スズキの新型フロンクスは、2024年7月25日に情報が公開されたコンパクトSUVで、10月16日に発売されました。
この記事では、新型フロンクスの内装についてレビューしています。シートや荷室の広さ、使い勝手、そして質感など、内装の様々なポイントを詳しく解説していきます。



フロンクスの内装デザインの特徴
スタイリッシュなインテリアデザイン

新型フロンクスは全長が4m以下のコンパクトSUVながら、内装の質感は他の同クラスSUVと比べて高いです。
ボディは5ドアでクーペ風のデザインですが、4人がゆったり乗れるような居住性も備えています。特に後席の足元スペースは、コンパクトなボディサイズにしては広めに確保されています。
インパネ周りも立体感のあるデザインで、光沢のあるパネルやステッチが施され、質感が高いのが特徴です。助手席前のインパネを見ると、上からブラック、シルバーのパネル、光沢のピアノブラック、ボルドー(紫色)の部分に分かれていて、上品な仕上がりになっています。
新型フロンクス全体の印象は、同じインド生産のホンダ WR-Vに似ていますが、内装の質に関しては上級モデルであるホンダ ヴェゼルに匹敵すると言ってもいいでしょう。
質感の高い内装

見た目はスイフトに似ている感じもありますが、インパネ中央のエアコン吹き出し口周辺が立体的に盛り上がっていて、レクサスを思わせるデザインになっています。
水平基調でシンプルな内装のモデルもありますが、それらと比較すると立体感の有無は大きな違いです。
メーカーオプションで選べるナビは9インチです。また、フロントとリアにはそれぞれタイプAとタイプCのUSBポートが完備されているのも嬉しいポイントです。ホンダWR-Vは、純正ナビを付けるとフロントにタイプAが2つ装備されますが、リアにはUSBポートがありません。
その一方で、フロンクスはリアにエアコンの吹き出し口がないのに対し、WR-Vには備わっています。フロンクスにはリアヒーターダクトは装備されています。
快適に運転できる運転席

新型フロンクスのフロントシートは、身長170cmのドライバーが座ると、頭上のスペースは握りこぶし1つ分ほど確保されています。全高は1550mmに抑えられているため、SUVとしては少し天井が低めに感じるかもしれませんが、特に窮屈さはありません。日産ノートなどの5ドアハッチバックと同じくらいの余裕があります。
シートサイズはしっかり確保されていて、背もたれはほどよい硬さで仕上げられています。座面の後ろ側も硬めなので、長距離の移動でも疲れにくくなっています。
峠道などで体のサポート感は少なめかもしれません。しかしシートは新しい形状が採用されており、質感を高めるためにステッチなど細かい部分にもこだわりが見られます。
特に、腰まわりのホールド性やサポート性、フィット感が優れているので、長時間運転しても疲れにくくなっているシートです。
フロンクスの室内空間

フロンクスの室内寸法
- 室内長:1,975mm
- 室内幅:1,425mm
- 室内高:1,200mm
新型フロンクスの後席は、全長4m以下のSUVとしては足元がかなり広めです。身長170cmの大人4人が乗っても、後席の膝前には握りこぶし2つ分のスペースがあり、カローラクロス(全長約500mm長い)に近い広さです。
フロンクスの全高は1,550mmで、頭上のスペースはSUVとしては少し狭めですが、握りこぶし半分ほどの余裕があるので、4人が快適に座れます。後席の座り心地も快適で、背もたれの角度は少し立っていますが、座面が厚みがあってしっかりしているので、長時間でも疲れにくい設計です。インド市場ではフロンクスが上級ブランドとして扱われるため、後席の居住性に配慮して開発されています。
後席の乗り降りの際の頭上スペースには注意が必要です。前席は問題ありませんが、後席は天井が低く、ルーフが後方に向かって下がるデザインのため、乗り降りの際には頭を少し下げる必要があります。もし後席に座る人の身長が高めの場合は気にしたいポイントです。
フロンクスの収納スペース

フロンクスは全長が4m以下で、後席の足元スペースを優先しているので、荷室の床面積はそれほど広くはありません。また、天井も低めで、リアゲートが傾斜しているため、背の高い荷物は少し積みにくい構造です。
SUVとしての積載性は控えめですが、コンパクトな5ドアハッチバックと同じくらいの実用性は備えています。リアゲートのヒンジが前寄りに取り付けられているので、狭いスペースや縦列駐車でも開閉しやすい点は便利ですね。
フロンクスのラゲッジルームは最大210Lの荷室容量となっています。ラゲッジボードを取り除いたときは、290Lです。
コンパクトSUVとしては十分な広さがある荷室容量です。
フロンクスのインフォテインメントシステム
フロンクスに搭載されているインフォテインメントシステムには、複数の機能が搭載されています。
スズキ緊急通報
エアバッグが展開するような事故が起きたとき、自動で通報が作動し、オペレーターがすぐに緊急車両を手配してくれるので安心です。また、手動通報用の「SOSボタン」もあり、その他の緊急時でもオペレーターに連絡できるのが心強いですね。
スズキトラブルサポート
もし警告灯が点灯したり、車が故障したりした場合も、スマートフォンや車内ディスプレイからオペレーターにすぐ連絡できます。事故時には、警察への連絡や保険会社へのサポートもしてくれるので頼りになります。
エアコン操作&うっかり通知
出発前にエアコンをリモートで作動させて車内を快適な状態にしておけます。ドアのロックを忘れたときもスマートフォンにお知らせが届き、リモートで操作できるのも便利です。
安心・安全な便利機能
車の駐車位置を確認できるので、広い駐車場でも簡単に見つけられます。また、急発進や急ブレーキの回数もチェックできるので、安全運転のサポートにも役立ちます。
お知らせ機能
警告灯が点灯したときや、車にいたずらがあった場合もスマートフォンにすぐ通知されます。車検や法定12ヶ月点検の時期もお知らせしてくれるので、つい忘れがちな方でも安心です。
みまもり機能
家族や友人を「みまもるユーザー」として設定すると、アプリのサービスを一緒にシェアできます。
フロンクスの安全装備

新型フロンクスは安全装備が充実しており、デュアルセンサーブレーキサポートⅡによる衝突被害軽減ブレーキや、低速時ブレーキサポート、後方の並走車を検知するブラインドスポットモニター、サイド&カーテンエアバッグが標準で装備されています。
特に注目したいのが、単眼カメラとミリ波レーダーを使った衝突被害軽減ブレーキで、右左折時にも直進車両や横断歩道の歩行者を検知して作動してくれます。
その他にも、電動パーキングブレーキやアダプティブクルーズコントロール、レザー調のファブリックシート、スマートフォンのワイヤレス充電器、全方位モニター付き9インチメモリーナビが標準装備されているのもポイントです。
電動パーキングブレーキはスイッチで操作でき、レバー式に比べてセンターコンソール周りがすっきりした印象になります。
また、アダプティブクルーズコントロールにより、先行車との車間距離を自動で保ちながら追従走行が可能です。追従停車した後も自動でパーキングブレーキが作動し、そのまま停車を維持してくれるので、渋滞時などにとても便利です。
フロンクスの価格とグレード
2WD・6AT:2,541,000円
4WD・6AT:2,739,000円
まとめ
フロンクスは小型SUVですが、内装の質感が高くなっているのでワンランク上の車に乗っているかのようです。外から見たときも大きさを感じるデザインですが、特に内装の質感がポイントとなっているモデル。コンパクトSUVを検討している方にぴったりの車といえるでしょう。

お得にフロンクスを購入する方法
お得にフロンクスを購入したいのであれば、低金利プランの利用がおすすめです。新車を購入するのにローンを利用する方が一般的です。ローンなら毎月の支払額を一定にして、無理なく希望する車に乗れます。
しかしローンには金利手数料の負担が発生します。たった数%の金利手数料と感じることもありますが、完済までのトータルコストを計算すると大きな金額になることもあります。
そのため低金利プランで、金利手数料が低いローン商品がおすすめです。たとえば弊社カミタケモータースでは、新車1.99%の超低金利プランを提供しており、お得に購入していただけます。
車種やグレードによって異なりますが、他社同等プランと比較して何十万円も差額が出ることもあるほどです。
フロンクスがいくらで購入できるのか、ぜひこちらからチェックしてください。


よくある質問
- フロンクスとはどのような車?
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スズキが発売しているコンパクトSUVで、内装の質感がポイントとなっています。クーペのようにスタイリッシュなエクステリアデザインと立体的なインテリアデザインが特徴です。
- フロンクスの内装の質感は?
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ダッシュボードに立体的なデザインが採用されているので、ワンランク上の車を感じさせるデザインです。
