ホンダの「N-VAN e:」が公開へ!電動軽バンは航続距離に注目!

N-VAN e

ホンダは軽商用EVのN-VAN e:を2024年春発売を予定しています。商用から個人用に活用できる商用車が発売されます。

ホンダは人気軽自動車のNシリーズに、商用車のN-VANがありますが、そのEVモデルです。どのようなモデルになるのか、気になる航続距離や特徴をご紹介します。

目次

ホンダの「N-VAN e:」とは?

N-VAN e:

画像引用元:N-VAN e: 先行情報|Honda公式サイト

ホンダのN-VAN e:は、環境に優しいだけでなく、仕事や遊びにも活用できる軽バンとして登場します。毎日業務に活用できる充電・給電機能や、荷物を積載しても力強く走行できるモーターの採用など、嬉しい機能がたくさんあります。

ホンダは、2030年までにグローバルで30種の4輪EVを発売することを予定していますが、その中でニーズの高い軽商用EVがN-VAN e:です。

すでに発売されているN-VANがベースになっているので、広々とした車内空間と実用性の高さが魅力となるでしょう。配送業務にぴったりのモデルとなります。

さらにN-VAN e:の詳しい情報を見ていきましょう。

N-VAN e:の最新情報

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画像引用元:N-VAN e: 先行情報|Honda公式サイト

2024年春の発売予定

ホンダのN-VAN e:は、2024年春に発売予定となっており、2024年1月時点では、発売日は未定です。具体的な発売日は、今後情報が公開されるので、最新情報をチェックしておきましょう。

2023年9月28日に発売予定のN-VAN e:が先行公開され、さらに専用サイトで特徴を説明しています。業務で役立つだけでなく、災害時にも役立つモデルとして注目されています。

バッテリーと充電システム

N-VAN e:に搭載されているバッテリーの容量は、2023年11月時点では公表されていません。しかし航続距離は、WLTCモードの電費で210km以上を目標にしています。

充電は、以下のようになっています。

  • 普通充電 約5時間 6kW
  • 急速充電 約30分 50kW

上記の時間は、普通充電は充電ランプ点灯から満充電までの時間、急速充電は充電ランプ点灯から約80%までの時間です。

おおよそ210km以上の航続距離があるバッテリー容量で、急速充電なら約30分というのは魅力的でしょう。近場での配送であれば十分実用的といえるバッテリーと充電時間です。

充電・給電機能と充電サービス

電気自動車で気になるのは、充電スポットの数です。配送業務であれば事務所に戻ってきて充電できますが、遠出がある場合は外部施設での充電が必要です。

2023年3月時点で全国の充電器設置数は約30,000基となっています。内訳では、普通充電スタントで約21,000基、急速充電スタントで約9,000基です。

電気自動車として必要な場所で充電できるだけでなく、外部給電システムを持っているのも特徴です。

家に設置した外部給電器とつなぐことで、家庭電源としてN-VAN e:から給電できます。さらに可搬式の外部給電器を使用すれば、屋外での給電も可能です。

内装・室内空間の魅力

N-VAN e:は電気自動車ですが、荷室空間を犠牲にすることなく、業務にぴったりの荷室空間を持っています。

助手席や荷室の工夫と利便性

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画像引用元:N-VAN e: 先行情報|Honda公式サイト

助手席側はセンターピラーレス構造が採用されており、横から長尺物を積載しやすい形状になっています。テールゲートと助手席側の開口部が広く、荷物の形状に合わせて積載しやすいので、働きやすいでしょう。

  • 助手席側開口部高:1,230mm
  • 助手席側開口部幅:1,580mm
  • 荷室長:1,480mm
  • 最大スペース長:2,645mm
  • 荷室高:1,365mm

最大積載量は300kgとなっており、一般的な軽バンと同じような積載量があります。

荷室空間が広くなっているのは、低床大空間になっているからで、駆動用バッテリーを薄型にして荷室下に搭載しています。

さらにe: L2というグレードなら、助手席側シートがなくなっているので、より低床化されているのが特徴です。 

使い勝手を高める機能や装備

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画像引用元:N-VAN e: 先行情報|Honda公式サイト

N-VAN e:は、ガソリンモデルのN-VANと共通の使い勝手を持っています。助手席と後席を段差なくフラットな状態に収納できるので、荷物の積載がしやすいのが特徴。

フルフラットといってもどうしても細かな凹凸がある車種もありますが、N-VAN e:なら荷室から助手席のスペースまでフラットな状態にできます。

ダイブダウンのときに取り外したヘッドレストなどは、ベルトで固定できるので荷物の積載の邪魔になりません。

助手席は半分倒してしまうと、テーブルとして使用できます。またユーティリティーナットがあるので、パイプで棚を作って自分が使いやすいようにカスタマイズできます。

N-VAN e:の安全性

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画像引用元:N-VAN e: 先行情報|Honda公式サイト

N-VAN e:には、N-VANと同じようにHonda SENSINGが搭載されており、安全運転をサポートしてくれます。

下位グレードであるe: L2は、安全運転支援機能のみ搭載されており、衝突軽減ブレーキや路外逸脱抑制機能などが搭載されます。

Honda SENSINGが搭載されているe: L2以外なら、アダプティブクルーズコントロールや車線維持支援システムなど、長距離運転をサポートしてくれる機能が搭載。

電動自動車なので長距離運転の機会は少ないかもしれませんが、ドライバーの疲労を軽減してくれます。

N-VAN e:の装備

N-VAN e:

画像引用元:N-VAN e: 先行情報|Honda公式サイト

Honda CONNECTに対応しているので、アプリから遠隔操作できます。業務に間に合うように充電するために活用できるでしょう。

たとえば、夜間の安い電気代の時間帯に充電できるように、充電の時間帯を指定できます。曜日単位で指定できるので、配送の予定に合わせて設定できるでしょう。

またお出かけ前のタイマー設定をしておけば、設定した時間までにバッテリーや車内をあたためておけます。

N-VAN e:の走行性能

N-VAN e:

画像引用元:N-VAN e: 先行情報|Honda公式サイト

大容量のバッテリーを搭載しており、WLTCモードの電費で210kmほどになると予想されています。郊外で走行距離が伸びる状況でも、急速充電も組み合わせると十分な航続距離となるでしょう。

モーターで走行するので、荷物を積載したときでもしっかりトルクがある走りを見せてくれます。ストップ&ゴーが多い街中での走行では、アクセル操作に合わせて加速してくれる電気自動車のメリットを活かせます。

さらにエンジン車と比較して静粛性が高いことも特徴です。車内の静かさはもちろんのこと、街中でもエンジンノイズが低いので周りを気にせずに走行できます。

価格とライバル車との比較

N-VAN e:の価格帯

N-VAN e:の価格は発表されていませんが、新型車として発表された際にはガソリン車と同等の100万円台になるとされています。

補助金を活用すると、費用の負担を少なくして導入できる可能性もあるでしょう。最新情報をチェックして、車両本体価格にも注目しておきましょう。

競合する車種との比較ポイント

競合車種と比較してみましょう。三菱にはミニキャブ・ミーブが設定されており、軽商用車の電気自動車が選択できます。

ミニキャブ・ミーブ

ミニキャブミーブ

画像引用元:MINICAB-MiEV | MITSUBISHI MOTORS JAPAN

ミニキャブ・ミーブは専用のケーブルで、自宅や事務所で充電ができます。価格は2,431,000円とガソリンモデルよりも高めになっていますが、補助金を活用できます。

ミニキャブ・ミーブの充電可能距離は、WLTCモードで133kmです。N-VAN e:よりも航続距離は短くなっています。

しかし大多数の業務で使用する方は1日65km以下の走行距離が多いことを考えると、カバー可能な航続距離です。

ミニキャブ・ミーブの荷室寸法は以下の通りです。

  • 荷室長:1,830mm
  • 荷室高:1,230mm
  • 荷室幅:1,370mm

軽バンの広さを活かして業務に活用できます。ガソリンモデルと変わらない使い勝手があるので、大きな荷物をスムーズに積載できるでしょう。

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