スズキの人気スーパーハイトワゴンのスペーシアに、アウトドアモデルのスペーシアギアが登場します。
すでに先代モデルでも登場していた派生モデルですが、新型スペーシアになってから、改めて登場する予定です。新型スペーシアは2023年11月に発表されていますが、2024年7月にスペーシアギアのティザーサイトが公開されました。
この記事では、新型スペーシアギアの情報を詳しく解説します。
新型スペーシアギアの特徴と魅力とは?
スズキの新型スペーシアギアは、人気のある「スーパーハイトワゴン」である「スズキ スペーシア」をベースにしたSUV風の軽自動車です。アウトドアが好きな方にぴったりの装備が満載で、特に車中泊をする際には後部座席をフラットにできるため、普段の街乗りからアウトドアまで幅広く使える便利なモデルです。
2023年11月には、この新型スペーシアギアのベースとなる「新型スペーシア」が発売されました。その際に標準タイプの「スペーシア」と、エアロパーツがついたスポーティな「スペーシアカスタム」の2つのバージョンがラインアップされています。
さらに、スペーシアには他にも派生車種があり、紹介しているSUVスタイルの「スペーシアギア」やカスタムモデルの「スペーシアカスタム」のほかに、「スペーシアベース」という商用車も用意されています。この「スペーシアベース」は、広々とした荷室を持っており、商業利用はもちろん、しっかりとアウトドアを楽しみたい方にもぴったりなモデルです。
使い方に合わせて、複数のタイプから選択できるのがスペーシアといえるでしょう。
デザインの進化
新型「スペーシアギア」のエクステリアは、全体的に先代モデルのデザインを引き継いでいます。フロントには丸型のヘッドランプが採用されており、車体の前後にはアンダーガード風の樹脂パーツが低い位置に取り付けられています。また、車のサイドにはブラックの樹脂パーツやルーフレールが標準装備されており、これも先代と同じ特徴です。
先代の「スペーシアギア」のフロントデザインと比べると、新型のフロントやリアのデザインも全体的な雰囲気は似ているものの、グリルやバンパーなどの細かい部分で違いが出ています。例えば、先代のグリルは細かいデザインでしたが、新型は大胆な縦格子のデザインになっているのが変更点です。
さらに、新型「スペーシアギア」には14インチのアルミホイールが標準装備されていますが、これも「スペーシアカスタム」とは異なる専用のデザインが採用されています。十時になっているようなデザインのアルミホイールです。
ルーフレールが標準装備されているのも、新型ならではの注目ポイントです。サイドからみると、スキッドプレートにロゴが入っており、ワンポイントになっていますね。
新型「スペーシアギア」は先代の良い部分を引き継ぎつつ、さらに角ばった印象があるデザインになっています。
アウトドアモデルらしい内装
スペーシアギアの内装は、アウトドア好きにはたまらない仕上がりになっていますベースのデザインは「スペーシア」や「スペーシアカスタム」と同じですが、インパネのカラーリングなどはスペーシアギア専用で、少し特別感があるデザインです。
たとえばシートには撥水加工が施されたファブリックが使われているので、アウトドアで汚れても安心ですし、荷室の床も汚れがつきにくく、簡単に掃除できるようになっています。これなら、アウトドアで思いっきり遊んだ後でも気にせず荷物を積めるでしょう。
特に注目なのが、後席に標準装備されている「マルチユースフラップ」です。これは「オットマン」みたいなもので、ふくらはぎを支えてくれます。さらに、これを反転させると、後席に置いた荷物が動きにくくなるという使い方もできます。ちょっとした上級ミニバンの装備という感じです。
収納もとても便利で、助手席の前には大きなトレイがあり、さまざまなものを置くことができます。その下にはボックスティッシュがぴったり入る引き出し式の収納やカップホルダーがあり、そのさらに下にはグローブボックスもあります。そして、助手席の座面下にも大きなボックスがあり、収納したまま車外に持ち出せます。
安全性能
スズキの「スペーシア」に搭載されているスズキセーフティサポート機能は、歩行者や自転車などの周りの動きをキャッチして、危険があると判断した場合、警告を出したりブレーキをサポートしたりします。自動でブレーキをかけることもでき、事故を防ぐのに役立ちます。
さらに、最新モデルでは、交差点を曲がるときに対向から横断してくる人や自転車を見つけると、警報を鳴らしたり、ブレーキをかけて衝突を回避する助けをしてくれます。また、交差点で横から近づいてくる車にも対応してくれるので、安心感が増します。
低速時ブレーキサポート(前進・後退)もあります。この機能は、車の前後に4つの超音波センサーがついていて、前や後ろにある障害物との距離を測ります。障害物が近づいてくると、音や表示で知らせてくれる「パーキングセンサー」が働きます。そして、ぶつかりそうな距離まで近づいた場合、自動でブレーキを制御してくれるのです。駐車中の事故を防いでくれる、頼もしいサポート機能です。
車線逸脱警報機能や車線逸脱抑制機能もあります。走行中に、車線や縁石、ガードレールなどをカメラで認識して、車線からはみ出しそうになると警告を出してくれます。それだけでなく、ステアリング操作もサポートしてくれるので、はみ出しを未然に防ぐことができます。ドライバーにとって、とても助かる機能ですね。
標識認識機能も搭載されています。「スペーシア」には、道路標識を認識して、適切なタイミングでディスプレイに表示してくれる機能があります。例えば、速度制限や一時停止の標識などを見逃さずに教えてくれます。また、赤信号を検知しているのに進もうとしていると、注意を促してくれます。これも安全運転をサポートしてくれる機能で、安心できますね。
発進お知らせ機能もあります。信号待ちのときに、前の車が発進したのに自分が気づかずに停車していると、この機能が音や表示で教えてくれます。また、信号が赤から青に変わったのに動かないときも、注意を促してくれます。
新型スペーシアには、電動パーキングブレーキも搭載されました。そのため新型スペーシアギアにも電動パーキングブレーキが搭載されます。信号待ちのときなど、脚の疲労を軽減してくれるので嬉しい機能です。
その他にも、急発進を防ぐ「誤発進抑制機能」や、夜間の走行中に自動でハイビームとロービームを切り替えてくれる「ハイビームアシスト」など、安全運転をサポートする機能が満載です。
新型スペーシアギアの燃費
スペーシアギアのグレードは1種類しかありませんが、エンジンはNAエンジンとターボエンジンから選べます。どちらもマイルドハイブリッドが搭載されています。
動力性能や燃費はスペーシアカスタムとほぼ同じです。NAエンジンの場合、最高出力は49PS(6,500rpm)、最大トルクは5.9kg-m(5,000rpm)です。ターボエンジンだと、最高出力が64PS(6,000rpm)、最大トルクは10kg-m(3,000rpm)になります。
スペーシアカスタムのターボエンジン搭載車は、まるで1LのNAエンジンを積んでいるかのようなスムーズな走りで、660cc特有のパワー不足を感じさせません。
燃費に関しては、WLTCモード燃費で2WDの場合、NAエンジンなら23.9km/L、ターボエンジンなら21.9km/Lとなっています。
マイルドハイブリッドの恩恵で、全高が1,700mmを超えるボディにスライドドアがついた軽スーパーハイトワゴンとしては、かなりよい燃料消費率となっています。
新型スペーシアギアの価格とグレード別の違い
HYBRID XZ TURBO
2WD:2,037,200円
4WD:2,157,100円
2トーンルーフ車
2WD:2,097,700円
4WD:2,217,600円
HYBRID XZ
2WD:1,952,500円
4WD:2,072,400円
2トーンルーフ車
2WD:2,013,000円
4WD:2,132,900円
新型スペーシアギアは、1グレードのみの展開で、それぞれNAエンジンとターボエンジン搭載車があります。
新型スペーシアギアの競合車種と比較
タントファンクロス
タントファンクロスとスペーシアギアを比較すると、まず価格の違いが目立ちます。タントファンクロスは、NAエンジンを搭載した2WDモデルで、価格が168万8,500円です。一方、「スペーシアギア」の同じくNAエンジンを搭載した2WDモデルは195万2,500円で、26万4,000円もタントファンクロスの方が安いです。
「タントファンクロス」は、アウトドアな雰囲気をまとった内外装が特徴で、2022年に登場した新しいモデルです。ただし注意点として、「タントファンクロス」の場合、全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)がオプション扱いで、他の機能と合わせたパック(スマートクルーズパック)が5万5,000円必要です。
また、タントファンクロスは後部座席の背もたれを前に倒すときに、座面が一緒に下がる便利な機能が省かれました。背もたれは前に倒せるだけですので、荷室を平らに保つためには、荷室後端のデッキボードを高めの位置にセットする必要があります。そうしないと、荷室の床に段差ができてしまうので注意が必要です。
一方で、スペーシアギアにはマルチユースフラップやヘッドアップディスプレイ、さらにエアコンの冷気を後席まで届けるスリムサーキュレーターなど、便利な装備がたくさんついています。そのため、単純な価格差だけでなく、装備の充実度にも違いがあることを覚えておくと良いですね。
ただ、タントファンクロスにはミラクルオープンドアという、左側の前後ドアを両方開けると開口幅が1,490mmにもなる機能がついています。大きな開口部がある点はタントファンクロスの大きな魅力です。
デリカミニ
デリカミニには、自然吸気(NA)エンジンのGグレードと、少し上級のGプレミアムグレード、そしてターボエンジン搭載のTグレードと、その上級版のTプレミアムグレードがラインアップされています。この中で、スペーシアギアのNAエンジンモデルに相当する装備を持っているのは、Gプレミアムになります。価格は2WDで201万8,500円なので、「スペーシアギア」の195万2,500円と比べると少しだけ高めです。
さらに、「デリカミニ」の4WDモデルは特に力を入れて開発されています。4WDを選ぶと車重が1トンを超えるため、ターボエンジンが欲しくなるでしょう。おすすめのグレードは、走りも装備も充実しているTプレミアムの4WDです。ただし、価格は227万1,500円まで上がってしまうのは考慮点です。
デリカミニとスペーシアギアを比較すると、走行性能の違いがあります。デリカミニは、悪路での走破性を高めるグリップコントロール機能が搭載されているのが特徴。4WDなら専用ショックアブソーバーと大径タイヤで安心の走行性能です。
価格が少し高くなっても走行性能を重視するなら、デリカミニがよい選択肢となりそうです。またデリカミニの迫力あるデザインも考慮点になります。かわいい雰囲気のスペーシアギアと実車を比較して見るとよいでしょう。
新型スペーシアギアをお得に購入する方法
新型スペーシアギアをお得に購入するには、低金利プランの利用がおすすめです。軽自動車でも車両価格が高くなっているので、新車購入でローンを利用される方は一般的です。
ローンなら毎月の支払い額を一定にして、無理ない金額に抑えることができるのがメリット。希望する車やグレードを購入しやすい方法です。
しかしローンは金利手数料の支払いがあるのが懸念点。その点、低金利プランなら名前の通り金利が低いので、トータルコストを抑えられます。
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よくある質問
- 新型スペーシアギアはどんな車?
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先代モデルにもあったアクティブな雰囲気のスーパーハイトワゴンです。新型スペーシアの登場の後に、アウトドアモデルとなるスペーシアギアが2024年秋に発売されます。
- 新型スペーシアギアと他のモデルとの違いは?
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マイルドハイブリッドが搭載されているのは大きな違いです。アウトドアが似合う内装になっていますが、フラットな荷室や助手席の下の収納など、使い勝手のよい装備があります。