ファミリカーとして人気のセレナは、使い勝手の良い装備やシートアレンジの豊富さ、さらに車内の広さなど機能性に2022年11月末、日産セレナが約6年ぶりにフルモデルチェンジを迎えました。
新型となったセレナは、初代から受け継がれてきた“広々とした室内空間”や“使い勝手の良さ”といった魅力をしっかりと残しつつ、さらに快適な移動を実現するための最新技術や便利な機能が数多く採用されています。この記事では、先代でも定評があったセレナの内装がどのようなものなのか、詳しく解説します。
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セレナの内装デザインの特徴
ミニバンらしさと上質さを両立したインテリア

従来型セレナではメーターを中央寄りに配置する“輪外メーター”が採用されていましたが、新型ではステアリング奥に配置する一般的なレイアウトへと変更されました。
メーターとセンターディスプレイを横に連続させることで、一体感のある「グラスコックピット」風のデザインを実現しています。
先進的な雰囲気は、同じく最新モデルのノートやサクラとも通じるものがあり、日産デザインの新しい方向性を感じさせます。空調操作パネルやボタン式シフトセレクターをコンパクトにまとめた操作系は非常にスマートで、時代が一段進んだ印象を受けます。
水平基調のインパネで広がりを感じるデザイン

新型セレナの内装は、先代モデルから大きくイメージチェンジしています。
インパネ周りのデザインが一新され、運転席まわりの印象がよりモダンで洗練された雰囲気になりました。
メーターはフル液晶化され、カーナビ画面と横並びに配置されています。ドライバーの視線移動が少なくなるため、情報をスムーズに確認できるのが嬉しいポイントです。
インパネ中央の下部にはエアコンを操作する液晶タッチパネルが備わり、見た目もスマートで先進的。
さらに、その下には押しボタン式のシフトスイッチが配置されています。先代セレナでは一般的なレバー式でしたので、乗り換える方は最初少し戸惑うかもしれませんが、慣れれば直感的に操作できるようになります。
内装カラー・素材のバリエーション

新型セレナの内装は、グレードによってカラーや素材のバリエーションが豊富に用意されています。ノーマルタイプの「X」「XV」「e-POWER X」「e-POWER XV」では、落ち着いたブラック内装を標準設定とし、明るく柔らかな印象のグレージュも選択可能です。
シート地は織物とトリコットの組み合わせで、飽きのこないシンプルな仕上がりになっています。上位の「XV」系では、撥水性に優れたネオソフィール®素材の防水シートもオプション設定され、汚れや水濡れに強く、家族やアウトドア用途にも安心です。
また、存在感のある「ハイウェイスター」シリーズでは、ブラックを基調とした内装にジャガード織物と合皮のコンビシートを採用。標準で撥水加工が施され、デザイン性と実用性を両立しています。さらに最上級の「e-POWER LUXION」では、合皮シートとブラック木目調フィニッシャーで高級感を演出。
カスタマイズモデル「AUTECH」は、ブランドカラーのカスピアンブルーをアクセントに、ブルーステッチ入りレザレットシートが特別感を際立たせます。このようにセレナは、用途や好みに応じて内装の雰囲気を自在に選べるのが大きな魅力です。
グレード別の内装比較(X/XV/ハイウェイスター/ルキシオン)
標準グレード「X」、上位「XV」の機能的な室内

画像引用元:日産
ノーマルタイプの「X」「XV」「e-POWER X」「e-POWER XV」グレードでは、標準仕様として落ち着いたブラックの内装が採用されています。一方で、より明るく親しみやすい雰囲気を好む方には、柔らかな色味の「グレージュ」も選択可能です。
シート地はシンプルながらも上品な織物とトリコットの組み合わせで、触り心地も良好。グレージュを選ぶと、シートだけでなくインパネやドアトリムにも同系色のアクセントが加わり、車内全体が明るく優しい印象になります。家族で乗るミニバンらしい温かみのある空間を演出してくれます。

さらに上位グレードの「XV」および「e-POWER XV」では、オプションとして“ネオソフィール®”素材を使用した防水シートを選ぶことができます。
このネオソフィール®は、生地そのものに撥水性を持たせており、飲み物をこぼしてもサッと拭くだけでお手入れが完了。小さなお子さんがいるご家庭や、アウトドアで使う方にもぴったりです。
また、質感はレザーのようにしっとりとしており、見た目にも高級感があります。機能性と上質さを兼ね備えた仕上がりです。
「ハイウェイスター」で質感アップ

存在感のあるエクステリアで人気の「ハイウェイスター」シリーズでは、インテリアも一段と上質に仕上げられています。
内装色はシックなブラックで統一され、シートにはジャガード織物と撥水加工を施したトリコット、そして合皮を組み合わせたコンビシートを採用。見た目の高級感に加えて、触り心地や耐久性にもこだわりを感じます。
ファミリーカーとして使う場面では、どうしても食べこぼしや飲み物のこぼれが気になりますよね。その点、標準仕様で撥水加工シートが備わっているのは非常にうれしいポイントです。ちょっとした汚れならサッと拭くだけでお手入れできるので、日常使いのしやすさも抜群です。

さらに、ダッシュボードにはブラウンの木目調フィニッシャーがあしらわれており、落ち着いた雰囲気の中にも上質さが漂います。ミニバンらしい実用性をしっかり確保しながらも、高級サルーンのようなインテリアデザインを楽しめるのが「ハイウェイスター」シリーズの魅力です。
最上位「ルキシオン」の本革シート&アンビエント照明の魅力

新型セレナの中でも特に注目なのが、e-POWERモデルに新たに設定された最上位グレード「e-POWER LUXION(ルキシオン)」です。このグレードには、ミニバンとしては世界で初めて(※日産調べ)最新の運転支援システム「プロパイロット2.0」が搭載されています。
高速道路でのハンズオフ走行(手放し運転)を実現し、長距離ドライブの疲れを大幅に軽減してくれる、まさに“次世代ミニバン”と呼ぶにふさわしいモデルです。
内装は、木目調フィニッシャーをブラックでまとめた落ち着きのあるデザインが特徴です。
シート表皮には上質な合皮が採用されており、触れたときのしっとりとした質感や、見た目の高級感もひときわ際立ちます。全体的にクールで洗練された印象を与え、プレミアムミニバンらしい雰囲気を演出しています。

「e-POWER LUXION」では、1列目と2列目にアームレスト付きのキャプテンシートを採用しており、7人乗り仕様となっています。それぞれの座席が独立しているため、隣を気にせずゆったり座れるのが魅力です。特に2列目の快適性は高く、まるでリビングのソファに座っているような感覚を味わえます。
一方で、「e-POWER LUXION」以外のe-POWERモデルには、従来ガソリン車に採用されていた「スマートマルチセンターシート」を進化させて搭載。8人乗り仕様が選べるようになっています。家族構成や使い方に合わせて選択肢が広がったのはうれしいポイントです。
上質感のある「AUTECH」

カスタマイズブランド「AUTECH(オーテック)」仕様のセレナは、ひと目でわかる特別感を放っています。
インテリアには、ブランドを象徴するカラー「カスピアンブルー」が随所にあしらわれており、落ち着いた中にもスポーティな華やかさを感じる仕上がりです。シートにはブルーステッチを施したレザレットシートを採用。
さらに、インストルメントパネルやドアトリム、専用のブラック本革巻ステアリングにも同じブルーステッチが加えられており、統一感と高級感を両立しています。
細部までデザインの一貫性が感じられ、「特別な1台に乗っている」という満足感を味わえるのが魅力です。
ガソリン車とe-POWERで異なるシートレイアウトになっています。ガソリンモデルの「AUTECH」は8人乗り仕様となっており、大人数での移動にも対応します。
一方、ハイブリッドモデルの「e-POWER AUTECH」では、7人乗りのキャプテンシートを採用。2列目の快適性を重視した設計で、ゆったりとした座り心地とプレミアム感を楽しめます。
セレナの快適装備をチェック
2列目・3列目の使い勝手(キャプテンシート・ベンチシート)

新型セレナは、全長4700mm×全幅1700mm×全高2000mmという5ナンバーサイズ(※一部グレードは3ナンバー)ながら、想像以上に広い室内空間を実現しています。
特に3列目のシートにも大人3人がしっかり座れるスペースが確保されており、ロングドライブでも窮屈さを感じにくいのが魅力です。家族や友人と長距離のお出かけをしても、快適に過ごせる居住性の高さはセレナならではと言えるでしょう。
さらに、2列目シートにはロングスライド機構が採用されています。前後に大きく動かせるため、荷物を積みたいときはスペースを広げたり、足を伸ばしてくつろいだりと、シーンに合わせて自由にアレンジできます。ちょっとした休憩時間にもリビングのようにくつろげる空間が広がり、まさに“家族全員がリラックスできるミニバン”という言葉がぴったりです。
エアコンやUSB電源など家族向け快適機能

現行型セレナは、家族とのドライブをもっと快適に、もっと楽しくするための工夫が随所に詰め込まれています。
まず注目したいのは、車内の快適さを左右するエアコンです。前席だけでなく後席にも独立した操作パネルを備えた「リアオートエアコン」を採用しており、2列目や3列目の乗員も自分の好みに合わせて温度を設定できます。送風口の位置や風量も細かく調整できるため、夏の暑い日でも車内全体がムラなく涼しく、長時間のドライブでも快適に過ごせます。
さらに、USB電源も前席から3列目までしっかり配置されています。スマートフォンやタブレット、ゲーム機などを同時に充電できるので、家族全員がストレスなく過ごせます。特にe-POWERモデルでは、車の電力を活かして停電時の非常用電源としても使えるのが安心です。
そのほかにも、後席用のサンシェードや、足をかざすだけでスライドドアが自動で開く「ハンズフリースライドドア」など、日常で“あると嬉しい”便利機能が満載です。お子さんの送り迎えから週末の買い物、家族旅行まで、どんなシーンでも快適に過ごせるミニバンです。
収納・荷室スペース
小物収納の使いやすさ

現行型セレナは、小物収納の豊富さと使いやすさにも定評があります。まず目につくのは、インパネ中央にある大型センタートレイとカップホルダー。スマートフォンやドリンクを置くのにちょうど良い位置に配置されており、運転中でも自然な動作で取り出せます。助手席側にはオープンタイプのトレイや大型グローブボックスを備え、ティッシュ箱や書類などをスッキリ収納可能です。
2列目以降にも収納が充実しており、スライドドア付近にはボトルホルダーや小物入れ、シートバックポケットなどを設置。子ども用のおもちゃや充電ケーブルなど、日常的に使うアイテムを整理しやすい設計です。また、3列目付近にもカップホルダーや小型トレイが用意されており、全席で収納に困らないのが魅力です。
全体的に「家族全員が自然に使える配置」が徹底されており、ドライバーだけでなく後席の乗員にとってもストレスがありません。細かい部分まで配慮された収納レイアウトは、まさに“ファミリーの使いやすさ”を追求したセレナらしい工夫です。
3列目使用時の荷室容量

新型セレナの荷室は使いやすくなっています。まず全体の設計からして、ファミリーカーとしての「使いやすさ」を徹底的に考え抜いているのは先代から変わっていません。
3列目シートを立てたままでも、しっかり奥行きがあって、ベビーカーとかゴルフバッグみたいな大きめの荷物をスッと積み込めます。リアゲートを開けた瞬間に「広い!」と感じるのがセレナの魅力となるでしょう。
大きな荷物を積載したいなら、2列目シートを前に倒すと、ここからが本領発揮です。荷室の奥行きがグッと伸びて、26インチの自転車もそのまま載せられるレベルになります。
キャンプ用品、クーラーボックス、スーツケース3つなどのように「かさばる系」も問題ありません。
セレナのパッケージングは優れていて、床面の高さとかシートの可動域まで計算されてるのが伝わってきます。しかも、荷室の開口部が低くなっています。重い荷物を持ち上げなくてもそのままスライド気味に積み込める作りです。
シートアレンジで広がるラゲッジスペース
セレナの魅力は、ただ広いだけではありません。日々の使い勝手にも細やかな工夫が詰まっています。
例えば、バックドアの上半分だけを開けられる「デュアルバックドア」は、後ろにスペースが少ない駐車場でも荷物を取り出しやすく便利です。
また、両手がふさがっているときに足をかざすだけでスライドドアを自動で開けられる「ハンズフリースライドドア」も搭載。買い物帰りや子どもの送り迎えなど、実際の生活シーンで“ありがたい!”と感じる装備が満載です。
ライバル車との内装比較
トヨタ ノア・ヴォクシー

トヨタ・ノアの内装は「落ち着いた高品質空間をどう作るか」という一点に全力を注いでいます。2022年のフルモデルチェンジで採用されたブラック基調のインテリアは、実際に座った瞬間に“トヨタらしい安心感と統一感”を感じさせます。

質感も手抜きなしで、シート素材やパネルの合わせ目まで精密。収納は実用的な位置に計算されて配置され、7〜8人乗りでありながらも圧迫感を感じにくいです。操作系はまさに「人間工学のトヨタ」と言える仕上がりで、インパネの配置やスイッチ類の感触が非常に自然です。長距離移動でも疲れにくく、家族で使っても“使いやすいことがストレスにならない”のがノアの美点です。

一方で、日産・セレナの内装は「広さ」と「柔軟性」、そして「上質感」で勝負しています。ドアを開けた瞬間に感じる空間の抜け感がとにかくすごくなります。2列目・3列目のスライド量が大きく、足元のゆとりはミニバンの中でもトップクラスです。センターコンソールやドアトリムにも実用性とデザイン性が融合していて、どこを触っても「ちゃんと考えて作られている」と伝わります。
ノアは「精密で理性的」、セレナは「広くて感覚的」。ノアはトヨタらしく安心感と機能性を求める人にぴったりですし、セレナは自由度と快適性、そして室内のゆとりを重視する人に刺さります。どちらも完成度は高いですが、どちらに“自分らしさ”を感じるかで選び方が変わる一台です。
ホンダ ステップワゴン

ホンダ・ステップワゴンの内装は、とにかく“家族で過ごす時間の心地よさ”を追求した設計になっています。
テーマは「リビングのようにくつろげる空間」。実際に座ってみると、広さの感覚が一段違います。室内長・幅・高さはホンダ車の中でも過去最大クラスで、どの席に座っても開放感があり、特に2列目のキャプテンシートは前後スライド量がたっぷり確保されています。足を伸ばして座っても余裕があり、まさに“動くリビングルーム”のような快適さです。

また、3列目シートは床下にすっきりと収納できる仕組みになっており、荷室スペースの自由度も抜群です。人を乗せるときも、荷物を積むときも、シートを動かすだけで簡単に切り替えられる。この柔軟性こそが、ステップワゴンの真骨頂だと言えるでしょう。シート地やパネルもシンプルで上質、どこか“北欧インテリア”のような温もりを感じるデザインです。
一方の日産セレナは、より「先進性と居住性の融合」を重視したタイプです。液晶メーターとナビ画面を並べたデジタルコックピットや、ボタン式シフトなど、操作系に未来感があります。広さでもミニバン屈指のレベルを誇りますが、印象としては“上質な実用車”。
対してステップワゴンは、乗る人の心をリラックスさせる“生活空間としてのクルマ”に仕上がっています。
まとめ
セレナはミニバンの人気モデルだけあって使い勝手のよい収納や使いやすいシートアレンジが特徴となっています。広々とした空間を求めているなら、セレナは満足できる車選びとなるでしょう。
e-POWER搭載モデルであれば燃費の良さと使い勝手のよい内装でファミリーカーとしても満足できます。弊社カミタケモータースでは、超低金利プランを取り扱っているため、セレナもお得に購入していただけます。
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セレナをお得に購入する方法
ここからはセレナをお得に購入する方法をご紹介します。ファミリーカーとして便利なセレナは、できる限りお得に購入したいものです。そこでおすすめなのが、低金利ローンの利用、もしくは未使用車の選択です。
さらに詳しく見ていきます。
低金利ローン
低金利ローンは、名前の通り低金利のローンのこと。愛車を購入するのにローンを利用する方は多いですが、どうしても手数料負担となる利息は避けられません。
低金利ローンであれば、手数料となる金利が低くなるので、総支払額を抑えることが可能です。弊社カミタケモータースでは、超低金利ローンを取り扱っており同等プランと比較してもお得になります。
同じ車を購入するだけでも、ローンが違うだけで値引額以上お得になることもあるのです。お得に車を購入したい方にぜひおすすめしたいプランです。
セレナを低金利で購入する方法については、こちらの記事もご覧ください。
セレナe-POWERの新車が超低金利で買える|セレナe-POWER新車を安く買うならカミタケモータース
未使用車
登録済(届出済)未使用車は、初度登録された車でも一般の走行に供されていない車のことです。コンディションは限りなく新車に近いだけでなく、新車よりも安く購入できることが多いです。
中古車を購入するのは、車両の状態が心配だという方でも未使用車なら安心して購入できるでしょう。また保証が充実しているのも特徴。手続きをすれば、ディーラーで新車保証を受けることが可能ですし、販売店が新車保証と同等の保証を用意していることも多いです。
弊社カミタケモータースでは、常時多数の在庫を展示しており、ミニバンも豊富な在庫から選択していただけます。お気に入りのファミリーカーを選択したいなら、ぜひこちらから最新在庫情報をチェックしてください。




