日産の人気コンパクトカー「ノート」がマイナーチェンジを受け、新バージョンが2023年12月11日に公開され、2024年1月より発売されました。
今回の変更は、高級なオーラモデルを除いた標準モデルに焦点を当てており、内装と外装のデザインが一新されます。オーラとの違いが少なくなった今回のマイナーチェンジでの変更点を解説します。


3代目日産ノートの魅力
3代目のノートの魅力を紹介します。e-POWERを搭載していること、そしてプロパイロットで安全に走行できるのが魅力です。
e-POWERの魅力

新しい3代目ノートは、パワートレインに大きな変化があります。全車種がシリーズハイブリッドシステムの「e-POWER」を搭載しており、この「e-POWER」も第2世代に進化しています。パフォーマンスは向上し、モーターの出力は6%アップ、トルクは10%アップして、最高出力は116馬力、最大トルクは280Nmとなりました。
モーターによる滑らかな走行が魅力的です。ガソリンエンジンよりもスムーズな走行が楽しめます。
プロパイロットの安全性

画像引用元:日産:ノート
ノートには先進運転支援システム「プロパイロット」をコンパクトカーとして初めて搭載。これにより、高速道路での同一車線走行時の操作をサポートし、ナビリンク機能により制限速度の変化やカーブに応じた適切な速度調整を行います。これにより、運転がより安全で快適になります。
ノートの魅力は、優れた燃費性能、広い室内空間、そして最先端の安全技術の充実にあります。コンパクトカーでありながら、これらの性能と装備をリーズナブルな価格で提供している点が多くの人に評価されています。
ノートの改良新型:フロントデザイン一新へ

画像引用元:日産:ノート
今回のノートのマイナーチェンジでは、特にフロントデザインが大きく変わりました。外観は、新時代を象徴するデジタルVモーションデザインをフロントグリルに採用しています。さらに、フロントとリアのバンパーを車のボディカラーと同じ色にすることで、一体感を出し、新鮮で先進的なデザインに生まれ変わりました。
フロントグリルに関しては、カラフルなボディカラーの車には同じ色のグリルを、白や黒などのモノトーンカラーの車にはダークメタルグレーのグリルを選ぶことで、前面の印象を豊かにしています。リアバンパーの下部には、不均一な模様を施すことで、日本の自然や街並みに溶け込むような外観を目指しました。
マイナーチェンジでの変更点

画像引用元:日産:ノート
マイナーチェンジで変更された点をまとめると以下の通りです。
- フロントグリルの一新
- デジタルVモーション
- ボディカラーと同色
- 新デザインのホイールカバー
- LEDヘッドライトの標準装備
- グローブボックス
これまでのノートでは、ノートオーラとの違いが明確にありましたが、エクステリアが変更されたことにより、その差が少なくなっています。
グリルやLEDヘッドライトの変更で、どうしてもチープな雰囲気が出ていた部分が改良されており、質感を求める方でも満足できる仕上がりになっています。
日産ノートの遍歴

2005年に登場した初代ノートは、使い勝手の良い装備を備えたコンパクトカーとして市場に出ましたが、特に目立つ販売実績はありませんでした。
2代目ノートでは、1.2Lエンジンにスーパーチャージャーを搭載し、コンパクトカーにダウンサイジングターボを導入するなど注目を集めましたが、大きな突出した特徴がなかったため、販売はそれほど伸びませんでした。
しかし、2016年のマイナーチェンジで、ノートにはe-POWERが搭載され、その滑らかな走行性能が話題を呼び、2018年には国内販売台数1位を獲得するほど人気が高まりました。
そして、2020年12月23日に発売された3代目ノートは、パワートレインをe-POWERに一本化し、ハイブリッド専用モデルとしてパフォーマンスやエンジン効率を先代からさらに向上させました。これにより、ノートは日産のe-POWER専用車種としてキックスに次いで市場に投入されました。
日産ノートのエクステリア

画像引用元:日産:ノート
新型ノートの外観は、日産特有の「Vモーション」というデザインで印象的です。ヘッドランプは細くシャープなデザインを採用しており、全体的にスタイリッシュな外観になっています。これらのデザインは、日産の先進的なイメージをよく表しています。
サイズについては、新型ノートは全長が4,045mm、全幅が1,695mm、全高が1,520mmです。これは、2代目ノートに比べると全長が最大55mm短くなっており、全体的にコンパクトなサイズ感です。
しかし、後部のデザインはワイド感を強調しており、実際のサイズよりも大きく感じられるよう工夫されています。マイナーチェンジ後のリアデザインはスタイリッシュになりました。
日産ノートのインテリア

画像引用元:日産:ノート
新型ノートのインテリアは、日本の伝統的な水引デザインをインストルメントパネルに取り入れ、シートにはランダムストライプをあしらうことで、エクステリアとの統一感のある上品な雰囲気を演出しています。
収納スペースにも工夫が見られ、特に助手席側のグローブボックスは容量が増え、上下2段の仕切りによって説明書やティッシュボックスなどのかさばる物品もスマートに収納できるようになりました。
内装も質感が増しているので、ノートで満足する方も増えたことでしょう。

日産ノートの装備

画像引用元:日産:ノート
インテリジェントキーには、車に近づくと自動でドアが解錠される「接近時アンロック機能」と、車から離れた際にドアが自動で施錠される「降車時オートロック機能」が備わっています。これにより、日々の使用がより便利でスムーズになります。

画像引用元:日産:ノート
その他に、メーカーオプションでワイヤレス充電器や前席ヒーター付シート、USB電源ソケットなどが設定されている装備です。日常使いで便利な装備が増えているのが特徴です。
日産ノートとオーラの比較

ノートオーラは通常のノートよりも性能が向上しています。ノートが116PSと280Nmのトルクを持つのに対し、ノートオーラは136PSと300Nmのトルクを発揮します。これは、最高出力で約18%、最大トルクで約7%の向上を意味します。
価格に関しては、ノートオーラはノートよりも高めですが、その理由は装備の違いにあります。ノートオーラには、アラウンドビューモニターなど、通常のノートではオプションとなる高級装備が標準で付いてきます。
そのため、ノートとノートオーラの価格差は約40万円ですが、装備の差を考慮すると実質的な価格差が少なくなり、これで3ナンバー化や質感の向上が得られると考えるならよいでしょう。
デザイン面では、ノートオーラは通常のノートよりも幅広く、より高級感のある外観になっています。内装も豪華で、木目調パネルや本革の3層構造シートが採用されています。
改良によるオーラとの違い
- LEDヘッドライトがオプションだったのが標準装備
- ボディカラーと同色のバンパー
- スタイリッシュなエクステリアになった
- ボディサイズ
改良前と比較して、エクステリアやインテリア、さらに装備面で充実していますが、標準装備の内容でやはりオーラの方が充実しています。
普段の乗車シーンで必要な装備や重視したいポイントから選択するとよいでしょう。

日産ノートと競合車種との比較
ホンダ フィット

日産ノートとホンダフィットはどちらも人気のコンパクトカーですが、比較できるポイントがあります。
まず、パワートレインに関しては、ノートは1.2Lの3気筒エンジンにe-POWERを組み合わせ、優れた燃費性能を実現。一方でフィットは、1.3Lと1.5Lの直列4気筒エンジンに2つのモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを採用しており、力強い走行性能を提供しています。
シリーズ式のハイブリッドということは変わりませんが、フィットの方は高速域ではエンジンの駆動力を効率よく伝えるのが違いです。

画像引用元:ホンダ
室内スペースについては、ノートは長さ2,030mm、幅1,445mm、高さ1,240mmで、特に後席の足元スペースとラゲッジルームが広く取られています。それに対してフィットは長さ1,955mm、幅1,445mm、高さ1,260mmとなっており、室内の高さと視界の良さによって、実際以上に広く感じられる寸法です。
安全装備の面では、ノートは改良された全方位運転支援システムとプロパイロット(ナビリンク機能付)を搭載。フィットも安全装備とコネクテッドサービスが充実しており、どちらも高い安全性を提供しています。
価格面では、ノートの価格範囲は2,299,000円から2,580,600円です。フィットはモデルによって異なりますが、ガソリンモデルなら約165万円からと、ノートよりもやや低価格に設定されているグレードが多いです。
トヨタ ヤリス

画像引用元:トヨタ ヤリス
日産のノートとトヨタのヤリスはどちらも人気のコンパクトカーで、それぞれに特徴があります。
パワートレインに関しては、ノートは1.2Lの3気筒エンジンにe-POWERを組み合わせており、燃費性能に優れています。一方でヤリスは、1Lと1.5Lの直列3気筒のノーマルエンジン、そして1.5Lのハイブリッドモデルを提供しており、選択肢が豊富です。
サイズ面では、ノートは全長2,030mm、幅1,445mm、高さ1,240mmで、特に後席の足元スペースやラゲッジルームが広いことが特徴です。それに対してヤリスは全長1,845mm、幅1,430mm、高さ1,190mmとなっており、室内の高さと視界の良さによって、見通しがよく安心して運転できる環境になっています。

画像引用元:トヨタ ヤリス
安全装備では、ノートには改良された全方位運転支援システムとプロパイロット(ナビリンク機能付)が搭載されています。一方、ヤリスも安全装備とコネクテッドサービスが充実しており、どちらも安全面において高い評価を受けています。
価格に関しては、ノートの価格範囲は2,299,000円から2,580,600円です。ヤリスはモデルによって異なりますが、一般的にはノートよりも若干低価格で提供されています。ガソリンモデルなら約150万円からのスタートです。これらの違いを踏まえて、自分のニーズに合った車を選ぶことが大切です。
日産ノートをお得に購入する方法
購入時のコストを抑えたいと考える方は多いです。特にコンパクトカーでも、安全装備を追加すると、価格が270万円近くまで上がってしまうこともあります。そのため、初めは安いと思っていた車も、思ったより高額になることがあります。
多くの人は新車を購入する際、値引き額に注目しますが、もう一つの節約方法として、ローンの支払手数料を低く抑える方法があります。実は、大きな値引きがあっても、ローンの手数料が高いと、結局トータルの支払いコストが高くなってしまうことがあります。
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