トヨタの言わずと知れたハイブリッドカーのプリウスは、スタイリッシュになり燃費性能だけでなく、走行性能も高くなりました。
そして、ホンダが発売しているシビックも、e:HEVを搭載して低燃費に走行できますが、やはりスポーティな走りが楽しめます。
スタイリッシュな2台を比較する方も多いですが、いったいどちらの方が自分に合った車なのか、どのように比較できるでしょうか?この記事では、プリウスとシビックを徹底比較していきます。
プリウスとシビックで迷ったら?比較のポイントは3つ
プリウスとシビックで迷っているなら、以下の3つのポイントを比較してみるのをおすすめします。
- シートアレンジ
- パワーユニット
- 安全装備
異なっている点もあるので、どの機能や装備が自分にとって重要なのか比較してみるとよいでしょう。
シートアレンジ
プリウスとシビックを比べると、シートのカスタマイズできる範囲が違います。
プリウスは、8ウェイパワーシートで自分専用の椅子みたいに、運転席を動かせます。前後にスライドさせたり、リクライニングしたり、シートの高さ調節やチルト調整も可能です。
腰部を支えるランバーサポートは、2ウェイ調整が可能なスイッチで操作します。
6:4分割可倒式リアシートも前に折りたためば、荷物をたくさん積めるフラットなスペースができあがります。
一方のシビックは、前の席がガッチリ体をホールドしてくれるシートです。後ろはベンチシートで、ハッチバックで3人乗れます。シビックのシートアレンジもリアシートを倒せます。
どちらも大人の男性が後席に3人乗るのは、難しいでしょう。短距離移動であれば無理なく乗車できるでしょう。
もちろんボディ形状から、頭上スペースが狭めなのは懸念点。こちらはプリウスも同じようではありますが、後席に乗車する機会が多いなら乗降性を含めて実車をチェックしてみましょう。
パワーユニット
ハイブリッド車は、各車種でギミックが違います。「プリウス」と「シビックe:HEV」も異なっています。
プリウスはエンジンと2つのモーターを遊星ギヤでつなげた仕組みで、エンジンとモーターの力をうまく組み合わせて使うものです。これがプリウスのスムーズな走りの秘密です。
一方、シビックe:HEVはエンジンで発電し、モーターだけで走り、高速ではエンジンで直接車を動かします。この違いが、ハイブリッド車でも、両者の特徴を際立たせています。プリウスはエンジンとモーターの使い分けが柔軟ですが、シビックe:HEVは使い分けがもっと明確。
シビックe:HEVは2リッターエンジンのみのハイブリッドで、プリウスは2リッターと1.8リッターのエンジンの2種類のエンジンがグレード別で設定されています。
パワーを比べると、シビックe:HEVのモーターは184PS(135kW)、トルク315Nmで、高速では141PSのエンジンを使います。プリウスは2リッターハイブリッドで196PS、1.8リッターで140PSです。
特に2リッターのプリウスはフロントモーターが113PSとなります。パワーは互角に近いですが、燃費はプリウスの方が上。シビックe:HEVが24.2km/Lなのに対し、プリウスは2リッターで28.6km/L、1.8リッターで32.6km/Lという印象的な数字を叩き出しています。
プリウスとシビックは、ハイブリッドシステムは異なりますが、いずれも低燃費を実現しているモデルです。シビックならガソリンモデルも選択可能です。
安全装備
プリウスとシビック、両方とも安全装備は充実したものが搭載されていますが、装備の中身には違いがあります。
プリウスの安全装備は、トヨタの「Toyota Safety Sense」が搭載されていて、プリクラッシュセーフティやレーントレーシングアシスト、レーダークルーズコントロールなどの機能が盛りだくさんです。
夜間の運転をサポートするアダプティブハイビームや、パーキング時に役立つインテリジェントクリアランスソナーもついています。そして、アクセルを踏み過ぎたときに助けてくれる機能も搭載されています。
- Toyota Safety Sense(衝突回避支援パッケージ)
- プリクラッシュセーフティ
- レーントレーシングアシスト
- レーダークルーズコントロール
- アダプティブハイビームシステム/オートマチックハイビーム
- ロードサインアシスト
- パーキングサポートブレーキ
一方、シビックではホンダの「Honda SENSING」が装備されていて、渋滞中の運転を楽にしてくれるトラフィックジャムアシストや、衝突を防ぐための機能が搭載されています。
さらに、歩行者を守るための機能や、車線をしっかり維持するサポート、標識を認識する機能、ブラインドスポットをチェックしてくれる機能など、安全性を高めるための装備が満載です。
- Honda SENSING(衝突回避支援パッケージ)
- トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)
- 衝突軽減ブレーキ
- 誤発進抑制機能
- 後方誤発進抑制機能
- 近距離衝突軽減ブレーキ
- 歩行者事故低減ステアリング
- 路外逸脱抑制機能
- アダプティブクルーズコントロール
- 車線維持支援システム
- 先行車発進お知らせ機能
- 標識認識機能
- アダプティブドライビングビーム/オートハイビーム
- ブラインドスポットインフォメーション
どちらも充実した装備ですが、プリウスの方がトヨタチームメイトのアドバンストパークがあるので、スイッチを押すだけで駐車操作を支援してくれます。
操作を車自身がサポートしてくれるので、安心して駐車できる機能です。もし駐車が心配ならプリウスの方が安心して運転できるでしょう。
プリウスは燃費のよいエコカー
新しい「プリウス」にかけられたトヨタのコンセプトは、「一目惚れするデザイン」と「虜にさせる走り」を兼ね備えたクルマです。環境にいいだけではなくて、「この車に乗りたい!」って思わせるようなかっこよいデザインと、運転しててワクワクするような走りにも力を入れています。
現行のプリウスは「シビックe:HEV」と同様にスポーティな走りはもちろん、デザイン面でも優れています。
プリウスのハイブリッドシステムは、ガソリンエンジンと電気モーターの良いとこ取りをして、燃料を効率よく使います。このトヨタの都会の走りや渋滞の時は、特に電気モーターを活用して燃費を良くしてくれるシステムです。
特に現行モデルのパワーユニットは、走りの質も向上させているので、気持ちよく走行できるでしょう。
スポーティに走行できるシビック
「シビックe:HEV」は、スポーティな走りが楽しめる車になっています。新しく作られた2リッターの直噴エンジンが搭載されていて、熱効率がよいアトキンソンサイクルに、直噴システムを組み合わせているパワーユニットです。
ハイブリッドシステムはパワーコントロールユニットをパワーアップさせて、重いバッテリーを後ろの座席の下に置いて、車の重心を下げています。これにより、スポーティな走りが可能になりました。
e:HEV車に搭載されているドライブモードは、スポーツ、ノーマル、エコに加えて、ドライバーの好みでセッティングできるインディビジュアルモードがついてます。
運転席からの視界を比較
プリウスのインテリアは、先代と比較すると変化しています。前のモデルは左右対称でセンターメーターが特徴的でしたが、現行は普通の横長デザインになって、メーターも運転席の前に来ました。しかしメーターはステアリングの上から見えるタイプです。
センターコンソールにはシフトレバーや各種スイッチ、ドリンクホルダー、スマホ置き場もしっかりあります。居住性は、天井が低くなった分、座る位置も下げて、スポーツカーのような感じの運転ポジションです。
シビックの方もインパネは横長ですが、デザインはプリウスほど変化しておらず、ステアリング越しにメーターが見えます。しかし、シフトはスイッチ操作のエレクトリックギアセレクターで見た目もすっきりしていて、パンチングメタルのエアコンの吹き出し口がちょっと個性的です。
シビックの座席ポジションも低めでスポーティですが、シートの座り心地はよいものですし、クッション性もよいです。質感に関しても、プリウスより上質な印象があるシートです。
好みの違いはありますが、単純に比較するとシビックの方が運転席の質感は優れているといえるでしょう。
車内スペースやシートアレンジで比較
プリウスとシビックのラゲッジスペースは、実はほぼ同じサイズです。プリウスが410L、シビックはグレードによって異なりますが、425Lです。どちらも後ろの席の背もたれを6:4で倒せるため、使いやすさに大きな違いはないといえるでしょう。
シビックはe:HEVモデルになると、404Lとプリウスと違いがほとんどありません。
ただし、両車種ともタイヤハウスが出っ張っているため、荷室は四角い形をしてます。後ろの席を倒すとちょっと段差がありますが、使いにくいほどではありません。
荷室容量で気になるのはリアガラスの傾斜です。プリウスもシビックも、大きな荷物を積む時はちょっと注意が必要となるでしょう。
シビックには荷物隠しに便利な横引きタイプのカーゴエリアカバーが標準でついてるのはポイントが高いです。こちらは不要な場合は取り外すこともできます。
パワーユニットの比較
プリウスもシビック e:HEVもパワーユニットの排気量は似ているので、加速力は大きくは変わりませんが、特性は異なっています。シビックはエンジンで発電して、モーターでタイヤを駆動させるのでアクセルに対して反応が早く、電気自動車のようなスムーズな加速が楽しめます。
プリウスはトヨタが得意としているハイブリッドシステムです。どちらも低燃費に走行できますが、1.8LのUグレードは140PSですが、2.0Lハイブリッドなら196PSもあります。従来比1.6倍の出力でスポーティーに走行できるのもポイントです。
ステアリングを切った感触は、シビック e:HEVはしっかり反応しますが、新型プリウスと比較すると、重厚感があります。山道とか曲がりくねった道では新型プリウスの方が軽快で、シビック e:HEVは高速でのんびり走るのが適している特性です。
市街地での乗り心地はどちらもスポーティーで硬めです。特に、ガタガタ道でゆっくり走ると、道の凸凹をダイレクトに感じます。プリウスの方が突き上げ感が少ないと感じる方もおられるかもしれません。
安全装備の比較
安全装備で、プリウスとシビックを比較するなら、プリウスの方が優れているといえるでしょう。
プリウスには、右折時に直進車や歩行者、自転車、それに交差点での出会い頭の事故を避けるために物などを検知する衝突被害軽減ブレーキがついてます。
さらに、車線をキープしてる時にもし運転者に何かあったら、車外に警告しながら自動で減速や停車をしてくれるシステムや、降車する時に後ろから来る車や自転車を教えてくれる機能もあります。そして、Zグレードではスマホで操作できる自動駐車機能まで搭載されてます。
駐車が苦手な方でもサポートしてくれるのは嬉しい機能です。
シビックの安全装備では、車線をキープするLKASや渋滞中でも役立つトラフィックジャムアシストがあり、これでどんな速度でも車線の真ん中をしっかり走れるようになってます。
10〜40km/hで走ってる時に歩行者との事故リスクがある場合には、ステアリングをアシストする機能もついています。プリウスにも似たような機能はありますが、シビックだけに搭載されている独自の機能はありません。
駐車時のサポートの有無は、安全装備を比較する際のポイントです。
プリウスとシビックの価格比較
2024年のトヨタ プリウスの価格は以下の通りです。
プリウスの価格表
モデル | 価格 |
Z 2.0L+ハイブリッドシステム 4WD | 3,920,000円 |
Z 2.0L+ハイブリッドシステム 2WD | 3,700,000円 |
G 2.0L+ハイブリッドシステム 4WD | 3,420,000円 |
G 2.0L+ハイブリッドシステム 2WD | 3,200,000円 |
U 1.8L+ハイブリッドシステム 4WD | 3,210,000円 |
U 1.8L+ハイブリッドシステム 2WD | 2,990,000円 |
X 1.8L+ハイブリッドシステム 4WD | 2,970,000円 |
X 1.8L+ハイブリッドシステム 2WD | 2,750,000円 |
Z プラグインハイブリッド 2WD | 4,600,000円 |
シビックの価格は以下の通りです。
シビックの価格表
モデル | 価格 |
e:HEV | 3,980,900円 |
EX FF (CVT) | 3,590,400円 |
EX FF (6MT) | 3,590,400円 |
LX FF (CVT) | 3,240,600円 |
LX FF (6MT) | 3,240,600円 |
プリウスとシビックをお得に購入する方法
未使用車
お得に車を購入したい方におすすめしたいのは、未使用車の購入です。未使用車とは登録済(届出済)未使用車とは初度登録されていて一般の運行に供されていない車のことです。
未使用車は登録済みですが、実質新車みたいなコンディションが魅力。お得に乗りたい方には、おすすめの購入方法です。走行距離は場内移動のみでほとんどない車もたくさんあります。
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よくある質問
- プリウスとシビックの比較ポイントは?
-
どちらもハイブリッドモデルを選択できますが、シビックならガソリンモデルがあります。低燃費で走行できますが、走行特性が異なっているので試乗してみるのをおすすめします。
- どちらの安全装備が優れている?
-
充実した安全装備が搭載されていますが、プリウスには駐車のサポート機能が搭載されているグレードがあります。駐車が苦手ならプリウスを選択するとよいでしょう。