なります。好みのスタイルを選択できるでしょう。

【2024年】フィットが一部改良｜充実した装備のコンパクトカーを紹介

2024年12月15日

ホンダはコンパクトカー「フィット」に一部改良を施し、同年9月5日から販売を開始すると発表しました。今回の改良では、全グレードにオートリトラミラーや全席オートパワーウィンドウ、助手席シートバックポケット、ラゲッジルームランプが標準装備されることとなりました。

一部改良で、日常の使い勝手がさらに向上することを目指しています。また、各グレードの装備内容も一部変更され、より便利に利用できるようになっているとのことです。この記事では、フィットの一部改良での変更について解説します。

フィットの最新一部改良情報

2024年モデルのフィットに加わった新機能

フィットの一部改良により、全グレードに新たに標準装備されたアイテムは以下の通りです。

オートリトラミラー
全席オートパワーウィンドウ
助手席シートバックポケット
ラゲッジルームランプ

グレード別の追加装備

さらに、各グレードごとに追加された主な装備は次のようになっています。

e:HEV HOME：運転席シートバックポケット

HOME：本革巻ステアリングホイール、本革巻セレクトレバー

e:HEV RS：運転席シートバックポケット、リアセンターアームレスト

RS：運転席シートバックポケット、シートバックスマートフォンポケット

CROSSTAR e:HEV：

本革巻ステアリングホイール
本革巻セレクトレバー
運転席シートバックポケット
アームレスト付センターコンソールボックス（ドリンクホルダー付）

CROSSTAR：

本革巻ステアリングホイール
本革巻セレクトレバー
運転席シートバックポケット
アームレスト付センターコンソールボックス（ドリンクホルダー付）
シートバックスマートフォンポケット

LUXE：運転席シートバックポケット

各グレードに使い勝手の良い装備が新たに追加され、より快適なドライブが楽しめる仕様となっています。

フィットのインテリア

シンプルで実用的な「BASIC」

「BASIC」は、無駄な飾りがなく、実用性を重視したシンプルなモデルです。インテリアは、装飾を最小限に抑えていて、派手さはないですが、機能的でスッキリした印象です。

インテリアの色はブラックで統一されていて、シックな雰囲気が特徴です。

居心地の良さがウリの「HOME」

「HOME」は、車内でのくつろぎを求める人にピッタリなグレードです。サイドに使われている人工素材「プライムスムース」と、メイン部分に使われているナチュラルなテキスタイルが組み合わさったコンビシートが、柔らかくて質感の高い座り心地を提供してくれます。

さらに、助手席のインパネやコンソールにはソフトパッドが使われていて、室内全体がふんわりとした上質な雰囲気に包まれています。インテリアカラーは、落ち着いたライトグレーと、クールなブラックの2色から選べるのも嬉しいポイントです。

スポーティーさが際立つ「RS」

「RS」は、2022年のマイナーチェンジで追加された、走りを楽しみたい人向けのスポーティーなモデルです。専用のサスペンションやドライブモードスイッチなど、運転がもっと楽しくなる装備が盛りだくさん。

シートも、前席は「プライムスムース」と「ウルトラスエード®」の組み合わせで、後席は「プライムスムース」とファブリックの組み合わせになっていて、どこに座ってもスポーティーな雰囲気が感じられます。

アウトドアにピッタリな「CROSSTAR」

「CROSSTAR」は、アウトドア好きにはたまらない、機能性が高いグレードです。撥水加工されたファブリックシートが特徴で、濡れても気にならないのが嬉しいポイントですね。

それに加えて、「プライムスムース」が使われたコンビシートが、アウトドアらしさと上質感を両立させています。

上質さを追求した「LUXE」

「LUXE」は、「フィット」の中でも最高級のモデルで、本革シートが標準装備されています。インテリアカラーは、上品なライトブラウンと、クールなブラックの2色から選べて、それぞれの色が室内の雰囲気をガラッと変えるのが特徴です。

さらに、ステアリングやシフトレバーにも本革が使われていて、細部までこだわった上質感が楽しめます。

フィットの競合車種との比較

トヨタヤリス

トヨタのヤリスは、コンパクトカーの中でもトップクラスの燃費性能を誇っています。特にハイブリッドモデルのXグレード（2WD）は、WLTCモードで36.0km/Lという優れた燃費を実現しています。一方、ホンダのフィットも燃費にこだわり、「e:HEV BASIC」では30.2km/Lを達成しています。

ドライブを楽しみたい方には、ヤリスがおすすめです。コンパクトな車体は取り回しがしやすく、軽快なハンドリングが魅力です。街中やワインディングロードでも楽しめるため、ドライブ好きに適しています。また、ヤリスはWRC（世界ラリー選手権）での活躍もあり、走行性能が高いGRヤリスも選べる点が魅力です。

一方で、日常の利便性を重視する方にはフィットが良いでしょう。フィットは5つのスタイルから選べ、自分の好みに合った1台を見つけやすいです。車内空間が広く、ドライバーだけでなく同乗者も快適に過ごせます。さらに、ラゲッジスペースが広く、コンパクトカーでありながら荷物をたくさん積むことができる点もフィットの魅力です。

どちらの車にも先進の予防安全機能が搭載されています。自動ブレーキや車線逸脱抑制機能、踏み間違いによる衝突被害を軽減する機能が標準装備されているため、安全性が高いです。また、斜め後方の死角にある車両を検知するシステムもオプションで用意されています。

ヤリスには、駐車を自動で行う「トヨタチームメイト［アドバンストパーク］」というオプションもあり、縦列駐車が苦手な方にとって非常に助かる機能です。安全機能を重視するかで、車選びができそうです。

日産ノート

フィットの内装は、水平に広がるデザインのインストルメントパネルが特徴です。これにより、車内が落ち着いた雰囲気になります。

フィットには、HOME、BASIC、RS、CROSSTAR、LUXEというタイプがあり、それぞれシートの素材や内装の色が異なるため、自分好みのインテリアを選べる点が魅力的です。

一方、ノートには大きなセンターコンソールが採用されています。センターアームレストを開けると、スマートフォンや手帳を収納するのに適した広い収納スペースが現れます。フィットのハイブリッドモデルには、e:HEVと呼ばれるハイブリッドシステムが搭載されています。バッテリーの力で走行用モーターを駆動し、スムーズなスタートをサポートするほか、走行中はエンジンで発電した電力でモーターを駆動し、力強い加速を楽しめる技術です。

ノートはハイブリッドモデルのみで展開されており、ハイブリッドシステムには第2世代のe-POWERが採用されています。モーターの特性を生かし、加速から減速まで快適なドライブが可能です。

フィットの燃費は、ガソリンモデルで15.9km/Lから18.7km/L、ハイブリッドモデルでは23.5km/Lから30.2km/Lです。一方、ノートの燃費は23.8km/Lから28.4km/Lであり、ハイブリッドモデル同士を比較しても大きな差は見られません。

ノートはエンジンを走行のためには使用せず、発電専用となっています。そのため、高い燃費性能と力強い走りを楽しむことができます。さまざまな路面状況で安定した走行を求める方には、ノートがおすすめです。ノートには85kWのモーターが搭載されており、e-POWER 4WDモデルではリアにも50kWのモーターが搭載されているため、さらに力強い走りが可能です。

前後に搭載されたモーターにより、発進・加速時にはスムーズかつパワフルにタイヤを駆動し、減速時には4つのタイヤを精密に制御します。深雪やアイスバーン、乾いた路面や濡れた路面でも、モーターの出力とトルクを瞬時に調整するため、安定した走行が可能です。