今回は、スズキ車を普段から使っている人でも意外と知らない、“ちょっと得する便利機能”をご紹介します!
これを知ってるかどうかで、カーライフが1ランク快適に!?全メーカー販売しているスタッフが、他のモデルとも比較して、スズキ車がおすすめという理由も紹介します!

アイドリングストップ中でも心地よいエコクール

信号待ちでエンジンが自動的に止まる「アイドリングストップ」は、低燃費に役立つ装備のひとつです。燃費改善には有効ですが、実際に使っていると「あれ?エアコンの風、弱くなったな…」と気づく瞬間があります。
夏場はとくに不快で、結局アイドリングストップをOFFにして走り続けてしまう人も少なくないでしょう。スイッチひとつで簡単にキャンセルできますが、せっかくの装備なので使いたいものです。
そこで、スズキの車にはこれらの悩みを解消してくれる装備が搭載されています。その名も「エコクール」。いわゆる“次世代のエアコンアシスト技術”ですが、仕組みを知ると快適性と低燃費性を兼ね備えた装備です。
まず、普通のエアコンはエンジンが回っているときにコンプレッサーを駆動して冷気を作ります。しかしアイドリングストップでエンジンが止まると、その瞬間からコンプレッサーも止まってしまいます。そのため、停車していると吹き出し口から出る空気がぬるくなってしまいます。ここでスズキの「エコクール」が活躍します。
仕組みはシンプルで、エアコンの中に“蓄冷材入りエバポレーター”を組み込んでいるという構造です。これがいわば「保冷パック」のような役割をしていて、走行中にしっかり冷やしておいた蓄冷材が、エンジンが止まっても一定時間は冷気を供給してくれます。つまり信号待ちの数十秒〜1分程度なら、ほとんど違和感なく涼しい風が出続けるわけです。
アイドリングストップをオフにしてしまう原因になる「暑さ」を技術でカバーしている装備です。
対応車種例)ワゴンR、ワゴンRスマイル、ハスラー、スペーシア、ラパンetc
スズキ車だけ!?「エネチャージ」表示の使い方

スズキ独自の「エネチャージ」は簡単に言えば“減速エネルギーを無駄にせず電気としてためて、あとで車の電装品に使う”という仕組みです。
つまり走行中にオルタネーターでガンガン発電するのではなく、減速やアクセルオフのタイミングを狙って発電してバッテリーに充電、その電気をライトやエアコンの補助に回すことで、エンジンの負担を減らして燃費を良くしています。
インジケーターが面白くなっています。メーター内に「充電中」、「節電中」と表示されるのですが、これがただの飾りでなくて、アクセルの踏み方によって色や表示が切り替わります。つまり自分が“いま効率のいい走りをしているかどうか”がリアルタイムでわかる、いわばゲームのスコア表示みたいなものなのです。
しかもこれ、単なる「見て楽しい」だけじゃなくて、自然と“燃費を伸ばす走り方”を意識できるようになります。だからこそ、エコ運転が苦手な人でも「インジケーターを光らせたい!」っていうゲーム感覚で走ってるうちに、気づけば燃費が伸びていた…なんてこともありえるわけです。
対応車種例)アルト
車線維持支援機能

画像引用元:スペーシア 安全装備|スズキ
レーントレーシングアシストは、軽自動車やコンパクトカーに搭載されていると「こんなに豪華でいいの?」と思うほど魅力的な装備です。もともとは高級セダンやSUVといったワンクラス上の車種に当たり前のようについている機能ですが、これが標準装備されていると「自分もちょっといい車に乗っているのでは?」と感じてしまうレベルです。
スズキの仕組みも地味ながら優れています。単に「車線を読む」だけでなく、ハンドルに手を添えた状態であれば、薄い白線もしっかりと認識してくれます。通常なら「これはカメラ見失うだろう」と思うような路面でも、「ちゃんと線を認識しています」といった感覚でアシストしてくれるのです。
幹線道路のように白線がはっきりしている場所ではもちろん余裕のサポートをしてくれますが、街中の細い道や標識がかすれている場所でも「ここは車線ですね」と判断してくれるのがありがたい点です。市街地の運転は信号や歩行者、自転車などに気を配る必要があり神経を使いますが、そこに「車線逸脱しそうなので修正します」とアシストが入ると、精神的な余裕が大きく変わります。
つまり、「高級車だけのものと思っていた運転支援が自分の車にもある」というだけで気分が上がりますし、実際に使ってみると「もうこれなしでは運転できない」と思えるほど便利です。スズキはこうした実用的な装備を惜しみなく取り入れており、ユーザーのことを考えていると感じます。
対応車種例)スペーシア、スイフト、ソリオ、クロスビー、フロンクス
ドアミラーの自動格納をオフにする

スズキ車に搭載されている「ドアミラー自動格納機能」は、ドアロックに連動してミラーが自動的に格納される、とても便利な装備です。しかしながら、「毎回ミラーを畳む必要はないのでは…」と感じられる方や、「狭い駐車場ではむしろ不便に感じる」方もおられます。そのような場合に、この機能をOFFにする方法があるのですが、その手順が少し“隠しコマンド”的です。
具体的な操作方法は次のとおりです。まず、運転席側のドアロックを「施錠 → 解錠」という流れで4回繰り返します。イメージとしては、ロックとアンロックをリズムよく「カチカチ」と4往復させる感覚です。すると、車両側が「設定モードに切り替える」と判断してくれる仕組みになっています。ここまでが第一段階です。
続いて、ミラー格納用のスイッチを3回押します。この操作が切り替えの決め手となり、「自動格納OFFモード」に移行します。以降は、ドアロックに連動してミラーが自動で動作することはなくなりますが、必要に応じてスイッチ操作を行えば手動で格納や復帰が可能です。
自動格納 OFF 設定手順
運転席のドアロック操作
- ロック → アンロックを4回繰り返す。
- 車両が設定モードに移行。
ミラー格納スイッチ操作
- スイッチを3回押す。
- 「自動格納OFFモード」へ切り替え。
この裏技のような設定をしておくなら、冬の期間だけオフにしておくなど、季節に合わせて調整できます。
キーの開閉の音を消す

画像引用元:ハスラー 快適装備|スズキ
スズキ車のスマートキーには、ドアの施錠や解錠に合わせて「ピッ」や「ピピッ」といった確認音が鳴る仕組みが備わっています。この音によってセキュリティ面での安心感が得られるほか、「確かにロックできた」とすぐに確認できるため、便利な機能といえるでしょう。
一方で、「深夜の住宅街では音が響いて気になる」「駐車場で毎回音が鳴るのは少し恥ずかしい」と感じる方も少なくありません。そうした場合に役立つのが、この確認音を消すことができるという点です。しかも配線をいじる必要はなく、車両の設定メニューから簡単に変更できるようになっています。
設定手順
- メーター内液晶ディスプレイ、またはナビ画面の「車両設定メニュー」に入る。
- 「キー操作音」または「アンサーバック音」の項目を選択。
- 設定を OFF に変更。
設定方法はとてもシンプルです。メーター内の液晶ディスプレイ、またはナビ画面の「車両設定メニュー」に入り、「キー操作音」や「アンサーバック音」という項目を選択して“OFF”に切り替えるだけで完了します。これで以後は、ドアの開閉を行っても確認音が鳴らなくなります。
ここで押さえておきたいのは、「ロック/アンロックそのものは通常通り作動する」という点です。音だけがオフになる仕組みのため、セキュリティ面で不具合が生じることはありません。つまり「音は不要だが機能は残したい」という方にとって理想的なカスタマイズといえるでしょう。
また、この設定変更はディーラーでも対応可能です。「自分で設定メニューを触るのは不安」という方は、点検や整備の際にあわせて依頼するのもおすすめです。
パーキングブレーキのオートモード

スズキ車で採用が増えている「電動パーキングブレーキ」には、単なるスイッチ操作だけではなく「オートモード」という便利な機能があります。このモードをONにしておけば、シフトを「P」に入れると自動的にパーキングブレーキが作動し、発進の際はアクセルを踏むだけで解除されます。つまり、いちいちスイッチを引いたり押したりする手間がなくなるのです。
パーキングブレーキのオートモードの設定方法
- 電動パーキングブレーキのスイッチを引いたまま保持。
- マルチインフォメーションディスプレイにメッセージが表示される。
- 例:「オートモードを設定しました」
- 表示が出たら設定完了。
- 解除する場合も同じ手順で可能。
このオートモードをどうやって設定するのかというと、ちょっと裏技的な操作方法が必要になります。手順はとても簡単で、電動パーキングブレーキのスイッチを「引いたまま」数秒間保持します。すると、マルチインフォメーションディスプレイに「オートモードを設定しました」といったメッセージが表示されます。ここがポイントで、「ただ引くだけではなく、しばらく引き続ける」ことがコツになります。
一度設定してしまえば、その後は自動でブレーキがON/OFFしてくれるようになりますし、もし「やっぱり自分で操作したい」と思えば、同じ手順で解除することも可能です。覚えておくべきは、「ディスプレイに切り替えメッセージが出るまでスイッチを長押しする」という点だけ。これさえ押さえておけば、オートモードを使いこなすことができます。
キーのボタン長押しでウィンドウ開閉

スズキ車に付いているキーリモコンは、「ロック」と「アンロック」だけの操作に使うものだと思っていませんか?実はそれだけではありません。実はボタンを“長押し”することで、パワーウィンドウを一斉に開けたり閉めたりできる便利な機能が隠されています。普通に押すだけならロックやアンロックの動作しか起こりませんが、押しっぱなしにすると窓が一気に動き出します。
ボタンの長押しでパワーウィンドウの開閉
- キーリモコンの ボタン長押し操作 によって、パワーウィンドウを一斉に開閉可能。
- 通常操作(短押し)はドアのロック/アンロック、長押し時のみウィンドウ制御が作動。
例えば真夏の炎天下、車内が蒸し風呂状態になっているとき。ドアを開ける前にリモコンのアンロックボタンを長押しすれば、全ての窓がザーッと開いて熱気を一気に逃がせます。逆に駐車したあと、「窓を閉め忘れたかも…」と気づいたときには、ロックボタンを長押しすれば全ての窓を自動で閉めてくれるので安心です。わざわざ車に戻って操作する必要がないのも大きなメリットです。
予約ドアロック

スズキ車には「予約ドアロック」という、ちょっとした便利機能があるのをご存じでしょうか。これはスマートキーでスライドドアを操作するときに使えるもので、通常なら「ドアが閉まりきってからロックボタンを押す」という流れになりますよね。しかしこの機能を使うと、ドアが閉まっている途中でも先にロックを予約できるのです。
操作方法
1.スライドドアを閉める動作を開始。
2.ドアが閉まっている途中で、スマートキーのロックボタンを押す。
3.車側が「閉まり終えたらロックする」という指示を記憶。
4.ドアが閉まった瞬間、自動でロックが完了。
使い方はとてもシンプルです。スライドドアを閉め始めたら、そのタイミングでスマートキーのロックボタンを押すだけ。すると車が「ドアが閉まりきったらロックしておきます」と判断し、自動で施錠してくれる仕組みです。つまり、ドアが閉まり終わるのを待ってから改めてロック操作をする必要がなくなります。
この機能が役立つのは、たとえば雨の日。お子さんを降ろしたあとにドアを閉めて、「まだ閉まりきらないかな…」と濡れながら待つのは大変ですよね。でも予約ドアロックを使えば、「閉める → ロックを押す → そのまま立ち去る」で完結。無駄に立ち止まる必要がなく、セキュリティ面でも安心です。
また、駐車場などで後続車に気を使う場面でも便利です。スライドドアがゆっくり閉まるのを気にして待たなくても、「ロック予約済み」と分かっていれば、そのままスムーズに移動できます。ちょっとした機能ですが、知っていると確実に日常のストレスを減らせるスズキ車ならではの工夫です。
対応車種例)スペーシア、ワゴンRスマイル、ソリオ
ラパンのメーター表示機能

画像引用元:スズキ
スズキのラパンに搭載されているメーター周りは、単なる情報表示だけではありません。よく見ると遊び心がたっぷり仕込まれていて、知っているとちょっと自慢できるような小ネタが隠れています。
まず面白いのがエンジンをかけたときに出るオープニング画面。普段は可愛いイラストが表示されるのですが、特定の日付、例えばオーナーの誕生日や記念日などになると、普段とは違う特別なイラストが登場します。これがちょっとしたサプライズになっています。こういう細やかな演出が、ラパンらしい“親しみやすさ”を感じさせてくれるポイントといえるでしょう。
スズキ・ラパン メーター表示機能について
- エンジン始動時にイラストを表示。
- 特定の日付(誕生日や記念日など) には、通常と異なる特別画面が登場。
- ユーザーにサプライズ感を与え、「所有する楽しさ」を演出。
メーター明るさ調整機能
- メーターの表示切り替えボタンを長押しすると、ディスプレイに「〇が連続したマーク」が表示。
- この表示が出ている間、ボタンを押し続けることでメーターの明るさを段階的に調整可能。
- 調整は停車中・走行中いずれでも操作可能。
さらに、実用的な機能として知っておきたいのが「メーターの明るさ調整」です。やり方は簡単で、表示切り替えボタンを長押しすると、ディスプレイに〇が連続して並んだようなマークが表示されます。これが調整モードに入った合図。その状態でボタンを押し続けると、明るさが段階的に変化していき、「明るい」「普通」「暗い」といった具合に自分好みに設定できます。
つまり、この「〇が並ぶ表示」が出たら調整が可能ということを覚えておけば大丈夫です。操作はボタンひとつで完結するので、停車中はもちろん、必要であれば走行中でも手軽に切り替えることができます。ラパンはデザインだけでなく、こうした遊び心と実用性のバランスが絶妙なモデルなのです。
ラパンのおしゃべり機能

スズキのラパンは可愛いデザインで人気ですが、それだけではなく“遊び心のある仕掛け”がたくさん用意されています。その中でも特にユニークなのが、Xグレードに標準装備されている「おしゃべり機能」です。これは単なる情報表示ではなく、まるでクルマが相棒のように話しかけてくれる“コミュニケーション機能”なんです。
仕組みはシンプルで、メーター内の液晶ディスプレイに「おしゃべり設定メニュー」があり、ここからオン/オフや詳細設定が可能です。オンにしておくと、「こんにちは」や「運転お疲れ様」といった軽いメッセージが表示されます。ひとりで運転していても、まるで誰かと一緒にいるような感覚を味わえるのが魅力です。
操作方法
1.ステアリングの操作スイッチを使用。
2.メーター内の「おしゃべり設定メニュー」に進む。
3.“オン/オフ”を選択可能。
・オン:運転中にラパンが話しかけてくれる。
・オフ:話しかけ機能を停止。必要な情報表示のみになる。
もちろん、「あまり話しかけられるのは苦手」という方もいるでしょう。その場合はステアリングの操作スイッチから「おしゃべり設定」を選び、“オフ”にすれば大丈夫です。設定を切り替えれば、ラパンは必要以上に話しかけなくなり、シンプルに使うことができます。
この機能が面白いのは、実用性と遊び心のちょうど中間に位置していることです。情報を伝えるだけなら無機質な表示で十分ですが、あえて“キャラクター性”を加えて「会話するように見せる」ことで、クルマとドライバーの距離感をぐっと近づけてくれる仕組みになっています。
まとめ
スズキの車には、知っておきたい設定機能や知っておくと便利な機能があります。快適に走行するための機能だけでなく、知っているとさらに便利な方法もあるので、スズキの車をさらに活用するのはいかがでしょうか?
弊社カミタケモータースでは、新車の低金利プランを用意しておりますので、スズキの車だけでなく、国産全メーカーをお得に購入していただけます。気になる車の毎月の支払い額がいくらになるのかぜひこちらからチェックしてみてください。




