2023年4月20日にスバルは新型インプレッサを発売しました。すでに新型車が公開されており、受注もスタートしていましたが、ついに発売されたモデルです。
スバルのスポーツ車の代表車名となるインプレッサですが、スタンダードモデルとして性能を向上させた車に仕上がっています。
「インプレッサSPORT」から「インプレッサ」になった新型インプレッサは、どのような変化があるのか、旧モデルとの違いを徹底解説していきます。
全車2Lエンジンになった新型インプレッサ
新型インプレッサは、全車2.0Lエンジンを搭載しています。「ST」はガソリンエンジン車、「ST-G」と「ST-H」はマイルドハイブリッドシステムのe-BOXERを搭載しています。
先代モデルでは、1.6Lエンジンも設定されていましたが、新型になって排気量は2.0Lで統一されています。
しかしパワーユニットとして、ガソリンエンジンとマイルドハイブリッドのe-BOXERを選択可能です。
ガソリンエンジンは最高出力が154PSのもの、ハイブリッドエンジンは145PSに13.6PSのモーターが組み合わされます。
先代モデルの1.6Lエンジン搭載モデルは、最高出力115PSと少し控えめのエンジン出力だったため、全車2.0Lエンジンに統一されたことで、ゆとりのある走りを実現しています。
FWDの設定とe-BOXERで選択肢が増えたことが魅力
新型インプレッサは、FWDが設定されていること、そしてe-BOXERの搭載が特徴でもあり魅力です。
スバルの車は、AWDが搭載されている車種がほとんどなので、あえてFF車を選択する方は少ないかもしれません。
しかし一部の車種においては、FF、もしくはFWDが設定されていました。先代のインプレッサにもFFが設定されていましたが、e-BOXERは搭載されていませんでした。
新型インプレッサは、FWDのe-BOXER搭載グレードが選択できます。マイルドハイブリッドの走りとFWDの軽快な走りを楽しめます。
都心部でほとんど積雪路を走行するシーンがないため、FWDでもよいと感じる方もおられるでしょう。
「動的質感」の向上が特徴
新型インプレッサになってからの大きな変更点は、「動的質感」の向上です。動的質感とはスバルがイメージしている、人が感じる車の挙動の質を高めるという設計思考のこと。
走りの気持ちよさをドライバーが体感できるように設計されています。新型インプレッサは、基本的にキープコンセプトになっていますが、この動的質感が進化しているのです。
乗り心地のよさやドライビングの楽しさを実感できるモデルに変化しています。
新世代プラットフォーム「SGP」
新型インプレッサにも従来と同じ「SGP」(スバルグローバルプラットフォーム)が採用されていますが、見えない部分での改良が行われています。
新型インプレッサには、ウエルボンドと呼ばれる構造用接着剤の仕様部分が増加していること、サスペンションの取り付け部分の剛性が高くなっているのが変更点です。
ボディ構造の違いでは、新型インプレッサにはフルインナーフレーム構造が採用されました。通常はアッパーボディとアンダーボディを別々に組み立てますが、ボディ全体の骨格部材を組み立てて、外板パネルを溶接する方法です。
ボディ剛性が高くなるので、快適な乗り心地と操縦安定性が向上しました。これらは、外からは見えにくいものですが、ハンドルを握ったときの安定感が異なります。
フルインナーフレーム構造などはレヴォーグなどに採用されていた構造ですが、インプレッサにも採用されたことで、エントリーモデルでも質感の高い走りを楽しめます。
旧型モデルとの違い
さらに旧型モデルとの違いをご紹介しましょう。
身体をホールドするシート
動的質感を支える部品として、シートがあります。新型インプレッサはシート構造が見直されており、大学医学部との共同開発で仙骨を抑えて骨盤を支えるシート構造になりました。
着座したときに身体の面圧が分散されるので、長距離ドライブでも疲れにくいシートになりました。身体のホールド性も向上しており、コーナーでしっかり支えてくれます。
シート固定構造の変更
シート固定構造も変化しています。ブラケットを介した方法から、シートレールを車体に固定する構造になりました。取り付け部分の剛性アップと振動収束性を高めています。固定方法の改良により、乗り心地が向上する変更点です。
2ピニオン電動パワーステアリング
2ピニオン電動パワーステアリングが採用されて、ハンドルを切ったときの応答性も向上しています。
ハンドリングがしっかりしているので、コーナーを曲がるときの気持ちよさが向上しているのもポイントです。
エクステリアの変更点
従来モデルのイメージを踏襲しているものの、フェンダー周りの形状が変更されており、よりスポーティさを感じさせるデザインです。
後ろから見たときも兄弟車となるクロストレックと異なり、オンロードでの走りが強いことを感じさせるデザイン。
新色のサンプレイズ・パールがボディーカラーとして設定されました。
インテリアの変更点
インテリアの変更点では、大型の11.6インチインフォメーションディスプレイが中央に配置されています。
Apple CarPlayやAndroid Autoでワイヤレス接続が可能になるなど、スマホとの接続が便利になっています。
アイサイトの性能向上
アイサイトの性能が大きく向上しており、より安全運転ができるようにサポートしてくれます。
アイサイトに採用されているカメラは、広角で低速時の歩行者や二輪車を認識してくれる単眼カメラを追加しています。
これまでのステレオカメラに、単眼カメラも追加されたことで、より広範囲での歩行者や自転車の認識が可能となりました。
ステレオカメラは画角が従来の約2倍になっています。認識範囲や性能が向上しました。
周囲の様子を映像で見られる「デジタルマルチビューモニター」は、運転席から見にくい位置を車両の真上から見たように表示します。
死角になる部分や幅寄せしたいときに、画面を見て判断できるので安心です。
STIパーツも設定されている
デザインが刷新され、よりスポーティになったインプレッサですが、STIパーツも設定されているのでカスタマイズできます。
STIフロントアンダースポイラー、さらにSTIスカートフリップなどはスポーティさを与えるパーツです。
デザインの違いだけでなく、STIパフォーマンスマフラー&ガーニッシュキットなどは、スバルのエンジン音を楽しめるパーツです。
迫力あるマフラーサウンドで、ドライバーのやる気を刺激します。フレキシブルタワーバーや17インチアルミホイールなど見た目だけでなく、走りに影響を与えるパーツもあります。
新型インプレッサの価格
新型インプレッサの価格は以下の通りです。
インプレッサの価格一覧
ST
・2WD:229万9000円(税込)
・4WD:251万9000円(税込)
ST-G
・2WD:278万3000円(税込)
・4WD:300万3000円(税込)
ST-H
・2WD:299万2000円(税込)
・4WD:321万2000円(税込)
先代モデルと比較すると、値上がりはありますが、質感が向上していることを考えると妥当な範囲といえるでしょう。ガソリンモデルであれば、約230万円から購入できるので、クラスの平均的な車体本体価格といえます。
新型インプレッサをお得に購入する方法
新型インプレッサをお得に購入する方法をご紹介します。
未使用車
登録済(届出済)未使用車とは初度登録されていて一般の運行に供されていない車のことです。登録はされているので、中古車という扱いになりますが、走行距離などが短いため、コンディションは限りなく新車に近い状態です。
未使用車なら、在庫がある車両に限られるので、納車までの期間が短いことも特徴です。展示車両が多い店舗であれば、好みの車を探しやすいでしょう。
弊社カミタケモータースでは、常時300台以上の在庫車両を展示しているため、好みの車を探していただきやすいです。
在庫状況は時々によって異なるので、ぜひこちらから最新の在庫情報をチェックしてください。
低金利ローン
お得にインプレッサを購入する別の方法は、低金利ローンを利用することです。新車を購入すると、エントリーグレードでも200万円を超えるインプレッサ。
購入しやすい価格帯からグレード設定されているとはいえ、キャッシュで購入するよりもローンを利用される方も一般的です。
ローンなら手元のキャッシュを残しておきながら、無理なく希望する車やグレードに乗れるからです。
しかしローンはどうしても金利手数料が発生します。金利手数料はたった数%と感じることもありますが、支払総額で換算すると費用が必要です。
低金利ローンなら金利手数料を抑えられるので、トータルコストを抑えて購入可能です。弊社カミタケモータースでは、新車1.99%の超低金利プランを取り扱っており、インプレッサをお得に購入していただけます。
新車1.99%の超低金利プランなら、乗り出しに便利なオプションもセットになっているので、比較すればお得です。
ぜひこちらからインプレッサがいくらになるのか、お気軽にお問い合わせください。