【新型ムーヴ2025年モデル】フルモデルチェンジの注目ポイントとライバル車比較を徹底解説!

新型ムーヴ

2025年6月に発表された新型ムーヴには、今から大きな期待が寄せられています。トールワゴンのムーヴにスライドドアが搭載されているのが大きな特徴です。累計340万台も売れてきたロングセラーがついに新型になります。

軽自動車もスライドドアが主流となってきましたが、ハイトワゴンというジャンルにスライドドアが搭載されるのは珍しいため、どのような車になっているのか気になっている方も多いでしょう。新型ムーヴについて詳しく解説します。

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目次

新型ムーヴ2025とは?

2025年モデルの特徴と開発背景

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画像引用元:ムーヴ |ダイハツ

新しく発表された新型ムーヴで注目されているのが、スライドドアの採用です。これまでのムーヴはヒンジ式のドアが標準でしたが、今回のモデルチェンジでは、利便性の高いスライドドアが採用されるようです。これは、同じくヒンジ式を続けているスズキのワゴンRやハスラー、ホンダのN-WGNなどと差別化を図る、大きな一手といえるでしょう。

実際に、ダイハツのティーザーサイトにも「待望スライドドア採用!」というメッセージが掲げられており、これはユーザーからの根強い要望があったことの証とも言えそうです。

日常使いのしやすさをさらに追求するムーヴ。今回のフルモデルチェンジは、軽ハイトワゴン市場において新たな潮流を生む可能性があります。

従来モデル(6代目ムーヴ)からの変更点

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画像引用元:ムーヴ |ダイハツ

新型ムーヴでは、これまでになかった「スライドドア」が採用されました。この変更はとても大きく、特に毎日の乗り降りがラクになるという点で、多くの方にとって嬉しい進化といえます。小さなお子さまの送り迎えや、荷物の出し入れがしやすくなるため、使いやすさに直結しています。

新型ムーヴキャンバスのボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,655mmとなっており、最小回転半径は4.4mと取り回しの良さも魅力です。

前モデルと比べて全高が25mm高くなり、室内長は60mm延長。室内幅も広がったことで、より余裕のある居住空間が確保されています。乗車中の圧迫感が軽減され、快適性が一段と向上しています。

見た目のデザインも、以前のムーヴとは印象が変わりました。従来はどちらかというと「かわいらしい雰囲気」が特徴でしたが、今回はよりシャープでおしゃれな、スタイリッシュな外観になっています。街中でも映えるデザインといえるでしょう。

さらに、安全装備についても注目すべきポイントがあります。軽自動車の中ではトップレベルの装備が用意されており、なかでも「ブラインドスポットモニター」(後方から近づく車を検知して知らせてくれる機能)は、まだ採用例が少ない中、オプションで装着可能です。

それに加えて、「アダプティブクルーズコントロール」や「ブレーキホールド」といった、普通車でも高評価な便利機能も選べるようになっています。安全性だけでなく、運転のしやすさや快適さも大きく進化しています。

ムーヴキャンバスとの違いは?

ムーヴキャンバス セオリーF

画像引用元:ダイハツ

軽乗用車「ムーヴキャンバス」は、デザインと使い勝手の良さを両立した、新しい感覚のスタイルワゴンです。初代モデルの愛らしい雰囲気を受け継ぎながら、より洗練された印象の「ストライプス」と、上品で落ち着きのある「セオリー」という、2つの個性を持つ世界観を表現しています。

コンパクトなボディサイズながらも、室内はとても機能的に設計されており、限られたスペースを有効に活用しています。シートアレンジも柔軟で、フラットにすればベッドスペースとして使えたり、大きな荷物を積むときには収納スペースに早変わりするのも魅力です。

ムーヴキャンバス セオリー Gta-bo

画像引用元:ダイハツ

エクステリアは、ムーヴキャンバスならではの“スマイルフェイス”をベースにした、親しみやすくも洗練されたフロントデザインとなっています。ボディ全体には丸みを帯びたラインが施されており、その柔らかなフォルムが上品で艶やかな印象を与えてくれます。

インテリアには、ホワイトを基調とした明るくすっきりとしたインパネを採用しており、乗り込んだ瞬間から開放感を感じられる空間に仕上がっています。さらに、新たに開発されたフルファブリックシートは、まるでソファのようなやわらかな座り心地で、長時間のドライブでも快適に過ごせるのがうれしいポイントです。

ムーヴキャンバスは可愛いデザインになっています。スタイリッシュな雰囲気のムーヴとは少し異なっているのが特徴です。

エクステリア・内装デザインの進化

新型ムーヴのエクステリア

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画像引用元:ムーヴ |ダイハツ

新型ムーヴのフロントデザインで特徴的なのは、左右に細く伸びたヘッドライトをつなぐように配置された、シルバーの横一文字グリルです。どこか「タント カスタム」に通じる、シャープで凛とした顔つきが印象的ですね。

サイドビューにも注目したいポイントがあります。フロントガラスからAピラーにかけての角度が、かなり寝かされているのです。これは、同じくスライドドアを備えた「ムーヴキャンバス」や、スーパーハイトワゴンの「タント」とは異なるシルエットです。両車は、もう少しフロントガラスが立ち気味で、ルーフの先端も前方に張り出しています。

そのため、新型ムーヴもスライドドアを採用しているものの、横から見ると従来モデルに近いバランスのとれたプロポーションを保っているように感じます。

ボディカラーには、ダイハツらしさが光る「コンパーノレッド」が用意されています。これは、1963年に登場した「コンパーノ」をルーツとする伝統的な赤。鮮やかでどこかクラシカルな色味は、最近ではSUVの「ロッキー」などにも採用されており、ダイハツファンにはおなじみのカラーといえるでしょう。

新型ムーヴのカラーバリエーション

■ 単色カラー(モノトーン)

カラー名

  • ホワイト W19
  • ブライトシルバーメタリック S28
  • ブラックマイカメタリック X07
  • スカイブルーメタリック B83
  • シャイニングホワイトパール W25
  • レーザーブルークリスタルシャイン B82
  • サンドベージュメタリック T34
  • グレースブラウンクリスタルマイカ T36
  • コンパーノレッド R75
  • クロムグレーメタリック S44

■ 2トーンカラー(ルーフとボディの組み合わせ)

カラー名

  • ブラックマイカメタリック × シャイニングホワイトパール  XH3
  • ブライトシルバーメタリック × スカイブルーメタリック XN3
  • スムースグレーマイカメタリック × グレースブラウンクリスタルマイカ XN4  

カラーバリエーションは、モノトーン10色、2トーン3色の全13色展開となっており、好みに合わせた選択が可能です。

なお、2トーンカラーとクロムグレーメタリックはカスタム系グレード専用の設定となっており、スタイリッシュさを際立たせたい方にぴったりの仕様となっています。一方、エントリーグレードである「L」では、ホワイト/ブライトシルバーM/ブラックマイカM/スカイブルーMの4色のみが選択可能です。

注目は、ムーヴキャンバスの世界観に合わせて新たに開発された専用カラー、“グレースブラウンクリスタルマイカ”です。こちらはXグレード以上のグレードに設定されており、落ち着きと上品さを兼ね備えた人気色となっています。

インテリアの質感・使い勝手

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画像引用元:ムーヴ |ダイハツ

内装カラーは、グレードによって雰囲気が異なります。LやXでは明るく親しみやすいグレージュが採用され、室内全体に柔らかな印象を与えてくれます。一方、GやRSでは深みのあるネイビーが使われ、シックで上質な空間に仕上がっています。

インパネまわりの基本的な構成はどちらのタイプも大きくは変わりませんが、カスタムではシルバー加飾がプラスされるなど、細かな質感アップが図られています。すでに「タフト」などに採用されている電動パーキングブレーキ(EPB)が、ムーヴキャンバスにも搭載されました。

また、大型のディスプレイオーディオをはじめとした先進装備も導入される見込みで、日常の使い勝手や車内での快適性をいっそう高めてくれることが期待されます。

軽自動車とは思えない上質感

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画像引用元:ムーヴ |ダイハツ

前席まわりのデザインは、「すっきり、シンプルに」をテーマにまとめられており、見た目にも使い勝手にも配慮されています。運転中でも手の届きやすい位置に、実用的な収納スペースがしっかりと配置されているのがうれしいポイントです。小物やスマートフォンなどの収納に困ることがなく、日常使いでも便利さを感じられるつくりとなっています。

装備面では、カジュアルにはオーディオレス+2スピーカーが標準となっており、ナビやリアスピーカーなどはメーカーオプション扱いです。それに対してカスタムには純正ナビアップグレードパッケージ(UGP)が標準装備されており、リアスピーカーやバックカメラも最初から搭載されています。

装備を重視する方にはカスタムグレードがより満足度の高い選択となりそうです。

燃費性能とパワートレイン

組み合わされるミッション

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画像引用元:ムーヴ |ダイハツ

ダイハツの最新パワートレイン技術として注目されているのが、2019年に発表されたDNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)の中核をなす「D-CVT」というトランスミッションです。

この「D-CVT」は、従来のベルト駆動式CVTにギヤ駆動を組み合わせた独自構造です。燃費性能はもちろん、発進時の加速感や高速走行時の静粛性も大きく向上します。“スムーズで気持ちいい走り”と“低燃費”を両立させた、ダイハツらしい工夫が詰まっているのです。

このD-CVTは、今回の新型ムーヴにも採用されています。また、車両の土台となるプラットフォームも、より進化したDNGAが使われています。これは、先代ムーヴから大きく進化するポイントのひとつといえるでしょう。

そして、新型ムーヴのもう一つのポイントが、「燃費と走りのバランス」です。走りの軽快さはもちろん、日常使いでの低燃費も妥協しない車に仕上がっています。

安全性能と先進装備

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画像引用元:ムーヴ |ダイハツ

スマアシ最新バージョン搭載

7代目となる新型ムーヴには、「レーンキープコントロール(車線逸脱防止支援)」や「全車速追従機能付ACC」、「パーキングアシスト」など、先進的な運転支援機能が採用されています。

これらの機能が搭載されるのがダイハツの次世代型予防安全システムである“スマートアシスト”です。従来のスマアシよりもさらに進化した内容になる見込みで、日々の運転をもっと安心で快適なものにしてくれることでしょう。

電動パーキングブレーキも搭載

軽自動車にも搭載車種が増えてきている電動パーキングブレーキも搭載されています。

オートブレーキホールド機能付きで、信号待ちの際などもブレーキを踏み続けなくて済むため、運転の負担を軽減してくれます。

さらに、オートモード(EPBシフト連動機能)をONにしておけば、シフトをPレンジに入れた際に自動でパーキングブレーキが作動する仕組みになっており、うっかり解除し忘れるといった心配もなく安心です。

グレード構成と価格

ムーヴキャンバスは、L・X・G・RSのグレードが設定されています。具体的には、カジュアルタイプが「L」と「X」、カスタムタイプが「G」と「RS」という構成です。

  • L 2WD 1,358,500円 4WD 1,485,000円
  • X 2WD 1,490,500円 4WD 1,617,000円
  • G 2WD 1,716,000円 4WD 1,842,500円
  • RS 2WD 1,897,500円 4WD 2,024,000円

なかでも、装備と価格のバランスが良い「X」グレードが主力モデルになる可能性が高いと考えられています。日常使いにちょうどよい快適装備が揃っており、多くのユーザーのニーズに応えられる内容となっています。

ちなみに、エントリーグレードの「L」と「X」のあいだには、価格面で差があります。ただし、この差にはしっかりと理由があり、以下のような装備の違いがあります。

  • 後席のパワースライドドア
  • キーフリーシステム(Xは標準/Lは非装備)
  • オートエアコン(Xは標準/Lはマニュアルエアコン)

Xグレードでは利便性や快適性がぐっと高まり、普段の使い勝手にも直結する装備が充実しています。予算に余裕があるなら、Xを選ぶことで満足度の高いカーライフが送れるのではないでしょうか。

競合車との比較

ホンダ N-BOX

N-BOX 白

ベースグレードとなる「L」には、LEDヘッドライトが標準装備されており、価格は135万8,500円からとなっています。その上位にあたる「X」グレードでは、助手席側に電動スライドドアが装備されており、価格は149万500円に設定されています。

いずれのグレードにしても、N-BOXの約173万円スタートと比べて、かなり手ごろな価格帯であることは間違いありません。

そもそも、最近のハイト系軽自動車は全高が高すぎる傾向があり、せっかくの広い空間も使わない方もおられます。さらに車高が高いことで空気抵抗も大きくなり、重心も上がってしまいます。その結果、走行安定性や燃費の面でも不利になることがあるのです。

その点、ムーヴのようなほどよい車高であれば、室内空間も十分に確保できますし、低重心になることでハンドリング性能も向上します。車両重量も軽くなるため、燃費性能にも良い影響を与えます。

N-BOX 白

たとえば、N-BOXの全高は1,790〜1,815mmとされており、先代ムーヴの全高1,630mmと比べると、約10cmほど低くなっています。この差が、実際の運転感覚や燃費性能に表れてくるのです。

人気があるのはN-BOXですが、価格の面や全高の低さから来る安定感の違いは比較対象となるでしょう。

スズキ ワゴンRスマイル

ワゴンRスマイル

スズキのワゴンRスマイルは、ハイトワゴンの高さでスライドドアを搭載しています。グレード構成は、「G」が148万9,400円から、装備が充実した「ハイブリッドS」が176万6,600円から、最上級の「ハイブリッドX」は186万4,500円からとなっています。価格帯が似てくるといえるでしょう。

ワゴンRスマイルのデザインは、水平基調を意識した落ち着きのあるスタイルで、助手席前には便利なオープントレイを配置。すっきりとした印象と同時に、車内に開放感ももたらしています。また、メーターはインパネ中央の高い位置に設けられており、視線移動が少なくて済む工夫も施されています。ただし、見る際にはやや左方向を見る形になります。

ワゴンRスマイル

室内の広さについては、ワゴンRスマイルと他の同クラス車両のいずれも、頭上や足元にしっかりと余裕があり、大人4人でも快適に乗車できる空間が確保されています。

使い勝手の面でもワゴンRスマイルは高い評価を受けており、後席の背もたれを倒すと座面が連動して沈み、荷室の床がフラットかつ低く保たれる設計となっています。さらに、助手席下には取り外し可能な大型収納ボックスも備えており、アウトドアや買い物など、様々なシーンで活用できます。

ワゴンRスマイルは、「高いデザイン性とスライドドアの利便性を融合させた、新しい軽ワゴン」をコンセプトに、若い世代はもちろん、子育てを終えたシニア層まで幅広い層に向けて開発されました。

もともと使い勝手の良さに定評のあるワゴンRに、スライドドア、広々とした室内空間、そして個性あふれるデザイン性がプラスされたことで、日常の運転がより楽しくなる1台に仕上がっています。

カミタケチャンネル!【速報】新型ムーヴ、内外装徹底レビュー!

2025年、新型ムーヴがついに登場しました。今回のモデルチェンジは、単なるデザイン変更にとどまらず、装備やグレード展開、さらには価格帯まで含めて大幅に刷新されています。

かっこよくない?

そんな第一声が自然と出るほど、エクステリアの完成度は高いです。では早速、新型ムーヴの注目ポイントをデザインと実用性の両面から見ていきましょう。

グレード構成と価格:幅広いニーズに対応

まずはグレード展開を整理しておきましょう。簡単に説明すると、競合車種のトールワゴンに、スライドドアがついたような価格帯で展開されています。

グレード価格(目安)主な特徴
L約135万円マニュアルエアコン・キーレスエントリー
X約150万円プッシュスタート・キーフリー・オートエアコン
G約170万円カスタムデザイン・アルミホイール
RS約190万円両側電動スライドドア・ターボエンジン

RSはターボ付き!ついにムーヴにもスポーティ路線が本格搭載されましたね

今回のRSグレードでは、従来の「カスタムRS」といった名称は使用されておらず、「RS」という独立グレードとしてターボモデルが設定されています。

エクステリア:シンプルかつスタイリッシュな進化

ダイハツが掲げる今回のデザインコンセプトは「シンプルかつスタイリッシュ」。過剰な装飾ではなく、洗練された都会的な雰囲気をまとっています。

なんか、前より“キリッ”としてない?

たしかに!タントカスタムのグリルに近くなってる!

具体的には、RSはフロントのメッキパーツや精悍なグリル形状、さらに全車に標準装備されたLEDヘッドライトなど、質感向上が図られています。フロントにもコーナーセンサーが装備されています。

LグレードでもLEDが標準という点は、コストパフォーマンスの高さがありますね。

ホイールサイズや素材もグレードごとに明確に分かれています。

グレードホイールタイプサイズ
L・Xスチール+キャップ14インチ
Gアルミホイール15インチ
RS専用アルミホイール15インチ

このアルミ、RS専用なんですね。見た目もシャープでスポーティ

ホイールひとつとっても、見た目だけでなくドライビングフィールに関わる重要な要素。RSグレードの15インチアルミホイールは、乗り心地と見た目のバランスが良いものと言えますね。

新型ムーヴの大きな進化ポイントは、やはりスライドドアの採用です。

それだけで横の印象がガラッと変わりますね

これに合わせて、サイドの造形も変更されました。従来のようにプレスラインを強く押し出すのではなく、なだらかで落ち着きのあるライン取りにすることで、スタイリッシュさをより際立たせています。

ボディが“ぎゅっ”と詰まってて、上から下にグッと絞り込まれた感じですね

リアビューも印象が大きく変わりました。テールランプは縦一列ではなく、短めの横基調へと変更。背面全体が引き締まり、より都会的で洗練された印象に仕上がっています。

なんか、“シュッとしてる”って言いたくなるんですよね

それ、まさに今回のムーヴを象徴してます!

ボディサイズと居住性のバランスが秀逸

今回のモデルでスライドドアが採用されたことで、車体サイズにも若干の変化があります。

  • •全長:3,395mm
  • •全幅:1,475mm
  • •全高:1,655mm(従来より+25mm)

この高さの増加は、スライドドア機構と居住性の確保によるものです。サイズアップしつつも、取り回しのしやすさはそのままに、室内空間の拡大を実現しています。

スライドドアで便利になった分、燃費に少し影響してますが…

新型ムーヴの燃費は、WLTCモードで21.5km/L。これは前型モデルよりもやや低下していますが、街中走行を中心に考えれば、体感的にはほとんど変わらないレベルといえます。

多少燃費が落ちても、便利さと広さの進化のほうが大事かも

それがまさに“使い勝手重視”の考え方ですね

内装は“質感+遊び心”で差別化

運転席に乗り込むと、すぐに感じられるのが質感の向上です。フロントドアアームレスト表皮(ネイビー)やフルファブリックシート(シルバーステッチ付)が質感の高さを感じさせてくれる装備です。

ダッシュボードやシート周辺には、ファブリック素材と合皮調の組み合わせが採用されており、ネイビーやブラウンといった落ち着きある差し色が施されています。

このブラウン、いいアクセントになってますね

ネイビーとの組み合わせも大人っぽくて好きです!

ステアリングホイールは合皮巻き風の仕上げで、高級感を演出。操作パネル周辺は、上位モデル「タント」の意匠に近づけたデザインとなっており、機能性と視認性にも配慮されています。

エンジンをかけると、ディスプレイに「ハロー」と表示されるウェルカム演出。こうした細かな仕掛けが、日常のドライブにちょっとした楽しさを添えてくれます。

ハローって、ちょっとしたことだけど気分上がるよね

エアコン操作部は、現行タントと同様のデザインを採用。シンプルかつ視認性の高い配置になっています。

センターにはスマートフォンを置きやすいスペースが設けられ、USBポート(Type-A)も手の届きやすい位置に配置。

この位置からコード伸ばせるのは、使いやすいですね

また、グローブボックスやサングラスホルダーといった収納もしっかり備えています。

ここ、ノートPCは…さすがに無理か。けど深さはあるな

安全・快適機能として注目すべきは、電子パーキングブレーキとオートホールドの搭載。

上位グレードであるGとRSに標準装備されており、L・Xには設定されていないのは注意点です。

さらにRSグレードにはアダプティブクルーズコントロール(ACC)も標準装備。

いよいよムーヴにもACCが!高速道路がかなりラクになりますね

Gグレードにはメーカーオプションとして設定可能ですが、LとXは非対応となっている点には注意が必要です。

シートヒーターは全グレードでメーカーオプション扱い。必要に応じて柔軟に装備を選べる点は、ダイハツ車らしい仕様ともいえるでしょう。

コンフォータブルパック
33,000円

運転席/助手席シートヒーター/360°スーパーUV&IRカットガラス

価格を抑えたい人にも、選びやすい設計ですね

エアコンのメッキパーツやドリンクホルダーのデザインも、細部へのこだわりが見られます。地味にありがたいのは、フロントセンターアームレストが装備されていること。小物を収納しておけます。

後席にも注目です。今回は両側電動スライドドアに加え、「ウェルカムオープンドア」機能(予約開閉)が搭載されています。

タントでも好評だったあの機能、ちゃんとムーヴにも来ましたね

実際に乗り込んでみると、膝まわり・天井の余裕も十分。背の高い方でも圧迫感は感じにくい設計です。

これ、後席も“広い!”って声が出るレベルです

肩でリクライニング調整できるのも、実は便利

アームレストも長めに設計されており、くつろぎやすい後席空間が確保されています。

荷室スペースは、従来モデルで好評だったフルフラット設計を継承。リアシートを倒すと広い空間が出現し、荷物の積み下ろしもスムーズです。

この“いつものムーヴの荷室”、なんだか安心するよね

また、今回のモデルでは隙間対策の改善が施されており、シートを倒した際の段差や隙間が少なくなっています。物の落下リスクも減り、より使いやすくなりました。容量は27Lとされており、クラス平均以上の積載性能です。

RSグレードに集約された先進安全装備

安全性能や先進装備の進化、そしてそれぞれのグレードがどんなユーザーにおすすめかをご紹介します。

上級グレードである「RS」には、ドライバー支援機能が充実しています。

とくに注目なのが、アダプティブクルーズコントロール(ACC)に加えて、以下の機能が標準装備されている点です。

  • レーンキープコントロール
  • コーナリングトレースアシスト

これらの装備は、運転中の負担軽減や予防安全の観点でも大きな役割を果たします。

高速道路をよく使う方にはRSが最適ですね

ACCや車線サポートは、あるのとないのとで疲労感が全然違います

グレード別の装備差と注意点

グレードACCなど先進機能備考
RS標準装備(3機能付き)最も装備充実
Gメーカーオプションで装着可能必要に応じて選択
X・L設定なしクルコン非対応なので注意

L・XグレードではACCはもちろん、クルーズコントロールそのものが非対応。高速走行や長距離運転を視野に入れるなら、上位グレードを選択する必要があります。

さらに、夜間歩行者の検知機能も追加されており、従来型と比べて安全性能は確実に進化しています。

ちゃんと“歩行者検知”があるのは安心ですね。夜道も怖くない!

バックカメラや全方位モニターの設定も、メーカーオプションで選択可能です。X以上でメーカーOP設定(33,000円〜66,000円)です。ディスプレイオーディオとの組み合わせによって、ナビ機能や映像表示なども充実させることができます。

このへんは好みに応じて選べるのがいいですね

どんな人にムーヴはおすすめ?

今回のムーヴは、「必要な装備を必要なだけ選ぶ」ダイハツらしい合理性が光る一台。

特に以下のようなユーザーにマッチしやすい構成となっています。

  • スライドドアは欲しいけど、キャンバスやスマイルほどの個性派デザインは求めていない人
  • 価格と装備のバランスを重視し、コストパフォーマンスを優先したい人
  • 必要最低限の先進安全装備は欲しいけれど、すべての機能までは要らないという人

“ちょうどいい”を求めるならムーヴ。そんな新しい選択肢ですね

見た目のカッコよさもありつつ、装備の自由度も高い、まさに“スタンダードの再定義”ともいえる存在です。

まとめ:ムーヴの進化は“細やかな配慮”の積み重ね

新型ムーヴは、目立つ装備だけでなく、日々の使いやすさや質感アップといった“地味だけど効く進化”が随所に見られます。

エントリーモデルから上級グレードまで、予算やニーズに合わせて選びやすいグレード構成も魅力。スライドドアやACC、電子パーキングといった装備の有無が選択基準となりそうですね。

お得に新型ムーヴを購入する方法

お得に車を購入するのにおすすめなのは、低金利ローンを利用して購入する方法です。軽自動車も高くなっているので、ローンを利用して購入する方も一般的になっています。

しかしローンは毎月の支払い額を抑えながら好みの車を購入できる方法ですが、金利手数料の負担が発生します。その金利手数料を抑えられるのが、低金利ローンです。

名前の通り金利が低くなっていると、手数料負担が少なくなるので、完済までのトータルコストを抑えられます。

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