ジムニーの初車検と車検制度の変更点|愛車を車検に通してみた!

車検制度の変更点

スタッフ諏訪田のジムニーも、納車されていよいよ3年が経過。視聴者と共に選んだこの愛車が、ついに3年のときが経過して、初めての車検となりました。

初めてのキャンプやオイル交換も経験したこのジムニーちゃん。車検を通すついでに、車検制度が変わった点をスタッフが詳しく解説します。

目次

車検の受付

整備

受付での第一関門:必要書類は?

車検当日、受付で最初に確認されるのが「必要書類」。ここでも制度の変化を実感しました。

従来必要だった自動車税の納税証明書。今は電子化が進み、1か月以上前に納税済みなら持参不要となりました。

車検に必要な書類

  • 自動車検査証
  • 自賠責保険証明書
  • 納税証明書

昔は“証明書忘れたら取りに帰ってください”レベルだったのに…

便利になった反面、直近で納税した人や、車検の直前にQR決済や電子決済を利用した場合はまだ紙が必要な場合があるので注意が必要です。カミタケモータースでは2か月以上前であれば、不要です。直近で支払われた方は持参していただくとよいですね。

車検コースは主に2つ

車検コースは2種類から選べます。

1.テクノコース(基本コース)
必要な整備を追加していくシンプルプラン。

2.セーフティコース
各種調整をまとめて行い、追加整備が割安に。さらにオイル交換無料(平日・2年間)など特典も。

新規の方には、車検基本料3,300円割引があります!

【2025年最新】車検制度の変更点まとめ

車検

車検の現場でよく耳にするようになったキーワードが「OBD検査」です。電子制御が当たり前になった現代のクルマに合わせて、診断機を使い、コンピュータの記録を通じて不具合がないか確認する検査のことを指します。

ちなみに最近よく聞くOBD検査って、車検で必要なんですか?

はい、一部の車では義務化されています。ただ、全車種というわけではなく、“OBD検査対象車”と車検証に記載がある場合のみ必須です

私のジムニーの場合は幸い対象外。費用も検査単体なら2,200円程度と意外に手頃です。これからクルマを購入する方は、車検証の記載をチェックしておくと安心でしょう。

さらに最近変更された点は、以下の通りです。

ヘッドライト(ロービーム)検査の全面義務化

2024年8月から光軸・光量・色温度の3点すべてについてロービームで検査されるように変更。これまで例外的にハイビームのみで代替できた地域が廃止されます。

完全移行は2026年度  ※一部地域では既に義務化

OBD検査(車載診断)義務化

2024年10月からOBD(車載故障診断装置)を活用し、電子制御システム(ABS・ESC・自動ブレーキ等)の故障コードを読み取り検査を実施。従来の目視中心だった検査項目が、システム的な不具合検出も可能になりました。

車検の受検開始時期の延長

2025年4月から有効期間満了日の2か月前から、満了日の間に受けても有効期間が変わりません。有効期間満了日が10月末なら8月末から受けられます。

例:)2025年10月8日満了→2025年8月8日から実施可能です。

ここで重要なのは、有効期間の扱いです。新しい車検証の有効期限は受検日から2年間ではなく、旧車検証の満了日から起算して2年間となります。つまり、早めに受けても有効期間が短くなることはありません。

車検証の電子化

2023年より車検証は電子化が始まっており、従来の紙の車検証はICタグ付きの小型カードに置き換えられています。そのカードに必要な情報が記録される仕組みとなり、今後は紙の車検証は段階的に廃止され、すべてが電子車検証に移行していきます。

電子化の開始時期については、普通自動車は2023年1月4日から、軽自動車は2024年1月からとなっています。2024年10月時点では、普通車、小型車、特種自動車、大型特殊自動車に加え、小型二輪や軽自動車まで幅広い車種が対象となっています。

車検ステッカーの貼る位置の変更

車検ステッカーの貼り付け位置については、2023年7月よりルールが変更されました。従来は「前方から見やすい位置」とされていましたが、新たに「前方かつ運転者席から見やすい位置」と定められています。そのため、現在は運転者席側のフロントガラス上部に貼り付けるようになっています。

この変更によって、車外から確認できるだけでなく、運転席に座った状態でも有効期限を容易に確認できるようになりました。具体的には、従来のようにルームミラー付近ではなく、運転席側の上部に貼ることが推奨されています。外部からの視認性と運転者自身の利便性の両立が図られています。

車がリフトアップされる瞬間のワクワク

車検

いよいよジムニーがリフトに載せられ、足回りのチェックが始まりました。普段は見ることのできない車の裏側に、自然と気持ちが高ぶります。

おお、これがマフラーか!

思わず声が出てしまいました。

担当してくれたのは、コバック勤務3年目で「昨年最優秀新人賞を獲得した」という香田さん。

めっちゃアピールしてくるやん(笑)

下から見上げると、マフラーもブレーキも目の前に。心配していたサビは最小限で「初回車検としては非常に綺麗」とのお墨付きをいただきました。

ブレーキパッドについても、自転車と同じように“挟み込んで制動する仕組み”を説明してくれ、素人の私でもイメージが湧きやすいものでした。

めっちゃ綺麗じゃない?

はい、初回車検ですから、この状態なら交換の必要はなさそうです

こうした点検に立ち会えるのも車検体験の醍醐味。愛車の裏側を知ることで、これからのドライブに対する安心感がぐっと高まります。

初回車検で押さえておきたい交換ポイント

「普段の車検よりも1年長いので、その分劣化が進んでいる可能性があります」と整備士の香田さん。

主に交換を検討したい部品

  • ブレーキ関連のメンテナンス
  • ワイパーゴム
  • エアコンフィルター

また、長くクルマを大事に乗りたい人におすすめなのが、下回りの防錆処理(エンカル)です。

一度サビが付いてしまうと完全に取るのは難しいので、予防としてやっておくのが安心ですね

サビはクルマの“持病”ともいえる存在。特にジムニーのようにアウトドアで活躍する車には、早めの対策が将来の維持費を抑える鍵になります。

実際にエアコンフィルターを見てみたら…

「エアコンフィルター、ちょっと気になりますね」とお願いすると、取り出されたフィルターには驚きの光景が。

え、これ…小鳥の羽?

多分ハトですね

外気を多く取り込む車は、こうした異物や汚れが蓄積しやすいとのこと。交換をためらっていた私も、この瞬間に決断しました。

いや、これは交換した方がいいですね」

車検をきっかけに、自分では気づかない汚れや劣化に出会えるのも貴重な体験です。

ジムニー特有の“車検で気をつけたいカスタム”

車検

ジムニーといえば、オーナーの多くが楽しむのがカスタマイズ。ところが、車検では注意が必要な点がいくつかあります。

1.リフトアップ/ダウン
・基準は±4cm以内。
・これを超える場合は「構造変更」が必要になります。

ジムニーはリフトアップしている人が多いですが、基準を超えると車検には通りません

2.マフラーの音量
・大きすぎると不適合。
・認証済み(JASMA認定など)のマフラーを選べば安心です。

3.タイヤのはみ出し
・フェンダーからタイヤが出てしまうと車検NG。
・見た目重視のカスタムでも、安全基準を守る必要があります。

上記の点は、車検に影響があるのでチェックしておきましょう。

エアバッグ作動時に干渉するパーツはNG

助手席前に取り付けていた小物。これが実は車検に引っかかる可能性があるとのことでした。

エアバッグが前から開いたときに助手席の人に当たる危険があるんです

一方で、ダッシュボードの端やエアバッグと関係ない部分の装飾であれば問題ないとのこと。安全装置の作動に支障があるかどうかが大きな判断基準になるわけです。

内装も意外と盲点なのでチェックが必要です

はい、安全性に関わる部分だけ気をつけてもらえれば大丈夫です

車検費用

気になる費用は?

続いて、費用の内訳を確認しました。

  • 法定費用(ジムニーの場合):25,740円
  • 基本車検料+今回の部品交換費用が追加

※年度によって変動あり

今回はエアコンフィルターやブレーキオイルといった最低限の交換のみ。さらに車を購入したときに「メンテナンスパック」に加入していたおかげで、想像以上にリーズナブルに済ませることができました。

メンテナンスパックに入っておいて正解でした

車検はどうしても高額なイメージがありますが、事前のパック加入や必要最低限の整備を心がけることでコストは抑えられると実感しました。

車検といえば「長い待ち時間」がつきもの。しかし今回訪れたコバック枚方店では、そのイメージが良い意味で覆されました。

待ち時間も快適に過ごせる工夫

店内には大型モニターがあり、自分の車が整備されている様子をリアルタイムで確認できます。さらにドリンクは自由に楽しめ、iPadでNetflixなどの動画視聴も可能。

ワンピース、途中までしか見てないから続きを観ようかな

待ち時間が“退屈な時間”ではなく“リラックスタイム”に変わるのは、利用者目線の工夫と言えるでしょう。

車検完了!新しい車検証の仕組み

作業が終わると、整備内容の説明とともに車検証・自賠責などの書類が渡されました。ここでも最近の制度変更を実感します。

  • 車検証は従来より小型化され、基本的に使い回し
  • 個人情報は紙面に記載されず、ICチップをアプリで読み込む形式に進化
  • 車検ステッカーは「中央貼り」から「フロントガラス右上」に位置が変更

国土交通省

車検証が小さくなったんですね!

電子化によってセキュリティ面が強化されつつ、利便性も高まった印象です。

車検は2か月前から受けられる

さらに、制度面で大きなポイントは「車検を満了の2か月前から受けられる」ようになったこと。

早めに受けると損するんじゃないですか?

満了日は変わりません

これは利用者にとって非常に便利。スケジュールに余裕を持たせて計画的に車検を受けられるようになりました。

キャンペーンでさらにお得に

今回の車検は最低限の交換部品だけだったことに加え、購入時に加入していた「メンテナンスパック」によって大幅にコストを抑えることができました。

さらに店舗ではつなぐ車検(紹介キャンペーン)も実施中。

  • 家族や友人につなぐと基本料が無料
  • 新規のお客様には3,300円割引
  • 平日利用ならさらに1,000円引き

基本料が無料って、かなりインパクトありますね

車検のコバック枚方店では、おすすめポイントがたくさん!

  • モニターで整備シーンが見れる
  • 希望すれば整備士立ち会いで車を見ながら相談可
  • iPad画面でシミュレーションしながら料金確定できる
  • 過ごしやすい店内空間

コバック枚方店では、新規の顧客様なら3,300円割引があります!平日ならさらに1,000円の割引です!

また顧客様へは、つなぐ車検で紹介して車検を受けた方の特典で、車検基本料が0円になります。ぜひこちらからお気軽にお問い合わせください。

コバック枚方店
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