初代モデルが登場して乗用タイプのSUVの流行の先駆けとなったRAV4は、2019年に現行モデルがフルモデルチェンジされました。
街乗りでの快適性とSUVらしい力強さが表れているモデルとして人気モデルになっています。デザインが優れているだけでなく、日常生活からアウトドアまで便利に使える荷室やインテリアも人気の理由です。
RAV4の内装はどのようなものになっているのでしょうか?RAV4のインテリアデザインや荷室などを徹底解説します。
RAV4の概要

RAV4は発売された当初は5ナンバーサイズのSUVとして人気となり、2019年には販売台数でも上位に入っています。
ボディサイズは、全長4,600mm/4,610㎜×全幅1,855mm×全高1,685mm/1,690mmのミディアムクラス。ちょっとした悪路なら余裕の走破性を見せてくれる機能性の高さ、また充実した安全性能、さらに開放感あるインテリアデザインが魅力です。
項目別にRAV4についてみていきます。
魅力あるエクステリアデザイン

現行型RAV4は、「Adventure&Refined」というデザインコンセプトでアクティブな雰囲気と都会にも似合うデザインになっています。幾何学形状の八角形をずらした「クロスオクタゴン」が造形テーマです。
フロントデザインの違いを見るならば、オフロードを感じさせる「Adventure」と都会的な「G・X」グレードの2種類があります。
曲線的なスタイリッシュなモデルが増えていますが、直線的で無骨なデザインを採用しているのが特徴です。インテリアデザインが良いだけでなく、他のモデルとは異なったスタイルのデザインを採用しています。
悪路での走破性が高い

画像引用元:トヨタ
RAV4には悪路でも余裕の走破性があるほどの機能があります。最低地上高も190mmから200mmあるので、キャンプ場までの舗装されていない道やスキー場までの雪道なら、余裕の走破性となるでしょう。
走行状況に合わせて車両の安定性を高める「トルクベクタリング機構」、ガソリン車の4WDには、路面状況に応じた走行支援を行う「マルチテレインセレクト」が搭載されています。
AIMが駆動力やブレーキを最適に制御するので、未舗装路や滑りやすい路面での走破性を高めてくれます。
ラダーフレームを採用したような本格4WDには及びませんが、「街乗りSUV」よりも悪路走破性が高いです。
充実した安全装備

画像引用元:トヨタ
トヨタの安全装備であるToyota Safety Senseを搭載しており、安全に走行できるようにドライバーをサポートしてくれます。
搭載されているのは、以下の機能です。
- プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼・夜]、自転車[昼]検知機能付き衝突回避支援タイプ/)
- レーントレーシングアシスト
- レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)
- オートマチックハイビーム
- ロードサインアシスト
歩行者は昼と夜でも検知してくれますし、昼間は自転車もミリ波レーダーと単眼カメラで検知します。衝突の危険性があると、警報ブザーとマルチインフォメーションディスプレイ表示で知らせてくれ、さらにブレーキのアシストや作動によって衝突回避、もしくは被害軽減してくれる機能です。
アクセルの踏み間違いや踏みすぎで起きてしまう事故を防止する、「インテリジェントクリアランスソナー」と「パーキングサポートブレーキ」は、静止物との接触を防止してくれます。
RAVの内装の特徴は?

現行のRAV4は、これまでの曲線をイメージした雰囲気から直線をベースに無骨な雰囲気のデザインとなり、アウトドアに適したデザインとなりました。
インテリアは、インパネが低くなっているので、広い視界が確保されており開放感を与えます。またシンプルで使いやすいデザイン、質感の高いスタイルなので、毎日の街乗りから長距離ドライブまで快適に過ごせます。
スイッチの数は減らされたシンプルなデザインですが、シルバー加飾が加えられるなど上質感があるスタイルです。またエアコン操作パネルの横にあるスイッチと、マルチテレインセレクトスイッチは回転式を採用しています。
手袋をしているなど、アウトドアを想定したデザインになっているのも、RAV4がアウトドア向けのモデルであることの証です。
カラーヘッドアップディスプレイ
カラーヘッドアップディスプレイは、安全性と視認性を両立させた先進装備です
RAV4に搭載されるカラーヘッドアップディスプレイ(HUD)は、単なる便利機能ではなく、安全運転支援の観点から見ても有効な装備です。フロントガラスの視界内に車速、ナビゲーション案内、標識認識、さらには警告情報までを投影することで、ドライバーは前方から目を離さずに必要な情報を把握できます。
表示が分かりやすく、タイミングよくアナウンスしてくれるので便利な装備です。車線逸脱や先行車への接近といった状況では、アニメーションを用いた注意喚起が行われ、警告を素早く伝達します。ドライバーの意識が視界の中心に集まる構造を活かし、危険を察知するまでのわずかな時間を短縮できる点は、安全装備として大きな価値があります。
さらに、カラーディスプレイによる直感的な情報整理も特徴です。赤色は警告、緑や青は走行情報といったように、色による意味づけがされており、瞬時の判断をサポートします。昼夜を問わず視認性が高く、夜間走行時には視界の明暗差に馴染むよう配慮された輝度設計が施されています。
なお、このカラーヘッドアップディスプレイは全グレードに標準装備されているわけではありません。現行モデルではプラグインハイブリッドの「Z」グレードのみが対象となっています。ドライバー視点で安全性や先進性を重視する方にとっては、Zグレードの選択が最も理にかなっていると言えるでしょう。
電動パーキングブレーキ
電動パーキングブレーキは、快適性と確実性を両立したRAV4らしい設計です
RAV4のパーキングブレーキは、従来の手引き式や足踏み式ではなく、電動制御による“電子パーキングブレーキ”を採用しています。このシステムはシフト操作と連動しており、Pレンジに入れると自動でブレーキが作動、発進時にはスムーズに解除される仕組みです。
精度が高く、走行状態や傾斜を検知して制動力を適切に制御します。ドライバーがブレーキ操作を意識せずとも、常に安定した状態を保てるため、街乗りから長距離ドライブまで快適に過ごせます。
また、手動での操作にも対応しており、レバーを引くと作動、押すと解除という分かりやすい操作系を採用しています。従来型のサイドブレーキに比べ、作動音や振動も少なく、上質感のある操作フィールが印象的です。
さらに、ブレーキホールド機能と組み合わせることで、信号待ちの際にもブレーキペダルから足を離したまま停車を維持できます。発進時はアクセルを踏むだけで自動解除されるため、ストップ&ゴーの多い都市部でも疲労を軽減します。
このように、RAV4のパーキングブレーキは単なる“ブレーキの自動化”にとどまらず、走行シーン全体の快適性を底上げする役割を担っています。見た目はシンプルながら、その制御思想にはトヨタらしい実用性と信頼性の追求が感じられる仕上がりです。
RAV4のグレード別内装
どのグレードでもシンプルなスタイルになっていますが、質感の高さは感じさせてくれます。RAV4のグレード別の内装の違いを見ていきましょう。
「X」/「HYBRID X」

画像引用元:トヨタ
RAV4の標準グレードになりますが、フルオートエアコンやディプレイオーディオも装備されています。シートは運転席が6ウェイマニュアルシート、助手席は4ウェイマニュアルシートとなり、シート表皮はファブリックです。
ステアリングホイールはウレタン製となり、他のグレードに標準装備、もしくはオプション装備できるステアリングヒーターは装備できません。パノラマルーフムーンが選択できず、チルト&スライド電動ムーンルーフがメーカーオプションで装備できます。
インテリアカラーはブラックのみの設定ですが、上質感を与えるデザインなので、実用的でも十分な質感があります。メタルやシルバーの加飾がされていないので、シンプルさが際立っているグレードです。
「G」/「HYBRID G」/「G“Z package”」

画像引用元:トヨタ
RAV4のラインナップの中では、上級グレードに該当します。シート表皮が合成皮革になり、フロントシートが運転席8ウェイパワーシート、助手席は4ウェイマニュアルシートとなります。さらに運転席と助手席に快適温熱シートが装備されるので、寒い冬でも快適に乗車できるでしょう。
ステアリングホイールは本革巻きでサテンメッキ加飾も施されていますし、シフトノブも本革巻きとサテンメッキ加飾されます。
センターコンソールボックスが合成皮革巻きになったり、レジスターノブがメッキになったりするのも特徴です。ディスプレイオーディオは9インチディスプレイになります。またパノラミックビューモニターも標準装備されるグレードです。
インテリアカラーはブラックの他にライトグレーも選択できます。
「Adventure」

画像引用元:トヨタ
RAV4のラインナップの中で、オフロードイメージが強いグレードです。シートは専用の合成皮革仕様になり、オレンジのアクセントカラーがアクティブな印象を与えます。
シートのカラーとして、ブラックの他にオーキッドブラウンが選択できます。他のグレードではオプション装備できない「快適温熱シート+シートベンチレーション」が選択でき、長時間のドライブで不快感を与えないベンチレーション機能が搭載できるグレードです。
特別仕様車「Adventure“OFFROAD package”」

画像引用元:トヨタ
「Adventure」がベースとなっていますが、レッドステッチが随所に施されています。専用デザインのシートやマットブラック塗装のアルミホイール、ブリッジ型のルーフレールなど、アウトドア感を与える装備があります。
インテリアカラーはブラックのみです。タフさを感じさせるデザインが好みの方におすすめです。
RAV4の収納
RAV4に装備される収納スペースを見ていきましょう。運転しているときに便利な収納が装備されています。
助手席オープントレイ

画像引用元:トヨタ
助手席に前にあるトレイで、すぐに取り出したいスマホなどを置いておくのに良いスペースです。滑らないようになっているので、カーブを曲がったときに荷物が動きにくくなっています。
グローブボックス

画像引用元:トヨタ
車検証などを入れておけるスペースです。スペースはそれほど大きくないので、車検証の他にはほとんど荷物が入らないでしょう。
センターオープントレイ

センターコンソールの前にあるトレイです。アクセサリーソケットがあるので、スマホを充電しながらトレイに置いておくのに適したスペースです。
フロントカップホルダー
センターコンソールの中央にあるカップホルダーです。
センターコンソールボックス

アームレストにもなるセンターコンソールボックスは、CDが収納できます。グレードによっては合成皮革巻きになります。「G“Z package”」「G」「HYBRID G」はインナートレイ付きです。「Adventure」はインナートレイなしの合成皮革巻きです。
運転席オープントレイ

運転席の右側にある小物置きです。小さな小物を一時的においておくのに適しています。
カードホルダー

カードホルダーもあります。どこかに落ちてしまう前に、カードホルダーに収納しておけば、後で探す手間も省けるのでうれしい装備です。
フロントドアポケット

フロントドアポケットは、小物が収納できるスペースとペットボトルが入れておけます。※写真は社外ゴミ箱を装着
リアドアポケット
リアドアポケットはペットボトルのみ収納できます。
助手席シートバックポケット

助手席のシートバックにある地図などを収納できるポケットです。
リアカップホルダー

後席のセンターアームレストに2個あるドリンクホルダーです。
RAV4の荷室

クラストップレベルのVDA法で580Lの荷室容量を誇っています。リアシートを使用している状態でも、荷室の奥行きは1,015mmありますし、ゴルフバッグは4個まで収納できます。
2段デッキボードがあるので、背丈がある荷物を積載するときには下段にセット、上段にセットしておき後席を倒すと長尺物の積載に便利です。
後席を倒して2名乗車時には、荷室長は1,880mmになります。大人が横になっても十分な長さがあるほどですので、たくさんのアウトドアの荷物も問題なく収納できるでしょう。

デッキボードは樹脂加工されている面があり、汚れている荷物も気にせずに積載できるのも特徴です。
カミタケチャンネル
弊社スタッフのRAV4が納車されました。G”Z Package”の内装から使い勝手、普段の燃費まで詳しくご紹介しています。2名が仲良く同じグレードを選択!こだわりのポイントもありますよ!ぜひご覧ください。
RAV4をお得に購入する方法
アクティブに使えるRAV4をお得に購入する方法をご紹介します。結論からすると、低金利ローンを利用するのがおすすめです。
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もちろん乗り出しに必要なナビやコーティング、ETCやマットなどのオプションが含まれているプランなので、追加でアクセサリーを購入する必要もありません。
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