ホンダが2024年6月27日に発売した新型フリードの情報が公開されました。すでに実車も展示されるなど、注目のコンパクトミニバンは、3代目のモデルです。
先代は長期間モデルチェンジをせずに売れ続けたロングセラーでしたが、新しいモデルではどのような変化を遂げているでしょうか?
先行発表会の様子も併せて紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
新型フリードの概要
ホンダは2024年5月9日、新型「フリード」を全面刷新して先行公開しました。このコンパクトミニバンは、多くのユーザーに支持されているモデルで、今回の新型モデルでは特にアウトドアテイストを強化した「クロスター」タイプが注目されています。また、新色やカラーバリエーションも魅力的です。
そもそも「フリード」は2008年に初代モデルが登場しました。その前身は個性的なコンパクトミニバン「モビリオ」で、広い車内空間や両側スライドドア、3列シートを備えながらも、5ナンバーサイズに収まる使いやすさが人気の理由でした。2016年に発売された2代目も引き続き高い支持を得て、フリードはホンダの国内乗用車販売を支える主要モデルに成長しました。
今回のフルモデルチェンジでは、内外装が一新され、大胆なイメージチェンジが図られています。さらに、パワートレインも刷新され、ホンダの2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」が採用されています。このシステムにより、力強さと経済性を高いレベルで両立し、走行性能も向上しています。
新型フリードのラインナップは、シンプルで上質な「AIR(エアー)」と、アウトドアテイストが強いSUV風の「CROSSTAR(クロスター)」の2タイプが用意されています。クロスターは5人乗りの2列シート仕様も設定されており、多様なニーズに対応しています。
進化したエクステリアデザイン
シンプルで上質なデザイン
新型フリードのエクステリアデザインは、シンプルなものが採用されています。昨今のホンダの車に共通しているのは、シンプル路線のデザインです。
主張しすぎないのがちょうどよい感じです。押し出し感が強すぎたり、過度なモチーフもなく、デザインの本質をみているかのようともいえるでしょう。
フロント周りも大きなグリルがあるわけではなく、それでいて存在感があるデザインになっています。シンプルゆえに、飽きが来にくいデザインともいえるでしょう。
クリーンな造形と水平基調のスタイリング
新型フリードは水平基調のスタイリングにもなっています。ベルトラインは水平になっていたり、ボディサイドの張り出しは力強さも感じさせるものです。
平行に走っているイメージができるデザインは、先代よりも低重心であることを意識させます。
リアから見たときは、台形のスタイルがベースとなっています。シンプルな形状がベースにありながら、タイヤが見えていて踏ん張り感があるデザインです。
フリードクロスターのタフなデザイン
エクステリアデザインは、すべての人が安心して快適に過ごせることを目指しています。AIRはクリーンで洗練された印象にまとめられ、クロスターは専用のフロントグリルやロワーガーニッシュ、クラッディング、ルーフレールなどでアウトドアテイストの力強さを表現しています。
オーバル形状のデイタイムランニングランプ/ターンシグナルランプを2つ並べ、その下にハイ/ロービームまたはアクティブドライビングビームを配置するユニークなデザインのヘッドランプや、四角状のランプを縦に並べたリアコンビランプも新型フリードの特徴です。
インテリアデザイン
広々とした室内空間
インテリアは、ゆったりとした気持ちになれる空間を目指して設計されています。大容量の収納や取り出しやすいトレーの配置に加え、リアクーラーの採用やリアクオーターガラスの面積拡大がポイントです。
室内長は30mm、3列目シートの室内幅は65mm拡大され、2列目と3列目シートの快適性がさらに向上しています。
使い勝手の良い収納とトレーの配置
助手席の前には、インパネアッパーボックスやインパネトレー、さらにグローブボックスがあります。他の車種にもある収納ですが、ドライブに必要な小物を気軽に収納できるスペースがあるので便利です。
クロスターの2列シート車になると、サイドパネルが装備されているので荷室の自由度が高くなります。
ボードをセットすると広い荷室が誕生するので、荷物を積載したり車中泊にも便利です。
フリードAIRとクロスターの違い
AIRでは、肌に触れる内装パーツが優しい触感の素材と丸みを帯びた形状になっており、リビングのような安心感を提供します。クロスターでは、ブラックとカーキの2トーンカラーでアクティブさを表現しています。
さらに、自由な使い方が楽しめるユーティリティーサイドパネルや、小物を吊り下げることができるテールゲート内側のユーティリティーナットなど、拡張性を重視した装備やアイデアがクロスターの2列シート車に取り入れられています。
クロスターには専用のフロントグリルや専用バンパー、ホイールアーチプロテクター、サイドシルガーニッシュ、ルーフレールなどが専用の装備として搭載されています。
いつも新型車がでたときに一度は感じていた「コレジャナイ感」が今回一切なかった。こういうのならいつか乗ってみたいなあと思ったのが第一印象です。
パワートレイン
新型e:HEVシステム
新型フリードには、ホンダのハイブリッドシステムのe:HEVを搭載しています。これはガソリンエンジンでモーターを駆動して発電し、電気の力でモーターを駆動させて走行するシステムです。
EVに近いハイブリッドシステムなのでスムーズな走行が可能になりました。先代のフリードハイブリッドには搭載されておらず、フルモデルチェンジのタイミングで搭載が望まれていたので、ついに搭載されたといえるでしょう。
スムーズで力強い走りを実現する2モーターハイブリッドシステム
ホンダのe:HEVは、モーターとエンジンの両方の良いところを生かしたシステムです。スムーズな走りと装備で快適な走行が可能になりました。
電気パーキングブレーキも標準装備となっており、アダプティブクルーズコントロールが全車速追従型になっています。
さらに、ブレーキホールドも標準装備されているため、運転がより快適になりました。
フリードでは初めてe:HEV搭載となるので走りの変化に期待したいです。
1.5L直4ガソリンエンジンも選択可能
新型フリードでもガソリン車が設定されています。AIRとクロスターの両方にガソリン車が設定されており、4WD車もあります。
先代ではハイブリッドの4WDがなかったですが、今回はハイブリッドとガソリンのどちらでも選択可能です。
シートアレンジと快適性
多様なシートレイアウト
3代目に進化したフリードは、洗練されたデザインの「AIR」と、力強く遊び心にあふれる「クロスター」の2種類がラインナップされています。
どちらのモデルも3列シートの6人乗りが基本仕様ですが、AIRには3列シートの7人乗り、クロスターには2列シートの5人乗り仕様も用意されています。
2列シートと3列シート
2代目フリードの特徴である取り回しの良いボディ形状や使い勝手の良い室内空間はそのままに、3代目では水平基調でノイズレスな視界とゆったりとしたシートレイアウト、そして簡単なシートアレンジが追求されました。1列目シートは背もたれのサイド形状を工夫し、ウォークスルーのしやすさが向上しています。
6人乗り仕様の2列目シートは左右独立のキャプテンシートとなっています。前方が見通しやすい位置に設定された3列目シートは、座り心地の良さを保ちつつ軽量化と薄型化が実現されました。跳ね上げ時には、よりすっきりと簡単に収納できるようになっています。
3列目シートの改良と収納
3列目シートは床と座面の間隔がないので、腰が落ち込む形になってしまいます。そのため、大人が大人数で乗車するのは難しいといえるでしょう。
しかし座面にボリュームがあるので、座り心地は十分よいものになっています。もちろん座り心地は実際に経験してみないと分からない部分があるので、実車をチェックしてみるのをおすすめします。
特に注目したい点は、AIR EXに搭載されているリアクーラー、3列目シート格納時の空間確保の工夫とシート自体の座り心地です。デモカーが店頭に来ましたらぜひ体感して頂きたいと思います。
安全装備
新型フリードは安全装備も充実しています。
最新の安全機能
新型フリードの安全機能で注目なのは、以下の2つのポイントです。
- Honda CONNECT搭載
- Honda SENSINGに機能追加
新世代コネクテッド技術が搭載されたことで、さらに便利になりました。ホンダリモート操作でスマホから操作したり、緊急サポートセンターとの連携ができるなど、ますます機能が豊富になりました。
普段の生活で使いやすくなりますし、万が一のときでも安心できる機能が搭載されています。
Honda SENSINGの進化
Honda SENSINGに新しい機能が追加されています。
新しい機能
- ブラインドスポットインフォメーション
- トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)
- 近距離衝突軽減ブレーキ
- 渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)
- オートハイビーム
- パーキングセンサーシステム
- 急アクセル抑制機能
- アダプティブドライビングビーム ※タイプ別メーカーオプション
- 後退出庫サポート ※タイプ別メーカーオプション
- 衝突軽減ブレーキ(CMBS)
- 誤発進抑制機能
- 後方誤発進抑制機能
- 歩行者事故低減ステアリング
- 路外逸脱抑制機能
- 車線維持支援システム(LKAS)
- 先行車発進お知らせ機能
- 標識認識機能
上記のように、安全運転をサポートする機能が追加されたので、安心したドライブが可能になりました。
先代に足りていなかった点をきっちりカバーしての登場で、装備面を見ても不満を感じることはなさそうに感じます。
フロントワイドビューカメラと8つのソナーセンサー
ホンダの新しいADAS(先進運転支援システム)であるHonda SENSINGは、最新のモデルでさらにパワーアップしています。例えば、渋滞でイライラする時に助かるトラフィックジャムアシストや、渋滞追従機能付きACC(アダプティブクルーズコントロール)が追加されています。渋滞時の運転を楽にしてくれるので安心ですね。
さらに、駐車場で後退する時に安心な後退出庫サポートや、車の死角をカバーしてくれるブラインドスポットインフォメーションも搭載されています。
フロントワイドビューカメラや前後8つのソナーセンサーで、前後方向をしっかりと検知してくれます。以前よりも検知能力が高くなっているのが魅力です。
新型フリードの燃費と環境性能
ハイブリッドモデルの燃費向上
新しいフリードには、ホンダのハイブリッドシステムであるe:HEVが搭載されます。エンジンは発電を行い、モーターで稼働する方式なのでスムーズに走行できるでしょう。
先代モデルでも燃費のよい走りができましたが、e:HEVが搭載されてより燃費性能が向上しました。
ガソリンモデルには4気筒エンジンが搭載されているので、エンジンノイズが小さいのは注目ポイントです。
新型フリードの価格とグレード
ガソリンエンジン
- AIR 6人乗り: 2,508,000円
- AIR 6人乗り 4WD: 2,739,000円
- AIR EX 6人乗り: 2,697,200円
- AIR EX 7人乗り: 2,741,200円
- AIR 6人乗り 4WD:2,928,200円
e:HEV
- AIR 6人乗り: 2,857,800円
- AIR 6人乗り 4WD: 3,088,800円
- AIR EX 6人乗り: 3,047,000円
- AIR EX 7人乗り: 3,091,000円
- AIR EX 6人乗り 4WD:3,278,000円
クロスター(ガソリンエンジン)
- 5人乗り: 2,812,700円
- 6人乗り: 2,856,700円
- 5人乗り 4WD: 3,043,700円
- 6人乗り 4WD: 3,087,700円
クロスター(e:HEV)
- 5人乗り: 3,162,500円
- 6人乗り: 3,206,500円
- 5人乗り 4WD: 3,393,500円
- 6人乗り 4WD: 3,437,500円
新型フリードの発売時期
2024年6月27日に発売されました。
お得にフリードを購入する方法
お得にフリードを購入するには、低金利プランの利用がおすすめです。新車を購入する場合にはローンを利用する方は一般的です。
ローンは毎月の支払額を一定にしながら無理なく希望する車を購入できます。しかしローンは金利手数料があるので、完済までのトータルコストを考えて商品を選択する必要があります。
その点、低金利プランであれば手数料となる金利が低くなっているので、トータルでお得です。弊社カミタケモータースでは、新車1.99%の超低金利プランを提供しており、お得に購入可能です。
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