夏の暑い時期に車中泊をしたいなら、快適に過ごせるためのグッズを活用するのがおすすめです。暑くても夏休みやお盆休みを活用して車中泊を楽しみたい方向けに、おすすめの暑さ対策をご紹介します。
気をつけていないと、熱中症になってしまうなど、身体の不調を招く可能性もあります。ぜひ本記事を参考にして、楽しい車中泊を楽しみましょう。
車中泊で暑さ対策が必要な理由
夏の車中泊に暑さ対策が必要な理由は、熱中症や脱水症状のリスクが高いからです。快適な季節の車中泊なら問題ありませんが、夏は車内温度が上昇するので、熱中症になってしまう可能性があります。
エンジンをかけているときならクーラーを使用できますが、就寝時の一酸化炭素中毒のリスクや駐車場の騒音を考えると現実的ではありません。
夏の時期は、エンジンを止めて、安全対策として窓も閉めていると夜でも気温が上がります。グッズを活用するなどして、安全に車中泊をしましょう。
暑さ対策にグッズを活用する
暑さ対策のためにグッズを活用するのはおすすめの方法です。事前にグッズを持参しておくと、暑い夏でも快適な車内空間にできるからです。
グッズだけで対応できない気候のときは、お出かけ先を涼しい避暑地にしておくなら、車中泊を楽しめるでしょう。
冷感グッズで快適に
標高が高いところでも、夜も寝苦しいこともあります。そのため、扇風機などのグッズを活用するのはおすすめです。
敷きパッドに冷感機能があれば、横になっているときもひんやりして気持ちがよいものです。着るものもアウトドアメーカーのものにしておくと、汗をかいたときでも不快になりにくくなります。
一時的に暑いなら、冷却スプレーや冷えピタのようなグッズを活用してもよいでしょう。
車内を換気できるようにする
車内を換気できるように、工夫しておくのもおすすめです。換気扇を取り付けて、停車中の車内を換気できるようにDIYしている方もおられます。
換気扇でなくても、網戸のようにネットを取り付けて、換気できるようにしておくのもおすすめです。
扇風機と併用すると、車内を常時換気できるので、涼しい空気を車内に取り入れられます。換気する方法とグッズを考えておくだけでも、車内の快適度は大きく異なります。
場所選びをする
グッズを活用するだけでは、どうにもならない暑い日に車中泊に出かけたいなら、場所選びをしましょう。
標高が高いところ、そして「北」であれば気温が下がりやすいです。山間部であれば、森林が周囲にあるので、夜間の気温が低くなります。
場所選びを上手にできると、グッズを活用しながら快適に車中泊できます。
夏の車中泊の注意点
夏の車中泊をするのに、注意点を見ていきます。アイドリングをしないこと、そして防犯対策をしっかりしましょう。
換気の際の防犯対策
換気の際に防犯対策ができているかチェックしましょう。たとえば、ウィンドウメッシュは換気ができますが、外から車内に侵入できる構造です。
人の往来があるところであれば、比較的安心できるかもしれませんが、人里離れた場所で車中泊するなら少し心配です。外から窓を開けられない程度に隙間を開けて、換気ができるようにしましょう。
またバックドアを少しだけ開けておき、外からは開けられないように固定する金具もあります。
アイドリングをしない
暑い時期の車中泊は、どうしてもアイドリングをしてクーラーをつけたくなりますが、駐車場内の騒音や環境のことを考えてアイドリングしないようにします。また、アイドリングをしすぎると、バッテリーにも負担がかかります。
アイドリングしなくても快適に過ごせるように、事前に準備しておくのが大切なのです。特に夜間のアイドリングは、音が周囲に響く可能性もあるため、控えましょう。
暑さ対策なら場所選びも徹底しよう
暑さ対策の別の方法として、場所選びもしましょう。既述したように、標高が高いエリアであれば、夏でも涼しく過ごせることが多いです。
関西エリアで夏も涼しい車中泊スポットをご紹介します。
「台ヶ原ビジターセンター駐車場」
日本百名山に選ばれる大台ヶ原の駐車場なので、観光客も訪れるスポットです。観光シーズンには混雑することも予想されるので、早めに到着するのがおすすめ。
駐車可能台数は多いですが、シーズンや時間帯によっては駐車も難しいので注意しましょう。
- 収容台数:200台
- 駐車料金:無料
- トイレあり
「ごまさんスカイタワー」
標高1,300mという高さにあるスポットで、タワーから和歌山県を一望できます。駐車場は十分な広さがあるので、快適に過ごせるでしょう。
周辺にコンビニなどはありませんが、標高が高いので夏でも涼しく過ごせるエリアです。
- 収容台数:50台
- 駐車料金:無料
- トイレあり
暑さ対策となるおすすめグッズ
暑さ対策できるグッズの例をご紹介しましょう。
サンシェード
サンシェードは、夜よりも昼から夕方にかけて日差しをカバーしてくれるグッズです。車内の温度の上昇を防いでくれます。
夜になると、サンシェードが目隠しとなるので、一石二鳥といえるでしょう。
ポータブルサーキュレーター
ポータブルサーキュレーターは、電源を確保しておくと、車内の換気ができます。電気機器を使用するために、ポータブル電源を用意するのがおすすめです。
車中泊スポットに電源が備わっているわけではないので、電気機器を使用するなら電源の準備もしておきます。
冷感パッド
冷感パッドは車中泊で横になっているときに、敷いておけるものです。通常のものではなく、冷感パッドであれば肌に触れているところがひんやりして、心地よく過ごせます。
冷感マットの他に、タオルケットなども活用すると、体温調整しやすく快適に宿泊できます。
暑さ対策をして快適に車中泊しよう
夏の暑い時期は、グッズを活用して快適に過ごしたいものです。身近なものやポータブル電源などアウトドアにぴったりの道具を活用すると、快適な車中泊ができます。
出かけ先の気候を考慮しながら、楽しく車中泊できる場所を選ぶのもおすすめです。