新型ジムニーノマド｜カミタケスタッフが契約！

スズキから5ドアのジムニーである「ジムニーノマド」が発表されました。待望の5ドアモデルとして注目されていますが、発売からすぐに注文の受付を停止するほど人気を集めています。

この記事では、カミタケモータースのスタッフが注文したジムニーノマドについて、またジムニーノマドの特徴を解説します。

ジムニーノマドとは？定義と魅力

2025年1月30日、スズキから『ジムニーノマド』が発表されました。このモデルは、これまで日本国内ではなかなか手に入らなかった5ドア仕様のジムニーで、ジムニーファンにとってはまさに待ち望んでいた一台です。発売は2025年4月3日で、価格は265万1000円からと、注目度の高い設定となっています。

ジムニーノマドは軽自動車のジムニーではなく、普通車であるジムニーシエラをベースに開発されています。ただ単に車体を延ばしたわけではなく、後席の快適さや荷室の使い勝手を高めつつ、ジムニーならではの高い悪路走破性もきちんと守られている点がポイントです。

ノマドの外観は一見、「シエラをそのまま長くしただけ？」と思われがちですが、実は随所に工夫が詰まっています。特に注目したいのがフロントグリル。メッキ仕上げの5スロットデザインを採用し、ブラックだった塗装は光沢のあるガンメタリック塗装に変更されています。

5ドア化するにあたって大きな課題は、ホイールベース（前後タイヤの間隔）の延長です。ただ車体を長くするだけでは、不自然に間延びした印象になってしまいます。

とはいえ違和感を感じさせないため、ボディ側面のカーブを自然につなぐよう調整が加えられました。特に、リアドアが成立するように設計しつつも、車両重量を極力増やさないよう延長量を最小限に抑えるという難題があったのです。

その結果、ホイールベースの延長量は340mmに決定。乗降性を確保するためには最低限であり、デザイン的に不自然にならないためには最大限という絶妙なバランスでした。

内装は基本的にシエラと共通ですが、Bピラー（前席と後席の間の柱）より後ろは大きく変更されています。

ノマドでは後席の快適性と乗り降りのしやすさを追求し、リアドアの開口部（ドアの開き方や位置）も新たに設計されました。実際に180cm以上の人が試乗し、「足が通りにくい」「腰が引っかかる」など、細かな課題を検証しました。その結果、リアドアの下端寸法を300mm確保することで、ほとんどの人がスムーズに乗り降りできるようになったそうです。

さらに、リアのホイールハウスの角を削ったり、シートの端の丸みを抑えたりといった工夫で、足さばきやお尻の引っかかりを軽減。細部にまでこだわった結果、見た目以上に使い勝手の良いリアシートが完成しました。

ジムニーシエラとジムニーとの違い

ジムニーシエラ

ジムニーノマドとジムニーシエラの最もわかりやすい違いは、やはりボディサイズの違いです。ジムニーシエラの全長は3,550mmですが、ノマドはそこから340mm長くなり、全長は3,890mmとなっています。また、ホイールベース（前輪と後輪の間の長さ）も同様に340mm延長されており、そのおかげで5ドアならではの広々とした車内空間が実現されているのです。

オンロード、つまり一般道を走る際には、直進時の安定感がぐっと向上します。普段のお買い物やドライブでの使いやすさが高まるというのは、多くの方にとって嬉しいポイントです。

ホイールベースが長くなることで、オフロードでの「ランプブレークオーバーアングル（車体の下を障害物が通る角度）」がやや小さくなるというデメリットもあります。

ノマドの乗車定員は4人で、ここはジムニーシエラと同じです。ただ、乗り心地や快適性には大きな差があります。3ドアのシエラは、後席へのアクセスがやや狭く、大人が4人乗ると荷物スペースがほとんど使えないこともありました。その点、5ドアのノマドではリアドアが追加されたことで乗り降りが楽になり、後席の使い勝手も大幅に向上しています。

さらに、荷室スペースも拡大されており、アウトドアや家族旅行など、荷物が多くなるシーンでも余裕を持って対応できます。これまでは「快適に人が乗るか、それとも荷物を積むか」のどちらかを選ばなければならなかったジムニーにとって、その両立が可能になったのは大きな進化といえそうです。

コンパクトで取り回しの良さが魅力の3ドアも魅力的ですが、荷物をもう少し載せたいという方に、ノマドはしっかり応えてくれるはずです。

デザイン面では、フロントフェイスやフェンダーの形状などは基本的に3ドアのジムニーと共通です。ただし、ボディが長くなったことで、サイドから見た印象が変わり、リアドアが追加された分ウィンドウも1つ増えました。これにより、コンパクトで可愛らしい印象の3ドアに比べて、堂々としたSUVらしいたたずまいがより強調されています。

もちろん、ジムニーのトレードマークとも言える丸型ヘッドライトや水平基調のグリルはしっかり受け継がれており、「ジムニーらしさ」を大切にしながらも、より使いやすく進化したモデルと言えるでしょう。

ジムニー

ジムニーノマドにも受け継がれているラダーフレーム構造はジムニーの“走りの魂”とも言える部分で、オフロード性能の高さを支えている重要な骨格です。

今回のノマドでは、ホイールベースが長くなった分、センター部分のフレームも延長されています。しかし、ただ長くするだけではねじれに対する剛性（ねじり剛性）が落ちてしまうため、そのままでは走行性能に悪影響が出てしまいます。そこで、延長部分に新たにクロスメンバー（横方向の補強材）を追加し、さらに角型のパイプフレームの内側にも補強板を仕込むことで剛性をしっかり確保しています。

加えて、センターフレームの左右にはリーンフォースメント（補強パーツ）も追加されており、フレームの強化は徹底されています。さらに、ボディとフレームの間にあるマウントゴムもサイズを大きくして、振動が車内に伝わりにくいよう工夫されています。

フロント部分で、ノマド専用のラジエーターグリルがきらりと光るガンメタ塗装とメッキ仕上げになっており、上質さがグッと引き立っているのが印象的です。

シエラをベースにしながらも、ジムニーノマドは5ドア仕様ならではの工夫と、細部まで手の届いた設計によって、ジムニーの新たな上級モデルとしてしっかり個性を放つ存在となっているのです。

ジムニーノマドは「ジムニーらしさ」をしっかり守りつつも、進化したモデルと言えます。走行性能を支える骨格の強化から、見た目の上質感まで、どこをとっても“手抜きなし”のこだわりが詰まっていますね。

ジムニーノマドにおすすめのカスタム＆装備

キャンプや車中泊に便利なアイテム＆アクセサリー

スズキからは屋根に荷物を載せるときに便利なベースキャリアが発売されています。汚れをカバーできるラゲッジマットもアウトドアに出かける際に良いアクセサリーです。

その他に社外品としてベッドキットや車中泊マットを設置すると、快適に車中泊できるでしょう。

電源・Wi-Fi環境の確保方法（ソーラーパネル・ポータブル電源）

ポータブル電源があると電源がない場所でもスマホやノートパソコンの充電ができるので、ナビを使ったり、家族や友人と連絡を取ったりするのも安心です。スマホのバッテリーが切れると、それだけで不安になってしまいますよね。でも、ポータブル電源さえあればそんな心配もなくなります。

小型の冷蔵庫が使えるので、冷たい飲み物を持ち歩いたり、食材を新鮮に保ったりできます。冬なら電気毛布が大活躍します。車内は思っている以上に冷えるので、寒さ対策としては必須レベルです。さらに、暑い季節なら扇風機を回せるので、車内の温度調整もできます。

LEDランタンで明るくしたり、電気調理器を使って温かい食事を作ったりすることもできます。特に長期間の車中泊をする場合は、ソーラーパネルと組み合わせることで電源切れの心配がなくなり、より快適に過ごせるようになります。静音設計のポータブル電源を選べば、エンジンをかけっぱなしにする必要がなく、燃料の節約にもなるのが嬉しいポイントです。

収納力アップ！車内を快適にするDIYカスタム

車中泊を快適にするには、限られたスペースを有効活用できる収納アクセサリーが欠かせません。例えば、天井収納ネットを使えば、衣類やタオルをスッキリ収納でき、車内スペースを広く使えます。

シートバックポケットは、小物や食料を整理するのに便利で、取り出しやすいのが魅力です。さらに、折りたたみ収納ボックスを活用すれば、荷物をまとめつつ、使わないときはコンパクトに収納可能。これらを駆使すれば、車中泊の快適さがぐんと向上します。

カミタケチャンネル！

ジムニーノマドを契約しました！車屋社員の契約シリーズで、ついにスタッフ小林が車を契約したということで…何を契約したのか、さっそく聞いてみました！

■スタッフ小林の新しい愛車は「ジムニー5ドア」！

なかなか欲しい車が見つからず悩んでいたのですが、このジムニー5ドアの発表を見て『これだ！』と即決したようです。

実はYouTubeでインド仕様のジムニー5ドアの映像を見たとき、「おぉ！ジムニーがこんなに大きくなったんだ！」と衝撃を受けたそうで、その迫力に惚れ込んだとのこと。

リセールバリューももちろん魅力的ですが、それ以上に「好きで選んだ！」という気持ちが強かったようです！

5万台の受注！？爆売れジムニー5ドアの現実

スズキによると、当初の月間販売目標1,200台に対して、2月3日時点で約5万台の受注があったそうです。

さすがに注文が殺到しすぎて、インドではリコールの話もあったので、メーカー側も生産数に制限をかけているという情報もあります。

気になる納期は「3年～5年」！？今の愛車は大丈夫？

ただ、朗報もあります。ジムニー5ドアに人気が集中して、ジムニーシエラの納期が早まっていて、半年くらいで納車されることもあるそうですよ。

グレードは1種類で、僕はオートマを選びました。価格は275万円。色は『ブルーイッシュブラックパール』です！

別のスタッフは最初は赤がいいかなと思ったんですけど、もう1台所有している車が赤なので、赤×赤は避けてブラックにしたようです。

こだわりのオプション＆カスタム計画！

荷室の段差をなくすラゲッジボックスとクラシック調の茶色いシートカバーを付けます。さらに、木目調の内装にもしたいです。クラシック風のカスタム、オシャレですね！

カスタムの方向性は「クラシックVSレトロ」

旧車みたいな真っ黒で渋い感じにしたいんです。年齢的にもギラギラするより落ち着いた雰囲気にしていきたいと思っているようです。ウッドステアリングも考慮して、イメージがふくらんでいます。

スタッフ櫨山は、白とグリーンのストーンっぽいカラーで、ホイールも白にしてレトロな雰囲気にしたいと思っています。自分のスタイルに仕上げられるのが楽しみですね。

納車は最短で4月？キャンセル枠に注目！

納車は早くて4月くらいからですが、キャンセル車が出ると納車が早まる可能性もあるみたいです。

【まとめ】ジムニー5ドア契約者、募集中！

一緒に納車を楽しみに待ちましょう！再販開始の際は、カミタケモータースでも取り扱いしますので、ぜひご相談ください！

よくある質問

ジムニーノマドとはどんなモデル？

ジムニーシエラをベースにしており、5ドアのモデルです。5ドアになったことで、後席の乗降がしやすくなり、荷室もゆとりがあります。

ジムニーノマドとジムニーシエラの違いは？

ジムニーノマドは5ドア、ジムニーシエラは3ドアのモデルですが、どちらも乗員は4人です。室内空間はジムニーノマドの方が広々としています。