添加剤の1つであるフューエルワンは、エンジンの不調や燃費の低下時に注入できるものです。
しかしエンジン添加剤を入れると本当に効果が出てくるのでしょうか？この記事では、フューエルワンを実際に入れてみた結果や入れるタイミングについて詳しくご紹介します。
フューエルワンの効果について知っておくべきこと
フューエルワンは、燃料添加剤ですが、そもそもどのような効果が期待できるものでしょうか？
燃料添加剤は、名前の通り燃料に混ぜて使うもので、エンジンの本来の性能に戻す期待ができます。エンジンは燃料を噴射して、シリンダー内で爆発エネルギーを運動エネルギーに変換します。
しかし長年、もしくは長距離を走行するとどうしても汚れが蓄積してしまうこともあるのです。添加剤を入れてガソリンと燃焼させることで、エンジン内部に蓄積した汚れも一緒に燃焼させることが期待できます。
もちろん燃料系添加剤を入れれば完全にシリンダー内が洗浄されるという訳ではありませんが、過走行車ではカーボンが付着していることがあるため、効果を期待できるでしょう。
フューエルワンについて
和光ケミカルが発売している「F-1 フューエルワン」は、PEA（ポリエーテルアミン）やIVD（インテークバルブデポジット）が組み合わされ、高濃度に配合されている添加剤です。
ガソリンや軽油に入れることができる添加剤で、カーボンやワニス、ガム質などを除去してくれる効果が期待できます。
燃費やパワーの回復だけでなく、燃料タンクの防錆も期待できる添加剤です。
フューエルワンの効果的な使い方とは？効果を最大限に引き出す方法を紹介
フューエルワンのような添加剤は、適したタイミングで入れると効果を最大限に引き出せます。
添加剤を入れるタイミング
燃料添加剤を入れるとよいのは、エンジンの吹け上がりに違和感があるときです。また以前と比較して燃費が落ちてきたと感じるときも、燃料添加剤を使用するとよいでしょう。
燃料添加剤は、毎回入れるというのではなく、入れてからしばらくはそのままにします。目安として、オイル交換のタイミングで入れるとよいでしょう。
添加剤を入れたのであれば、4,000kmもしくは半年に1回のオイル交換のタイミングで、再度添加剤を入れます。
添加剤の入れ方
燃料添加剤は、ガソリンや軽油を入れる前に、給油口から入れます。容器を振ってから給油口から注入しましょう。
フューエルワンを使って燃費改善！効果が出る車種やエンジンタイプは？
フューエルワンのような添加剤を入れて、燃費改善をしたり、エンジンの不調を戻したりできるのはどのような車でしょうか？
添加剤は、人間でいう薬のようなものではないため、明らかな効果を感じられないこともあります。
燃料添加剤は、エンジン内部を洗浄するのが目的だからです。つまり、どれほど距離を走っていても、エンジン内部がよい状態であれば、エンジンは好調のはずです。
そのため、添加剤を入れても大きな違いは感じにくいかもしれません。しかしエンジンの騒音が以前よりも大きい、もしくは振動があるなどのように、わずかな不調を感じているなら添加剤で改善できる可能性があります。
走行距離を走っている車や長年乗っていなかった車など、エンジンが不調になっている車は添加剤を入れるのに適した車です。
ちなみに、フューエルワンはガソリンの他にディーゼルエンジンでも使用できます。軽油を使っているエンジンでも、問題なく使用できるので走行距離がかさんでいる車にぜひ試してみるのをおすすめします。
フューエルワンの効果が気になる！使用前と使用後の燃費比較レビュー
カミタケモータースのスタッフが実際にフューエルワンを使ってみました！
添加剤の効果はいかに。。。？
使用した車は、以下の通りです。
ホンダ ヴェゼル ハイブリッドZホンダセンシング
画像引用元：ホンダ
ガソリンタンクが「E」になった後に、ガソリン満タン給油に対してフューエルワン１本まるまる使用しました。その後、ガソリンタンクが「E」になるまで走行しました。
添加剤を投入してから、再給油と同時にTrip Bをリセットし、フューエルワン使用後の燃費の変化を観察した。
結果は、こちら
まだ上記の写真の時点で100km程度しか走行できてないので今後に期待といった数値です。少し燃費がよくなったものの、大きな違いとは言いにくい数値でした。
平均燃費は15.1km/Lと思ったほど燃費が延びていませんね。計測時点で100kmほどの走行距離というのも影響しているかもしれません。
また、使用した車は走行距離もそれほど走っていないのも影響しているのかもしれません。
さらに、使用継続してみるので、今後に期待したいものです。
フューエルワンの効果について確認しておきたいポイント
フューエルワンのような添加剤を使用するときに、確認しておきたいポイントをご紹介します。
既述した点でもありますが、添加剤はあくまでもエンジン内部の洗浄を目的としたものです。機械的なトラブルを直したり、ガソリンタンクの錆が完全になくなる訳ではありません。
あくまでも補助をするのが添加剤。不調の原因がエンジン内部の汚れではなく、他の原因がある可能性もあります。
また、ガソリン添加剤を入れたからといって、メンテナンスしなくてもよいのではなく、定期的なオイル交換や濃度を守った注入が必要です。
他にも試せる添加剤！愛車の性能を元の状態へ
ガソリン添加剤の他にも、愛車の性能を元に戻す期待ができる方法は、エンジンオイル添加剤の使用です。
燃料添加剤はエンジン内部を洗浄する目的がありますが、エンジンオイル添加剤はオイルの性能をアップさせたり、エンジンを保護したりします。
ガソリン添加剤は給油口から入れますが、エンジンオイル添加剤はオイル注入口から入れます。
どちらもエンジンを洗浄したり、保護したりする目的がありますが、オイル添加剤は特に過走行車や低年式車に適している添加剤です。
オイル下がりやオイル上がりといった、マフラーから白煙が出る状態になっている車に有効な場合があります。
エンジンの性能が大きくアップするというわけではなかったとしてもエンジンの状態を維持するのに有効な方法なので、過走行車や低年式車を所有しているなら、 ガソリン添加剤と併用するのはおすすめです。
添加剤のご相談もカミタケモータースへ！
愛車の状態で気になる点があればカミタケモータースへご相談ください。枚方近郊で未使用車や新車の販売、さらには車検や整備まで取り扱っているカミタケモータースでは愛車のメンテナンスの相談も承っています。
車の調子がよくない場合にはご紹介したガソリン添加剤を試してみることもできますし、他の不調の原因がないか、メンテナンスや点検を実施できます。
もちろん、乗り換えを希望するなら複数の在庫から気になる車をご覧いただくことも可能です。ぜひこちらからお気軽にお問い合わせください。
