フリードハイブリッドの特徴は?ガソリンモデルとの違いを解説

フリードハイブリッド

フリードはホンダが生産・販売しているミニバンです。今回はフリードの特徴について解説してから、フリードガソリンモデルとハイブリッドの違いについても取り上げてみます。

これからフリードの購入を考えている人には大切な情報を詳しく解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

フリードとは

フリードハイブリッド

フリードはホンダが販売している5人~7人乗りのコンパクトミニバンです。サイズはコンパクトですが、室内空間が広いのが特徴。居住性・使い勝手も良く、人気車種にもなり、幅広い層から支持を受けています。

2023年7月14日現在、ホンダから販売されているフリードのタイプは23種類です。価格は2,330,900円〜3,333,000円となっています。

※全国メーカー希望小売価格(税込)

グレードごとのスペック

フリードのスペックについて代表的なタイプを例に解説します。

HYBRID G 

項目詳細
全長×全幅×全高4,265mm × 1,695mm × 1,710-1,735mm
車両重量FF: 1,410kg、4WD: 1,430kg
ホイールベース2,740mm
エンジン水冷直列4気筒
総排気量1.496L
最高出力81kW (110PS) / 6,000rpm
最大トルク134N・m (13.7kgf・m) / 5,000rpm
モーター交流同期電動機
最高出力22kW (29.5PS) / 1,300-2,000rpm
最大トルク160N・m (16.3kgf・m) / 0-1,1313rpm
燃料タンク容量FF:36L、4WD:53L
WLTCモード燃費FF: 20.9km/L、4WD: 19.8km/L
最小回転半径5.2m

HYBRID CROSSSTAR 

項目詳細
全長×全幅×全高4,265mm × 1,695mm × 1,710-1,735mm
車両重量FF: 1,440kg、4WD: 1,520kg
ホイールベース2,740mm
エンジン水冷直列4気筒
総排気量1.496L
最高出力81kW (110PS) / 6,000rpm
最大トルク134N・m (13.7kgf・m) / 5,000rpm
モーター交流同期電動機
最高出力22kW (29.5PS) / 1,300-2,000rpm
最大トルク160N・m (16.3kgf・m) / 0-1,1313rpm
燃料タンク容量FF:36L、4WD:53L
WLTCモード燃費FF: 20.9km/L、4WD: 19.8km/L
最小回転半径5.2m

G 

項目詳細
全長×全幅×全高4,265mm × 1,695mm × 1,710-1,735mm
車両重量FF: 1,350-1,360kg、4WD: 1,430-1,440kg
ホイールベース2,740mm
エンジン水冷直列4気筒横置
総排気量1.496L
最高出力95kW (129PS) / 6,600rpm
最大トルク153N・m (15.6kgf・m) / 4,600rpm
燃料タンク容量FF:36L、4WD:53L
WLTCモード燃費FF: 17.0km/L、4WD: 15.6km/L
最小回転半径5.2m

CROSSSTAR

項目詳細
全長×全幅×全高4,265mm × 1,695mm × 1,710-1,735mm
車両重量FF: 1,380kg、4WD: 1,460kg
ホイールベース2,740mm
エンジン水冷直列4気筒横置
総排気量1.496L
最高出力95kW (129PS) / 6,600rpm
最大トルク153N・m (15.6kgf・m) / 4,600rpm
燃料タンク容量FF:36L、4WD:53L
WLTCモード燃費FF: 17.0km/L、4WD: 15.6km/L
最小回転半径5.2m

スタイリング・インテリア

フリードハイブリッド

フリードは洗練を極めたシンプルなデザインになっていて、一目見ただけで親しみを感じ、使うごとに愛着が増していきます。精悍さも併せ持ち、スタイリッシュな車として楽しく乗りこなせます。

インテリアは誰もがリラックスしやすい空間を目指した設計。インパネはワイドに広がり、木目調パネルも採用し、落ち着きを感じさせます。シートは素材にもこだわり、見て触って心地いいです。

性能・安全性

フリードハイブリッド

フリードの走行性能はガソリン車もハイブリッド車も抜群です。ガソリン車では1.5L 直噴 DOHC i-VTECエンジン+CVTで力強い走りと高い燃費性能を実現。ハイブリッド車はSPORT HYBRID i-DCDを搭載し、軽快な走行と低燃費を両立しています。

そのほか、ホンダ独自の高度な予防安全性能、衝突安全性能装備を兼ね備え、運転時の事故や衝突を回避します。

環境性能

環境性能にも優れるのがフリードです。ガソリン車は「平成30年排出ガス基準50%低減レベル」認定車、2030年度燃費基準65%達成車(FF)になっています。ハイブリッド車の方は次のような認定を受けています。

  • 2030年度燃費基準85%達成車(FF)
  • 2030年度燃費基準80%達成車(4WD)
  • 平成30年排出ガス基準75%低減レベル」認定車

フリードの魅力

フリードの特徴を説明しましたが、その内容を踏まえながら、どのような魅力がある車なのかを見てみましょう。

コンパクトでも使いやすい

フリードハイブリッド

フリードはコンパクトミニバンですが、シートは3列になっていて、5人~7人の乗車が可能です。低床・低重心にもなっているので、車内空間も広くなり、快適な乗り心地になっています。

ディーラーオプションでハンズフリードアも装備できます。ハンズフリードアなら足をかざすだけでドアの開閉ができるので、荷物を持っているときなどはとても便利。フリードの場合、助手席側だけでなく、運転席側もハンズフリードア対応です。

コンパクトカーであるが故の利便性もあります。日本の公道は道幅の狭いところも多く、駐車スペースも確保しにくいですが、フリードなら狭い場所でも操作がしやすいです。運転が苦手な人にも扱いやすい車になっています。

低燃費

フリードは燃費の低い車です。車体も軽く、走行性能にも優れているからでしょう。ガソリン車とハイブリッド車の燃費の例を挙げてみます。

▼フリード CROSSTAR(FF)の場合

  • WLTCモード燃費:17.0km/L
  • JC08モード燃費:19.0km/L

▼フリード HYBRID Gの場合

  • WLTCモード燃費:20.9km/L
  • JC08モード燃費:28.0km/L

フリードの燃費はミニバンとしてはトップクラスで、環境にもお財布にも優しくなっています。

充実の安全装備

フリードの充実の安全装備も魅力です。予防安全性能の「Honda SENSING」は非常に優秀です。次のような機能があります。

  • 衝突軽減ブレーキ(CMBS)
  • 先行車発進お知らせ機能
  • 歩行者事故低減ステアリング
  • 路外逸脱抑制機能
  • アダプティブクルーズコントロール(ACC)
  • 車線維持支援システム(LKAS)
  • 誤発進抑制機能
  • 後方誤発進抑制機能

様々な機能で安全運転をサポートしてくれるのが「Honda SENSING」です。ただし、過信しすぎないようにして、自分でも安全運転を心がけてください。

フリードハイブリッドのカタログ燃費

ここからは、フリードハイブリッドの特徴について詳しく解説していきます。まずは、カタログ燃費からです。現在発売されているフリードハイブリッドのタイプは11種類ですが、いくつかカタログ燃費の例を挙げてみましょう。

スクロールできます
グレードWLTCモード燃費
フリード HYBRID G(FF・6人乗り)20.9km/L
フリード HYBRID G(FF・7人乗り)20.9km/L
フリード HYBRID G(4WD・6人乗り)19.8km/L
フリード HYBRID CROSSTAR(FF・6人乗り)20.9km/L
フリード HYBRID CROSSTAR(4WD・6人乗り)19.8km/L

フリードハイブリッドのカタログ燃費を見る限り、優秀な車であることが分かります。静かで快適な乗り心地が得られるとともに、コストの面でも抑えられています。ただ、実燃費を見てみないと、実際の状況が確認できませんから、次のコーナーで取り上げてみましょう。

他のグレードの燃費

フリード

グレード2WD4WD
HYBRID G20.9 km/L19.8 km/L
HYBRID CROSSSTAR20.9 km/L19.8 km/L
G17.0 km/L15.6 km/L
CROSSSTAR17.0 km/L15.6 km/L

フリード+

グレード2WD4WD
HYBRID G20.9 km/L19.8 km/L
HYBRID CROSSSTAR20.9 km/L19.8 km/L
G17.0 km/L15.6 km/L
CROSSSTAR17.0 km/L15.6 km/L

フリードハイブリッドの実燃費

フリードハイブリッドの実燃費についてはe燃費というサイトを参照します。

e燃費によると、ホンダ フリード (ハイブリッド)1500cc(GB7)DCT FF HYBRID B / G SENSING / EX / クロスター SENSING /フリードプラス HYBRID G SENSING / EX / クロスター SENSING乗車定員5人/6人/7人の実燃費は19.19km/Lでした。

こちらは登録が2016年09月なので、2023年時点の新車のカタログ燃費と同条件ではありませんが、一応の参考にはなるでしょう。

実燃費は道路状況などによっても変わってきますが、このくらいの数値なら、満足している人も多いです。

フリードハイブリッドとガソリンモデルの違い

フリードのハイブリッド車を購入すべきかガソリンモデルを購入すべきか迷っている人のために、それぞれの違いを解説します。

外装の違い

フリードハイブリッド

フリードハイブリッドとガソリンモデルの外装の違いは以下のようなところです。

▼ハイブリッドの場合

  • LEDリアコンビネーションランプが専用
  • ナンバープレートの右横にハイブリッドエンブレム付き
  • ホイールカバーがハイブリッド専用デザイン

外装の大きな違いはありませんが、専用のエンブレムがついています。

内装の違い

フリードハイブリッド

フリードハイブリッドとガソリンモデルでは、内装にも大きな違いが見られません。内装の違いはグレードごとに出てくるようです。

セレクトレバーがハイブリッド専用デザインとなります。

価格の違い

フリードハイブリッドとガソリンモデルの価格の違いを見てみましょう。

▼フリード HYBRID Gの場合

駆動方式定員価格
FF6人乗り2,688,400円
FF7人乗り2,710,400円
4WD6人乗り2,853,400円

▼フリード Gの場合

駆動方式定員価格
FF6人乗り2,330,900円
FF7人乗り2,352,900円
4WD6人乗り2,495,900円
4WD7人乗り2,517,900円

フリードハイブリッドとガソリンモデルでは価格に30万円程度の差があります。ハイブリッド車はやはり高いです。

乗り心地の違い

フリードハイブリッド

フリードハイブリッドとガソリンモデルでは乗り心地が違います。

ハイブリッドの方はさすがに静粛性に優れ、街中走行時にはエンジン音がなくなることが多いです。フロントガラスやボンネット裏の吸音材も遮音性を高めています。

加速と軽快感ではガソリン車が上。ハイブリッドの方がシステム出力は優れるのですが、ガソリン車の方が車体が軽く、走行がスムーズになっています。

また、ハイブリッドの場合、モーターとエンジンを切り替えるときにちょっとした違和感を感じやすいのが難点。ガソリン車にはそのような違和感はなく、快適な加速ができます。

フリードハイブリッドの先代と現行の違い

フリード

画像引用元:フリード(2016年8月終了モデル)│Honda

フリードハイブリッドは2011年10月に販売が開始され、2016年に現行モデルへとフルモデルチェンジ。2023年6月に一部改良や特別仕様車が出ました。その間には大きな変遷もありましたが、先代モデルと現行モデルでどう違うのか確認してみましょう。

現行モデルのフリードハイブリッドでは、安全運転支援システム「Honda SENSING」を全モデルに標準装備しています。モデルによる安全性能の違いがなくなりました。さらに、後方誤発進抑制機能を追加しています。

ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)は改良し、加速減速時のフィーリングをスムーズにしています。

パワートレインでは、エンジンとモーターの出力が向上した他、燃費性能も向上しました。さらに、モーターのみのEV走行も可能になるなど、ハイブリッド車としての性能を高めています。

2023年6月に新しく発表されたのはフリード HYBRID CROSSTAR 特別仕様車 BLACK STYLEです。外装内装ともに一新され、ブラックをアクセントカラーにして、個性あるデザインになっています。

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グレードごとの違い

G

フリード

画像引用元:フリード|Honda

「G」グレードは、両側パワースライドドアが標準装備されている上、プラズマクラスター技術を搭載したフルオートのエアコンディショナーや、Hondaスマートキーシステム&パワースイッチなど、快適に過ごせる装備が一通り整っています。これでコストパフォーマンスも良いですね。ボディカラーは、選べるモノトーンカラーが8色もあるので、好みに合わせて選ぶことができます。

ガソリン車とハイブリッド車では、快適装備に大きな違いはありませんが、ヘッドライトには違いがあります。ガソリン車にはハロゲンヘッドライトがついている一方で、ハイブリッド車ではLEDヘッドライトが標準装備です。LEDヘッドライトは省エネでありながらも明るく、LEDアクティブコーナリングライトでしっかり照らせるので、夜間の歩行者を早期に発見するのに役立ちますね。

CROSSSTAR

フリード

画像引用元:フリード|Honda

2019年10月のマイナーチェンジで登場した新グレード「CROSSTAR」は、クロスオーバースタイルが特徴ですね。専用デザインのフロントグリルやフロント・リアバンパー、フロントスポイラー、サイドシルガーニッシュ、そしてルーフレールやアルミホイールなどが採用されていて、アクティブな外観に仕上がっています。

細部にもこだわりが見えます。例えば、電動格納式のリモコンドアミラーはシルバー塗装、アウタードアハンドルは高輝度シルバー塗装で、リアライセンスガーニッシュにはダーククロームメッキが施されています。

装備内容の大部分は「G」グレードに準じていますが、「CROSSTAR」では、ハイブリッド車だけでなくガソリン車でもLEDヘッドライトが標準装備されています。

「BLACK STYLE」

フリード

画像引用元:フリード|Honda

「G」と「CROSSTAR」グレードには、いくつか共通の特徴があります。たとえば、ドアミラーやアウタードアハンドルがクリスタルブラック・パールで統一されています。しかし、「G」グレードでは、15インチのブラックアルミホイールとダーククロームメッキを施したフロントグリルガーニッシュ、リアライセンスガーニッシュが特徴です。フロントグリルのデザインは「CROSSTAR」と同じです。

一方、「CROSSTAR」では、フロントグリルガーニッシュやリアライセンスガーニッシュがブラッククロームメッキになっています。さらに、フロント&リアスポイラー、フロント&リアロアーガーニッシュにガンメタリックの塗装が施されているため、よりスポーティな印象を与えています。「G」とはこれらの点で若干の違いがあります。

フリードをお得に購入する方法

フリードをお得に購入する方法を紹介します。フリードの価格は決して安くはありませんが、ちょっと工夫することで購入価格を抑えることができます。その方法を見てみましょう。

未使用車

フリードをお得に購入する方法の第一は未使用車を購入することです。

登録済(届出済)未使用車とは初度登録されていて一般の運行に供されていない車ということですが、すでに名義登録はされています。そのため、新車ではなく中古車扱いになります。といっても、実際はほとんど走行していないので、新車との違いはないと言ってもいいでしょう。

それでいて中古車ですから、価格が抑えられています。フリードでも未使用車を探して購入すれば、通常価格よりもずっと安い値段で購入できる場合があります。

弊社カミタケモータースでは、常時300台以上の車両を展示しているので、好みの車を探していただきやすいです。

ぜひこちらから最新の在庫情報をチェックしてください。

低金利ローン

フリードをお得に購入する別の方法は低金利ローンの利用です。同じフリードをマイカーローンで購入するにしても、金利の差は非常に大きな意味を持ちます。最終的な返済額が違ってくるからです。

弊社カミタケモータースでは、新車1.99%の超低金利プランを取り扱っており、お得に購入していただけます。

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乗り出しに便利なオプションもセットになっているのも魅力です。ぜひこちらから詳細情報をチェックしてください。

よくある質問

フリードのシートアレンジは?

A.フリードのシートアレンジは3列シート車と2列シート車で違います。3列シート車の場合は、3列目シートを跳ね上げることが可能。大きな荷物を積載できます。7人乗りの場合は、2列目シートが6:4分割になっていて、ソファーのような座り心地です。

2列シート車では、ロングラゲッジモードで後席の片側を収納できます。ビッグラゲッジモードにすると、自転車も積載できます。

子育て世代に合っている?

フリードは子育て世代に合った車といえます。まずディーラーオプションでハンズフリースライドドアを装備できます。装備すれば、子供を抱っこしたままドアの開け閉めができますね。

フリードの6人乗りもおすすめです。6人乗りでは3列目シートがキャプテンシートになっていて、子供を移動させやすいです。

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