人気だったホンダのフリードがついにフルモデルチェンジしました。ファミリーカーとして気になるコンパクトミニバンのフリード。
使い勝手に影響を与える内装はどのような仕上がりになっているでしょうか?この記事ではフリードの内装を詳しく解説します。
新型フリードの特徴
新しいモデルのパッケージングは、現行モデルと同じようにコンパクトで取り回しやすいボディサイズを維持しながら、使い勝手の良い室内空間を提供しています。視界は水平基調でスッキリしていて、運転しやすいだけでなく、乗る人全員が開放感を感じられるようになっています。
シートアレンジもさらに便利になっています。1列目シートの形状が工夫されていて、ウォークスルーがしやすくなっています。それに、荷室を使う時によく跳ね上げて収納する3列目シートも軽量化されて、座り心地も良いままです。
さらに、シートを跳ね上げた時の固定位置が低くなっているので、よりすっきりと収納できて広い荷室空間が確保されています。
新型フリードの内装の特徴
インテリアデザインも質感がよく快適に過ごせるものです。インパネには大容量の収納スペースや取り出しやすいトレーが配置されています。また、後部座席の快適性を向上させるためにリアクーラーが採用されていて、リアクォーターガラスの面積も広がっています。触れる部分には優しい感触の素材が使われていて、丸みを帯びた形状なので安心感があります。
さらに、クロスターモデルはブラックとカーキの2トーンカラーが採用されていて、アクティブな印象を与えています。
旧型との違い
新しいコックピットでは、今まであったインパネ上部のデジタルメーターがなくなって、標準的なインホイールメーターになりました。Aピラーも少し細くなっていて、視界がスッキリしているのが特徴。
インパネにはボックスやトレーが備えられていて、収納スペースは変わらず充実しています。たとえば、インパネアッパーボックスはティッシュボックスを立てて収納できるようになっていて、取り出しやすくなっています。細かいところで使い勝手がどんどん良くなっていますね。
2列目と3列目の快適性もさらにアップしています。シートのヘッドレストと肩の部分が少しスリムになっていて、座った時の圧迫感が減り、視界も広く感じられるようになっています。また、リヤクォーターガラスが大きくなっているので、より開放感があります。そして、3列目のシートの幅が65mm広がっているので、もっとゆったり座れます。
タイプによっては、後部座席にクーラーを付けることもできます。これも3列目シートの快適性を高めるポイントですね。
3列目のシートは、左右に跳ね上げる方式は変わりませんが、跳ね上げた状態での幅が160mm広がり、シートの固定位置が90mm低くなっています。さらに、シートをリヤゲート方向にずらしたことで、シートアレンジが楽になりました。そして、リヤクォーターウィンドウを塞がないように改良されているので、圧迫感が少なくなっています。
新型フリードの荷室
新しいフリードの荷室は、使いやすいスタイルになっています。3列目のシートは跳ね上げて収納するタイプですが、その操作がすごくスムーズになっています。シートの固定位置が前のモデルより90mmも低くなったおかげで、開口部に近くなって、小柄な人でも簡単に持ち上げたり、ストラップを引っかけたりできるようになりました。
シートを格納した時の張り出しが薄くなったので、左右のシートを収納した時に荷室の幅が160mmも広くなりました。これで、自転車のような大きな荷物も簡単に積載できるようになっていますし、クーラーボックスを置いてもそのまま開け閉めできます。荷室の使い勝手が本当に良くなって、色々なシーンで便利に使えるようになっています。
クロスターの2列シート仕様
クロスターの2列シート仕様は、広い荷室が自慢です。荷室にボードが付いていて、それを使うと棚みたいに上下に分けて使えます。荷物の収納性もバッチリです。
ボードをセットしたまま後席の背もたれを前に倒すと、車内の中央から後部が平らな広いスペースになります。長い荷物も楽々積めるし、車内に泊まることもできます。
しかも、この平らな就寝スペースの下には大きな収納空間ができるから、荷物を外に出さずにそのままゆったりと休むことも可能です。キャンプや車中泊が好きな人にはたまらない仕様です。
3列シート仕様
先代型と比べると、シートが90mm低い位置でコンパクトに畳まれるようになり、その結果、荷室の幅が160mmも広がりました。コンパクトなボディながら、荷室はとても広いのが特徴です。
荷物の収納性は、2列目がベンチシートの7人乗りタイプでは、3列目のシートを跳ね上げるだけでなく、2列目も前方に格納できます。これにより、2名乗車時には、2列目がセパレートタイプになる6人乗りよりも、さらに広い荷室を確保できます。
これらの工夫で、荷物をたくさん積みたい時や、キャンプなどで広い空間が必要な時にとても便利になっていますね。
新型フリードのシートアレンジ
新型フリードのシートやシートアレンジは、使う人のことを考えて、快適で使いやすいものになっています。
1列目シートは、長時間座っても疲れにくいように、人の骨格を研究して開発されたボディースタビライジングシートが採用されています。さらに、1列目シートから振り返って、2列目シートに座っている子どもの世話がしやすいのもポイントです。
ファミリーカーとして使いやすいシートアレンジです。さらに6人乗り仕様と、7人乗り仕様で以下のシートアレンジが可能です。
フリードの6人乗りのシートアレンジ
2列目はキャプテンシート
フリードの6人乗りは、1列目から3列目までウォークスルーができるので、車内の移動がとてもスムーズです。シート配置は2+2+2で、2列目はキャプテンシートになっています。
1列目・2列目アレンジモード
1列目のシートのヘッドレストを外して、フルリクライニングさせ、2列目のシートとつなげると、まるでベッドのように使えます。道の駅とかで休憩するときにピッタリですね。
2列目・3列目アレンジモード
2列目のシートのヘッドレストを外してフルリクライニングさせて、3列目のシートとつなげると、1列目の背もたれが個室っぽくなるので、ちょっとしたプライベート空間が作れます。ただし、1列目・2列目アレンジモードよりは少し狭く感じるかもしれません。
2名乗車+最大ラゲッジモード
3列目のシートを折りたたんで、2列目のシートを前にスライドさせると、広々とした荷室が確保できます。このモードは、とにかく荷物をたくさん積みたいときに便利です。
フリードの7人乗りのシートアレンジ
2列目はベンチシート
7人乗りのフリードは、シート配置が2+3+2で、2列目がベンチシートになっています。ウォークスルーは1列目と2列目の間のみになります。
1列目・2列目アレンジモード
基本的に6人乗りと同じですが、2列目のシートがつながっているので、上半身にゆとりがあって、より快適に過ごせます。
2列目・3列目アレンジモード
2列目も3列目もシートがつながっているため、6人乗りよりも自由な姿勢が取れます。大人2人と子供1人がくつろげるだけでなく、1人で斜めに横になるのも良いですね。
2名乗車+最大ラゲッジモード
7人乗りは2列目のシートをタンブル(座面ごと前方に折りたたむ)できるので、より長い荷室が確保できます。自転車を積むのも可能です。
新型フリードの安全装備
以前のモデルでは、車速が25km/h未満になるとACC(追従クルーズコントロール)が自動で解除されてしまうのが問題でした。新型では電動パーキングブレーキを採用したおかげで、全車速対応のACCが使えるようになりました。これでようやく他社のライバル車に追いつきました。
さらに、新型では広角単眼カメラが搭載されて、ADASの主要機能である衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)が、交差点での右左折や出合い頭の衝突にも対応できるようになりました。具体的には、一般道の交差点などで右折や左折をする際に、車両や歩行者を検知して、衝突の危険があると判断すると、自動でブレーキをかけて衝突を回避したり、被害を軽減したりします。
現行モデルでは、夜間の歩行者に対応していなかったのですが、新型では夜間の歩行者にも対応するようになりました。ただし、ノーマルモデルにあたる「AIR」だけはブラインドスポットインフォメーションが装備されていません。しかもオプションでも選べないというのは少し残念です。
マルチビューカメラシステムも一部のグレードのみのメーカーオプションです。
新型フリードの価格
ガソリンエンジン
- AIR 6人乗り: 2,508,000円
- AIR 6人乗り 4WD: 2,739,000円
- AIR EX 6人乗り: 2,697,200円
- AIR EX 7人乗り: 2,741,200円
- AIR 6人乗り 4WD:2,928,200円
e:HEV
- AIR 6人乗り: 2,857,800円
- AIR 6人乗り 4WD: 3,088,800円
- AIR EX 6人乗り: 3,047,000円
- AIR EX 7人乗り: 3,091,000円
- AIR EX 6人乗り 4WD:3,278,000円
CROSSTAR(ガソリンエンジン)
- 5人乗り: 2,812,700円
- 6人乗り: 2,856,700円
- 5人乗り 4WD: 3,043,700円
- 6人乗り 4WD: 3,087,700円
CROSSTAR(e:HEV)
- 5人乗り: 3,162,500円
- 6人乗り: 3,206,500円
- 5人乗り 4WD: 3,393,500円
- 6人乗り 4WD: 3,437,500円
競合車種との違い
トヨタ シエンタ
基本的に5ナンバーサイズのミニバンとなっているので、同じ競合車種となっていますが、若干の違いがあります。
シエンタは3列目シートはあくまでも緊急時に使うものというイメージですが、フリードは3列目も快適に乗車できるシートです。
最大のライバルであるシエンタにはない機能として、新型フリードには後席クーラーが天井に装備されています。これがかなり大きなポイントです。この後席クーラーは、2列目と3列目のシートそれぞれに用意されているのですが、実際に装備されるのは3列シート仕様だけです。
一方でシエンタの魅力は、購入しやすい価格帯です。エントリーグレードのXであれば、200万円を切る約195万円からのスタートとなっています。
新型フリードをお得に購入する方法
新型フリードをお得に購入するには、低金利プランの利用がおすすめです。新しくなったフリードは、質感も高くファミリーカーとしても注目されています。
少しでもお得にフリードを購入したい方におすすめしたいのが、低金利プランの利用です。新車購入ではローンは一般的な購入方法ですが、どうしても金利手数料の負担が発生します。
車両本体価格が高くなるほど、トータルの手数料も多くなりますが、その手数料を抑えられるのが低金利プランです。
弊社カミタケモータースでは、新車1.99%の超低金利プランを提供しており、お得に購入していただけます。この新車1.99%の超低金利プランの「OPプレミアムプラン」は、乗り出しに便利なオプションもセットです。