軽自動車の車検費用の相場は?内訳や高くなる理由を解説

軽自動車は普通自動車と比較すると車検費用も抑えられるので、維持費が安いとイメージされています。

しかし実際に車検を受けてみると、思っていたよりも高いと感じる方もおられるでしょう。軽自動車の車検費用の相場はどのくらいでしょうか?

車検費用の内訳や高くなってしまう理由を徹底解説します。これから軽自動車を購入しようとしている方も、軽自動車を維持している方に参考になるポイントをご紹介します。

安く安全な車検を受けるコツもご紹介するので、ぜひご覧ください。

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目次

軽自動車の車検は10万円?費用の目安

車検

軽自動車の車検の目安として、気になるのは10万円かかるのかということ。車検には必ず必要となる法定費用と、コンディションに合わせて必要となる整備費用があります。

法定費用には自賠責保険や印紙代、さらに重量税などがあります。エコカー減税などで車両によって異なりますが、これらは車検を受けると必要になる費用です。

その他に、車検の基本料が必要です。これは車検を行うための点検を行う費用となります。点検の結果によっては、車検基準を満たすための整備が必要となるでしょう。

コバック枚方店での車検の費用目安

法定費用+車検料
40,590円

新車登録から初めての車検であれば、パーツを交換する必要も少なく、整備費用がほとんど必要ないでしょう。そのため、オイル交換など定期的に必要なメンテナンスをしたとしても、10万円ほどかかることは少ないです。

もちろん走行距離を走っている車であれば、さらに整備が必要となる場合もあるため、上記に加えて、整備費用が必要となります。

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車検とは?何年ごとに受けるもの?

そもそも車検とは、公道を走る車が保安基準を満たしているかを検査するためのものです。正式名称では、「自動車検査登録制度」の「継続検査」と呼ばれています。

新車登録や中古車を再度使用するときに受けるものは「新規検査」、車検証の有効期間が満了した後に継続して使用するためのものが「継続検査」です。

一般的に車検と呼ばれるものは、公道を走る車のすべてに定期的に受けることが求められており、車検切れの車を公道で走らせると罰則・罰金の対象(道路運送車両法108条により6ヵ月以下の懲役または30万円以下の罰金)となります。

また車検を受けると車検証に有効期間が記載され、車検ステッカーをフロントガラスに貼り付けるので、そこで次回の車検時期を判断可能です。

軽自動車の車検は乗用車と貨物車で異なります。乗用車の場合は、新規登録から初回までは3年、以後2年ごとに車検を受けます。軽貨物車の場合は、新車登録から初回の車検が2年で、その後は2年ごとの車検です。

車検にかかる費用の内訳

費用

車検にかかる費用の内訳をご紹介しましょう。既述したように、法定費用と整備費用に分けられます。

法定費用

自動車重量税

軽自動車にも、自動車重量税があります。重量によって段階分けされる普通自動車に対して、軽自動車は登録後の年数で変化します。またエコカーなのか、また経過年数によっても金額が異なるのは注意点です。エコカーであれば、免税になります。

軽自動車の自動車重量税

エコカーエコカー(本則税率)エコカー以外
13年未満13年経過18年経過
免税5,000円6,600円8,200円8,800円

国土交通省

印紙代

印紙代は車検の検査のための手数料です。法定費用に含まれており、手数料を印紙の形で支払います。車種によって異なるものの、軽自動車の場合には1,500円となっています。

自賠責保険

車検を受ける際に、自賠責保険に必ず加入しなければいけません。対人に対して補償される保険で、車検の際に24か月分加入することが多いです。

軽自動車の自賠責保険料

19,730円(24か月)

厳密に言うならば、加入したタイミングによっては25か月分を支払うこともありますが、一般的には24か月分加入します。

整備費用

軽自動車の車検費用は、上記の法定費用と整備費用を合計したものです。特に整備費用は、コンディションによって変わるため、軽自動車の車検費用を大きく左右するポイントです。

車検料

車検基本料は、車検を依頼した整備工場などが行う点検にかかる費用です。お店や工場によって料金設定が異なるため、依頼先によって異なります。

費用が異なる理由として、基本的な点検のみだけなのか、それともしっかりとチェックするのかが違います。新車から年数が経過していない車両であれば基本的な点検のみでよいですが、中古車や古い軽自動車の場合には費用が高くても充実した点検・整備を行ってくれるお店がよいでしょう。

整備費

点検で車検を通すのに必要な整備箇所が見つかれば、整備や部品交換します。その際の整備費用がかかってきます。整備費用も車両のコンディションによって異なるため、一概に目安となる費用は算出できません。

しかし整備工場やお店によって整備費が異なるため、同じ部品を交換する場合でも依頼先によって金額が異なることは多いです。見積もりの際には、整備の内訳をチェックしておき、部品代と整備費がどれほどかかっているか確認しましょう。

また安心して乗るために、予防整備という事前の部品交換を検討する場合もあります。車検の基準を満たしていても、次回の車検まで安心して乗るために早めに部品交換するケースです。

必須ではないとはいえ、安心して乗るための選択肢ですので、見積もりの段階でよく確認しておくとよいでしょう。

軽自動車の車検を受けるお店ごとの費用

車 点検

軽自動車の車検を受ける際に、依頼するお店ごとの目安となる費用をご紹介しましょう。どこに依頼するかによって、大まかな費用目安を知ることは可能です。

一般的にディーラーは丁寧な整備が魅力ですが、費用が高めです。車検専門店は、費用と整備の質のバランスが優れているのが特徴となります。

ディーラー

ディーラーで車検を受けるメリットは、丁寧な整備を期待できること。車両ごとの整備ノウハウを持っているため安心できますが、費用は高めです。目安となる費用は、約7万円~となります。

新車で購入した後に、車検の時期になるとお知らせが届いて、そのままディーラーに依頼する方も多いでしょう。

上記のように費用は少し高めですが、それは予防整備という故障・交換が見込まれる部品まで交換するからです。

より安心して車に乗れるように、丁寧に整備するため、車検費用は高くなります。時間をかけて整備してもらえるので、不具合に気が付きやすいこともメリットです。

ガソリンスタンド

ガソリンスタンドでも車検を受けられます。費用の目安は約4万円から5万円です。民間車検場として認可されており、車検費用の割引特典が用意されているお店もあります。

価格を抑えながら車検を受けられることが多いでしょう。しかしガソリンスタンドによっては、自社工場を持っておらずグループ内の工場で整備をしてから、車検を受けに行く場合があります。

その際に、必要な点検のみで整備をほとんど行わないケースもあります。ユーザー車検の代行のようなイメージです。そのため、どれほど整備やメンテナンスを行うのか事前に確認しておく必要があるでしょう。

カー用品店

カー用品店で車検を受ける場合の費用目安は、約5万円~です。カー用品店の車検費用は抑えられており、安く車検を受けられることが多いです。

カー用品をたくさん取り扱っているので、購入したアクセサリーを同時に装着してもらえます。車検のタイミングで、車のカスタムやドレスアップもできるでしょう。

曜日に関係なく車検を受けやすいのもカー用品店のメリットです。整備の質は店舗によって異なるのは懸念点といえるでしょう。

車検専門店

車検専門店での車検は、約4万円からの費用で受けることができます。価格と整備の質のバランスが優れていることが車検専門店の特徴です。

忙しい方でも簡単に車検を受けられる、スピード車検に対応しているお店が多いです。

最短60分で車検を受けられることもあるため、少しの時間を割くだけで車検を済ませることができます。

もちろん必要な整備がある場合は追加で依頼できるため、コンディションによっては充実した整備も可能です。

軽自動車の車検費用が高くなる理由

電球

軽自動車の車検費用が高くなったと感じる方もおられます。年数が経過した車ほど車検費用も高くなりがちですが、それには理由があります。

保証が受けられなくなった

新車を購入してから3年ほどは新車保証が用意されていることが多いです。しかし追加で保証プランに加入していないなら、保証期間が過ぎた場合は自分で修理費用を負担します。

そのため、保証が切れた後に不具合が発生すると、どうしても整備費用が高くなり車検の際のトータルコストが高くなる場合があります。

新車登録後の最初の車検(3年目)では、保証があったため不具合があっても保証内で修理できたかもしれません。しかしメーカー保証がないなら、整備費用が追加されていきます。

整備部分が多い

単純に整備内容が増えたことも、車検費用が増える原因となります。車は機械なので、年数が経過すると消耗品が増えてきます。2回目の車検(新車から5年)が経過すると、交換する部品も増えてくるでしょう。

エンジンやミッションオイルなどは定期的に交換する必要があります。またブレーキパッドが減っていることもあるでしょう。

その他のゴムでできているブッシュなども、経年劣化していくため必要に応じて交換が必要です。

乗り方にも左右されますが、タイヤやバッテリーなどは、5年を境に交換を検討する方もおられます。そのため、初回の車検と比較して、車検費用が高くなったと感じます。

追加の保証に加入していても、消耗品交換は自己負担となるので、やはり初回と比較して車検費用は高くなるでしょう。

13年以上経過している

車両が13年以上経過していることも、車検費用が高くなる要因となります。13年以上経過した車両は、自動車重量税も高くなりますし、さらに消耗品交換も多くなるでしょう。

消耗品も10万km走行で交換目安もあるため、整備費用は高くなりがちです。もちろん走行距離に関係なく好調の車両もありますし、10万kmに達していないのに、部品交換が必要になるケースもあります。

車自体に大きな問題がなかったとしても、13年以上経過した車両の税負担が多くなるため、乗り換えを検討する方もおられます。

ディーラー車検を利用した場合

ディーラーで車検を行うと費用は高くなりがちです。ディーラーは質の高い整備やサービスを提供してくれますが、その分費用が高くなるからです。

新車購入から継続して車検を受けているなら、ディーラーに車検を依頼するという方もおられますが、費用を抑えたいなら他の方法を選択するとよいでしょう。

軽自動車と普通自動車の車検費用の違い

軽自動車と普通自動車では、主に重量税が大きな違いとなります。もちろん軽自動車と普通車では、部品交換や整備の工賃が異なることもあります。しかし車検に必要な法定費用などでは、重量税が車種によって異なるのがポイントでしょう。

大きくなれば大きくなるほど重量税も高くなるので、車検費用も高くなります。

弊社カミタケモータースが運営する、コバック枚方店では以下の車検費用となります。

スクロールできます
軽自動車小型乗用車中型乗用車大型乗用車大型乗用車(アルファードクラス)
40,590円50,500円58,700円62,500円70,700円

単純に比較すると、軽自動車と大型乗用車では約3万円の差があります。さらに整備が必要となると、差額が大きくなるので事前に確認しておきましょう。

コバック枚方店の料金表

車検に必要な書類

書類

ここから軽自動車の車検に必要な書類をご紹介します。車に常備されている書類はありますが用意しておくべき書類もあるため、車検を受ける前に準備しておきましょう。

自動車検査証

車検証とも呼ばれる自動車検査証は、車検の際に必要です。車のグローブボックスに入っている方も多いでしょう。

紛失したという方は少ないはずですが、車検の際に原本が必要なので、再度確認しておきます。

自動車納税証明書

軽自動車税を支払っている証明書で、毎年郵送で送られてくる納税書で支払った後の書類です。税金を支払っている証となるため、必要となります。

こちらは車検時には車両に保管されていないものなので、自宅に保管しているか、もしくは車検証と一緒にしているか確認しておきましょう。万が一紛失している場合は、市区町村の窓口で再発行できます。

自賠責保険証明書

自賠責保険証明書は、自動車損害賠償責任保険に加入している証となる書類です。一般的には車検の度に加入するため、車検証と一緒に保管していることが多いです。

ほとんどの場合には問題ありませんが、車検の有効期限を超えている場合(車検切れ)には25か月の加入となります。

自動車保険証券

自動車保険証券の提示を求められることがあります。これは車検に必須の書類ではありませんが、加入しているか確認のために見せる必要がある場合があります。

弊社カミタケモータースが運営する車検のコバック枚方店でも、自動車保険の加入確認をさせていただいています。

車検の手続きの方法

車検の手続きは、Webや電話で予約することから始めましょう。年数が経っている車なら、事前に見積もりをして、どのような整備が必要なのか確認してみる必要があります。

車検の見積もり

車検のときには、まずは見積もりを取りましょう。法定点検や車検料だけでなく、必要な整備が必要なケースもあるからです。

予約をしてから見積もりというケースもあるので、事前に連絡をしてから見積もりをしてもらいます。検査項目の中で整備や部品交換が必要であれば、工賃や部品代を計算してもらいましょう。

予約

見積もりが完了したなら、予約をしておきます。整備が必要であれば、整備にかかる期間も考慮して予約します。

スピード車検で対応できるなら、数時間で完了するので予約しやすいでしょう。整備があるなら、引き取りの日付を考慮して入庫の日付を決定します。

入庫

予約した日付に車を入庫させましょう。点検を行いやすいように、貴重品や装飾品を取り除いておきます。

車内には車検に必要なものだけにしておき、不要なものは自分で保管します。入庫の際には必要な書類がすぐに取り出せるように準備しておきましょう。

事前に車検に通るコンディションになっているか確認し、必要であれば整備や部品交換を行います。

その後、車検を受けて、検査に合格したなら完了です。

車検費用を少しでも抑えるためのポイント

軽自動車の車検を受ける際の注意点をご紹介しましょう。軽自動車の車検費用が気になっているなら、以下のポイントを心がけておくだけで価格を抑えられます。

メンテナンスをしておく

車両は経年劣化していくものですが、定期的なメンテナンスでコンディションを維持できます。普段はほとんど点検しない方なら、時間を取って車の状態をチェックして必要なメンテナンスを行いましょう。

必要な場所は定期的に部品交換しておくと、車検の時期に整備費用が高額になることも少なくなります。また故障の早期発見は、大きなトラブルの回避にもつながります。

車検を受ける前に見積もりする

車検の前に複数の業者に見積もりするのもおすすめです。車検料や整備費用は、業者によって異なるため同じ整備内容でも費用が異なることがあるからです。

車検の法定費用はどの業者でも同じですが、追加整備が多ければ多いほど、業者による価格差が多くなるケースがあります。

信頼できる業者であれば整備が必要な箇所を詳しく説明してくれるため、本当に交換が必要な部品だけ交換することも可能です。

予防整備に該当するのか、それとも車検の基準を満たすのに絶対に必要な整備なのか、見積もり内容をよく確認しておきましょう。

自分で車検を行う(ユーザー車検)

車検費用を抑えるために、ユーザー車検を行うこともできるでしょう。自分で点検をして、必要な整備や部品交換を行えば,費用を抑えながら車のコンディションを維持できるでしょう。

整備に必要な工具や環境も求められますが、手間や工具があるなら挑戦してみるのもよいでしょう。

点検項目を確認する

自分で点検項目を確認するのもおすすめです。自分でチェックしておくなら、整備や部品交換が必要なポイントを抑えることができ、車のコンディションを維持できるでしょう。

もちろん自分で整備を行うこともできますが、命を預ける重要なパーツも多いため、不安であれば専門の業者に依頼するのがおすすめです。

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