ソリオのハイブリッドモデルが復活！カタログ燃費や他のグレードとの違い

2023年7月28日

スズキのコンパクトカーであるソリオに、ハイブリッドモデルが復活しました。ミニバンよりも小さくてもスライドドアを搭載しているモデルですが、これまではマイルドハイブリッドのみ選択可能でした。

しかし2022年12月に、ハイブリッドモデルが設定されると、新たな選択肢が広がっています。この記事では、新しく追加されたソリオのハイブリッドモデルについて詳しくご紹介します。

ソリオにフルHYBRIDが復活！

ソリオは、元々、標準モデルと存在感のあるフロントフェイスのバンディットが設定されていました。

ハイブリッドモデルは、1.2Lのエンジンにモーターを組み合わせ、2ペダル式のオートギアシフトが搭載されています。

他社のパラレル式のハイブリッドシステムと比較すると、モーターのパワーでは見劣りします。しかしそれでも、EV走行も可能になるほどのハイブリッドシステムは、ガソリン代が向上している今のニーズにあっているといえるでしょう。

WLTCモードの燃費は、22.3km/Lとなっており、マイルドハイブリッドと比較するとリッターあたり2.7kmもよくなっています。

マイルドハイブリッドも選択できるので、予算と好みに合わせてハイブリッドシステムを選択するとよいでしょう。

ソリオの遍歴｜ハイブリッドを過去に販売

ソリオはスズキが販売しているハイトワゴンです。軽自動車では、スーパーハイトワゴンで全高が1,700mmを超えるようなモデルが人気があります。

しかしその前には、ワゴンRのようなハイトワゴンが人気がありました。軽自動車でも車内スペースが十分にあり、後席に大人が座ってもゆとりがある車内空間があります。

そのワゴンRを拡大して普通車サイズにしたのが、ソリオです。ワゴンRワイドという名前で発売されてから、ワゴンR＋、ワゴンRソリオ、そして現在のソリオと名前を変更してきました。

ソリオの遍歴でも、マイルドハイブリッドを搭載した3代目の遍歴をご紹介します。

3代目ソリオ（2015年-2020年）

小型自動車用の新しいプラットフォームを採用した3代目は、軽量化を果たしながらも剛性や衝突性能なども高めています。

搭載されているエンジンは、圧縮比が高められて燃費性能が向上し、さらに軽自動車で搭載されていた「S-エネチャージ」のISGが組み合わされたマイルドハイブリッドを搭載。

減速時のエネルギー回収や最長30秒間のモーターアシストで、加速時のサポートをします。2016年にマイルドハイブリッドのみならず、パラレル式ハイブリッド搭載モデルが設定されました。

4代目ソリオ（2020年-）

2020年に5年ぶりのモデルチェンジをして、新しく登場した4代目ソリオは室内の居住空間を拡大しています。ボディサイズも先代よりも、全長が80mm、全幅が20mm拡大したことで、後席の空間も広がりました。

モデルチェンジして発売当初は、先代にあったパラレル式ハイブリッド搭載モデルは発売されていませんでした。そのため、ガソリンモデルもしくはマイルドハイブリッド搭載モデルに限られています。

4代目のソリオになると、安全面でも性能が向上しており、エアバッグも運転席や助手席だけでなく、フロントSRSシートサイド、SRSカーテンが全車標準装備されています。

ボディ構造では、構造用接着剤が用いられていたり、サスペンションのストローク拡大、ロードノイズ低減などが改良。

乗り心地も改善している部分が多く、より快適に街乗りできるでしょう。

ソリオのハイブリッドシステム

ソリオに搭載されているハイブリッドシステムは、新しく復活したハイブリッドシステムと従来採用され続けてきたマイルドハイブリッドがあります。

ハイブリッド

「HYBRID SZ」には、モーターだけでのEV走行も可能なハイブリッドシステムが搭載されています。

燃料消費率は、以下の通りです。

WLTCモード：22.3km/L

駆動用モーターに組み合わされるのは、AGSというオートギアシフトです。コンパクトなハイブリッドシステムになっており、加速時にモーターによるアシストがつきます。

マイルドハイブリッドシステムでは、速度域によってはアシストがほとんどありませんが、このハイブリッドシステムのモーターなら出力も13.6PSで、約60km/h以下でもEV走行が可能です。

高電圧リチウムイオンバッテリーが採用されており、荷室下に収納されているので、室内空間に影響を与えにくくなっています。

マイルドハイブリッド

マイルドハイブリッドが搭載されているのは、「HYBRID MZ」、「HYBRID MX」です。発進や加速時にモーターでアシストしてくれるので、燃料消費率は以下の通りです。

WLTCモード：19.6km/L

マイルドハイブリッドに搭載されているモーターは、3.1PSの出力です。モーターは発電効率がよいだけでなく、ISGと呼ばれるモーター機能付発電機です。

エンジンが再始動するときも、モーターの力でキュルキュルいわない再始動が可能。静かにエンジンが再始動するのも、マイルドハイブリッドの魅力です。

マイルドハイブリッドに組み合わされるのは、CVTなので変色ショックも少なくスムーズな走りを期待できます。

HYBRID SZのインテリア

インテリアでは、本革巻のシフトノブやインパネオーナメント、チタンシルバーのエアコンサイドルーバーガーニッシュなどが装備されています。

ドアガーニッシュがチタンシルバーになっているのも、他のグレードと異なる装備です。基本的にハイブリッドモデルだからといって、他のグレードと大きな違いはありません。

車内空間は、5ナンバーサイズでも全高があるためゆったりとした空間が広がっています。室内の寸法は以下の通りです。

室内長：2,500mm
室内幅：1,420mm
室内高：1,365mm

リアシートの調整幅も十分にあり、165mmの前後スライド、さらに最大56°のリクライニング幅があるので、後席に座った人も快適な位置に調整できます。

4人で乗車するなら、後席センターアームレストを使用すれば、ロングドライブ時も快適に乗車できるでしょう。

HYBRID SZのエクステリア

ストロングハイブリッドが搭載されているHYBRID SZは、標準モデルになっていますが、迫力のあるフロントフェイスに仕上がっています。

標準モデルとは思えないほどの、精悍な顔つきに変化しており、ブラックアウト化されたグリルが印象的です。

エクステリアでは、ミディアムグレーのホイールやメッキドアハンドル、バックドアサイドスポイラーが採用されているのも違いです。

キャラバンアイボリーパールメタリックガンメタリック2トーンルーフ（E56）〇
タフカーキパールメタリックガンメタリック2トーンルーフ（E57）〇
メロウディープレッドパールガンメタリック2トーンルーフ（E2K）〇
フレイムオレンジパールメタリックガンメタリック2トーンルーフ（E55）〇
ピュアホワイトパールガンメタリック2トーンルーフ（DYH）●
キャラバンアイボリーパールメタリック（ZYL）
タフカーキパールメタリック（ZZL）
メロウディープレッドパール（WAF）
フレイムオレンジパールメタリック（ZWD）
ピュアホワイトパール（ZVR）
スーパーブラックパール（ZMV）※

※ピュアホワイトパール塗装車は22,000円高（消費税込み）
〇キャラバンアイボリーパールメタリック・タフカーキパールメタリック・メロウディープレッドパール・フレイムオレンジパールメタリックのガンメタリック 2トーンルーフ仕様車は44,000円高（消費税込み）
●ピュアホワイトパールガンメタリック2トーンルーフ仕様車は66,000円高（消費税込み）