【2025年最新】アウトランダーPHEVの魅力を徹底解説!価格・燃費・口コミまで完全ガイド

アウトランダーPHEV

三菱のフラッグシップモデルとなるのが、アウトランダーPHEV。SUVで走破性がよいだけでなく、PHEVで低燃費な走りと力強さが魅力です。

アウトランダーPHEVの特徴や魅力、さらにグレード別の違いを詳しく解説します。

目次

アウトランダーPHEVとは?

アウトランダーPHEV

アウトランダーPHEVの特徴

アウトランダーPHEVのベースとなっているのは、2005年に登場した三菱のミドルサイズSUV「アウトランダー」です。当時、新開発の2.4Lガソリンエンジンを搭載し、走りと快適性の両立を追求したモデルとして注目を集めました。

2013年にアウトランダーをベースとしたプラグインハイブリッドモデル「アウトランダーPHEV」が登場しますが、ガソリン仕様のアウトランダーも並行して販売が続けられていました。しかし、時代の電動化の波に伴い、2020年にはガソリン車の生産を終了。以降はPHEVモデルに一本化されることになります。

2021年〜2022年の「日本カー・オブ・ザ・イヤー」でテクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞。電動化技術や四輪制御技術の進化が高く評価されました。

さらに、三菱自動車は2024年度の国内販売実績において、アウトランダーPHEVが8,885台を記録し、PHEVカテゴリーで国内販売台数1位を達成したと発表しています。これは、ユーザーからの信頼と人気の高さを裏づける結果といえるでしょう。

アウトランダーPHEVの遍歴

アウトランダーPHEV

2018年には、パワートレインを含むプラグインハイブリッドシステムの約90%を刷新するという大改良が施されました。

バッテリー容量は従来の12.0kWhから13.8kWhへ拡大され、リアモーターとジェネレーターの出力も強化。EV走行距離は最大65km(JC08モード)に延長されています。

さらに、エンジンは2.0Lから2.4Lへと排気量アップ。アトキンソンサイクルの採用により、より効率的なエネルギー活用が可能となり、環境性能も大きく向上しました。

2021年:2代目アウトランダーPHEV登場

2021年にはフルモデルチェンジを経て、2代目アウトランダーPHEVが登場。ボディやシャシー、パワートレインすべてが一新され、三菱のフラッグシップSUVとしての地位を確立しました。

EV航続距離はWLTCモードで最大87kmにまで拡大され、モーターとバッテリーの出力も約40%向上。加えて、ツインモーター4WD+S-AWCには新たにリアブレーキAYC機能が追加され、走行安定性やハンドリング性能が飛躍的にアップしました。

デザイン面では、より洗練された新世代「ダイナミックシールド」顔に刷新され、インテリアも水平基調で開放感あふれる空間に。質感も格段に向上し、先進的でありながら落ち着いた雰囲気が魅力です。

2024年:さらなる洗練と上質を追求

2024年10月には、2代目モデルに大幅改良が加えられた最新版が登場しました。テーマは「洗練」と「上質」。外観と内装のデザインを全面的にリニューアルし、より都会的な雰囲気をまとった1台となっています。

注目すべきは、EV走行距離の延長です。たとえば「M」グレードでは106km、その他グレードでも102km(いずれもWLTCモード)と、約20kmの改善を実現。これは日常の通勤や買い物なら、ほぼ電気だけで完結できる距離です。

加えて、サスペンションの見直しや新設計のタイヤによって、走行中の安定性と快適性が一段と高まりました。先行予約では月間目標の3倍以上となる約3,400台の注文が入り、ユーザーからの関心の高さを改めて印象づけました。

2025年モデルの主な変更点

改良型バッテリーの採用により、EV走行距離は約20km延長され、WLTCモードで一充電あたり100km超を達成。通勤や近場の移動を電気のみでカバーしやすくなりました。サスペンションと新開発タイヤの組み合わせで、振動や突き上げを抑えた滑らかな乗り心地を実現。

内外装のデザインもリファインされ、質感や仕立てが向上。上質な空間に仕上がっています。ナビ画面の大型化やスマホ連携機能の強化、シートベンチレーションの追加など、快適装備も充実。

ヤマハと共同開発した高音質オーディオが全グレードに標準装備され、音楽も楽しめます。最上級「P Executive Package」も新登場し、より高級感ある仕様を求める方に適したグレードになっています。

エクステリア&インテリアの魅力

力強さと洗練を両立したデザイン

アウトランダー

三菱アウトランダーPHEVは、2021年度のグッドデザイン賞を受賞しています。評価されたポイントは、インテリアやエクステリアに採用された“水平基調”のデザインが、シャープさと力強さを両立させていること。さらに、高級感のある仕上がりに加えて、走行性能や環境性能、そして広い室内空間をしっかり確保しながらも、価格が抑えられている点が高く評価されました。

デザイン面では、三菱らしい機能美を大胆に表現したSUVスタイルがベースになっており、新しいコンセプトとして掲げられたのが「BOLD STRIDE(ボールドストライド)」です。その名のとおり、どっしりとした存在感や、大地を力強く踏みしめるようなたくましさ、新たな一歩を踏み出す頼もしさが込められたデザインに仕上がっています。

2024年には一部改良が施されましたが、外観の変更はあくまで控えめ。資料を見なければ気づかない程度にとどめられているのは、従来のデザインがすでに高く評価されていた証拠といえるでしょう。

フロントアッパーグリルの上部が通気口のないブラックパネルへと変更され、ホイールとテールランプのデザインも新しくなりました。さらに、前後バンパーのアンダーガード風のガーニッシュが、よりすっきりとしたデザインになりました。加えて、バンパー全体の形状も見直され、全長は10mm、全高は5mm拡大されています。

また、ボンネットやフェンダーに使用される素材がアルミや樹脂からスチールに変更されたことで、ボディのプレスラインがよりシャープで繊細になりました。各パネルの“チリ合わせ”(隙間や段差の精度)も見直されたとのことで、基本的なデザインはほとんど変わっていないのに、クルマ全体から漂う質感は確実にレベルアップしています。

上質な内装と快適な室内空間

アウトランダーPHEV

アウトランダーPHEVのインテリアは、外観同様に「力強さ」と「洗練さ」が同居する仕上がりとなっています。採用されているのは、「HORIZONTAL AXIS(ホリゾンタル・アクシス)」と呼ばれる水平基調のインストルメントパネル。芯の通った力強さを感じさせながらも、開放感をしっかりと演出しており、乗った瞬間に先進的で上質な空間が広がります。

また、見晴らしの良さもポイントです。とくに悪路走行時などでは、車体の傾きや姿勢の変化をすばやく把握しやすく、安全なドライビングをサポートしてくれます。

12.3インチのフルカラー液晶ディスプレイを備えたメーターパネルを中心に、同じく12.3インチのスマートフォン連携ナビゲーション、さらには10.8インチのウインドシールドタイプのヘッドアップディスプレイまで搭載されており、情報の視認性と操作性を高い次元で両立しています。

さらに注目したいのが、インテリアカラーや素材のこだわりです。最上級グレードには、しなやかな質感が魅力のセミアニリンレザーシートを採用。そのシートやインストルメントパネルには、新たに「ブリックブラウン」という落ち着いた新色が加わり、モダンでラグジュアリーな雰囲気を高めています。

「Dynamic Sound Yamaha Ultimate」には、ヤマハのフラッグシップスピーカーである「NS-5000」の設計思想が反映されており、臨場感にあふれる高音質を実現。まるでコンサートホールにいるかのような音の広がりを車内で体感できます。

快適性という点でも優秀で、前席・後席それぞれで独立して温度設定が可能なエアコンシステムを搭載。乗る場所に関係なく、それぞれの乗員が心地よい温度で過ごせるのは嬉しいポイントです。

荷室容量やシートアレンジの使い勝手

アウトランダーPHEV

新型アウトランダーPHEVは、日常使いからアウトドアまで幅広く対応できるラゲッジ容量の広さが魅力です。

7人乗り仕様では、サードシートを折りたたみ、セカンドシートを一番後ろまでスライドさせた状態で469L(サブウーファー付きは464L)の容量を確保しています。一方、5人乗り仕様では、498L(サブウーファー付きは472L)とさらに広く、ラゲッジアンダーボックスの26Lもしっかり含まれています。

また、2列目シートは便利な4:2:4の分割可倒式となっており、中央だけを倒して長尺物を積むことも可能。すべてのシートをフラットにすれば、最大1,300L以上の大容量スペースが生まれます。家族での旅行や大きな荷物を積む場面でも安心ですね。

さらに、荷室のサイドには1500WのAC電源コンセントを搭載。キャンプや停電時の電源としても活躍します。荷物を持ったままでも開閉できる足の動きで操作可能なエレクトリックテールゲートも標準装備されており、利便性は抜群です。

3列目シートは、正直なところ大人が長時間座るにはやや窮屈な空間ではありますが、いざというときに定員が増やせるのはありがたいポイント。家族や友人を乗せる機会がある方にとっては、助かる存在といえるでしょう。

また、ボディ延長により確保された2列目の足元スペースはクラストップレベル。シートはリクライニング機能付きで、ゆったりとくつろげるようになっています。

アウトランダーPHEV

2列目の中央シートは、背もたれを倒すことでカップホルダー付きアームレストとしても使用可能。ドアポケットにも左右1つずつカップホルダーがあり、2列目だけで合計4つのドリンクホルダーを備えています。

さらに、後席のドアウインドウには手動式のサンシェードも付いており、日差しが強い日でも快適。こうした細やかな配慮が、長時間のドライブをより快適なものにしてくれます。

走行性能と静粛性

EV走行の滑らかさとモーターの力強さ

アウトランダーPHEV

アウトランダーPHEVは、前後に搭載された高出力モーターによって四輪を駆動します。これにより、発進時からレスポンスが良く、スムーズで力強い加速が得られるのが特長です。

また、駆動用バッテリーの大容量化に加え、電池制御も新たに見直されたことで、システム全体の出力が向上。これによって、EV特有のなめらかな加速フィールに磨きがかかり、街乗りから高速道路での合流、追い越しといったシーンでもストレスのない走りを実現しています。

普段使いはもちろん、ロングドライブでも疲れにくい車です。ちょうど良いパフォーマンスが、このアウトランダーPHEVには詰まっています。

S-AWCによる安定したコーナリング性能

アウトランダー

アウトランダーPHEVには、三菱の先進技術である車両運動統合制御システム「S-AWC(Super All Wheel Control)」が搭載されています。「S-AWC」は、かつて高性能スポーツモデル「ランサーエボリューション」でも培われてきた技術です。それが、前後に独立したモーターを持つ現代のアウトランダーPHEVでさらに進化を遂げています。

このシステムは、前後輪のトルクを最適に配分する2モーター式4WDと、左右輪にブレーキをかけることで車両の動きをコントロールするブレーキベクタリングを組み合わせており、SUVとは思えないほど自然でよく曲がるハンドリング性能を実現しています。

アウトランダーPHEVは、基本的に外部充電やエンジンによる発電で電力を得て走行する“シリーズハイブリッド方式”を採用していますが、高速道路ではエンジンとモーターを併用したパラレルハイブリッドモードに切り替わることもあります。

特に注目すべきは、リアモーターの出力がフロントより高く設定されている点です。リアモーターは136PS/195N・m、フロントは116PS/255N・mと、前後の特性を活かして理想的な駆動力配分を行います。

たとえば、グリップの高い舗装路(μ=1.0)では後輪へのトルク配分は100~67%、一方で雪道など滑りやすい圧雪路(μ=0.4)ではリアが70~55%の範囲に設定されるなど、状況に応じて緻密に駆動力をコントロールしています。

走行モードも路面に応じて切り替え可能で、スノーモードでは安定性を優先、グラベル(砂利)やマッド(泥道)では多少のホイールスピンを許容しながらも、しっかりとトラクションを確保して走り抜けます。

もちろん、車両安定制御(ASC)をオフにしない限り、急激な挙動の乱れは抑えられ、安心して運転を楽しめる設計です。こうした制御の積み重ねが、PHEVでありながら本格SUVらしい走破性を実現しているのです。

静粛性と乗り心地

アウトランダーPHEV

アウトランダーPHEVは、EV(電気自動車)ならではの静粛性にこだわった走りが特徴です。モーター走行中はエンジン音がないため、どうしてもロードノイズや風切り音が目立ちやすくなりますが、それを補うべく、車体のあらゆる箇所に防音・遮音・防振対策を徹底。細部にまで手を加えることで、快適な静けさを実現しています。

特に吸音材には高性能な素材を採用しており、外からの音をしっかり遮断するとともに、車内の振動も抑えています。高速道路を走っているときでも会話がスムーズにできるような、落ち着いた車内空間が広がります。

さらに、エンジンが作動する場面でも始動音が抑えられているため、常にEVらしい静かな乗り味を楽しむことができます。都市部のストップ&ゴーでも、高速のクルージングでも、耳に優しい走りを体感できるのは大きな魅力です。

燃費・電費と充電性能

アウトランダーPHEV

画像引用元:アウトランダーPHEV | 三菱自動車

EV走行距離と総合的な燃費性能

2024年末に実施された大規模なマイナーチェンジでは、駆動用バッテリーが従来の20.0kWhから22.7kWhへと約10%容量アップされました。この改良によって、EV走行換算距離(WLTCモード)は従来の83kmから102kmへと飛躍的に伸びました。日常の移動なら、ほぼモーター走行だけでこなせるケースが増えるでしょう。

さらに注目したいのがシステム出力の約20%アップです。これにより、加速性能が大きく向上し、0-100km/h加速タイムはなんと従来比で2秒も短縮。しかも、モーターの力が増したことでエンジンが始動する頻度も抑えられ、静かで快適なEV走行時間がより長くなっています。

ハイブリッド燃料消費率もWLTCモードで17.2km/Lとなっています。

家庭用充電・急速充電

アウトランダーPHEVは、急速充電と普通充電の両方に対応しているので、ライフスタイルに合わせた使い方が可能です。

たとえば、三菱自動車の「電動車両サポート」ベーシックプラン(月額550円)に加入している場合、急速充電1回(30分)あたりの料金は、三菱ディーラーで165円、そして高速道路やコンビニ、商業施設、道の駅などでは396円となっています。

30分の急速充電で、バッテリー容量の約8割程度まで充電できるので、これはおよそ80kmの走行距離に相当します。一方で、仮にレギュラーガソリンが180円/L、燃費が17km/Lだとすると、同じ80kmを走るのに約850円かかります。つまり、充電での走行は圧倒的に経済的といえるでしょう。近くに急速充電設備があれば、アウトランダーPHEVは十分に実用的です。

もちろん、普通充電(AC200V/15A)にも対応しており、こちらは約7.5時間でフル充電が可能。仕事やお出かけから帰ってきて夜間に充電しておけば、翌朝にはしっかり満充電というわけです。

さらに注目したいのが、「スマート充電」機能です。これは、三菱が国内で初めて導入したデジタル制御による先進的なシステムで、専用アプリを使って出発予定時刻を設定するだけ。あとは自動で、最適なタイミングで充電をスタートしてくれます。

これにより、電力需要のピーク時間を避けて充電することができるため、再生可能エネルギーの有効活用にもつながり、電気代の節約にも効果的です。

安全装備と運転支援システム

アウトランダーPHEV

三菱e-Assistの内容と進化

PHEVとして人気の高いアウトランダーには、カメラとレーザーレーダーを組み合わせた先進の運転支援システムが搭載されています。このシステムは、前方のクルマだけでなく、歩行者や自転車の運転者との距離や相対速度を常に監視しており、昼夜を問わず安全性の確保に努めています。特に夜間の歩行者検知にも対応している点は、安心材料のひとつと言えるでしょう。

危険が迫っていると判断されると、まずはディスプレイと警告音でドライバーに注意を促します。その後、回避行動が取られない場合は、自動的にブレーキを制御して衝突を回避、もしくは被害を軽減するようサポートしてくれます。

作動の流れとしては、以下の通りです。

  • 警告表示と警報音で危険を知らせる
  • 弱めの“第1段階ブレーキ”を自動で作動
  • さらに衝突のリスクが高まった場合は、強い“第2段階ブレーキ”が作動

3段階のプロセスで、安全を確保するように設計されています。

こうした細やかな安全機能が、日常のドライブだけでなく、予測しにくい場面での安心感にもつながっています。PHEVとしての性能だけでなく、「家族を乗せるクルマ」としても信頼できる1台です。

MI-PILOT(マイパイロット)の実力

アウトランダーPHEVには、高速道路や自動車専用道路でのドライブを大幅にサポートしてくれる先進の運転支援機能「マイパイロット」が搭載されています。このシステムは、高性能な単眼カメラとミリ波レーダーを組み合わせて、車両の周囲を正確に認識・解析しながら、アクセル・ブレーキ・ステアリングを制御するというものです。

設定した車速(約30km/h以上)を上限に、先行車の加減速に合わせて自動で車間距離を調整します。渋滞時には、前の車に合わせて自動で停車・再発進。停止後約30秒以内に先行車が動き出せば、ドライバーの操作なしに再び発進します。

さらに、車線の中央付近を維持するよう、ステアリング操作をサポートしてくれます。また、道路標識を読み取り、自動で制限速度にあわせて設定速度を切り替えることが可能です。

ナビゲーションの地図情報と連携し、カーブや分岐などではあらかじめ車速を自動で調整してくれるのも便利な機能です。高度な運転支援を支えているのが、高性能な単眼カメラとミリ波レーダーです。

カメラは前方の車両や白線などを立体的(3D)にとらえることで、高精度な周囲認識を実現しています。

たとえば、以下の状況で検知してくれます。

  • 渋滞など混み合った状況でも、周囲のクルマの位置をしっかり把握
  • カーブの途中でも、白線や周囲の車両を正確に検知
  • 割り込んできた車両にもすばやく反応し、なめらかに対応

運転中のさまざまなシーンでドライバーをサポートし、疲労の軽減と安全性の向上を実現してくれます。

運転支援技術を積極的に取り入れた、頼もしい相棒となるのがアウトランダーPHEV。特に長距離移動が多い方や、日々の通勤で渋滞が避けられない方にとっては、この「マイパイロット」の恩恵は大きなものとなるでしょう。

グレード別の装備と価格一覧

各グレードの違いと選び方

アウトランダーPHEV M

画像引用元:アウトランダーPHEV | 三菱自動車

M(5人乗り)|基本性能と実用性に優れたエントリーモデル
5,263,500円

Mグレードは、アウトランダーPHEVのエントリーモデルとして設定されていますが、その装備内容は非常に充実しています。標準で搭載されているのは、三菱の先進運転支援システム「e-Assist」。衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱防止支援など、多彩な機能で日常の運転をしっかりとサポートしてくれます。

シートにはブラックのファブリック素材が使われており、カジュアルながらも快適な座り心地を実現しています。室内空間も広々としており、日々の通勤や買い物、週末のレジャーにもぴったりな一台となっています。

アウトランダーPHEV G

画像引用元:アウトランダーPHEV | 三菱自動車

G(5人乗り・7人乗り)|快適性と装備のバランスが魅力
5,879,500円

Gグレードでは、5人乗りと7人乗りの2タイプから選べる点が特徴です。インテリアカラーはブラックとライトグレーの2色から選択でき、シートは人工皮革と合成皮革を組み合わせたコンビタイプ。高級感がありつつ、扱いやすさも兼ね備えているため、ファミリー層からの支持も厚いモデルです。

装備も非常に充実しており、アダプティブLEDヘッドライトや20インチアルミホイール、12.3インチの高精細ディスプレイ付きスマートフォン連携ナビを標準搭載。さらに「MITSUBISHI CONNECT」にも対応し、緊急通報や遠隔操作などの便利な機能が利用できます。

エレクトリックテールゲートも標準装備されているので、荷物の多い買い物やアウトドアシーンでも重宝します。日常使いからロングドライブまで、幅広いシーンで活躍してくれるグレードです。

アウトランダーPHEV P

画像引用元:アウトランダーPHEV | 三菱自動車

P(5人乗り・7人乗り)|上質な快適性と先進機能を兼ね備えた上級モデル
6,314,000円

Pグレードは、装備の充実度と快適性をさらに高めた上級仕様となっています。インテリアカラーはブラックとライトグレーの2種類が用意され、シートには上質なレザーを採用。落ち着きのある高級感が、乗るたびに満足感を与えてくれます。

外装では、20インチのアルミホイールや流れるように点灯するシーケンシャルウインカーを装備。スタイリッシュさもひときわ際立っています。

装備面では、ヘッドアップディスプレイや3ゾーン独立温度調整機能付きのフルオートエアコン、スマートフォン連携ナビなど、細部にまで先進技術が盛り込まれています。運転席と助手席にはメモリー機能付きのパワーシートを採用し、シートベンチレーションも備えているため、季節を問わず快適にドライブを楽しめます。

アウトランダーPHEV  P Executive Package

画像引用元:アウトランダーPHEV | 三菱自動車

P Executive Package(5人乗り・7人乗り)|ラグジュアリーと最新技術の集大成
6,594,500円

アウトランダーPHEVの頂点に位置するのが、「P Executive Package」です。

インテリアには、高級感あふれるブリックブラウンのセミアニリンレザーを使用。天井にはブラックを採用し、洗練された大人の空間を演出しています。

快適性も格別で、メモリー機能に加えてリフレッシュ機能を備えたシートは、長時間の運転でも疲れを感じにくい設計です。

さらに特筆すべきは、進化したオーディオシステム「Dynamic Sound Yamaha Premium」です。12スピーカーとデュアルアンプにより、まるで専用音響室にいるかのような臨場感あるサウンドを実現。音楽を楽しむ時間が、移動そのものを特別なものへと変えてくれます。

おすすめグレードとその理由

おすすめしたいグレードは、やはり追加された「P Executive Package」です。アウトランダーPHEV「P Executive Package」は、プレミアム感あふれる内装と快適装備、そして滑らかな走行性能を兼ね備えた最上級グレードです。

特に目を引くのが、セミアニリンレザーを使用したシートです。上質な革素材で、やわらかく通気性が良く、長時間のドライブでも体に優しい仕上がりです。

さらに、運転席と助手席には「フロントリフレッシュ機能」も搭載。シート内蔵のエアポンプが空気圧で背中や腰を優しく刺激し、疲れを軽減してくれます。まるでマッサージチェアのような感覚で、長距離移動も快適に楽しめます。

ラグジュアリーさと実用性、その両方を大切にしたい方にこそ、このP Executive Packageはぴったりの選択肢といえるでしょう。

価格帯と補助金適用について

まず、国の補助金についてです。対象となるのは個人だけでなく、企業や地方自治体などの法人も含まれます。2025年4月以降の場合、アウトランダーPHEVに対して受け取れる補助金の上限は58万円となっています。

申請にあたってはいくつか条件が設けられており、対象車種であることはもちろん、申請期間や手続きなどもきちんと確認しておく必要があります。なお、補助金額は毎年見直される可能性があるため、購入時には必ず最新情報をチェックするようにしましょう。

一般社団法人次世代自動車振興センター

ちなみに、PHEVとは別にEV専用の補助金制度(通称:EV補助金)も存在し、こちらは上限85万円とより高額な設定となっています。

一方で、自治体が独自に実施している補助金制度もあります。こちらは、お住まいの地域によって支給の有無や金額、条件が異なるのが特徴です。すべての自治体で実施されているわけではないため、まずは自治体のホームページで確認してみてください。

豊中市の場合は、プラグインハイブリッド車に10万円の補助金があります。

競合車種と徹底比較

トヨタ RAV4 PHV

RAV4 PHEV

画像引用元:トヨタ RAV4

RAV4 PHVは、現行RAV4に2020年6月に追加されたプラグインハイブリッドモデルです。RAV4 PHVの外観デザインは、ベースとなるRAV4と共通です。エクステリアはシャープなエッジを効かせたアウトドア感のあるデザインで、ボディサイズはアウトランダーよりややコンパクト。モノトーン6色、2トーン5色の計11色から選べますが、アドベンチャーグレードの設定はありません。内装は左右対称のインパネやサテンメッキ加飾、合成皮革シートにより質感を高めつつ、カジュアルでスポーティな雰囲気が特徴です。

サテンメッキ加飾や合成皮革シートを採用することで、手触りの良さと高級感を両立していますが、全体的にはアウトランダーと比べてカジュアルでアクティブな印象が強いといえるでしょう。すべて5人乗り・2列シート仕様。走行面では、後輪をモーターで駆動する

E-Fourを採用し、統合制御で安定した走りを実現。トレイルモードも搭載していますが、悪路性能はアウトランダーにやや劣ります。とはいえ、システム最高出力306馬力という加速力はPHEVとは思えないほどパワフルで、走行性能にも大きな魅力があります。

エクストレイル e-POWER

エクストレイル

日産、三菱、ルノーの3社はアライアンスを組み、プラットフォームやパワートレーンを戦略的に共有することで競争力を高めています。その代表例が、共通のCMF-C/Dプラットフォームを採用した日産エクストレイルと三菱アウトランダーPHEVです。

パワートレーンは両車ともモーター駆動を主体としており、アウトランダーは2.4L自然吸気エンジンを併用するPHEV、エクストレイルは1.5Lターボを発電専用とするシリーズハイブリッド「e-POWER」を搭載しています。どちらも後輪をモーターで駆動する電動4WDを採用し、リアモーターは共通構造です。

エクストレイル(T33型)は、伝統工芸「組み木」から着想を得た立体グリルや、2段式ヘッドライトを備え、モダンかつ上質なデザインが特徴。さらに日産独自の4WD制御「e-4ORCE」により、車体の揺れを抑えた安定した走行性能を実現しています。

前後に配置された2つのモーターを緻密に制御することで、加速・コーナリング・制動すべてにおいて安定感を高めるシステムです。安定した走りが好みに方には、エクストレイルが魅力的になるでしょう。

アウトランダーPHEVはこんな人におすすめ

ポイント

日常使いとアウトドアの両立をしたい人

アウトランダーPHEVは、内装の質感が高くなっているだけでなく、3列目シートを倒して大きな荷室に荷物を積載することができます。

4WDのメリットを活かして、悪路も走破できるのでアウトドアに活用したい方にもおすすめです。

電動車に興味はあるけれどEVに不安がある人

完全EV車の場合には、充電場所や充電時間を考慮する必要があるでしょう。その点、プラグインハイブリッドであれば、必要なときには充電してEVモードで走行、充電ができない環境ではハイブリッドカーとして活用できます。

充電環境に左右されにくいので、モーターによる走行に興味がありながら、EV車は心配な方におすすめです。

燃費と走行性能の両立を重視する人

アウトランダーPHEVはプラグインハイブリッドとして燃費が優れているだけでなく、モーターによる力強い走りも可能となっています。

ツインモーターで4輪を制御して安定しながら、力強い走りを楽しめるだけでなく、ハイブリッドによる環境負荷が少ない走りも実現しています。

走行シーンに合わせた走行モードに切り替わってくれるので、快適な走りを楽しめるのが特徴です。

カミタケチャンネル!

今回は三菱さんの試乗会で、アウトランダーPHEVに乗ってきました。PHEV(プラグインハイブリッド)にはあまり馴染みがなかったのですが、実際に乗ってみて驚きました。

ガソリンでもEVでも走れるPHVが、今なぜ注目されているのか。そして、全体の約7割の人が選んでいる最上級グレード「エグゼクティブパッケージ」の内外装や走りをしっかりレビューしていきます。

三菱アウトランダーPHEVの試乗

今回は、アウトランダーPHEVの試乗に出かけました。スタッフ諏訪田が着用しているのは、デリカミニのデザインが入ったジャンパーです。

「JAPAN DELIMAL」って入ってて、日本背負ってる感じが良いですね。限定で販売されたスカジャンだそうです。

今回紹介するのはこちら、三菱 アウトランダーPHEVです。カミタケチャンネルでは、以前一緒に「ラーメン部ツアー」でPHVに乗ってドライブしたこともありました。

今回はマイナーチェンジ後のモデルとなっています。今回の試乗は「西日本三菱」さんの協力のもと、実施させていただいています。

2024年10月のマイナーチェンジで新たに加わったのが、最上級グレード「エグゼクティブパッケージ」です。

試乗車

アウトランダーPHEV

三菱 アウトランダーPHEV

  • P Executive Package(7人乗り 4WD)
  • ホワイトダイヤモンド ブラックマイカ
  • 6,685,800円

もともと「M」「G」「P」の3グレード構成だったのが、「P エグゼクティブパッケージ」が加わって4グレード体制に。

5人乗りの価格は以下の通り

  • M:5,263,500円
  • G:5,879,500円
  • P:6,314,000円
  • P エグゼクティブパッケージ:6,594,500円

ほぼ660万円ということで、700万円近い価格帯になります。人気なのは「P」グレードで、そこからさらに上質な装備が加わったのが「エグゼクティブパッケージ」です。

三菱は1964年から電気自動車の研究を続けてきました。とはいえ、現在のEV市場は充電インフラの整備やバッテリー劣化の問題などがあり、まだ完全普及には時間がかかります。

そこで注目されているのが、ガソリンでもEVでも走れるPHV。その中でも、三菱のPHVは世界的にも高い評価を受けています。

走行を試してみた

では、実際に加速性能を試してみましょう。

0-100km/h 加速スタート!

アウトランダー

怖いくらいの加速感。でも、めちゃくちゃ静か。

あの静けさでこの加速はすごいです。スムーズだし楽しい。

エンジン音が静かすぎて、スピードが出ているのに気づかないレベルになっているのが特徴です。

アウトランダー

次はスラロームテスト。横揺れの中でも、しっかりと踏ん張ってくれて安定しています。さらに段差テストでは、約5〜6cmのボコボコ道を走行。車体がしなやかにいなしてくれて、衝撃が和らいでいるのがわかります。

アウトランダー

「S-AWC(スーパーオールホイールコントロール)」のチューニングも進化しており、オーバースピードでカーブに入っても、車がうまく調整してくれます。

「運転が上手くなった気がする」と思わせてくれる制御力です。

外装

アウトランダーPHEV

改良されるときに10パターンほど候補があったものの、結局のところ外観に大きな変更はありませんが、細部に手が加えられています。

リアランプがスモーク仕様になっているのが違いです。レンズがブラック仕上げに変更されています。

ホイールデザインが刷新されたアルミホイールになりました。タイヤもオフロード寄りから街乗りに方向が変わったことで、快適な乗り心地が期待できます。

さらに注目ポイントが、フロントグリル内の自動開閉式「グリルシャッター」の追加。冷却性能と空力性能の両立を図っています。

内装

アウトランダーPHEV

内装はまさに大人仕様になっている高級感あふれるシート&ディスプレイです。室内で最も印象的だったのは、茶色のセミアニリンレザーシート。本革で、水や傷にも強い加工が施されています。高級ソファーにも使われる素材とのこと。

ちなみに、Pグレードは黒または白の通常レザーシート。差額は約20万円。大人の落ち着きや上質さを求める人にはエグゼクティブパッケージが合いそうです。

アウトランダーPHEV

そしてもう一点、注目したいのが12.3インチの大型ディスプレイ。以前は9インチが標準でしたが、今はこのワイドなパネルが全グレードで標準装備に。モーションも滑らかで、表示の美しさも際立っています。

今回のモデルでは、2画面表示が可能な大型ディスプレイが標準装備されています。

左右で別の情報を表示できるので、ナビと詳細画面を同時に確認できるのが便利です。

画質もめっちゃ綺麗!

前のモデルではメーカーオプションだったけど、今は標準装備に。

メーター周りもグラフィックが滑らかで、表示がとても見やすくなっています。たとえば「SNOWモード」などは文字だけでなくビジュアルでも分かりやすく表示されるので、視覚的な理解がしやすいです。

今回からYAMAHAと共同開発された12スピーカーのオーディオシステム「Dynamic Sound Yamaha Ultimate」が搭載されています。以前は10基でしたが、今回は2基追加され、臨場感のある音響が楽しめます。

「ジャズやロックとの相性が抜群」とのことで、音楽好きにはたまらない仕様です。

特にジャズのように繊細な音も角が取れて滑らかに聞こえるのは高品質なスピーカーならではです。

快適装備

このグレードにはドライブモード切替やオートホールド、シートベンチレーションも標準装備。「P」グレードでも装備は充実していますが、エグゼクティブパッケージではさらに細かい快適性がプラスされています。

充電関連の表示も運転席右側に多く必要なボタンがあります。EV航続距離は最大100kmまで延長。前回モデルから約20km伸びたことになります。

今回のモデルは価格が約40万円アップしましたが、その多くはバッテリーの性能向上によるものです。

ヨーロッパ市場向け、特に速度無制限のアウトバーンでの運用を見据えており、高速域での持続的な加速性能が求められました。従来は熱により性能が落ちやすかったのですが、今回は熱に強いバッテリーを搭載し、連続的な加速に対応できるようになっています。

充電は、普通充電と急速充電があります。

  • 普通充電:約7時間半で満充電(200V])
  • 急速充電:約30分で80%まで充電可能

「自宅で寝ている間に充電 → 朝そのまま出勤」が可能な実用性の高さも魅力です。

また、車内の開放感や座り心地も高く評価されました。

2列目に座ると本当にゆったり。リラックスできる広さです。

センターコンソールは丸型ドリンクホルダーを採用し、シンプルな設計。

余計な飾りがなくて、使いやすいですね。

スタッフ黒石も試乗してみましたが、走行性能の高さにぴっくりしています。スムーズな走行性能で思わず欲しくなっていました。

荷室

今回の車両は7人乗り仕様。3列目は補助的な用途が中心となりますが、簡単に展開・格納が可能です。

  • シートヒーター:3段階調整
  • 後席エアコン:搭載済み

ドリンクホルダー付きアームレストがあるので、後席に座る人も快適です。

「大人のたしなみ」としてゴルフやアウトドアにもぴったりです。

3列目シートの収納は“くるリンパ方式”。回転させながらシートを格納したり、展開したりできます。テールゲートは電動で操作できます。ベースはやや狭めですが、座った際の安定感は高めです。

注意点としては、収納時にシートの固定用の紐を残しておく必要があります。そうでないと再展開時に支障が出るので要注意。

さらに、AC100Vコンセント(アクセサリー電源)1500Wが車内に備わっており、小型家電の使用も可能。

アウトランダーPHEV

災害時には非常用電源としても活躍する頼もしい存在です。三菱アウトランダーPHEVは、フル充電でスマートフォン約200台分の電力を取り出せる性能を備えています。この圧倒的な電力量は、災害時などの非常用電源としても頼れる存在です。

走行比較:新旧アウトランダーでの違い

アウトランダーPHEV

今回はそのアウトランダーPHEVで、同じ試乗コースを使って新型と旧型の違いを比較していきます。

早速、アクセルを踏み込んで走行テスト開始!

ちょっと容赦なく踏みます。

初動の加速では、新型の加速性能がはっきりと実感できました。ブレーキに関しては、新旧ともにスムーズな印象です。

加速はやっぱり新型が明らかにいいね。ハンドルの軽さは相変わらず三菱さんらしくて、旧型でも軽いのがすごい。

次は段差を通過してみます。

カタンカタン…っていう音が結構響いてびっくり。何か踏んだ?ってなるくらいの音でしたね。

静粛性に関しては、新型が特に優秀だったという印象。

最初に乗った新型アウトランダーの静かさが際立っていました。

新型アウトランダーPHEVの魅力まとめ

新旧モデルを比較し、さらには別の車両とも乗り比べてみた結果、以下のポイントが特に印象的でした。

  • 静粛性の向上:80km/h程度まで加速しても、エンジン音がほとんど聞こえない
  • 音響体験の向上:静かな車内でジャズが気持ちよく聴ける「爆速ジャズ」状態
  • 加速感の滑らかさ:他社の車に比べても、スムーズで押されるような加速が心地良い
  • ハンドル操作の軽さ:制御がしっかりしており、取り回しがとても楽

ハンドルの軽さは特に差を感じました。他のメーカーの車とは全然違うね。

旧モデルと比較しても、マイナーチェンジされたモデルの素晴らしさを実感してきました。

アウトランダーPHEV エグゼクティブパッケージは、カミタケモータースで低金利ローンや残価設定型ローンなど、お得な購入プランも用意されています。気になる方はぜひお問合せください。

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